アーカイブ - 2014年 5月 7日

岩手県立博物館の敷地内に、「仮設陸前高田市立博物館被災文化財等保存修復施設」が完成

2014年5月1日、岩手県立博物館の敷地内に「仮設陸前高田市立博物館被災文化財等保存修復施設」が完成し、本格稼働となったとのことです。

岩手県立博物館では、2011年4月に陸前高田市立図書館所蔵の古文書から被災文化財の救出作業を開始し、被災文化財の修復作業を続けてきているとのことです。今回本格稼働となった施設では、同館に託された被災文化財等の安定化処理および抜本修復業務の概要を理解してもらうため、一般の方々を対象に、修復作業の一部を公開するとのことです。

被災文化財修復へ仮設作業施設 県立博物館が開所(岩手日報, 2014/5/2付)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140502_4

【被災文化財等保存修復施設の公開について】岩手県立博物館敷地内に「仮設陸前高田市立博物館被災文化財等保存修復施設」が完成し、本格稼働となりました。(略)(岩手県立博物館のTwitter, 2014/4/30付)
https://twitter.com/Iwahaku/status/461653541904343042

公開は本日5/1(木)からです。(略)(岩手県立博物館のTwitter, 2014/4/30付)

第27回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)が開催、図書館やアーカイブにおける著作権の権利制限等について議論

世界知的所有権機関(WIPO)の第27回の著作権・著作隣接権常任委員会(Standing Committee on Copyright and Related Rights; SCCR)が開催されました。2014年4月28日から5月2日にかけて、図書館やアーカイブにおける著作権の権利制限等について議論が行われたとのことですが、5月3日の午前に、EUの提言により議論が紛糾したとのことです。これに対し、欧州、ラテンアメリカ、アフリカ、オーストラリア、米国、カナダ、英国の図書館やアーカイブの代表団体である、国際図書館連盟(IFLA)、欧州研究図書館協会(LIBER)、国際公文書館会議(ICA)、図書館電子情報財団(EIFL)、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)などが共同で声明を発表しています。

Standing Committee on Copyright and Related Rights: Twenty-Seventh Session(第27回SCCRのページ)
http://www.wipo.int/meetings/en/details.jsp?meeting_id=32086

オープンアクセス誌PeerJ、査読コメントにDOIを付与

2014年5月6日、生涯投稿料モデルを採用しているオープンアクセス誌の“PeerJ”が、投稿された論文への査読コメントにDOIを付与すると発表しました。

PeerJでは、著者に査読も公開できるオプションを提供してきており、80%がこのオプションを選択しているとのことです。これまでも査読に個別のURLを付与していましたが、URLの変化の可能性に対応するため、今回の対応を行ったとのことです。また、PeerJでは、DOI付与は、“Academic Contribution”ポイントと同様、査読者による査読の投稿に報いるものであると考えているとのことです。査読者としてどの分野の論文にどのくらい査読コメントが採用されたかの一覧も確認できます。

PeerJ Peer-Reviews Now Have DOIs(PeerJ, 2014/5/6付)
http://blog.peerj.com/post/84907052088/peerj-peer-reviews-now-have-dois

Open reviews
https://peerj.com/contributions/#open-reviewers

参考:
PeerJが創刊1周年 1年間の公開論文数は約500本
Posted 2014年2月13日

Ebook LibraryのフルテキストがSummonで検索可能に

2014年5月6日、ProQuest社は、同社の電子書籍サービス“Ebook Library(EBL)”の40万件以上の電子書籍の全文テキストが同社のディスカバリーサービスSummonの検索対象になったと発表しています。EBLのメタデータについては、2009年からSummonの検索対象であったとのことです。また、同社のebraryの全文テキストについては、2012年からSummonの検索対象となっているとのことです。

学術図書館研究委員会(SCREAL)、「学術情報の利用に関する調査 2011」の報告書を掲載

学術図書館研究委員会(SCREAL)が2014年3月付で、調査報告書「SCREAL調査報告書:学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(学術情報の利用に関する調査 2011)」を公開しました。大学や研究所等の学術機関に所属する教員や研究者、大学院生等を対象とし、学術論文に関連する情報利用行動を明らかにすることを目的に実施された調査とのことです。

次の二つの観点から質問項目が設定されたとのことです。一つは、電子情報資源の充実よび利用者への浸透が研究者や大学院生の情報需要および学術図書館に対する期待と要求にもたらす変化を観測すること。もう一つは、学術情報の利用と研究教育活動との関わり合いを明らかにすること、とのことです。

学術図書館研究委員会(SCREAL)
http://www.screal.jp/

SCREAL調査報告書:学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査. (電子ジャーナル等の利用動向調査2011) (PDF,80ページ)
http://www.screal.jp/2011/2011_jpn_all_F.pdf

SCREAL調査報告書:学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査. (電子ジャーナル等の利用動向調査2011). 別巻(コメント集)(PDF, 183ページ)

米国国立医学図書館(NLM)、“MeSH on Demand”を公開

米国国立医学図書館(NLM)が、テキストに関連する医学件名標目表(MeSH)を表示するツール“MeSH on Demand”を公開しています。テキストボックスに最大10,000字までのテキストを入力すると、そのテキストに関連するMeSHを表示してくれるものです。

MeSH on Demand Tool: An Easy Way to Identify Relevant MeSH Terms(NLM Technical Bulletin, 2014/5/5付け)
http://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/mj14/mj14_mesh_on_demand.html

MeSH on Demand
http://ii.nlm.nih.gov/Interactive/MeSHonDemand.shtml

W3C、モバイル用のウェブアプリケーションの標準について現状とロードマップをまとめたドキュメントを更新

2014年5月5日、W3Cは、モバイル用のウェブアプリケーションの標準についての現状やロードマップをまとめたドキュメント“Standards for Web Applications on Mobile”を2014年4月現在の情報で更新したと発表しました。W3Cで検討されている、ウェブアプリケーション、特にモバイル環境に適応できる技術について、画像、マルチメディア、デバイスの選択など13の項目にわたってまとめられています。

Standards for Web Applications on Mobile: current state and roadmap
http://www.w3.org/2014/04/mobile-web-app-state/

STANDARDS FOR WEB APPLICATIONS ON MOBILE: CURRENT STATE AND ROADMAP
http://www.w3.org/blog/news/archives/3825

カナダの Héritageプロジェクトにおける資料のデジタル化、1,500万ページに到達

カナダの17世紀から20世紀の文書をデジタル化するプロジェクト“Héritage”において、非営利法人Canadiana.orgとカナダ国立図書館・文書館(LAC)によりデジタル化された資料が1,500万ページに到達したとのことです。620万件の画像がすでにポータルサイトから閲覧可能になっているそうです。

“Héritage”のポータルサイトでは、主に5つの主要な主題の資料(系図、原住民に関する資料、政府の記録、軍事史関係資料、政府要人等の資料)からブラウジングできるようになっています。

Heritage Reaches Milestone of 15 Million Digitized Pages(Canadiana.org, 2014/4/22付け)
http://www.canadiana.ca/en/heritage-15-million

Héritage
http://heritage.canadiana.ca/

ウェールズの公共図書館の品質基準の枠組み(2014-2017)

ウェールズの公共図書館の品質基準の枠組みを示すドキュメントの第5版“Libraries making a difference: The fifth quality framework of Welsh Public Library Standards 2014-2017”が公開されています。今回初めて効果及びアウトカムの評価基準が盛り込まれたとのことです。指標は、“customers and communities”(2節)、“access for all”(3節)、“learning for life”(4節)、“leadership and development”(5節)の4つのサービスの側面についてそれぞれ示されています。

この枠組みは、2014年1月から適用開始となり、これに基づくレポートを各館は2015年夏に示すことになるとのことです。

New framework for Welsh Public Library Standards launched(2014/5/1付け)
http://wales.gov.uk/newsroom/cultureandsport/2014/140501new_framework_for_welsh_public_library_standards_launched/?lang=en

OCLCが“Art Discovery Group Catalogue”を公開

2014年5月1日、OCLCが、WorldCatの検索画面の一つとして“Art Discovery Group Catalogue”を公開したことについてニュースリリースを出しています。

世界の美術図書館の横断検索システムを構築しているartlibraries.netのコーディネートによるもので、美術図書館の所蔵資料を、オンラインジャーナルやデータベースなどとともに検索できるものとのことです。芸術関係のコンテンツのディスカバリーツールとなることが期待されているようです。

美術図書館の所蔵資料としては、まずは欧州、北米、アジア、オーストラリアの36館の美術図書館と3つのコンソーシアムの所蔵資料が検索対象となるそうです(ただし、公開時点では一部はまだ検索できず、今後数か月のうちに追加されるとのこと)。

New Art Discovery Group Catalogue launches(OCLC, 2014/5/1付け)
http://oclc.org/news/releases/2014/201415dublin.en.html

検索画面
Art Discovery Group Catalogue
http://artlibraries.worldcat.org/

概説と検索対象館等のリスト

“BIBFRAME Editor”がリリース、“BIBFRAME Profiles”の仕様草案も公開

米国議会図書館(LC)によって検討が進められている新しい書誌データモデルBIBFRAMEの編集ツール、“BIBFRAME Editor(BFE)”が公開されています。オンラインのデモ版に加えて、必要な機能を追加できるようソースも公開されています。

また、2014年5月5日付で、“BIBFRAME Profiles”の仕様草案が公開され、草案への意見が募集されています。“BIBFRAME Profiles”は、例えば、ローカルな目録作業における規則等を機能用件やドメインモデル、使用法やデータフォーマットに関するガイドラインなどのより広い文脈に位置づけるためのドキュメント類とのことです。

Using the BIBFRAME Editor
http://www.loc.gov/bibframe/implementation/bfe-howtouse.html

BIBFRAME Editor
http://bibframe.org/tools/editor/
※デモサイト

BIBFRAME Editor
https://github.com/lcnetdev/bfe/
※ソースが公開されています。

BIBFRAME Implementation & Testing

ICU図書館、“スカベンジャー・ハントin ICU図書館”を開催中

国際基督教大学図書館(ICU図書館)が、2014年5月7日から、“スカベンジャー・ハントin ICU図書館”を開催しています。ICU図書館に関するマニアックなクイズ20問が、「館内」あらゆる所に掲示されているそうです。

参加対象はICU生です。

スカベンジャー・ハント 2014 in ICU図書館(国際基督教大学図書館, 2014/5/7付け)
http://www-lib.icu.ac.jp/news/5151/

図書館新入生歓迎イベントのお知らせ(国際基督教大学図書館, 2014/4/2付け)
http://www-lib.icu.ac.jp/en/news/5040/

Twitter 
https://twitter.com/ICU_Lib

Facebook
https://www.facebook.com/pages/ICU-Library/170104119753711
 
関連:
第2回ICU図書館スカベンジャー・ハント入賞者発表(国際基督教大学図書館,2013/5/24付け)
http://www-lib.icu.ac.jp/news/3622/

参考:
YALSAのブロガーが選ぶ子ども向けのプログラム(2013年版) Posted 2013年12月13日

国文学研究資料館、「日本語の歴史的典籍」30万点の画像データの整備・公開のための国際共同ネットワークシステムの調達に係る導入説明書を公開

国文学研究資料館を中心として、「日本語の歴史的典籍」30万点の画像データの整備・公開が計画されており、2014年5月2日、国文学研究資料館が、国際共同ネットワークシステムの調達に係る導入説明書を公開しました。

国文学研究資料館が導入する「国際共同ネットワークシステム」は、同館と国内20拠点大学とが共同して、30万点におよぶ高精細画像とその書誌情報、およびこれらのメタデータより成る大規模データベースを構築し、日本語の歴史的典籍の情報を世界中に向けて発信することを目的としているとのことです。

また、この大規模データベースを利用することで、多地点間での国際共同研究がおこなわれ、新しい知見・発見を学術界へ発信してゆく国際的な研究ネットワークが構築されることも目的とされているとのことです。

政府調達情報(国文学研究資料館, 2014/5/2付)
http://www.nijl.ac.jp/pages/advertisement/

導入説明書 件名「国際共同ネットワークシステム 一式」(国文学研究資料館)
http://www.nijl.ac.jp/pages/advertisement/images/dounyuu240430.pdf

参考:
文部科学省、「大型研究計画に関する評価について(報告)『日本語の歴史的典籍のデータベースの構築計画』」を公表