アーカイブ - 2014年 6月

6月 27日

国立大学図書館協会、「オープンアクセスジャーナルと学術論文刊行の現状-論文データベースによる調査」をウェブに掲載

2014年6月26日、国立大学図書館協会のウェブサイトに、国立大学図書館協会 学術情報委員会 学術情報流通検討小委員会による調査報告「オープンアクセスジャーナルと学術論文刊行の現状 -論文データベースによる調査-」(2014年4月付け)が掲載されました。

要約では、調査結果の要点として、以下の3点を示しています。
1.学術ジャーナル数、学術論文数は、依然として増大し続けている。
2.オープンアクセスジャーナルに掲載された論文数が論文数全体に占める比率は、現時点でなお小さいが、いずれの分野でも増大している。
3.購読ジャーナルは、依然として巨大なシェアを占めている。

また、そのうえで、APCについて広く大学内外の関係者・部局、機関で検討する必要があること、など3点の提案が示されています。

「鯖江市役所JK課」、鯖江市図書館の空席状況が確認できるアプリを作成、図書館にセンサーを設置

2014年6月26日、「鯖江市役所JK課」が作成した、図書館の空席状況が確認できるアプリの実現のため、鯖江市図書館にセンサーが設置されたとのことです。

「鯖江市役所JK課」は、2014年4月14日より鯖江市が開始したプロジェクトで、実在の課名ではないとのことです。このプロジェクトは、これまで市役所や公共サービスに直接関わることの少なかった女子高校生たちが、様々な市民団体や地元企業、大学、地域メディアなどと連携し、新しいまちづくりを模索していく市民協働推進プロジェクトとのことです。

図書館の空席状況が確認できるアプリの名称は、「sabota」で、由来は sabae x bon(本) x data を組み合わせたとのことです。

JK課、図書館空席センサー設置とアプリづくり(福野泰介の一日一創, 2014/6/26付)
http://fukuno.jig.jp/701

JK課企画アプリ、図書館空席センサーとアプリデザイン(福野泰介の一日一創, 2014/4/28付)
http://fukuno.jig.jp/642

館内整理日は大忙し(福井県鯖江市図書館のブログ:さばとごはん, 2014/6/26付)
http://ameblo.jp/sabaeto/entry-11884497565.html

鯖江市役所JK課

欧州委員会、EUの著作権法等の権利制限による経済的影響についてのレポートを公開

2014年6月23日、 欧州委員会が、EUの著作権法等の権利制限による経済的影響について評価したレポート“Assessing the economic impacts of adapting certain limitations and exceptions to copyright and related rights in the EU – Analysis of specific policy options” を公開しました。

このレポートは、EUの著作権改革の対象を評価するための研究の2部目にあたるもので、1部目が2013年10月1日付で公開されています。

第1部では、著作権の権利制限を評価するための方法論を確定し、今回公開されたレポートでは、1部目のレポートで用いられた方法論により、以下の論点に焦点を当て、その経済的影響を評価しているとのことです。
・文化遺産機関や教育機関によるデジタル保存
・文化遺産機関や教育機関のコレクションへの遠隔アクセスの提供
・公的にアクセス可能な図書館における“E-lending”
・研究目的のテキスト・データ・マイニング
・私的利用のための複製

6月 26日

OCLC、教育、学習と図書館に関するレポートを公開

2014年6月25日、OCLCが教育、学習と図書館に関するレポート“At a Tipping Point: Education, Learning and Libraries”を公開しました。

MOOC(大規模公開オンライン講座)やモバイル技術により、高等教育と図書館は転換点を迎えているという認識のもと、このレポートでは、オンライン教育についての受講者の認識、キャンパスライフと図書館利用に関する学生やその保護者の認識が取り上げられており、図書館によるオンライン教育の受講者の支援の在り方について検討されているようです。

At a Tipping Point: Education, Learning and Libraries
http://www.oclc.org/news/releases/2014/201422dublin.en.html

OverDrive社とCivica社が提携、図書館サービスプラットフォーム“Spydus 9”に電子書籍を統合

Civica社が、OverDrive社と提携し、同社の図書館サービスプラットフォーム“Spydus 9”において、電子書籍へのシームレスなアクセスを提供することになることを、発表しています。

OverDrive and Civica Partner for Improved eBook Integration in Spydus 9(Civica, 2014/6/25付け)
http://civicalld.com/news/overdrive-and-civica-partner-for-improved-ebook-integration-in-spydus-9

via.
OverDrive and Civica partner for Improved eBook Integration in Spydus 9(Library Technology Guides, 2014/6/25付け)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=19481

参考;
E1563 - 2013年から2014年の図書館システム市場動向は?(米国) カレントアウェアネス-E No.259 2014.05.22

コネットクォット公共図書館が“The Library is...”と題する動画を公開

ニューヨーク州のコネットクォット公共図書館が、“The Library is...”と題する動画をYouTubeに公開しています。Billy Joelの“We Didn't Start the Fire”の音楽にのせて、図書館とは何ができる場所かを伝えています。

Arts&Crafts、Concerts、Cooking、eBooks、Fun & Games、Karaoke、LEGO、knitなどを挙げ、「これが図書館の新しい顔 ようこそコネットクォット公共図書館へ」(This is the new face of the pubilc library / Welcome to the Connetquot Public Library)と表現する内容となっています。

The Library is...(Connetquot Public Library)
https://www.youtube.com/watch?v=qmQIfn54m9s

米国情報標準化機構(NISO)、“Demand Driven Acquisition of Monographs”の推奨指針を公開

2014年6月24日、米国情報標準化機構(NISO)が単行書の“Demand Driven Acquisition of Monographs”(需要駆動型購入方式:DDA)に関する推奨指針を公開しました。DDAは、PDA(Patron-Driven Acquisitions)とも呼ばれ、利用者からの要求をきっかけとして資料を収集し、コレクションを構築するしくみのことです。

推奨指針では、出版社、ベンダー、アグリゲータ―や図書館に対して、DDAの主な特徴、DDAプログラムの目標、パラメーターの選択、プロファイルの選択肢、DDAのためのMARCレコードの管理、検討から除外すべきコンテンツ、プログラムの評価、所蔵しないコンテンツへの長期的なアクセスの提供、コンソーシアムでのDDAの検討、公共図書館におけるDDAなどについての推奨事項が掲載されているとのことです。

DDAは電子書籍においてより一般的ではありますが、この手法は、紙媒体の資料にも適用できるとのことです。

NISO Publishes Recommended Practice on Demand Driven Acquisition of Monographs(NISO, 2014/6/25付)

国立国会図書館、電子展示「本の万華鏡」の第16回「日本近代建築の夜明け~建築設計競技を中心に~」を公開

国立国会図書館は、ミニ電子展示『本の万華鏡』の第16回として、「日本近代建築の夜明け~建築設計競技を中心に~」をウェブサイトに公開しました。黎明期の建築界を担った辰野金吾や妻木頼黄といった建築家や、国会議事堂や大阪市中央公会堂などの建築設計競技(コンペ)の記録、近代建築物を収めた名所案内などを、所蔵資料から紹介しています。

「日本近代建築の夜明け~建築設計競技を中心に~」
http://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/16/index.html

本の万華鏡
http://www.ndl.go.jp/kaleido/

※2014年6月24日NDLトップページにお知らせ
http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html

NDL書誌情報ニュースレター2014年2号が刊行:全国書誌(電子書籍・電子雑誌編)の提供についての記事を掲載

国立国会図書館(NDL)が、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2014年2号(通号29号)を掲載しました。 全国書誌(電子書籍・電子雑誌編)提供サービスの概要を紹介する記事を掲載しています。また連載のコラム:書誌データ利活用の(4)として、「全国書誌(電子書籍・電子雑誌編)TSVファイルを利用しよう!」を掲載しています。

NDL書誌情報ニュースレター2014年2号(通号29号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2014_2/index.html

全国書誌(電子書籍・電子雑誌編)の提供
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2014_2/article_01.html

コラム:書誌データ利活用(4) ―全国書誌(電子書籍・電子雑誌編)TSVファイルを利用しよう!
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2014_2/article_02.html

関連:
コラム:書誌データ利活用(1) ―各種機能のご紹介

日本ロジスティクスシステム協会、「RFID情報の標準化による物流の効率化調査」報告書をウェブに掲載

日本ロジスティクスシステム協会が、「2013年度経済産業省 省エネ型ロジスティクス等推進事業費補助金 RFID情報の標準化による物流の効率化調査 報告書」をウェブサイトに掲載しました。調査事業の内容は、RFID利活用の現状と課題の把握、国際標準への準拠のための取組、RFID活用によるロジスティクス効率化の運用ガイドラインの策定、RFID活用による省エネルギー化の効果検討となっており、その成果がまとめられています。図書館を含む出版業界も取り上げられています。

2013年度経済産業省補助事業(調査事業)の報告書を掲載しました。(日本ロジスティクスシステム協会、2014/6/10付け)
http://www.logistics.or.jp/jils_news/2014/06/2013-7.html

朝日大学マーケティング研究所、「既婚男性の独り行動に関するマーケティングデータ~休日編~」を公表:“独り外出”行き先の一番人気は図書館(首都圏在住者対象)

朝日大学マーケティング研究所が、2014年6月13日付で、「既婚男性の独り行動に関するマーケティングデータ~休日編~」を公表していました。調査対象は首都圏在住の30歳から69歳までの既婚男性で調査は2014年4月21日から25日にかけて実施されたウェブ調査(有効回答413件)です。調査において、「独り行動」とは、「既婚者で同居家族がいるにも関わらず、仕事帰りや休日の日中に様々な場所で気ままに採られる行動」と定義されています。

この調査においては、休日の過ごし方や、独り外出の平均外出時間、独り外出の気分などのほか、独り外出の行き先が調査されています。その結果、独り外出の行き先として一番人気は図書館となっています。また、書店・古本屋も4位の票を集めており、本に関する施設が有力な目的地となっているとされています。

既婚男性の独り行動に関するマーケティングデータ~休日編~
http://www.asahi-bplan.com/marketing/data/1406.pdf

NPO長野県図書館等協働機構、県立長野図書館等、信州地域史料アーカイブを公開

2014年6月25日、長野県内の図書館等に保存されている地域史料100点をデジタル化し、現代訳、解説を付けた「信州地域史料アーカイブ」が公開されました。

このアーカイブは、NPO長野県図書館等協働機構が、2013年度から3ヶ年の図書館振興財団助成事業により構築・公開するものとのことです。NPO長野県図書館等協働機構は、長野県図書館協会を母体として2013年2月に設立され、事業に賛同する学識者、専門家、市民等が参加して、県立図書館はじめ、市町村図書館、県立歴史館、文書館、博物館等と連携、協働して事業を推進しているとのことです。

アーカイブは、 TRC-ADEAC社の「ADEAC:歴史資料検索閲覧システム」上で閲覧できるようになっています。

信州地域史料アーカイブ
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/2000515100

県立長野図書館共催 (NPO長野県図書館等協働機構主催)誰でも読めて検索できる「信州地域史料アーカイブ」を公開します(長野県教育委員会, 2014/6/24付)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/bunsho/happyou/140624tiikisiryou.html

6月 25日

IT総合戦略本部の「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」に対する意見募集が開始

2014年6月25日から7月24日の17時まで、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)が決定した「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」についての意見が募集されています。

「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」に対する意見募集について(内閣官房IT総合戦略室、パーソナルデータ関連制度担当室, 2014/6/25付)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/info/h260625.html

パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱(参考)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/info/h260625_siryou2.pdf

オーストラリア図書館協会(ALIA)、図書館情報学の専門職の将来についてのレポートを公開

オーストラリア図書館協会(ALIA)が、図書館情報学の専門職の将来についてのレポートを公開していました。

ALIAでは、2012年に、図書館情報学の専門職の将来について検討するプロジェクトが立ち上がり、関係者への調査を行い、2013年5月に、最初のディスカッションペーパーがまとめられました。これをもとに、ALIA Futures wikiなどで検討が進められたとのことです。

検討課題として以下の3点が挙げられています。
・図書館はどうすれば利用者にとって意味のあるものであり続けられるのか
・機関や個人は、図書館情報学分野にどんな変化を望むのか
・図書館や情報専門家は必要性があり、望ましい職業であり続けられるのか

検討結果として、7つのレポートが公開されています。

Future of the Library and Information Science Profession(ALIA)
https://www.alia.org.au/futureoftheprofession

https://www.alia.org.au/sites/default/files/documents/advocacy/ALIA-Future-of-the-Profession-ALL.pdf
※7つのレポートを一括でダウンロード

リクルート住まいカンパニー、賃貸住宅における住民交流の意識調査の結果概要を公表:住民交流のためにあったら良いと思う共有施設に図書室がランクイン

株式会社リクルート住まいカンパニーが、2014年6月23日付で、賃貸住宅における住民交流の意識調査の結果概要を公表しています。調査は、2014年4月26日から4月28日ににかけて行われたもので、マクロミル社の調査モニターを用いたインターネットによるアンケート調査(回収数は618)です。賃貸住宅における住民交流の実態や、イベント実施・参加意向などに続いて、「住民交流のためにあったら良いと思う共用設備」として、図書室(図書館)が35.9%で2番目に多い回答となっています。年代別には20代で図書室を望む声が多く、また家賃別には10万円以上の層で図書室を望む声が多かったようです。

『賃貸住宅における住民交流の意向調査』 賃貸住宅内での交流を求める人は75.1%。参加したいイベントは、防災訓練・避難訓練がトップ(リクルート住まいカンパニー、2014/6/23付け)
http://www.recruit-sumai.co.jp/press/2014/06/751.html

スタンフォード大学図書館、Blacklightのプラグイン“Sportlight”で作成した電子展示サイトを紹介する動画を公開

スタンフォード大学が、オープンソースのディスカバリーインタフェースであるBlacklightのプラグイン“Spotlight”のデモンストレーション動画を、2014年6月24日付けで公開しています。Spotlightは電子展示サイトを構築するためのもので、これにより構築されたアフリカの地図に関する電子展示サイトを紹介しています。

Tour of the first completed Spotlight exhibit : Maps of Africa
https://www.youtube.com/watch?v=_A7vTbbiF4g

spotlight(GitHub)
https://github.com/sul-dlss/spotlight/wiki

Video Tour of First Digital Exhibit Built Using New Spotlight Plugin For Blacklight Developed at Stanford University(2014/6/24)

島根大学附属図書館全国遺跡資料リポジトリ推進会議事務局が、2014年度国立大学図書館協会賞を受賞

2014年度の国立大学図書館協会賞について、審査結果が国立大学図書館協会のウェブサイトに掲載されています。島根大学附属図書館全国遺跡資料リポジトリ推進会議事務局が受賞しています。

審査結果では、同事務局が、全国の大学図書館や自治体等と積極的に協力し、「全国遺跡資料リポジトリ」のコンテンツ充実を図り、灰色文献である遺跡調査報告書の全文公開による可視化に努めたこと、などが評価されています。

国立大学図書館協会賞
http://www.janul.jp/j/operations/award/index.html
※2014年6月23日に更新し、平成26年度の審査結果を掲載したとのこと。

平成26 年度国立大学図書館協会賞審査結果報告
http://www.janul.jp/j/operations/award/shinsa_26.pdf

ししょまろはん、『図書館員が調べた京都のギモン~京都レファレンスマップ~』を公開

京都の岡崎で働く図書館司書の自己学習グループ“ししょまろはん”が、『図書館員が調べた京都のギモン~京都レファレンスマップ~』を公開しました。

国立国会図書館のレファレンス協同データベースに登録されているレファレンス事例データの中から、京都に関するものをピックアップし、データへのリンクと該当する地名、位置情報などを付与して公開するものです。オープンデータを加工して共有するウェブサイト“Link Data”で公開されています。

なお、あわせて、ししょまろはん(いちょうタイプ・緑)のイラストが公開されています。レファレンス協同データベースでは葉っぱをモチーフとしたキャラクター「れはっち」が用いられていますが、これが意識されているようです。

『図書館員が調べた京都のギモン~京都レファレンスマップ~』を初公開しました!(ししょまろはんラボ, 2014/6/23付け)
http://libmaro.kyoto.jp/?p=165

図書館員が調べた京都のギモン~京都レファレンスマップ~
http://linkdata.org/work/rdf1s1534i

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米国議会図書館に、アフリカ系アメリカ人のオーラルヒストリーのコレクションが寄贈

米国議会図書館(LC)が、2014年6月24日、非営利組織であるHistoryMakersから、アフリカ系アメリカ人のオーラルヒストリーのビデオの寄贈を受けたことを公表しています。このコレクションには、14,000点のアナログテープ、3,000点のDVD、6,000点のボーンデジタルファイル、70,000点の紙あるいはデジタルのドキュメント類、30,000点以上のデジタル写真が含まれているとのことです。またすべてのアナログテープについてはデジタルファイルもあわせて寄贈されたとのことです。

コンテンツとしては、2,600点のアフリカ系アメリカ人のインタビューが含まれており、それぞれの長さは3時間から6時間ほどのものとのことです。またこれらは、科学、政治、軍事、スポーツ、音楽、エンターテイメントなど15の主題に分類されているとのことです。

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