2014年6月2日、米国のSHARE(SHared Access Research Ecosystem)プロジェクトが論文情報の共有サービス(Notification Service)の開発者として、ヴァージニア州の非営利団体Center for Open Science(COS)とパートナーシップを結んだことを発表しました。
米国の社会批評ブログVoxに、2014年6月8日、「米国の読者について、Kindleの文中ハイライト機能でよくハイライトされているフレーズからわかる7つのこと」(”7 things the most-highlighted Kindle passages tell us about American readers”)と題した記事が掲載されています。
ガワーズ氏はElsevier社の雑誌が高額であることや図書館への電子ジャーナルのバンドル販売、オープンアクセスの制限につながる米国の法案Research Works Act(RWA)にElsevier社が賛同していること等に反対して、同社での論文出版や同社からの査読依頼に対するボイコットを起こしました。このボイコットは10,000人以上の賛同者を集め、Elsevier社のRWA支持撤回につながる等の成果を収めたものの、インタビューの中でガワーズ氏はそのほかの点は改善しておらず、ボイコットの成果は十分ではなかったと答えています。また、OA義務化に期待しているものの、Gold OA、特にいわゆるハイブリッドOAに重きが置かれがちで、ますます出版者の収益増につながることに対し懸念が示されています。
2014年6月9日、米国調査機関Pew Research Centerが、公共図書館との関係性を判定する図書館利用者チェックを公表しました。図書館の利用の有無、利用頻度、居住環境等に関する21の質問に回答することによって、2014年3月に発表された報告書“From Distant Admirers to Library Lovers- and beyond: A typology of public library engagement in America”において見出された米国民と公共図書館の関係性の9つの「類型」のうち、回答者がどれに属するかが表示されます。これらの質問は、報告書のために2013年に行われた電話調査で使用された質問の簡略版とのことです。