“Aslib Proceedings”誌の第66巻3号(2014年)に、モントリオール大学のStefanie Haustein氏らによる論文”Astrophysicists on Twitter: An in-depth analysis of tweeting and scientific publication behavior”が掲載されています。
この調査結果は2014年4月に開催された米国教育研究協会(AERA)の年次大会で、IMLSのSenior StatisticianであるDeanne W. Swan氏が行った発表の中で示されたものです。分析によれば収入が低い家庭の子どもに限った場合でも、わずかではあるものの有意な差が認められることから、Swan氏はこの結果を博物館等における早期教育プログラムに関する興味深い発見であるとしています。
Children Who Visit Museums Have Higher Achievement in Reading, Math, and Science(UpNext: The IMLS Blog、2014/4/21付け) http://blog.imls.gov/?p=4792
2014年4月16日、英JISCとAlexander Street Press社の間で、Alexander Street Pressが有する33,000タイトル以上の教育・学術的な映像コンテンツに英国の大学等が一定期間自由にアクセスできるようにする契約が結ばれたことが発表されました。
この契約はAlexander Street Pressの”evidence-based acquisition (EBA)”モデルによるもので、各大学の構成員は今後1年間、同社の提供する全映像コンテンツにアクセスすることができます。期間終了後は、同社から各大学に詳細な利用統計が提供され、各大学は自身の利用者にもっとも使われていたタイトルを選んで購入することが可能になる、とのことです。
2014年4月10日、トムソン・ロイター(Thomson Reuters)社がG20諸国の学術論文や特許の状況に関するレポート”The Research and Innovation Performance of the G20”を発表していました。これはG20諸国の過去10年(2003~2012年)の論文や特許における引用のパターンを分析したものです。
分析から明らかになった主な点として、米国による研究の国際的な影響力が下がってきていること、中国の国内特許数の伸びの大きさ等が述べられています。日本については、Web of Science収録論文数のシェアは過去10年で3.6%減少しているものの、論文あたりの被引用数は20%増加しているとされています。
2014年4月17日、南カリフォルニア大学図書館がロンドンのオークションでルイス・キャロル直筆の手紙を購入したことを発表しました。この手紙は1891年にルイス・キャロルが親しい友人に宛てて送ったもので、フィクション小説で得た名声を不快に感じていることが書かれているとのことです。同大学のDoheny Memorial Libraryのルイス・キャロル・コレクションに加えられ、USC Digital Libraryで公開される予定とのことです。
フロリダ州立大学のChealsye Bowley氏らのグループが、“Librarian, Heal Thyself: A Scholarly Communication Analysis of LIS Journals”と題するレポートのプレプリントを公開しました。111の図書館情報学雑誌の著作権ポリシー、オープンアクセス・セルフアーカイビングポリシー、オープンアクセス出版のオプション等を含む“オープンさ”を測定し、分析した調査結果とのことです。
米国政府印刷局(GPO)が、統合検索エンジン“MetaLib”について、検索対象の追加をアナウンスしています。MetaLibは、出版物カタログ(Catalog of U.S. Government Publications: CGP)のサービスで、米国連邦政府の複数のデータベースを検索する統合検索エンジンです。
今回追加されたのは、以下のデータベースとのことです。
・U.S Government Bookstore
・Legislative Information System (congress.gov [beta])
・Regulations.gov
・The FBI Vault
1. Librarians are relaxed!
2. The Library & Information Science field is evolving
3. Special Librarians can also work for museums, law offices, and even orchestras!
4. Librarians can be fun!
5. Librarians are super creative - in our book displays…
6. And our programs.
Elsevier社のニュースレター“Library Connect”のサイトで、“What are researchers looking for in corporate and academic library services?”と題する記事が掲載されています。チューリッヒ工科大学のPharmacy Information Centerに所属するOliver Renn氏による記事で、同氏のウェビナー“ Compare and contrast: The evolution of academic and corporate library services”での発表内容に基づくものとのことです。ウェビナーもウェブ上で公開されています(要登録)。
記事では、Renn氏が他のメディアで掲載した企業の情報センターの12のコア要素や、図書館員への期待についての図“Expectations for library support”が示されています。
What are researchers looking for in corporate and academic library services?(LibraryConnect, 2014/4/16付け)