2014年4月17日、Twitter社が外部の研究機関にTwitterのデータにアクセスする機会を提供するテストプロジェクト“Twitter Data Grants”への参加機関を発表しました。2月に募集を開始したこのプロジェクトには、60以上の国から、1,300件以上の研究企画案が提出されたとのことです。Twitter社のブログでは今回選ばれた6件の研究企画案が発表されており、日本の機関では、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の研究企画案“対災害情報分析システム” が選ばれています。
inBloomは2011年にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団とCarnegie Corporation of New Yorkから1億ドルの支援を受けて設立された団体で、児童の情報を収集し、教員がそれらを一元的に参照できるようにすること等を通じて教育の質を高めることを目指していました。しかしプライバシーの観点等から反対する意見が相次ぎ、2014年3月にはニューヨークで教育機関が児童のデータを収集する第三者機関と契約することを禁じる法律が可決されていました。このような状況を受け、inBloomは自身のコンセプトは時期尚早であり、人々の間で受け入れられるには今しばらくの時間とリソースが必要であるという結論に達したとのことです。