アーカイブ - 2014年 6月

6月 20日

ITHAKA S+R、米国の大学等によるデジタル人文学への支援に関するレポートを公開

2014年6月18日、Ithaka S+Rが、“Sustaining the Digital Humanities: Host Institution Support beyond the Start-Up Phase”と題するレポートを公開しました。米国の大学等の125人以上の関係者にインタビューを行い、大学等がデジタル人文学を支援するために採用している様々なモデルを調査したとのことです。レポートでは、コロンビア大学、ブラウン大学、インディアナ大学ブルーミントン校、ウィスコンシン大学マディソン校における、デジタル人文学をサポートする3つの異なるアプローチとして、サービス、研究施設、ネットワークのモデルが示されています。

また、デジタル人文学をサポートする方策の作成の助けとなるツールキットとして“Sustainability Implementation Toolkit”も公開されています。

New Report—Sustaining the Digital Humanities: Host Institution Support beyond the Start-Up Phase(ITHAKA S+R,2014/6/18)

米国議会図書館、立法情報提供システムCongress.govに新機能追加

2014年6月19日、LCが立法情報提供システム“Congress.gov”に新機能を追加し、下記が可能になったと発表しています。

・ユーザアカウントの作成による検索履歴の保存
・連邦議会会議録の発言者による検索
・大統領指名候補の検索による指名や投票行動等の調査

Congress.gov Adds New Features(LC, 2014/6/19付)
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-109.html

Congress.gov
https://beta.congress.gov/

参考:
米国議会図書館の立法情報提供システムTHOMAS、新システムCongress.govに切り替えへ
Posted 2013年11月11日
http://current.ndl.go.jp/node/24808

W3Cのワーキンググループ、“Linked Data Platform1.0”を勧告候補に

2014年6月19日、“Linked Data Platform 1.0”がW3Cの勧告候補(Candidate Recommendation)になりました。Linked Data Platform (LDP)ワーキンググループが仕様の策定を行ったもので、実装によるフィードバックを集める段階にあります。2014年7月17日までコメントが求められています。

“Linked Data Platform 1.0”は、Linked Dataを読み書きするアーキテクチャのベストプラクティスやアプローチについてまとめたものとのことです。

W3C INVITES IMPLEMENTATIONS OF LINKED DATA PLATFORM 1.0(W3C, 2014/6/19付)
http://www.w3.org/blog/news/archives/3920

Linked Data Platform 1.0
http://www.w3.org/TR/2014/CR-ldp-20140619/

参考:
E1240 - 図書館によるLinked Dataの活用へ向けたW3Cのグループの提言
カレントアウェアネス-E No.205 2011.11.25
http://current.ndl.go.jp/e1240

【イベント】専門図書館協議会2014年度全国研究集会 『専門図書館の未来~生まれ変わる専図協からのメッセージ~』(7/8~9・東京)

専門図書館協議会の2014年度全国研究集会が、2014年7月8日及び9日、総合テーマ を「専門図書館の未来~生まれ変わる専図協からのメッセージ~」として開催されます。会場は、機械振興協会です。

開催主旨では、2014年4月に、「専門図書館協議会は全国一元化され、力強い第一歩を踏み出」したことが言及されており、今回の集会では、「専門図書館を取り巻く環境の変化に何をなすべきか。専門図書館の未来をどのように描いていくのか。そのために、専門図書館はどのように変わっていくべきなのか。」の問いかけを出発点に、専門図書館の未来について考えていく、と案内されています。

メールマガジン・SENTOKYO(平成26年6月22日発行) 全国研究集会特集号(2014/6/22付け配信)
http://www.jsla.or.jp/members_page/mail_magazine/backnum/h260622/

国際子ども図書館、電子展示会「中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典」の提供を開始

国立国会図書館国際子ども図書館が、電子展示会「中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典」の提供を開始しました。この電子展示会では、国際子ども図書館所蔵の児童書を含む国立国会図書館の蔵書の魅力を、幕末・明治の日本の歴史を題材に、事典形式で紹介しています。

電子展示会「中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典」の提供を開始しました(国際子ども図書館、2014/6/20付け)
http://www.kodomo.go.jp/news/2014-06.html

中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典
http://www.kodomo.go.jp/yareki/index.html

図書館流通センター(TRC)、保育サービスに新規参入へ

株式会社図書館流通センター(TRC)が、2014年6月19日、総合保育サービス企業の株式会社明日香の株式を取得し、保育サービスに参入することをを発表しています。

発表中、「株式取得の目的」では、「自治体から要望が高い図書館の附帯サービスのひとつに保育事業が挙げられ」ることが言及されています。また、「今後の展開」では、指定管理者制度に基づいた図書館運営を拡大する中で、図書館運営と共に保育サービスを展開していくことを目指すとしています。

保育サービスに新規参入(TRC)
http://www.trc.co.jp/information/140620_hoiku.html
※2014年6月19日にお知らせに掲載。

“Final WSIS Targets Review”が公表:図書館等のICTへのパブリックアクセスやデジタル化も確認

2014年6月10日から13日にかけてスイスのジュネーブで開催されていたWSIS+10ハイレベルイベント(HLE)において示された、“Final WSIS Targets Review: Achievements, Challenges and the Way Forward”が、国際電気通信連合(International Telecommunication Union;ITU)のウェブサイトに掲載されています。世界情報社会サミットのターゲットについて、実績の評価を提示したものとのことです。

このうち、“Target 4: Connect all public libraries, museums, post offices and national archives with ICT”のエグゼクティブ・サマリーでは、インターネットアクセスは進展するものの、ICTへのパブリックアクセスの必要性が継続するとされ、特に貧困地域や発展途上国において、公共図書館や郵便局の役割が確認されています。また、図書館、博物館、文書館のデジタル化についても確認されています。なお、これについては、国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトでも紹介されています。

Boopsie社がProQuest社と連携:Boopsie社の図書館アプリからeLibraryコンテンツが利用可能に:シアトル公共図書館もテスト段階

2014年6月18日、Boopsie社がProQuest社と連携し、同社の提供するモバイル端末用の図書館アプリからProQuestのeLibraryのコンテンツが利用可能になることがアナウンスされています。既に Ela Area Public Libraryの図書館アプリで利用可能になっているとのことで、デモが見れるようになっています。またシアトル公共図書館、Multnomah County Libraryの図書館アプリでもテスト段階にあるとのことです。

ProQuest & Boopsie Provide Libraries with Easy Access to eLibrary® Resources(Boopsie, 2014/6/18付け)
http://www.boopsie.com/proquest-elibrary-mobile-access-platform-for-libraries/

ProQuest eLibrary: Reference Tool Integration in Your Mobile App – 6/11/2014

本日6月20日は、「カレントアウェアネス・ポータル」のお誕生日です。

2006年6月20日に正式運用を開始した当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は、おかげさまで本日8周年を迎えることができました。いつもご利用ありがとうございます。

カレントアウェアネス・ポータルとともに開始された「カレントアウェアネス-R」(ブログ形式のニュース速報)は、本日までに、18,000本以上が公開されました。また多くの方々にご執筆いただいている「カレントアウェアネス-E」(メールマガジン)や「カレントアウェアネス」(冊子版)、「調査研究」も、刊行を重ね、当サイトにて公開しております。

引き続き、ご愛顧とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

なお、カレントアウェアネス・ポータルでは、近々、利用者の方を対象としたアンケートを実施する予定です。準備が整いましたら、当サイトの「お知らせ」コーナーやTwitter(@ca_tweet)などでお知らせいたしますので、ぜひご協力ください。

6月 19日

100年にわたる“Future Library”プロジェクト始動

2014年6月12日、ノルウェーの首都オスロで、スコットランドのアーティストであるKatie Paterson氏らによる100年にわたるアート・プロジェクト“ Future Library - Framtidsbiblioteket”が発表されました。オスロ郊外の森に1000本の木を植林し、100年後、成長した木によって100人の執筆者の作品を出版するプロジェクトとのことです。執筆者は2014年から2114年の間に毎年1名選ばれ、完成した作品は、2018年に開館予定の新しいオスロ公共図書館(Deichmanske bibliotek)の特別室で、未公開のまま2114年の出版まで保存されるとのことです。最初の執筆者は2014年9月に発表される予定です。

Future Library
http://futurelibrary.no/

プレスリリース
http://futurelibrary.no/Future_Library_Press_Release.pdf

Future Library launch event(slowspace, 2014/6/11)
http://slowspace.no/2014/06/future-library-launch-event/

東北大学災害科学国際研究所とハーバード大学ライシャワー日本研究所、災害科学およびデジタルアーカイブ分野においての学術協力協定を締結

2014年6月13日、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所において,東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)とハーバード大学ライシャワー日本研究所(RIJS)が、災害科学およびデジタルアーカイブ分野においての学術協力協定を結んだとのことです。

両者は、2011年秋頃から東日本大震災の震災アーカイブの研究を共同で実施し、2012年には震災アーカイブ国際シンポジウムを共同開催、2012年の夏には共同で震災アーカイブに関するサマーカンファレンスの開催などを行ってきたとのことです。また、研究者の交流も頻繁に行われてきたそうです。

この度の学術協定では,東日本大震災のデジタルアーカイブの更なる共同研究の推進、及び教員の研究者交流の推進を双方で協力していきながら進めて行くことが決定されたとのことです。

ハーバード大学ライシャワー日本研究所と部局間学術協定の締結(災害科学国際研究所, 2014/6/13付)
http://irides.tohoku.ac.jp/media/files/_u/topic/file1/20140613_report.pdf

参考:
E1401 - 東日本大震災アーカイブの利活用と参加型アプローチ<報告>
カレントアウェアネス-E No.232 2013.02.21

マレーシア国立図書館、“Samsung SMART Library”を開設

マレーシア国立図書館に、電子書籍の閲覧スペース“Samsung SMART Library”が開設されたようです。本館の1階に設けられたもので、サムスンのタブレットなど60台ほどが導入され、英語、マレーシア語など2,500タイトルの電子書籍が利用可能であるそうです。

Malaysia’s National Library goes SMART with Samsung(Vernonchan.com, 2014/6/19付け)
http://vernonchan.com/2014/06/malaysias-national-library-goes-smart-wit

ALA、データベースのレファレンスガイドを刊行(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)が、データベースのレファレンスガイド“The Reference Guide to Data Sources”を刊行しました。

農業、経済、エネルギー、政治学、交通などの主題について、政府情報やNGOなどの、オンラインで無料で提供されており、信頼できるデータベースを中心に、調査でよく使用される情報源を紹介しているとのことです。

The Reference Guide to Data Sources(ALA Store)
http://www.alastore.ala.org/detail.aspx?ID=10976

英国における公共貸与権の運用に関する年次報告が公開

2014年6月18日、英国の公共貸与権に係る組織“Public Lending Right”が2013-2014年の公共貸与権の運用に関する年次報告を公開しました。2012年7月1日から2013年6月30日までの図書館における貸出数にもとづいて、2014年2月に22,371人の著者に対して、合計で約620万ポンドの支払いがされたとのことです。また、Public Lending Rightの英国図書館への統合についても報告されているようです。

PLR Annual Report 2013-2014(British Library)
http://www.plr.uk.com/mediaCentre/publications/pdfPublications/2013-14AnnualReport.pdf

PLR ANNUAL REPORT 2013-14(PLR, 2014/6/18付)
http://www.plr.uk.com/allaboutplr/news/whatsNew.htm#180614

参考:
英国公貸権組織Public Lending Rightが英国図書館へ統合
Posted 2013年3月29日
http://current.ndl.go.jp/node/23216

総務省、訪日外国人のICT利用環境整備に向けたアクションプラン「SAQ2(サクサク) JAPAN Project」を公表

総務省が、“訪日外国人が我が国の世界最高水準のICTを「サクサク」利用できるよう、選べて(Selectable)、使いやすく(Accessible)、高品質な(Quality)、ICT利用環境を実現することを目指したアクションプラン”として、「SAQ2(サクサク) JAPAN Project 」を取りまとめたとのことです。2014年6月12日付で公表しています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え訪日外国人数の増加が目指されていることを背景に、検討されていたものとのことです。

「SAQ2(サクサク) JAPAN Project」の公表(総務省、2014/6/12付け)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000260.html

WSIS+10ハイレベルイベント、Outcome Documetsを掲載

2014年6月10日から13日にかけてスイスのジュネーブで開催されていたWSIS+10ハイレベルイベント(HLE)において承認されたWSIS+10 Outcome Document Geneva 2014が同イベントのウェブサイトに掲載されています。

WSIS+10 Outcome Documentsには、WSIS(World Summit on the Information Society Forum:世界情報社会サミット)のこれまでの成果についてのステートメント“WSIS+10 Statement on the Implementation of the WSIS Outcomes”と、2015年以降のWSISのビジョンに関するドキュメント“WSIS+10 Vision for WSIS Beyond 2015”が含まれています。

High-Level Track WSIS Outcomes(WSIS+10)
http://www.itu.int/wsis/implementation/2014/forum/dam/documents.html#high-level

High-Level Track WSIS Outcomes

SPARCがNew Venture Fundと契約、新たな運営体制へ

2014年6月17日、SPARCは、New Venture Fundと契約し、資金面で北米研究図書館協会(ARL)から独立し、新たな運営体制に移行することを発表しました。

SPARCは、1998年からARLのプロジェクトとして開始されましたが、その活動規模が非営利組織としての税金控除の上限に近くなったため、運営体制の変更を行ったとのことです。

両者は引き続き、協力して事業を推進するとのことです。

Positive Changes for SPARC's Operating(SPARC, 2014/6/17付)
http://www.sparc.arl.org/news/positive-changes-sparcs-operating-structure

エフラタの公共図書館等で、テレビでストリーミングサービス等を受信できる機器、“Roku”を貸出

American Libraries誌の2014年6月号に、公共図書館における“Roku”の貸出サービスを紹介する記事“Libraries Stream toward Roku Lending”が掲載されています。“Roku”は、デジタルビデオプレイヤーで、テレビに接続して、テレビの大きな画面でストリーミングサービス等を受けられるようにする機器とのことです。Rokuのパートナーである1,000以上のプロバイダーの多くは、広告収入で運営している無料のプログラムを提供しているとのことです。また、Amazon Primeのような有料サービスもRokuを通じて受けられるとのことです。

ペンシルバニア州エフラタの公共図書館では、Rokuの貸出サービスを開始して2年ほど経過しており、人気を博しているとのことです。ニューヨークのケント等、少なくとも5つの図書館でも導入されているとのことです。

米国の公共図書館の統計・概況調査、2011年度版が公開

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米の公共図書館の統計や概況をまとめた“Public Libraries in the United States Survey”の2011年度版を公開しました。プレスリリースによると、今回はじめて公共図書館への投資と利用との関係性について分析がおこなわれたとのことです。

以下の様な点が紹介されています。

・図書、電子書籍、プログラム、利用者用コンピュータ、スタッフへの投資の増加は来館の増加と関連があった。
・コレクションとプログラムの増加は貸出の増加と関連があった。
・利用者用コンピュータの数の増加はコンピュータの利用とプログラムの参加者数の増加と関連があった。
・プログラム数とスタッフ数の増加は、プログラムの参加者数と関連があった。

また、図書館への来館数の減少は電子資料への投資と関連しており、サービスがオンラインへと移行している現れである可能性がある等とし、これらの変化は図書館のコレクションやサービスの電子配信に関する更に詳しい調査のための新しいデータ要素の必要性を示すとしています。

IMLS Releases 2011 Public Libraries in the United States Report (IMLS, 2014/6/18)

無料の高解像度画像コレクションリスト(記事紹介)

Open Education Database(OEDb)の2014年6月18日付けブログ記事で、無料の高解像度画像コレクションのリストが掲載されています。メトロポリタン美術館やウェルカム図書館、米国海洋大気局(NOAA)、米国農務省(USDA)等による画像コレクションが短い解説つきで紹介されています。

A Guide to Little-Known Image Collections with Millions of Free, Hi-Res Images (OEDB, 2014/6/14)
http://oedb.org/ilibrarian/guide-little-known-image-collections-millions-free-hi-res-images/

参考:
ニュージーランド国立博物館、30,000点の高精細画像を無料でダウンロード可能に
Posted 2014年6月4日
http://current.ndl.go.jp/node/26278

米国メトロポリタン美術館、40万点の高精細デジタル画像をウェブサイトからダウンロード可能に:“Open Access for Scholarly Content”(OASC)として公開
Posted 2014年5月21日

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