アーカイブ - 2014年 5月 16日

英国ウェルカム図書館、中世の写本コレクションのデジタル化計画を発表

2014年5月15日、英国ウェルカム図書館が、1500年以前の西洋の写本コレクションのデジタル化を開始する予定であると発表しています。デジタル化される写本は約300点あり、医学や錬金術、植物学、占星術等、幅広い分野にわたっているとのことです。

Digitising the Library’s Medieval Manuscripts(Wellcome Library, 2014/5/15)
http://blog.wellcomelibrary.org/2014/05/digitising-the-librarys-medieval-manuscripts/

参考:
米国国立医学図書館(NLM)と英国ウェルカム図書館が150年分の生物医学分野の雑誌をデジタル化して無料公開へ
Posted 2014年4月15日
http://current.ndl.go.jp/node/25934

英国ウェルカム図書館、19世紀の医学関連文献25,000点のデジタル化を計画
Posted 2014年3月27日
http://current.ndl.go.jp/node/25788

英国・ウェルカム図書館所蔵のアラビア語手稿資料コレクションがデジタル化公開
Posted 2011年7月29日

5月18日は国際博物館の日

毎年5月18日は国際博物館会議(ICOM)の定める「国際博物館の日」です。2014年のテーマは“Museum collections make connections”(コレクションは世界をつなぐ)となっています。

日本博物館協会のウェブサイトでは、この日全国で予定されている記念行事等の情報がまとめられています。

国際博物館の日 (日本博物館協会)
http://www.j-muse.or.jp/02program/projects.php?cat=8

2014年「国際博物館の日」記念事業一覧 (日本博物館協会)
http://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/IMD2014_list_5.14.pdf

データカタログサイト試行版(data.go.jp)が再開

2014年3月31日をもって公開が中止されていたデータカタログサイト試行版(data.go.jp)が、5月16日に再開されました。

再開を伝えた山本一太大臣の記者会見では、民間での代替的なミラーサイト立ち上げについて謝意が述べられています。

データカタログサイト試行版(data.go.jp)を再開しました。
http://www.data.go.jp/jocjcdocs-18/#_18

山本大臣閣議後記者会見(平成26年5月16日) (政府インターネットテレビ、2014/05/16)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9809.html

データカタログサイト試行版(data.go.jp)
http://www.data.go.jp/

英国図書館(BL)、ロマン主義時代、ビクトリア朝時代の古典文学の名著を紹介するウェブサイト“Discovering Literature”を公開

英国図書館(BL)は、2014年5月14日付のプレスリリースで、英国のロマン主義時代、ビクトリア朝時代の古典文学の名著を紹介するウェブサイト“Discovering Literature”の公開を伝えています。

このサイトでは、同館の貴重資料であるジェーン・オースティン、チャールズ・ディケンズ、ブロンテ姉妹、オスカー・ワイルド、パーシー・ビッシュ・シェリー、ウィリアム・ワーズワース等の手稿や日記、手紙に加えて、彼らが生きた時代の様子やその文学を理解するため、当時の新聞や広告、写真なども提供しているとのことです。

著者や作品、テーマ等からコンテンツを探すことができます。また、ロマン主義時代、ビクトリア朝時代の文学の専門家60名による150件以上の記事、小説家による20の短いドキュメンタリーフィルム、同サイトのコンテンツを活用した授業モデル等の教材も提供されています。

プレスリリースでは、英国の520の中学校とカレッジの英語教師を対象にした調査の結果もあわせて紹介されており、教師の82%は、中学生には古典文学の著者の同定が困難であると認識しており、86%は、古典が現代の生徒に過小評価されていると認識しているといった結果も示されています。

英国のALMA-UK、公共図書館の経済的価値に関する調査レポートとツールキットを公表

英国のALMA-UK(Archives Libraries & Museums Alliance UK)が、公共図書館の経済的価値に関する調査レポートを公表しています。またあわせて、その調査に関するツールキットを公開しています。

調査レポートは、スコットランド(50館)、ウェールズ(25館)、北アイルランド(8館)の公共図書館の協力により行われたもので、合計で4000人以上の利用者が調査に回答しているとのことです。

サマリーによると以下のような結果が伝えられています。
・公共図書館の金銭的価値は、利用者の1訪問あたりスコットランド:24.10ポンド、ウェールズ26.38ポンド、北アイルランド27.27ポンドである。図書館の支出(コスト)の、6倍程度となっている。
・図書館施設の運営により地域に生み出される雇用は、2012年-13年で、スコットランド:1,296件、ウェールズで596件、北アイルランドで327件となっている。

ALMA-UK announces publication of new research on the Economic Value of Libraries and launch of the Economic Value of Libraries Toolkit(ALMA-UK, 2014/5/14付け)

公共貸与権の非図書資料への拡張に関する意見の概要と英国政府の回答が公開

英国文化・メディア・スポーツ省(Department for Culture, Media & Sport)は、公共貸与権制度の対象を非図書資料に拡張する件について、2014年2月13日から3月13日まで意見を公募し、5月8日にそれらについての回答を公開しました。

公貸権制度の対象を、オーディオブック、図書館の施設内でダウンロードされ、施設外で利用される電子書籍まで含め、権利者に製作者やナレーターを追加することについて、意見公募を行ったとこのとです。

合計で20件の意見が寄せられたとのことです。政府側から提示された7つの提案に対する意見とそれについての政府の回答がまとめられています。また、7つの提案に含まれない事項についても意見がよせられ、回答が示されています。

既存のライセンスの位置づけ、権利者が公貸権の受益者の権利を持っていることをどのように証明するか、公貸権制度へのオーディオブックや電子書籍の登録にISBNを利用すべきか否かなどが主要な論点として挙げられたとのことです。

公貸権制度の拡張に遠隔地での電子書籍のダウンロードが含まれないことについての懸念が多くよせられたようですが、政府側の回答では、現状ではEU法の制限により実現できないことが示されています。

“Open Access Workflows for Academic Librarians”の作成プロジェクトが進行中

“Open Access Workflows for Academic Librarians”(OAWAL)が2014年3月に公開されていたようです。運営者はJill Emery氏(米ポートランド州立図書館)と、Graham Stone氏(英ハダースフィールド大学)です。

OAWALは、図書館員が所属機関におけるオープンアクセス関係の業務に関して、そのワークフローを作成するためのベースとなる情報をまとめることを意図したもののようです。大きく6つのセクション(Adovocacy、Workflows、Standards、Library As Publisher、Creative Commons、Discovery)が示され、それぞれ説明等が掲載されています。ベストプラクティスの事例などの情報などのフィードバックを今後様々な形で得ながら、サイトを充実させていくとのことです。

国立西洋美術館、国際共同事業「アート・ディスカバリー・グループ目録」への参加をアナウンス

2014年5月1日に公開されたArt Discovery Group Catalogue(アート・ディスカバリー・グループ目録)に関し、国立西洋美術館研究資料センターが、アジアから唯一の美術館として参加していることを5月15日付けでアナウンスしています。

アート・ディスカバリー・グループ目録は、公開開始時点で、欧州、北米、アジア、オーストラリアの美術図書館36館とコンソーシアム3団体が参加している国際共同事業です。

美術図書館の国際共同事業「アート・ディスカバリー・グループ目録」に参加しました(国立西洋美術館、2014/5/15付け)
http://www.nmwa.go.jp/jp/information/whats-new.html#news20140515

ナカバヤシ、カラーコードを活用した図書館向け蔵書管理サービスを開始

2014年5月12日、ナカバヤシ株式会社は、デジタルカメラをかざせば一度に多くのデータを読み取ることができる二次元カラーコード(カメレオンコード)を活用した図書館向け蔵書管理サービスを始めると発表しました。

このサービスは、バーコード・電子タグ(RFID)の代わりに、二次元カラーコードを使用して資料を管理するもので、離れた距離から資料に貼付された複数のコードを一度に画面内に収めて認識でき、端末の画面上で所在や内容を同時に確認できる一括認識機能に特徴があるとのことです。この機能により、資料を書架に並べた状態で、書架単位でまとめて点検作業が可能になるとのことです。

また、画像の読込にあたっては、従来のバーコードやRFIDのように専用の設備は不要で、手持ちのWEBカメラ(パソコン内蔵)・タブレット・スレートPC(持ち運び型パソコン)に専用のアプリをインストールすれば読み込み作業ができるようになるとのことです。

カラーコードを活用した図書館向け蔵書管理サービスを開始(ナカバヤシ株式会社, 2014/5/12付)
http://www.nakabayashi.co.jp/service/news/detail.html?news_id=524&mode=view

参考:
幕別町図書館(北海道)で「カメレオンコード」を活用した図書館総合システムを導入

北米研究図書館協会(ARL)、ウェブアクセシビリティーツールキットを公開

2014年5月15日、北米研究図書館協会(ARL)は、大学図書館のためのウェブアクセシビリティツールキットを公開しました。

5月15日のGlobal Accessibility Awareness Dayにあわせて公開されたもので、アクセシビリティやユニバーサルデザインについての標準やベストプラクティス、アクセシブルな組織を育むためのプロセス、ARL参加館等によるウェブアクセシビリティの取り組み、ウェブアクセシビリティの基本資料や法、トレーニングなどの参考情報などが提供されています。

このツールキットは、電子情報関連の修士課程修了者を研究機関にインターンシップさせるプログラム(National Digital Stewardship Residency:NDSR)の研修生であるMolly Schwartz氏が主導したものとのことです。また、ARLの2012年11月2日の報告書“Report of the ARL Joint Task Force on Services to Patrons with Print Disabilities”を背景としているとのことです。

Web Accessibility Toolkit(ARL)
http://accessibility.arl.org/

総務省情報通信政策研究所、「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」の速報を公開

2014年5月14日、総務省情報通信政策研究所は、東京大学情報学環 橋元研究室との共同研究として、「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」を実施し、その速報を公開しました。

この調査は、東京都立の高等学校154校の高校生約15,191人を対象に、郵送による質問紙でスマートフォン・アプリの利用実態及び家庭環境や友人関係などの利用を取り巻く環境と、ネット依存傾向の関係を調べたものとのことです。

「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」<速報>(情報通信政策研究所, 2014/5/15付)
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2014/internet-addiction.pdf