アーカイブ - 2014年 6月 27日

『カレントアウェアネス』320号掲載

Toronto Starの写真アーカイブ100万点が、トロント公共図書館へ

トロントの新聞及びニュースサイトであるToronto Starが、その写真アーカイブの100万点以上の写真を、トロント公共図書館に寄贈するとのことです。コレクションに含まれているのは、1900年から1999年の写真であり、生活、ファッション、経済・社会の発展などを捉えたものとのことです。2014年7月7日からその大部分がToronto Reference Libraryで利用可能になるとのことです。また一部は、後日同館のデジタルアーカイブにおいて公開されるそうです。

The Star donates more than one million archive photos to Toronto Public Library(Toronto Star Newspapers Ltd、20146/25付け)
http://www.thestar.com/news/gta/2014/06/25/the_star_donates_more_than_one_million_archive_photos_to_toronto_public_library.html

Toronto Star donates century of photos to Toronto Public Library(Tronto Public Library, 2014/6/25付け)

CNN、国立視聴覚資料保存センターのデジタル保存の取組を紹介

米CNNが、2014年6月25日、バージニア州カルペパーにある米国議会図書館(LC)の国立視聴覚資料保存センター(National Audio Visual Conservation Center)のデジタル保存への取り組みを紹介しています。動画とテキストが公開されています。

デジタル化の必要性などを報じるとともに、目下取り組まれている次のステップは、インターネットを介した利用提供であることが言及されています。

Preserving 120 years of U.S. cultural history(CNN, 2014/6/25付け)
http://edition.cnn.com/2014/06/25/tech/innovation/library-congress-digital-archives/
※動画は約2分。

Digital Preservation: Take a Brief Video Tour of the Library of Congress’ National Audio-Visual Conservation Center Library in Culpeper, Virginia(infoDOCKET, 2014/6/25付け)

米ミネソタ州、20世紀の公文書をデジタル化し公開

米国ミネソタ州議会の議会図書室(Minnesota Legislative Reference Library)と州務長官室が、1900年から1990年の40,000点の公文書等をデジタル化し、オンラインで公開したとのことです。2014年6月23日に発表しています。

40,000 Secretary of State Documents are now available(Minnesota Legislative Reference Library, 2014/6/23付け)
http://www.leg.state.mn.us/lrl/blog.aspx?articleid=248

Secretary of State Documents - 1900-1990
http://www.leg.state.mn.us/lrl/sos/

詩を聞く:米ペンシルバニア大学の“PennSound”の現在

ペンシルバニア大学の“PennSound”を紹介する記事が、同大学のPennNewsに2014年6月26日付で掲載されています。PennSoundは、2005年1月1日に開始された、詩の朗読の音声ファイルを収集・提供するウェブサイトであり、同大学のCenter for Programs in Contemporary Writingによるものです。

記事によると、これまでに、45,000点の詩の音声ファイルなどを提供しており、MP3形式のそれらのファイルは、学校や大学の先生にとって役に立つツールとなっているとのことです。

PennSound Transforms How Poetry is Taught the World Over (PennNews, 2014/6/26付け)
http://www.upenn.edu/pennnews/news/pennsound-transforms-how-poetry-taught-world-over

PennSound
http://writing.upenn.edu/pennsound/

PennSound: All the Free Poetry You Care to Download(2005/1/5付け)

CA1825 - オープンデータと図書館 / 大向一輝

ネットワークの高速化やサーバ・ストレージの低廉化に伴い、ウェブにおける情報公開のコストは低減し続けている。その中で、いわば完成品の情報である文書・文献だけを公開するのではなく、それらを作成するための基礎資料やデータを同時に共有する事例が増加している。これらの情報を参照することで、元の文書・文献の信頼性を確認することが可能になるとともに、さまざまな情報源からのデータを組み合わせて新たな知見を引き出すことや、新規ビジネスの基盤になることが期待される。近年、このようなデータの公開・共有の取り組みがオープンデータと呼ばれ、主に政府・自治体や学術コミュニティにおける活動が注目されている。本稿ではオープンデータの現状について概説し、図書館による支援あるいは貢献の可能性について述べる。...

CA1824 - ロンドンオリンピックの文化プログラム-博物館・図書館・文書館の取組み- / 福井千衣

2020年オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「五輪」とする。)の開催地は、2013年の立候補プレゼンテーションにおいて、“Discover Tomorrow(未来をつかもう)”というスローガンを掲げた東京に決まった。...

CA1823 - 大学図書館におけるFacebookを利用した広報戦略 / 伊藤仁浩

私たち大学図書館職員は、日頃から利用者の声に耳を傾け、より良いサービスを提供できるよう努力している。しかし、私たちが日々悩み、そして生まれたサービスも、広報の仕方が不十分だと、メインターゲットである大学生へも満足に伝えることができない恐れがある。ポスターで知る学生、ホームページで知る学生、情報入手の仕方は様々なため、一つの媒体で多くの学生に伝えるのは非常に難しい。...

CA1821 - 辞書の向こう側:生きた用例と辞書を往き来する / 高橋さきの

「電子化されたテキスト」というかたちで蓄積されてきた先人の文章を「電子化された辞書」と行き来しつつ手軽に利用できる環境が実現しつつある。...

国際児童図書評議会2013年推薦図書を展示する「世界のバリアフリー絵本展2013」が国内の巡回を開始

国際児童図書評議会(IBBY)障害児図書資料センターが2013年に選定した、世界20か国以上の国の60作品を展示する展示会が、2014年7月から国内を巡回する形で実施されます。

日本国際児童図書評議会(JBBY)のウェブサイトに巡回スケジュールが示されています。

国立国会図書館国際子ども図書館では、7月29日から8月24日まで開催します。

「世界のバリアフリー絵本展2013」巡回開始(2014/6/6付け)
http://www.jbby.org/news/index.html?c=4#151

世界のバリアフリー絵本展2013-国際児童図書評議会2013年推薦図書展(国際子ども図書館、2014/6/26掲載)
http://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/tenji2014-03.html

国立大学図書館協会、「学術情報の利用促進と保存プロジェクトチーム報告」をウェブに掲載:シェアードプリントについて報告

2014年6月26日、国立大学図書館協会のウェブサイトに、国立大学図書館協会 学術情報委員会 学術情報の利用促進と保存プロジェクトチームによる報告が掲載されました。2013年度の活動報告のテーマは、シェアード・プリントとなっており、諸外国における動向、日本で実施する際の留意点、文献リストがまとめられています。

学術情報の利用促進と保存プロジェクトチーム報告(総会資料№61-4、PDF、17ページ)
http://www.janul.jp/j/projects/si/gkjhoukoku201406b.pdf

参考:
CA1819 - 北米における冊子体資料の共同管理の動向 / 村西明日香 カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1819

国立大学図書館協会、「オープンアクセスジャーナルと学術論文刊行の現状-論文データベースによる調査」をウェブに掲載

2014年6月26日、国立大学図書館協会のウェブサイトに、国立大学図書館協会 学術情報委員会 学術情報流通検討小委員会による調査報告「オープンアクセスジャーナルと学術論文刊行の現状 -論文データベースによる調査-」(2014年4月付け)が掲載されました。

要約では、調査結果の要点として、以下の3点を示しています。
1.学術ジャーナル数、学術論文数は、依然として増大し続けている。
2.オープンアクセスジャーナルに掲載された論文数が論文数全体に占める比率は、現時点でなお小さいが、いずれの分野でも増大している。
3.購読ジャーナルは、依然として巨大なシェアを占めている。

また、そのうえで、APCについて広く大学内外の関係者・部局、機関で検討する必要があること、など3点の提案が示されています。

「鯖江市役所JK課」、鯖江市図書館の空席状況が確認できるアプリを作成、図書館にセンサーを設置

2014年6月26日、「鯖江市役所JK課」が作成した、図書館の空席状況が確認できるアプリの実現のため、鯖江市図書館にセンサーが設置されたとのことです。

「鯖江市役所JK課」は、2014年4月14日より鯖江市が開始したプロジェクトで、実在の課名ではないとのことです。このプロジェクトは、これまで市役所や公共サービスに直接関わることの少なかった女子高校生たちが、様々な市民団体や地元企業、大学、地域メディアなどと連携し、新しいまちづくりを模索していく市民協働推進プロジェクトとのことです。

図書館の空席状況が確認できるアプリの名称は、「sabota」で、由来は sabae x bon(本) x data を組み合わせたとのことです。

JK課、図書館空席センサー設置とアプリづくり(福野泰介の一日一創, 2014/6/26付)
http://fukuno.jig.jp/701

JK課企画アプリ、図書館空席センサーとアプリデザイン(福野泰介の一日一創, 2014/4/28付)
http://fukuno.jig.jp/642

館内整理日は大忙し(福井県鯖江市図書館のブログ:さばとごはん, 2014/6/26付)
http://ameblo.jp/sabaeto/entry-11884497565.html

鯖江市役所JK課

欧州委員会、EUの著作権法等の権利制限による経済的影響についてのレポートを公開

2014年6月23日、 欧州委員会が、EUの著作権法等の権利制限による経済的影響について評価したレポート“Assessing the economic impacts of adapting certain limitations and exceptions to copyright and related rights in the EU – Analysis of specific policy options” を公開しました。

このレポートは、EUの著作権改革の対象を評価するための研究の2部目にあたるもので、1部目が2013年10月1日付で公開されています。

第1部では、著作権の権利制限を評価するための方法論を確定し、今回公開されたレポートでは、1部目のレポートで用いられた方法論により、以下の論点に焦点を当て、その経済的影響を評価しているとのことです。
・文化遺産機関や教育機関によるデジタル保存
・文化遺産機関や教育機関のコレクションへの遠隔アクセスの提供
・公的にアクセス可能な図書館における“E-lending”
・研究目的のテキスト・データ・マイニング
・私的利用のための複製