アーカイブ - 2014年 5月 12日

JISC等、英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトのHPを公開

2014年5月6日、JISCとAssociation of Research Managers and Administrators(ARMA)による研究者に識別子を与えるORCID試行プロジェクトのHPが公開されたようです。

この試行プロジェクトは、英国の高等教育機関におけるORCID採用について、事例を検討し、ガイダンスや提言を共有することで、ORCID採用のコストと利点を明確にし、最も効果的なORCIDの適用方法を検討するものとのことです。2014年5月から、2015年1月までの期間で実施されるとの事です。

プロジェクトの成果としては、英国の高等教育機関におけるORCIDの適用やワークフローの事例、試行結果のまとめと将来的な実践に向けての提言を含んだ事例報告レポート、高等教育機関がORCIDのIDを適用するための、良い事例や知識、手引きなどの情報等が予定されているとのことです。

About the Project(Jisc-ARMA ORCID pilot project, 2014/5/6付)
http://orcidpilot.jiscinvolve.org/wp/

HEI based projects(Jisc-ARMA ORCID pilot project)

米国政府のオープンデータアクションプランが公開

2014年5月9日、米国政府が“U.S. OPEN DATA ACTION PLAN”を公開しました。2013年6月18日のG8サミットで合意された「オープンデータ憲章」で示された原則に沿って取組みが示されています。2014年から2015年に更新、公開が予定されているデータセットの例も付されています。

U.S. OPEN DATA ACTION PLAN(2014/5/9付)
http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/microsites/ostp/us_open_data_action_plan.pdf

Continued Progress and Plans for Open Government Data(WHITE HOUSE, 2014/5/9付)
http://www.whitehouse.gov/blog/2014/05/09/continued-progress-and-plans-open-government-data

関連:
米連邦政府のオープンデータに関する取り組み(NTTデータ公共レポート, 2014/1/28付)
http://e-public.nttdata.co.jp/topics_detail2/contents_type=8&id=1018
※日本語のレポートです。

ボスニア・ヘルツェゴビナの国立図書館が22年ぶりに開館

2014年5月9日、ボスニア・ヘルツェゴビナの国立図書館が22年ぶりに開館したことが各紙で報じられています。同館は、1992年8月、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のさなかに、セルビア人武装勢力の攻撃によって破壊され、多くの貴重書を含む200万点近い資料が失われました。建築家らが同館の建築様式について書かれた資料や写真などを集め、18年かけて建物を復元したとのことです。

Sarajevo reopens landmark city hall and library destroyed in war(Reuters, 2014/5/9付け記事)
http://www.reuters.com/article/2014/05/09/us-bosnia-cityhall-idUSKBN0DP0XO20140509

Sarajevo's iconic war-bombed city hall re-opens(BBC, 2014/5/10付け記事)
http://www.bbc.com/news/world-europe-27353635

ボスニア紛争で破壊された図書館、22年ぶり再開 (TBS News i, 2014/5/11付け記事)
http://news.tbs.co.jp/20140511/newseye/tbs_newseye2198431.html

赤十字原子力災害情報センター、企画展「東日本大震災復興支援レポート」(パート1)を公開

赤十字原子力災害情報センターのデジタルアーカイブで、「東日本大震災復興支援レポート」のパート1が公開されました。日本赤十字社が東日本大震災発生以来実施してきた復興支援事業について、分野ごと(生活再建、福祉サービス、教育支援、医療支援・災害対応能力強化)にまとめたものです。

海外からの思いを結集して 東日本大震災支援レポート(赤十字原子力災害情報センター, 2014/5/9付け)
http://ndrc.jrc.or.jp/special/2369/
※海外赤十字等を通じて海外から多額の寄付金(2014年1月31日現在1,001億円超)を受けて復興支援活動を展開してきたこと、その基本方針や目的、これまでのスケジュールについての説明・図あり。

東日本大震災復興支援レポート‐パート1‐
http://ndrc.jrc.or.jp/galleries/reconstruction/

国立情報学研究所(NII)とトムソン・ロイター、科学研究費助成事業(科研費)分野分類によるWeb of Scienceデータの分析を可能にする共同研究

2014年5月9日、国立情報学研究所(NII)とトムソン・ロイターが科学研究費助成事業(科研費)分野分類によるWeb of Scienceデータの分析に関して、共同研究を実施していることを発表しました。

この研究は、Web of Scienceと科研費分野の分類体系を双方で対応付けることを目的としているとのことです。2013年4月に開始されており、過去1年間の研究成果として、中間報告を2014年6月にNIIのウェブサイトに掲載される「国立情報学研究所テクニカルリポート」で行う予定とのことです。

分析結果およびデータは、2015年以降トムソン・ロイターの研究力分析ソリューション(InCites等)に適宜応用されることが予定されているとのことです。

科研費分野分類によるWeb of Scienceデータの分析を可能に ~ 日本独自の分類で研究力分析を促進・加速し、研究機関・大学の研究戦略策定の最適化に貢献~
http://www.nii.ac.jp/news/2014/0509

【国立情報学研究所とトムソン・ロイターの共同研究】科研費分野分類によるWeb of Scienceデータの分析を可能に~日本独自の分類で研究力分析を促進・加速し、研究機関・大学の研究戦略策定の最適化に貢献~(NII, 2014/5/9付)

国立情報学研究所(NII)の電子図書館事業(NII-ELS)、終了へ

2014年5月2日、国立情報学研究所(NII)は、電子図書館事業(NII-ELS)のウェブサイトの事業のページに「電子図書館事業(NII-ELS)の終了について」のページを新たに設け、同事業の終了をアナウンスしています。

2014年4月25日に開催された電子図書館事業説明会の資料、5月2日付の電子図書館事業の今後についての趣旨説明の資料等が公開されています。

趣旨説明の資料によると、学協会誌の電子化に対する国の支援がJ-STAGEに一本化されるという方針が示され、また、JSTがJ-Stage Lite(仮称)という電子図書館事業参加学協会誌の登録が可能なプラットフォームの開発に着手することが明らかにされたのを受け、電子図書館事業の終了を決断したとのことです。

終了となるサービスは、「学協会誌の電子化・メタデータ作成」「アクセスコントロール・課金・還元金制度」とのことです。なお、事業終了後はオープンアクセスでの公開継続が可能とのことです。学術情報発信事業(CiNii)はサービスを継続するとのことです。

終了に向けての活動の詳細については、参加する学協会からの意見を踏まえて、2014年7月末を目途に案内があるとのことです。

シカゴ公共図書館、科学教育用ロボット“Finch”の貸出を開始

シカゴ公共図書館が、Googleからの寄付により、科学教育用ロボット“Finch”500台の貸出を開始したとのことです。図書館カードを持っていれば誰でも借りることができるそうです。

Finchロボットはプログラム言語習得支援のために、カーネギーメロン大学のCREATE Labで設計されたものです。

Finch Robots are coming to Chicago Public Library(Chicago Digital, 2014/5/9付け)
http://digital.cityofchicago.org/index.php/finch-robots-are-coming-to-chicago-public-library/

報道:
Chicago Public Library 'Finch Robots' ready for check out(ABC7, 2014/5/10付け)
http://abclocal.go.com/wls/story?section=news/local/chicago_news&id=9533745

Chicago public library offers robot rentals(AP, Northwest Herald, 2014/5/10付け)

「お花を誰かにプレゼントしても 育てた野菜を食べてもOK!」愛知教育大学附属図書館が今年度も『種』の貸出を開始

愛知教育大学附属図書館が、エコキャンパス事業の一環として、2014年度も図書館『種』プロジェクトを実施するとのことで、5月9日から種の貸出を開始したそうです。

この企画は、図書館利用者に種の「貸出」を行い、収穫後の種を図書館に「返却」してもらう、というものです。種はすべて自己採取可能な固定種で、ポスターによると、「花や野菜からできた種を 一部返却していただければ お花を誰かにプレゼントしても 育てた野菜を食べてもOK!」とのことです。

平成26年度 図書館『種』プロジェクトのお知らせ
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/osirase/osirase.html##o287

ポスター(種の貸出行います!!)
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/lib/dokushoannnai/tane2.pdf

エコキャンパスづくりプロジェクト(愛知教育大学)
http://www.eco-campus.aichi-edu.ac.jp/

愛知教育大学附属図書館 twitter (画像/動画)
https://twitter.com/AUE_Lib/media
※特設コーナーの写真あり。

関連:

富山県でひとり暮らしを始めた学生・教職員の方へ:「富山ビギナー講座」を富山大学中央図書館と富山県立図書館が共催

富山での生活が初めての学生・教職員のために、富山大学中央図書館と富山県立図書館が共催で、「富山ビギナー講座」を、2014年5月15日に開催するとのことです。会場は、富山大学附属図書館の中央図書館、講師は富山県立図書館の司書が務めるものです。「富山弁で、何を言っているのかわからないことがある」「はじめての雪国なのでどう冬に備えたらよいかわからない」といった疑問を解決してくれるような内容とのことです。

【図書館講習会】5/15「富山ビギナー講座」を開催します (富山大学附属図書館、2014/4/7付け)
http://u-toyamalib.blogspot.jp/2014/04/515.html

企画展示「ようこそ富山へ 富山ビギナー講座」のお知らせ(富山県立図書館)
http://www.lib.pref.toyama.jp/info/svInfoDtl.aspx?servno=363

三重県の歴史・文化・自然に関するデジタルアーカイブを横断検索できる「三重の歴史・文化デジタルアーカイブ」の運用が開始

2014年5月2日、「三重の歴史・文化デジタルアーカイブ」の運用が開始されました。

三重県では、これまで、文化施設等の所蔵品や図書、行政資料(行政機関が発行した刊行物)や統計資料、指定・登録文化財等、三重県の歴史・文化・自然等に関する様々なデータベースを施設単位で提供してきたとのことです。

このたびの、「三重の歴史・文化デジタルアーカイブ」により、施設をまたいだ複数の分野の資料約33万件をまとめて検索できるようになったとのことです。検索できる資料群は以下の通りです。

(1)三重県総合博物館の所蔵品 約12万点
(2)県指定文化財の「三重県行政文書」を含む歴史的公文書 約5万点(行政刊行物等を含む)
(3)総合博物館・県立美術館等の所蔵する図書 約13万点
(4)県内の国指定・県指定・国登録の文化財 約1千点
(5)まちかど博物館 約500館
(6)県内に点在する句碑等 約300点 など

また、目録のデジタル化とあわせて貴重資料等のデジタル化を行っており、高精細画像で撮影されている一部の資料については、見たい部分の拡大表示や、ページをめくるようなインタフェースでの閲覧が可能です。運用開始時点では、三重県立図書館のデジタル化データ104点について、このような閲覧が可能とのことです。

三重の歴史・文化デジタルアーカイブ

日本学術会議、「提言 我が国の学術情報基盤の在り方について:SINET の持続的整備に向けて」を公開

2014年5月9日付で、日本学術会議情報学委員会が審議の結果をとりまとめ、提言「我が国の学術情報基盤の在り方について:SINET の持続的整備に向けて」を公開しました。

学術情報基盤の現状、諸外国における整備状況を踏まえ、以下の6点が提言されているとのことです。
(1) 学術情報基盤の持続的な運営経費の確保
(2) 世界最高水準の国内ネットワークの実現
(3) 国際ネットワークの強化
(4) クラウド基盤の整備
(5) セキュリティ機能の確保
(6) 学術情報の活用基盤の高度化

提言 我が国の学術情報基盤の在り方について:SINET の持続的整備に向けて(日本学術会議 情報学委員会, 2014/5/9付)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t192-2.pdf

Internet ArchiveのWayback Machine、収集したウェブページは4,000億件に

2014年5月9日付のInternet Archive Blogで、ウェブアーカイブWayback Machineでインデキシングされているウェブページが4,000億件を超えたと紹介されています。あわせて、1996年のInternet Archive設立当初から収集されてきたウェブサイトや、Wayback Machineの主な出来事の簡単な紹介などが掲載されています。

Wayback Machine Hits 400,000,000,000!(Internet Archive Blog 2014/5/9付け)
https://blog.archive.org/2014/05/09/wayback-machine-hits-400000000000/

Wayback Machine
http://archive.org/web/

関連:
Internet Archive “Wayback Machine”(WARP 世界のウェブアーカイブ(おすすめコンテンツ))
http://warp.da.ndl.go.jp/contents/reccommend/world_wa/world_wa02.html

参考:
Internet ArchiveのWayback Machineがリニューアル
Posted 2013年10月29日