アーカイブ - 2014年 5月 1日

国立国会図書館ウェブサイトからのコンテンツの転載手続が簡便に

2014年5月1日から、国立国会図書館ウェブサイトのコンテンツのうち、著作権保護期間を満了と明示している画像については、転載依頼フォームからの申込みが不要となりました。

国立国会図書館ウェブサイトからコンテンツの転載(画像、文書、記事、データ等の復刻、翻刻、掲載、放映又は展示等)を行う場合には、転載依頼フォームにより、あらかじめ国立国会図書館に申し込みが必要な運用としています。

このたび、以下の(1)、(2)に該当するコンテンツ(画像)については、転載依頼が不要となりました。

(1)「国立国会図書館デジタルコレクション」または「近代デジタルライブラリー」に掲載したデジタル化資料のうち、転載したい画像を画面の右側に表示した状態で、左側に表示される書誌情報の公開範囲が「インターネット公開(保護期間満了)」となっているコンテンツ

(2)次の電子展示会に掲載している、当館所蔵資料のデジタル画像
ディジタル貴重書展
日本の暦
近代日本人の肖像
写真の中の明治・大正
国立国会図書館60周年記念貴重書展

なお、画像以外の説明文の利用や電子展示会の一部又は全部の構成を再現するような利用については、申込が必要となります。

国立国会図書館ウェブサイトからのコンテンツの転載手続が簡便になりました(国立国会図書館, 2014/5/1付)

市民活動資料を収集・提供する「市民アーカイブ多摩」が開館

東京都立川市にミニコミ誌などの市民活動資料を収集・提供する「市民アーカイブ多摩」が2014年4月12日に開館しました。

1972年に開設された東京都立多摩社会教育会館内の「市民活動サービスコーナー」では、市民団体が発行した会報やミニコミ、報告書などを収集・提供してきましたが、2002年に事業が廃止されました。そこで、蓄積された資料を保存し、継続的に収集し、利用に供するため、市民活動をしている人、研究者、行政職員、学生、ミニコミ発行者、図書館・文書館関係者、NPO法人や団体スタッフなどが集まり、2006年に「市民活動資料・情報センターをつくる会」として情報センターをつくるための活動を開始し、このたび、「市民アーカイブ多摩」を開館したとのことです。なお、同会は、開館に伴い、資料センターを “つ
くる会”から“運営する会”に移行したとのことです。

市民アーカイブ多摩では、2002年以降に収集されたミニコミ、広報誌などの資料群約1,200タイトルが利用できるとのことです。

また、2002年以前に都立多摩社会教育会館で収集した資料群については、法政大学大原社会問題研究所 環境アーカイブズで管理されているとのことです。ミニコミ、広報誌、冊子等 2,681種類、市民活動関係図書・資料 23,091冊、ビラ、ちらし、ポスター、パンフレットなどを含む資料群ということです。

“Happy”ダンス、公共図書館Ver. 続々と?

ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の“Happy”という曲で図書館員や図書館利用者が踊る模様をまとめた動画を、米国の図書館ニュースに関するブログ“LISNews”が集めているようです。ポートワシントン公共図書館の動画の紹介に続いて、ハンガリーのBrody Sandor Public Library、米国ノースカロライナ州のGaston County Public Libraryの動画が紹介されています。

Brody Sandor Public Library(ハンガリー)バージョン (2014/4/21付け公開)
https://www.youtube.com/watch?v=1evLp-ycbuQ
(LISNews)
http://lisnews.org/happy_from_a_hungarian_public_library

Gaston County Public Library バージョン (2014/4/21付け公開)
https://www.youtube.com/watch?v=20gSINkfjtI
(LISNews)
http://lisnews.org/and_more_happy_librarians_patronsin_gastonia_nc

参考:

図書館に対する7つの誤解(記事紹介)

米国のニュースサイトHuffington Postに、“7 Big Myths About Libraries”という記事が掲載されています。米国人は図書館を高く評価しているにもかかわらず、図書館を最近訪れていない人たちの間にまだ誤解があるとして、それらを7点にまとめて紹介しています。誤解を解くのに資するような事例も紹介されています。

記事に示された7つの誤解は以下の通りです。
(1)図書館は、いつでも、どこでも、静かなスペースである。
(2)ブッククラブは退屈なイベントである。
(3)図書館の工作イベントは旧態依然の退屈なものである。あるいは子ども向けのものばかりである。
(4)図書館の目的は本であり、それだけである。
(5)図書館は退屈である。
(6)図書館はマニアのためのものである。
(7)図書館は子どものためのものである。

なお、記事は、アーティストと図書館をつなぐプロジェクト“Library as Incubator Project”を運営するLaura Damon-MooreさんとErinn Batykeferさんによるものです。

7 Big Myths About Libraries

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの Petrie Museum、 古代エジプト遺物の3Dデジタル画像を公開

2014年4月30日、英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の Petrie Museum of Egyptian Archaeology が、3Dデジタル画像のオンラインライブラリーのベータ・バージョンを公開しました。イングランド芸術評議会(Arts Council England:ACE)から資金提供を受けて製作されたもので、同館が所蔵する古代エジプトコレクションの一部の3Dデジタル画像を回転、拡大等して閲覧することができます。

UCL Petrie Museum launches 3D online object library(UCL, 2014/4/30)
http://www.ucl.ac.uk/news/news-articles/0414/290414-3D-Petrie-online-library

3D Petrie Museum
http://www.ucl.ac.uk/3dpetriemuseum

UCL Petrie Museum Launches 3D Online Object Library(HeritageDaily, 2014/4/30)

Ithaka S+R、美術史研究者の研究を支援するためのレポートを刊行

2014年4月30日、ITHAKA S+Rが、美術史研究者の研究を支援するためのレポート“Supporting the Changing Research Practices of Art Historians”を公開しました。

特定分野の研究者の行動を調査するシリーズの一つで、教員や学芸員、図書館員や視覚的なコンテンツの専門家や美術館の専門家など70人以上にインタビュー調査を行ったとのことです。

サマリーによると、レポートのポイントとして、以下の事項が挙げられています。
・デジタルを活用した調査方法は分野によって異なっており、美術史分野は、デジタル人文学の他の分野で影響力のあるツールなどもまだ利用が少ないなど、発展途上である。
・美術史分野は、学術コミュニティと美術館や図書館などの機関、コレクションとの相互の結びつきが強い。機関レベルで関連機関が協力することで、美術史研究者に幅広いサービスを提供できる可能性がある。
・デジタル化や検索ポータルが一次資料の検索過程に変化をもたらしたが、現在の検索環境にはまだ課題がある。
・デジタル画像のファイルは研究において重要であり、研究者は多くの画像ファイルを維持しているが、これらの扱いは体系的には行われておらず、図書館などの専門家の支援が重要な役割と果たすと考えられる。

日本漢字能力検定協会、京都市の元弥栄中学校跡地に「漢字博物館・図書館」を建設:2016年に開館予定

京都市は、元弥栄中学校(京都市東山区)の跡地活用について、公募型プロポーザル方式による手続きを経て、公益財団法人日本漢字能力検定協会と基本協定を締結したことを2014年4月17日付けで発表していました。

これに関し、4月28日に同協会が「漢字博物館・図書館」建設の計画案を発表したことが報じられています。報道によると、国内初となる漢字を中心とした博物館であり、また図書館には漢字に関する書籍を置くとのことです。5月に着工し2016年5月の開業を予定するとのことです。

なお、日本漢字能力検定協会は、2014年4月1日に、財団法人から公益財団法人へ移行しています。

元弥栄中学校跡地活用に係る契約候補事業者の決定について(京都市、2014/4/17付け)
http://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000147876.html

漢字博物館、16年開館へ 漢検協が京都の中学跡地に(京都新聞, 2014/2/28付け)
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140428000154

【民間】京都市の中学校跡地に漢字博物館・図書館/16年5月に開業/日本漢字能力検定協会(建設ニュース, 2014/2/29付け)

ニューヨーク公共図書館、Courseraと協力して、学習環境を提供

2014年4月30日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、無料のオンライン講義サイトCourseraと提携し、“Learning Hubs”プログラムの支援を行うと発表しました。

“Learning Hubs”は、オンラインで行われるCourseraの講義を受講するため、インターネット接続環境や物理的な場所を提供するプログラムとのことです。NYPLを含む8機関と提携しているとのことです。

NYPLは、住民のニーズを支援するための教育プログラムの提供に力を入れており、テクノロジーのクラスや、成人向けのリテラシー教育、生徒の学力向上のための無料の放課後プログラム等を提供しているとのことです。また、NYPLは、ニューヨーク市のブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランドの92か所で、無料のWifiとコンピュータ接続環境を提供しているとのことです。

NYPLは、この夏から、Courseraの人気講座と協力して、ブロンクスとマンハッタンで、無料の討論クラスの提供を予定しているとのことです。

The New York Public Library Opens Doors to Coursera Students(NYPL, 2-14/4/30付)

第10回レファレンス協同データベース事業フォーラムの記録集が公開

2014年2月17日に国立国会図書館関西館で開催された第10回レファレンス協同データベース事業フォーラムについて、記録集が公開されました。「教育と図書館の未来―レファレンス協同データベースと生み出す力」をテーマとして開催されたものです。

第10回レファレンス協同データベース事業フォーラム
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/fest.html#forum

参考:
E1541 - 第10回レファレンス協同データベース事業フォーラム<報告>
カレントアウェアネス-E No.255 2014.03.06
http://current.ndl.go.jp/e1541