アーカイブ - 2014年 4月

4月 24日

E1558 - 2014年CEAL年次大会・NCC公開会議<報告>

 2014年3月26日から27日,米国フィラデルフィアにおいて,東亜図書館協会(CEAL)年次大会と北米日本研究資料調整協議会(NCC)公開会議が開催された。会議に先立ち,25日夜にNCCプレカンファレンスとして,日本語の古典籍への国際的なアクセスをテーマとしたラウンドテーブルが開かれた。...

E1557 - ポータルからプラットフォームへ:Europeana事業計画2014

 Europeanaは,「欧州の図書館,ミュージアム,アーカイブズおよび視聴覚アーカイブズの保有する電子化資料への統合的なアクセスを提供するポータルサイト」(CA1785参照)と紹介されてきた。既に約2,300機関(うち,アグリゲータ150機関とデータ連携)から,3,000万件以上のメタデータを集約するまでに成長している。しかし,もはや,単なる「ポータル」を超えて,「プラットフォーム」へとその姿を変えつつある。...

E1556 - 図書館とファブスペース ~ 導入から1年

 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下,SFC)では2013年4月,デジタル技術を使ったものづくり(以下,ファブ)を身近に体験できるよう,多くの学生が気軽に利用している場所である図書館(湘南藤沢メディアセンター)に3Dプリンタが利用できるファブスペースを設置した。3Dプリンタは,海外では,米国を中心に公共図書館等のメイカースペースの設置とともに導入が進んでいる(E1378参照)が、日本ではまだ珍しい取組みといえるのではないだろうか。本稿では,SFCの図書館への3Dプリンタ導入とファブスペースの設置から1年を経たところで振り返り,利用状況や新たな展開などについて紹介したい。...

E1555 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/4/18現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1532ほか参照)に続き,2014年2月中旬から4月中旬にかけての主な情報をまとめた。...

国立国会図書館、原装のまま保存するための複本の収集を開始

2014年4月24日、国立国会図書館は、原装のまま保存するための複本の収集を開始しました。

国立国会図書館は、日本の出版文化を後世に伝承することを目的として、出版文化史上、あるいは造本・装丁上意義があり、将来に示唆を与えると考えられる国内刊行図書を、函・カバー等の外装を含めた原装のままで保存するため、複本として収集します。 収集の対象となるのは、日本書籍出版協会及び日本印刷産業連合会が毎年主催する「造本装幀コンクール」出品作品のうち、同コンクール事務局から寄贈されたもの、または、国立国会図書館において購入したものです。

なお、これらの資料は、原則として、公共的性格を有する各種展示会への貸出しでのみ利用できます。

原装のまま保存するための複本の収集を開始しました(国立国会図書館, 2014/4/24付)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2014/1205363_1829.html

原装のまま保存する複本資料(リサーチナビ)
http://rnavi.ndl.go.jp/kansai-kan/entry/post-37.php#original

第47回(2013)資料リスト(リサーチナビ)
http://rnavi.ndl.go.jp/kansai-kan/tmp/booklist_47_2013.pdf

慶應義塾大学の蔵書のデジタル化データがHathiTrustに登載

慶應義塾大学の蔵書のデジタル化資料がHathiTrustに登載されたとのことです。今回HathiTrustに登載されたのは、同学が2007年から2010年にかけてGoogleブックス図書館プロジェクトに参加しデジタル化を実施した、著作権保護期間の終了した日本語の資料約8万冊分のデータとのことです。対象資料には、慶應義塾図書館(三田メディアセンター)が所蔵する、江戸中期から明治初期にかけて刊行された古典籍(和装本)のほか、慶應義塾大学の刊行物および福沢諭吉の著作も含まれているとのことです。

HathiTrustへのデジタル化資料の登載について(慶應義塾大学メディアセンター, 2014/4/24付)
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/hathitrust/

Google ブックス図書館プロジェクトでデジタル化した蔵書について (慶應義塾大学メディアセンター, 2013年10月付)
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/hathitrust/Keio_collection_digitized_by_Google.pdf

HathiTrustに登載された慶應義塾大学の提供資料の一覧
http://bit.ly/1gmFNw2

4月 23日

【イベント】シンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」(5/10・京都)

2014年5月10日、キャンパスプラザ京都にて、シンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」が開催されます。

二部構成で、第一部は「定住ニューカマーの子どもたちと学校をめぐる最新の動向」をテーマに3名から報告が、第二部では「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える」をテーマにパネルディスカッションが開催されるとのことです。

下記の三機関による共催とのことです。
・トヨタ財団国際助成プログラム企画
「フィリピン系のこどもたちの未来を切り拓くグローカルな教育支援モデルの構築」
・立命館大学人間科学研究所 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究―対人支援における大学と社会実践の連携」
・立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)研究プログラム
「電子書籍普及に伴う読書アクセシビリティの総合的研究」(IRIS)

参加費は無料ですが、事前に申し込みが必要です。

シンポジウム「外国にルーツをもつ子どもとデジタル教科書のあり方を考える~ICTを活用した学習支援と教育保障~」のお知らせ(立命館大学人間科学研究所)
http://www.ritsumeihuman.com/news/read/id/72

第56回「こどもの読書週間」、2014年の標語は「いつもいっしょ、本といっしょ。」

2014年4月23日から5月12日まで、第56回「こどもの読書週間」です。主催団体である読書推進運動協議会のウェブサイトで発表された2014年の標語は「いつもいっしょ、本といっしょ」となっています。こどもの読書週間に合わせて、各地の公共図書館や書店などでは子どもの読書に関する展示やイベントが行われています。

社団法人 読書推進運動協議会
http://dokusyo.or.jp/

こどもの読書週間
http://dokusyo.or.jp/jigyo/kodomo/kodomo.htm

2013年・第55回こどもの読書週間 行事報告一覧
http://dokusyo.or.jp/jigyo/kodomo/13kodomogyouji.pdf

国際子ども図書館、電子展示会「日本の子どもの文学 −国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」公開

子ども読書の日である2014年4月23日、国立国会図書館国際子ども図書館が、電子展示会「日本の子どもの文学 −国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」を公開しました。

国際子ども図書館が所蔵する本、絵本や雑誌の中から、明治から現代に至るまでの時代をいろどった代表的な児童文学作家・画家の作品を紹介しています。

この展示会は、国際子ども図書館3階「本のミュージアム」で現在開催中の現物展示会の出展資料から約220点を電子展示会としてインターネットで公開するものです。出展資料の一部は、「国立国会図書館デジタルコレクション」で、全文をデジタル画像で閲覧できます。

日本の子どもの文学(国際子ども図書館)
http://www.kodomo.go.jp/jcl/index.html

電子展示会「日本の子どもの文学 −国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」の提供を開始しました(国際子ども図書館, 2014/4/23付け)
http://www.kodomo.go.jp/news/2014-05.html

国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館)
http://dl.ndl.go.jp/

日本の子どもの文学−国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み

実業史研究情報センター、社史1,000冊分のデータを検索できる「渋沢社史データベース」公開

2014年4月23日、渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターが、「渋沢社史データベース」の公開を発表しました。渋沢栄一が関係した会社の社史を中心にその内容を、目次・索引・年表・資料編等から検索できるデータベースとのことです。現在、約1,000冊分の社史のデータが収録されており、2015年には第2弾として約500冊分のデータを追加する予定とのことです。

社史1,000冊の目次・索引・年表・資料編を検索できる「渋沢社史データベース」(略称:SSD)を公開しました(実業史研究情報センター・ブログ, 2014/4/23)
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20140423/1398237612

渋沢社史データベース
http://shashi.shibusawa.or.jp/

Twitter社、研究機関にデータを提供するテストプロジェクト“Twitter Data Grants”参加機関を発表

2014年4月17日、Twitter社が外部の研究機関にTwitterのデータにアクセスする機会を提供するテストプロジェクト“Twitter Data Grants”への参加機関を発表しました。2月に募集を開始したこのプロジェクトには、60以上の国から、1,300件以上の研究企画案が提出されたとのことです。Twitter社のブログでは今回選ばれた6件の研究企画案が発表されており、日本の機関では、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の研究企画案“対災害情報分析システム” が選ばれています。

Twitter #DataGrants selections (Twitter blog, 2014/4/17)
https://blog.twitter.com/2014/twitter-datagrants-selections

NICTの研究提案がTwitter社の研究公募プログラム Twitter #DataGrantsに採択!(NICT, 2014/4/23)
http://www.nict.go.jp/info/topics/2014/04/140423-1.html

参考:
Twitter社、研究機関にデータを提供するテストプロジェクト“Twitter Data Grants”を開始
Posted 2014年2月7日

“Europeana Newspapers”、インターフェースの開発進む:8機関からのコンテンツを提供開始

欧州のデジタル化新聞コンテンツを集約し提供する“Europeana Newspapers”プロジェクトについて、インターフェースの開発が継続されていること、また、同事業にかかわる8機関からのコンテンツの公開を開始したことがアナウンスされています。検索インターフェース(プロトタイプ)から利用可能になっています。

8機関は、ラトビア国立図書館、オーストリア国立図書館、ベオグラード大学、Frederich Tessman Library(イタリア)、フィンランド国立図書館、エストニア国立図書館、スペイン国立図書館、アイスランド国立・大学図書館です。また今後数か月のうちにさらにコンテンツが追加されるとのことです。

Europeana Newspapers Update (The Europeana Library, 2014/4/18付け)
http://www.theeuropeanlibrary.org/tel4/newsitem/5250

参考:
Europeana Newspapersプロジェクト、検索・閲覧ツールのプロトタイプを公開 Posted 2014年3月24日
http://current.ndl.go.jp/node/25747

Elsevier社、EPUB3の採用を発表

Elsevier社が、同社の発行する電子書籍についてEPUB3を採用することを発表しています。プレスリリースでは、これにより、音声、動画、インタラクティブな機能をサポートすること、MathMLをサポートすること、アクセシビリティの向上になること、などを特記しています。

Elsevier Embraces EPUB3 Format, Ensuring More Enriched and Interactive eBook Experience for Readers(2014/4/22付け)
http://www.prnewswire.com/news-releases/elsevier-embraces-epub3-format-ensuring-more-enriched-and-interactive-ebook-experience-for-readers-256164711.html

研究図書館センター(CRL)、Primary Source Awards(2014)を発表:資料の活用・活用促進の優れた取組みを表彰

北米の研究図書館センター(CRL)が、資料の活用・活用促進の優れた取り組みを表彰するPrimary Source Awardsについて、2014年の結果を発表しています。

Primary Source Awardsには、Access(資料の活用促進)、Research(研究における資料の活用)、Teaching(資料の教室での活用)の3つのカテゴリーが設けられており、教員や図書館員などによる取り組みを表彰しています。受賞した取り組みは以下のものです。

Access:ノースカロライナ大学の図書館において行われている“Civil War Day by Day” プロジェクト
About
http://blogs.lib.unc.edu/civilwar/index.php/about/

Research:カリフォルニア大学ロサンゼルス校の図書館のLos Angeles Aqueduct Digital Platformの取り組み
About the Project
http://digital.library.ucla.edu/aqueduct/about

Teaching:National Humanities Centerが公開しているウェブサイトAmerica in Classの“Lessens”のコーナー
About AIC Lessons

4月 22日

デジタルキュレーションセンター(DCC)と、DataONEが研究データ管理のための実務レベルのガイドを公開

2014年3月3日、デジタルキュレーションセンター(DCC)とDataONEによる、研究データ管理のための実務レベルのガイド“How to Discover Requirements for Research Data Management Services”が公開されました。

このガイドは、高等教育機関で研究データ管理の支援のためのサービスやツールを開発する担当者を対象とし、研究データ管理のプロセス等について解説したものとのことです。

How to Discover Requirements for Research Data Management Services(PDF、23ページ)
http://www.dcc.ac.uk/sites/default/files/documents/publications/DCC_Howto_Discover_Requirements.pdf

How to Discover Requirements for Research Data Management Services(DCC, 2014/3/3付)
http://www.dcc.ac.uk/how-discover-requirements

参考:

オープンアクセスメガジャーナルに論文を発表しているのはどんな人?(文献紹介)

2014年4月22日、オープンアクセス(OA)雑誌PeerJで” A survey of authors publishing in four megajournals”と題した論文が公表されました。著者はミシガン州立大学のDavid J. Solomon氏です。

この論文はBMJ Open、PeerJ、PLOS ONE、SAGE Openの4つのOAメガジャーナルで論文を発表していた著者2,128人を対象に行ったWeb調査の結果を述べたものです。回答率は26%(BMJ Openの著者)~47%(SAGE Openの著者)でした。分析の結果、以下のようなことがわかったとされています。

・これらの著者がメガジャーナルに投稿した論文のうち25%が予備的な結果を述べたものである
・他の雑誌で却下された後にメガジャーナルに投稿された論文は全体の半数に満たない
・雑誌の質と査読の速さがこれらのメガジャーナルが選ばれた主要な理由である。PLOS ONEとBMJ Openはどちらもインパクトファクターがついているが、インパクトファクターを重視していたのはPLOS ONEに投稿した著者だけである
・PeerJに投稿していた著者は査読方針とOAであること自体を重視している

児童に関するデータリポジトリinBloom、活動の終了を発表(米国)

2014年4月21日、児童の学習等に関する情報のデータリポジトリ構築を目指していた非営利団体inBloomが、その活動を終えることを発表しました。

inBloomは2011年にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団とCarnegie Corporation of New Yorkから1億ドルの支援を受けて設立された団体で、児童の情報を収集し、教員がそれらを一元的に参照できるようにすること等を通じて教育の質を高めることを目指していました。しかしプライバシーの観点等から反対する意見が相次ぎ、2014年3月にはニューヨークで教育機関が児童のデータを収集する第三者機関と契約することを禁じる法律が可決されていました。このような状況を受け、inBloomは自身のコンセプトは時期尚早であり、人々の間で受け入れられるには今しばらくの時間とリソースが必要であるという結論に達したとのことです。

inBloomによる発表
https://www.inbloom.org/

Data Privacy: inBloom, the Non-Profit Data Repository for Student Data Shutting Down(LJ INFOdocket、2014/4/21付け)

閣議等の議事録が首相官邸ホームページで公開

2014年4月22日、4月1日に行われた閣議の議事録が首相官邸ホームページで公開されました。

2014年3月28日の閣議決定により、内閣官房長官の指示の下、内閣官房において閣議等の議事の記録が作成され、概ね3週間後に首相官邸ホームページに掲載されることとなりました。この決定に基づく閣議等の記録の作成及び公表は、2014年4月1日以降に開催する最初の閣議等からとされています。

閣議(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/index.html

閣議及び閣僚懇談会議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2014/__icsFiles/afieldfile/2014/04/22/260401gijiroku.pdf
※開催日時 平成26年4月1日(火)8:22~8:34

閣議等の議事の記録の作成及び公表について 閣議決定 2014年3月28日付
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2014/__icsFiles/afieldfile/2014/03/28/20140328-01_2_1.pdf

内閣官房長官記者会見(首相官邸, 2014/4/22午前)

人文社会系版PLOSを目指す”Open Library of Humanities”、アンドリュー・メロン財団の助成を獲得

“Open Library of Humanities(OLH)”がアンドリュー・メロン財団の助成金を獲得したことが、2014年4月7日付けで発表されていました。

OLHはオープンアクセス(OA)メガジャーナルであるPLOSを手本に、人文・社会科学系で類似のOA雑誌を作ることを目指しています。OLHのブログによれば、今回得た助成はビジネスモデルの構築や投稿論文の募集とその査読、技術インフラの構築という3つのコアタスクに用いる予定であるとのことです。

Funding from the Andrew W. Mellon Foundation(Open Library of Humanities、2014/4/7付け)
https://www.openlibhums.org/2014/04/07/funding-from-the-andrew-w-mellon-foundation/

Mellon Funding for the Open Library of the Humanities(The Chronicle of Higher Education、2014/4/18付け)

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