Carnegie UK Trust(カーネギー英国財団)が、2014年からの新しいプログラムとして、“Carnegie Library Lab”を開始することを発表しています。公共図書館におけるイノベーションとリーダーシップを支援するものとのことで、2017年までの3年間に渡り実施されるそうです。その具体的な内容としては、学習機会の提供や資金提供などがあげられており、学習機会の提供については、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団により運営されるINELI(the International Network of Emerging Library Innovators” をベースにするものとされています。
(※発表では“Innovators”ではなく、“Leaders”になっています。)
ハーバード大学図書館が、Tibetan Buddhist Resource Center(TBRC;チベット仏教資料センター)との協同により、チベット語文献のデジタルデータの保存に取り組むことが、Havard Magazine誌で紹介されています。TBRCでは収集、スキャニング、デジタル保存を行ってきていますが、記事によると、ハーバード大学図書館では、これらの1,000万ページものデータを、同館のデジタルリポジトリシステムに登録し、長期保存するようです。データのアップロードは2014年7月から開始され、1年ほどかけて行われるそうです。また、同館の目録システムであるHOLLISにTBRCの目録データを統合する計画もあるようです。
オープンアクセスの『Journal of Library Innovation』誌最新号(vol.5, No.1(2014))に、ヒューストン大学図書館で実施されている、革新的な図書館サービスを提供する活動に対する小額助成金制度に関する記事が掲載されています。2007年に開始された同制度の起源や発展について紹介されています。
Encouraging Entrepreneurism with Internal Small Grants: The Strategic Directions Microgrant Program at the University of Houston Libraries (Library Innovation誌、vol.5, no.1(2014)) http://www.libraryinnovation.org/article/view/321