アーカイブ - 2014年 5月 27日

EDP Open、学会のオープンアクセスに対する態度に関する調査結果を公開

2014年5月27日、EDP Openが学会のオープンアクセス(OA)に対する態度に関する調査("Learned Society attitudes towards Open Access”)の結果報告を公開しました。EDP Openは学会と共同で出版活動に従事する非営利出版者、EDP ScienceのOA部門で、今回の報告ではEDP Scienceに参加している学会を対象としたオンライン調査と、補助的に行われたフォーカスグループ調査の結果がまとめられています。

報告によれば、調査に回答した学会の多くはOAによって一部の学会の発行する雑誌が財政危機に陥ることは避けられないだろう、と考えており、大手OA出版者との競争も大きな問題であると考えられていました。また、学会誌におけるOAの提供手段としては著者によるリポジトリへの登録を認めている学会が約8割ともっとも多かった一方で、OA雑誌を出版している学会は30%未満と最も少なくなっていました。しかしOA雑誌を刊行したいと考えている学会は約3分の2にのぼっていた、とされています。

EDP Open survey reveals Learned society attitudes towards Open Access(EDP Open、2014/5/27付け)

無線LANの提供と著作権侵害(米国)

2014年5月23日、米国の非営利団体Electronic Frontier Foundation(EEF)が無線LANの提供と著作権侵害に関するネットワーク運用者向けの教材”Open Wifi and Copyright”を公開しました。

この教材は自身の提供する無線LANスポットを利用して著作権侵害が行われた場合、自身も罪に問われるのではないかと心配する無線LAN提供者向けに書かれたものです。一般的には心配の必要はないとした上で、詳細な説明やさらにリスクを少なくするためのステップ等が書かれています。

Open WiFi Is Not a CopyCrime: EFF's Primer on Open WiFi and Copyright(Electronic Frontier Foundation、2014/5/23付け)
http://www.eff.org/deeplinks/2014/05/open-wifi-not-copycrime-effs-primer-open-wifi-and-copyright

Open Wifi and Copyright: A Primer for Network Operators(Electronic Frontier Foundation)

欧州委員会、MOOCとウェブ開発能力に関する調査報告を発表

2014年5月22日、欧州委員会がMOOCとウェブ開発能力に関する調査報告を発表しました。

この報告は欧州の200以上のMOOC提供機関に対する調査と、2,371の有効回答があったオンライン調査の結果に基づくものです。オンライン調査の回答者には学生のほか、実業家、研究者、企業関係者等が含まれていました。

オンライン調査の結果、回答者の3分の4はMOOCとは何かを知っており、64%はMOOCによる受講の経験もあるとしていました。また、実業家や企業関係者等にウェブやアプリのデザイン能力等を身に着ける効果的な方法を尋ねたところ、MOOCを挙げた回答者が最も多くなっていたとのことです。一方で、学生は自分の受けたいMOOCのコースをうまく見つけられていないという問題も指摘されています。

MOOCs are in high demand, especially for web design, according to new EC study(Open Education Europe、2014/5/22付け)
http://www.openeducationeuropa.eu/node/142833

Europeanaの権利情報付与キャンペーン、最終フェーズへ(記事紹介)

2014年5月22日付けのEuropeanaのブログ、Europeana Professionalで、Europeanaが進めている権利情報付与キャンペーン(Rights Labelling Campaign)の現状が報告されています。

権利情報付与キャンペーンはEuropeanaのコンテンツの利用許諾の状態について、利用者にわかりやすく示すことを目的に2013年に始められたものです。キャンペーン開始時点ではEuropeanaのコンテンツのうち50%以上が、権利情報が明示されていない状態にありましたが、記事執筆の時点では権利情報が明示されていないコンテンツは14%程度となっていました。2014年の夏までに、残りの全コンテンツについても権利情報を付与することを目指すとされています。

Rights Labelling Campaign reaches its final phase(Europeana Professional、2014/5/22付け)
http://pro.europeana.eu/pro-blog/-/blogs/rights-labelling-campaign-reaches-its-final-phase

参考:

感情をあらわすマークアップ言語EMOTIONMLのバージョン1.0がW3C勧告に

2014年5月22日付けで、Emotion Markup Language (EmotionML)の1.0がW3C勧告(W3C recommendation)になりました。

EMOTIONMLは3つの異なる場面における「プラグイン」言語として着想されたもので、具体的には(1) テキストデータ等への感情タグのマニュアル付与、(2) 感情が関係する利用者行動の自動認識、(3) 感情が関係するシステムの挙動の生成、に利用されることが想定されています。

Emotion Markup Language (EmotionML) 1.0 is a W3C Recommendation(2014 5/22付け、W3C News)
http://www.w3.org/blog/news/archives/3861

Emotion Markup Language (EmotionML) 1.0 W3C Recommendation 22 May 2014(W3C)
http://www.w3.org/TR/2014/REC-emotionml-20140522/

感情を組み込むマークアップ言語「EmotionML」正式採用 『ハーモニー』の世界が現実に?(KAI-YOU.net、2014/5/24付け)

“What in the WorldCat?”図書館に所蔵されている長い長編と短編集のリスト

OCLC Researchが、WorldCatのデータから、図書館に所蔵されている長い長編小説のリストと、短編集のリスト“The Long and the Short of Libraries”を作成し、“What in the WorldCat?”のコーナーで公開しています。Wikipediaに掲載されている長編小説のリスト“list of longest novels”(50万ワード以上の小説のリスト)と、“WorldCat Genres”の短編集の情報に触発されて作成したものだそうです。

なお、“What in the WorldCat?”のコーナーは、WorldCatのデータから得られるユニークな情報を掲載しており、2014年になってから、2月には“Top 10 Love Stories in Libraries”、3月には“Top 10 Alien Abductions in Libraries”、4月には“Top Jazz Artists in Libraries”のリストをそれぞれ公開しています。

Discover the long and the short of libraries(OCLC Research, 2014/5/21付け)
http://www.oclc.org/research/news/2014/05-21.html

北海道情報大学、電子教科書を本格導入

北海道情報大学が、4月から電子教科書を本格的に導入し、1.2年生全学生900名にiPadを無償貸与したことを発表しました。10科目の授業で電子教科書が導入され、京セラ丸善システムインテグレーションが提供している電子書籍配信サービス"BookLooper"から、丸善出版をはじめ、理系専門出版6社の10タイトルが使用できるとのことです。

北海道情報大学が道内の大学で初めて電子教科書を本格的に導入――1・2年生の全学生に「iPad」を無償で貸与(大学プレスセンター, 2014/5/27)
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6545

北海道情報大学、電子教科書を道内大学で初めて導入~全学部1、2年生900名を対象に10タイトルをiPadで提供~(京セラ丸善システムインテグレーション, 2014/3/18)
http://www.kmsi.co.jp/press/2014-03-18.html

北海道情報大学
http://www.do-johodai.ac.jp/

参考:
青山学院大での経済学系教科書の電子配信実験が拡大
Posted 2014年5月9日
http://current.ndl.go.jp/node/26098

高知県と高知市の「新図書館等複合施設建築主体工事」の落札者が決定

2014年5月23日、高知県立図書館と高知市民図書館、新点字図書館、こども科学図書館(仮称)を合築する「新図書館等複合施設建築主体工事」の入札が行われ、大成・ミタニ・有生特定建設工事共同企業体が、90億6000万円で落札したとのことです。完成期限は2016年8月15日とされています。

報道によると、2013年11月にも入札を行いましたが、資材や人件費の高騰を受け不調に終わったため、今回、実勢価格に合わせて予定価格を97億9140万90000円に引き上げ再入札したとのことです。予定より1年遅れの2017年3月の開館を目指すとのことです。

新図書館等複合施設建築主体工事の入札結果について(高知県, 2014/5/23付)
http://www.efftis.jp/39000/ebia/servlet/p?job=AcKekkaKSearch&kikanno=00001

入札・落札状況-建設工事情報一覧
http://www.efftis.jp/39000/ebia/servlet/p?job=AcKekkaKSearch&shubetsu=1&kikanno=00001
※検索条件
 年度:平成26年度
 件名:新図書館等複合施設建築主体工事
で検索してください。

公告を掲載しました(債公建第26-2号:新図書館等複合施設建築主体工事)

図書館振興財団、図書館の活性化―調査研究事業―「図書館利用のマナー指導のあり方」を公開

図書館振興財団が、2014年5月21日付けで、「図書館利用のマナー指導のあり方」を公開しました。2013年7月から8月にかけて公共図書館等に対して実施したアンケート調査に関するものです。

平成25年度 図書館の活性化―調査研究事業―「図書館利用のマナー指導のあり方」(図書館振興財団、2014/5/21付け)
http://www.toshokan.or.jp/jigyou/H25manners.pdf

「図書館利用のマナー指導のあり方」アンケート結果について
http://www.toshokan.or.jp/chosa_sv2013.php

調査研究事業(図書館振興財団)
http://www.toshokan.or.jp/chosa.php

商船三井、NPO法人「南アフリカ初等教育支援の会」の移動図書館車の海上輸送に協力(2014)

2014年5月23日、商船三井は、NPO法人Sapesi-Japan「南アフリカ初等教育支援の会」が教育支援のために南アフリカ共和国に送る移動図書館の海上輸送に協力することを発表しました。これまでに32台を輸送し、4回目となる今回は日本各地から寄贈された6台の輸送に協力するとのことです。

南アフリカ向け移動図書館車の海上輸送に協力(商船三井、2014/5/23付け)
http://www.mol.co.jp/pr/2014/14036.html

商船三井:環境・社会報告書
http://www.mol.co.jp/csr-j/report/backnumber/index.html

No.15 地域活性化志向の公共図書館における経営に関する調査研究

本調査研究は、地域活性化への貢献をめざし革新的なサービスを提供している公共図書館のうち、特に萌芽期にあるサービスを提供している図書館を取り上げ、そのサービス実現のプロセスをたどることによりサービスの成立条件を明らかにすることを目指し、実施したものです。 

● リポート(全文、PDF) ⇒ 掲載ページ(国立国会図書館デジタルコレクション)へ

※EPUB形式の電子書籍でもご利用いただけます。
こちら(→epubファイル(11.1MB, 241p))からダウンロードしてください。