オックスフォード大学ボドリアン図書館が、2014年4月9日、YouTubeに、“What do the Bodleian Libraries mean to you? ”と題する動画を公開していました。動画では、学者や学生等の利用者が、ボドリアン図書館のコレクション、デジタル情報源、建物、サービスの重要性についての考えを述べています。
2014年4月13日から19日までの全米図書館週間(National Library Week)にあわせて、CNN iReportの記事として、“Libraries are dying? Think again”と題する記事が掲載されています。
記事では、米国において、インターネットの隆盛にもかかわらず図書館が依然として人気のある公共スペースであることを紹介しており、利用が増えていることや、米国民の多くが図書館に価値を置いていることを明らかにしたPew Research Centerの調査を紹介するなどしています。またあわせて、世界各国のCNN iReportersがシェアした好きな図書館の写真を掲載しています。シェアされている写真27枚には、米国のイリノイ大学やシカゴ大学の図書館、ソルトレイクシティ(ユタ州)、サンアントニオ(テキサス州)、レキシントン(ケンタッキー州)などの図書館のほか、台湾、ポルトガル、イタリア、中国、英国、カナダなどの図書館が含まれています。
英国出版協会(The Publishers Association)と英国図書館長協会(Society of Chief Librarians:SCL)が2014年3月から、1年間の計画で行っている電子書籍の貸出に関するパイロットプロジェクトから、図書館における電子書籍の貸出が、直接的に購入に結び付くことがわかってきたと報じられています。これは2014年4月8日~10日にかけて開催されたLondon Book Fairにおけるパネルディスカッションの中で、SCL会長のJanene Cox氏が発言したものです。
米国デジタル公共図書館(DPLA)の事務局長であるDan Cohen氏が2014年3月7日に行ったセミナー"Inside the Digital Public Library of America"の発表資料と録画が公開されています。OCLCの“Distinguished Seminar Series”の一つとして行われたとのことです。
2014年4月10日、オンライン目録データベースのRISM(Repertoire International des Sources Musicales;国際音楽資料目録)が、リニューアルしたとのことです。コンテンツに変更はないものの、デジタル資料について限定して検索することができるなど、機能面の改善がおこなわれたそうです。
2014年4月13日、米国図書館協会(ALA)が、米国図書館界の概況をまとめた報告書“State Of America's Libraries Report”の2014年版を公表しています。
要約部分では、Pew Research Centerの調査結果を引用しながら、図書館の役割にふれ、予算削減にさらされる学校図書館の状況、ALAのアドヴォカシー戦略などについてのべられています。本編では、「図書館とコミュニティーとの関わり」「公共図書館」「電子書籍と著作権問題」「学校図書館」「大学図書館」などのテーマごとに状況がまとめられています。
国際図書館連盟(IFLA)が2014年の国際マーケティング賞(IFLA International Marketing Award)の受賞館を発表しています。第1位には、トラム(路面電車)を図書館のマーケティングに活用した、Jiří Mahen Library(チェコ共和国)が選ばれています。第2位には、90秒の図書館CMを作成し、図書館サービスをアピールしたRegina Qu'Appelle Health Region Health Sciences Library (カナダ)、第3位には、Stellenbosch University Library and Information Service(南アフリカ)とシンガポールの国立図書館委員会(National Library Board)の2機関が選ばれています。