English / 日本語
カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2014年6月26日、米国情報標準化機構(NISO)が、ディスカバリーサービスの透明性向上を目的とした推奨指針“Open Discovery Initiative: Promoting Transparency in Discovery”を公表しました。この推奨指針は、2011年に設置されたOpen Discovery Initiative(ODI)ワーキンググループの最終成果として作成されたものです。
多種多様なコンテンツが検索できるディスカバリーサービスでは、例えば、どのようなコンテンツが、どの程度まで(メタデータのみ、本文まで)統合インデクスに含まれているのかなどが不透明になっているという問題があると指摘し、その改善に向け、第3章では、コンテンツプロバイダー向けおよびディスカバリーサービスのベンダー向けの推奨指針がそれぞれまとめられています。
また同日、ODIのメンバーでもあるEBSCO社が、同社のEBSCO Discovery Serviceではこの推奨指針に対応済みであるとプレスリリースを出しています。
NISO Publishes Recommended Practice on Promoting Transparency in Library Discovery Services(NISO 2014/6/26)
米国のCBLDF(Comic Book Legal Defense Fund; コミック弁護基金)が、2014年6月27日、「禁書週間」に関するハンドブック“CBLDF Banned Books Week Handbook ”を公開しました。禁じられたコミックにはどのようなものがあるかなどの情報をまとめたものとなっています。またあわせて、図書館員等が作品についての会話を進めていくための資料として、コミックごとにストーリの内容などを端的にまとめた“CBLDF Discussion Guides”を、『ドラゴンボール』など複数作品分公開しています。
Celebrate the Freedom to Read With CBLDF’s New Banned Books Week Handbook!(CBLDF, 2014/6/27付け)http://cbldf.org/2014/06/celebrate-the-freedom-to-read-with-cbldfs-new-banned-books-week-handbook/
CBLDF Banned Books Week Handbookhttp://cbldf.org/librarian-tools/cbldf-banned-books-week-handbook/
2014年6月27日、総務省情報通信政策研究所が、「3Dプリンター」等のデジタルファブリケーション機器の普及による新しい「ものづくり」の動きが、社会にどのような影響を与えるかを展望するため、2014年1月より開催してきた「『ファブ社会』の展望に関する検討会」による報告書を公表しました。
「ファブ社会」の展望に関する検討会 報告書の公表(総務省, 2014/6/27)http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000019.html
参考: E1556 - 図書館とファブスペース ~ 導入から1年 カレントアウェアネス-E No.258 2014.04.24http://current.ndl.go.jp/e1556
国立国会図書館では、2014年3月19日に「調査研究部門に隣接する図書館は、その価値をいかに高められるか」をテーマとして2013年度のアジア情報関係機関懇談会を開催しました。これについてその概要報告を、『アジア情報室通報』第12巻2号(2014年6月)に掲載しました。
今回の懇談会には、アジア関係資料・情報を扱う図書館(室)のうち、調査研究部門に隣接する(附属、並列等のかたちで設置される)以下の7つの機関が参加しています。
・愛知大学国際問題研究所 ・京都大学人文科学研究所 ・京都大学東南アジア研究所 ・公益財団法人九州経済調査協会 ・公益財団法人東洋文庫 ・東京大学東洋文化研究所 ・日本貿易振興機構アジア経済研究所
調査研究部門に隣接する図書館は、その価値をいかに高められるか-平成25年度アジア情報関係機関懇談会 概要報告:アジア情報室通報 12巻2号http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin12-2-1.php
2014年6月28日、米国学校図書館員協会(AASL)が、教育と学習に役立つウェブサイトのリストと、アプリケーションのリストの2014年版を発表しました。選ばれた25のウェブサイトは学校図書館等に学習支援やカリキュラム開発を提供するもので、“Media Sharing”や“Digital Storytelling”、“Manage & Organize”等の6つに分類されています。また、選ばれた25のアプリケーションは新しい技術リソースを提供するもので、“科学・技術・工学及び数学(STEM)教育”や“Organization and Management”等の5つに分類されています。
AASL announces 2014 Best Websites for Teaching & Learning (ALA, 2014/6/28)http://www.ala.org/news/press-releases/2014/06/aasl-announces-2014-best-websites-teaching-learning
AASL announces 2014 list of Best Apps for Teaching & Learning(ALA, 2014/6/28)
2014年7月28日から8月1日にかけて、大阪、東京、沖縄、福岡の4会場で、米国図書館協会(ALA)会長のバーバラ・ストリプリング氏による講演会が開催されます。
案内によると、会長イニシアティブとして、Libraries Change Livesを掲げて図書館の重要性を提言するストリプリング氏を迎え、「地域の学校図書館、公共図書館におけるインフォプロや図書館司書の教育的役割」について、また、「日々変化する司書やインフォプロへの資質、能力に対応するため、ALAがどのような取り組みをしているのか」についての講演が行われるとのことです。
日程及び会場は以下の通りとなっています。
2014年7月28日 (月) 15:00~17:00 会場:大阪府立中之島図書館https://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/2014-ala-forum.html
2014年7月29日(火)15:30~17:30 会場:日比谷図書文化館 コンベンションホールhttp://japan2.usembassy.gov/j/irc/ircj-signup-20140729.html
2014年7月31日(木)14:00~15:30 会場:浦添市男女共同参画推進ハーモニーセンター
津山郷土博物館が、津山藩主松平家が江戸藩邸で記録していた日記「江戸日記」について、高精細デジタル画像をインターネットで公開しています。全762冊のうち、重複を避けて375冊を選別し、2013年度に撮影したものとのことです。また、津山藩江戸屋敷の絵図11点、江戸全域の絵図2点もあわせて公開しています。
デジタル画像は、 TRC-ADEAC社の「ADEAC:歴史資料検索閲覧システム」上で閲覧できるようになっています。
津山藩松平家「江戸日記」高精細デジタル画像をインターネット上で公開します。(津山郷土博物館)http://www.tsu-haku.jp/untitled53.html ※2014年6月20日トップページにお知らせ掲載
『津山郷土博物館/「江戸日記」等』 検索・閲覧 https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/3320315100
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
Twitterでの情報提供を行っています。https://twitter.com/ca_tweet
図書館関係雑誌目次RSS集(国内)
日本の図書館・図書館情報学関係情報誌の目次をRSSで配信しています。
国立国会図書館 関西館 図書館協力課 調査情報係
〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3 chojo@ndl.go.jp (@は半角に直してください)
国立国会図書館ホーム
サイトポリシー