JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)による、デジタル化資料をより見つけやすくするための解決案を提案するレポート“Improving discoverability of digitised collections: above-campus and national solutions”が公開されていました。2014年6月3日付のJISCのブログで、このレポートの背景が紹介されています。
JISC、RLUK、SCONULは2013年6月から2014年1月までの期間で、共同プロジェクト“Spotlight on the digital”を行い、高等教育機関において、デジタル化資料をより発見しやすくするための現実的な解決策を機関レベル、国家レベルで検討してきたとのことです。
2014年6月5日,米国OCLCの研究部門OCLC Researchが,学術コミュニケーションの変化に関する研究活動“Changes in Scholarly Communication”の2番目のプロジェクトの成果として、“The Evolving Scholarly Record”を公表しました。同レポートでは、単行書や学術論文を含む広い意味での“学術レコード”について、境界が拡大し、また不鮮明になっているとの認識を示しつつ、その分類や、創造・管理・利用に伴うステークホルダーの役割をまとめています。
なお、今回のアナウンスによると、“Changes in Scholarly Communication”は、図書館が、設置機関の研究を支援できること、学術コミュニケーションに貢献できること、また学術情報の変化に戦略を一致させることができることを目的として行われているもの、とのことのです。“Changes in Scholarly Communication”の1番目のプロジェクトでは、その成果として、分野別リポジトリの持続可能性をテーマとするレポート“Lasting Impact: Sustainability of Disciplinary Repositories”を公表しています。