アーカイブ - 2014年 3月

3月 4日

米Innovative Interfaces社が欧州のデータセンターと契約

2014年2月25日、米国の図書館システムベンダInnovative Interfaces社と、欧州のデータセンター事業者Interxion社との契約が発表されました。Innovative Interfaces社は、2013年にオフィスを開設したアイルランドのダブリンにあるデータセンターを利用し、同社の図書館システムの欧州・中東・アフリカへの展開を進めていくようです。

INNOVATIVE INTERFACES SIGNS DATA CENTRE DEAL WITH INTERXION, TO FACILITATE EUROPEAN EXPANSION(interxion, 2014/2/25付ニュース)
http://www.interxion.com/about-us/news/innovative-interfaces-signs-data-centre-deal-with-interxion-to-facilitate-european-expansion-/

Innovative Expands Worldwide Presence with New Office in Dublin, Ireland(Innovative Interfaces, 2013/1/11付ニュース)

EBSCO Discovery Serviceが新機能Research Starterをリリース

2014年2月、EBSCO社が、同社のウェブスケールディスカバリーサービスEBSCO Discovery Serviceの新機能Research Starterをリリースしました。これは、検索結果画面の中央最上部をプラカードエリア(Pracard Area)と呼び、そこに5万以上のトピックから検索結果と関連する情報をコンパクトに表示するものです。The Digital Shift誌の解説記事によると、Salem Press、Encyclopedia Britannica、American National Biographyなどが情報源として使われているようです。

EBSCO Rolls Out New Research Starters Feature for EDS(The Digital Shift 2014/2/26付記事)
http://www.thedigitalshift.com/2014/02/research/ebsco-rolls-new-research-starters-feature-eds/

インターフェイスのアップデートが行われました = EBSCOhost 14.1 リリース =(EBSCO 2014/2付ニュース)
http://www.ebsco.co.jp/news/ehost_upgrade14_1.html

参考:

OverDrive社が教師のための教材共有・販売サイトTeachersNotebook.comを買収

2013年3月3日、公共・学校図書館向けの電子書籍サービスを提供する米国のOverDrive社が、TeachersNotebook.comの買収を発表しました。TeachersNotebook.comは、教師が作成したK-12(幼稚園から高校卒業まで)の生徒向けの教材を共有・販売・購入することができるウェブサイトで、現在55万人以上の教師が利用しているということです。プレスリリースによると、今回の買収の狙いは、TeachersNotebook.comの認知度を利用して、学校図書館や教師との関わりを強めることにあるようです。TeachersNotebook.comは買収後も独立した子会社として、運営が続けられるそうです。

RDF 1.1がW3C勧告に

2014年2月25日付けで、RDF(Resource Description Framework)のバージョン1.1がW3C勧告(W3C recommendation)になりました。仕様は“RDF 1.1 Concepts and Abstract Syntax”など8つの文書から構成され、“RDF 1.1 Primer”など4点のノートもあわせて公開されています。バージョン1.0がW3C勧告になったのは2004年でした。

RDF 1.1 IS A W3C RECOMMENDATION(W3C, 2014/2/25付)
http://www.w3.org/blog/news/archives/3701

参考:
RDFクエリ言語SPARQL 1.1がW3C勧告に
Posted 2013年3月22日
http://current.ndl.go.jp/node/23136

BIBFRAMEに関するALA冬季大会フォーラムの動画が公開

2014年1月に開催された米国図書館協会(ALA)冬季大会において、米国議会図書館(LC)が中心となって開発を進めている新しい書誌データモデル“BIBFRAME”に関するフォーラムが行われました。このほど、その動画(75分、英語キャプション付き)が公開されました。フォーラムでは、LCおよびジョージワシントン大学の取り組みが報告されたほか、Zepheira社からデータ入力ツールの紹介が行われたようです。

Bibliographic Framework Initiative (BIBFRAME) Update - January 26, 2014
http://www.loc.gov/bibframe/media/updateforum-jan26-2014.html

BIBFRAME Update Forum at ALA Midwinter 2014
http://www.loc.gov/bibframe/news/bibframe-update-midwinter2014.html

Jan. 26 BIBFRAME video is up on LC web site(BIBFRAME Listserve 2014/2/28付メール)

Europeanaで“Europeana Sounds”プロジェクトが進行中

2014年2月17日、18日に英国図書館で“Europeana Sounds”プロジェクトの開始イベントが開催されました。

12か国の24機関が参加する3年間のプロジェクトで、欧州の音声資料と音声関係の資料へのアクセスを改善するものとのことです。Europeanaを通じてアクセスできる音声資料の増加やメタデータの充実などが目指されているようです。

Europeana Sounds
http://pro.europeana.eu/web/europeana-sounds

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”にフランス語の学位論文が追加

2014年2月17日、欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”にフランス語の学位論文の書誌情報約20万件が追加されたとのことです。フランスの大学図書館の総合目録“Sudoc(Systeme Universitaire de documentation)”からのデータ提供によるものとのことです。

Research informationの記事によると、2000年以降の学位論文が収録されており、Sudocの対応するデータへのリンクにより、ILL利用のための所蔵情報などが利用できるとのことです。また、12,000件のデータについては、電子版の学位論文のフルテキストにリンクしているとのことです。

OpenGrey
http://www.opengrey.eu/

OpenGrey repository adds French theses(Research information, 2014/2/26付)
http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=1508

参考:
欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”
Posted 2011年6月22日
http://current.ndl.go.jp/node/18475

新潟県立図書館、ギャラリー展示「ふくしま~東日本大震災の記憶と復興への歩み~」を開催

2014年3月4日から3月16日まで、新潟県立図書館で、ギャラリー展示「ふくしま~東日本大震災の記憶と復興への歩み~」が開催されています。

震災の記憶を風化させないこと、また、復興への支援につながることを願って、復興への歩みを進めている福島県の様子や新潟県内に避難している方々のメッセージを紹介するとのことです。

展示している写真等のデータは福島県や福島県警察本部等、メッセージパネルは柏崎市の避難者支援団体「ズーズー実行委員会」から提供を受けたとのことです。

ギャラリー展示「ふくしま~東日本大震災の記憶と復興への歩み~」を開催しています
http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/news/tenji2014.3.4.html

東京文化財研究所、「文化財の放射線対策に関する研究会」の資料公開およびパブリックコメントを募集

東京文化財研究所では、独立行政法人文化財機構、独立行政法人国立美術館、全国美術館会議、福島県教育庁、福島県内文化施設とともに、2012年~2013年度の2か年に「文化財の放射線対策に関する調査研究」を進めてきたとのことです。

その成果として2013年3月11日、2014年2月12日に研究会を開催し、
(1)『博物館美術館等のリスクマネージメント-放射性物質に汚染された塵埃への対応を中心に-(20140210案)』
(2)『文化財の除染に対する基本的考え方(20140210案)』
の資料をまとめたとのことです。

この2つの資料について、2014年3月20日を締切りとして、意見募集が行われています。

「文化財の放射線対策に関する研究会」資料の公開について(東京文化財研究所, 2014/2/26付)
http://www.tobunken.go.jp/~ccr/news/event20140218radmeet/event20140218.html

参考:
E1532 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/2/14現在) カレントアウェアネス-E No.254 2014.02.20
http://current.ndl.go.jp/e1532

【イベント】文化財の放射線対策に関する研究会(3/11・東京)

3月 3日

司書が覚えておきたい手話講座が動画で公開

2014年3月1日、株式会社ヴィアックスが、「司書さんが覚えておきたい手話講座」第1回を公開しました。第1回は約50秒の動画で、はじめて本を借りるという状況で使用される手話が紹介されています。「小川先生」と「きっしー」による対話形式の講座となっています。

第2回は、3月15日に公開されるとのことです。

司書さんが覚えておきたい手話講座
http://ecaki-randa.com/syuwa.html

タブレット端末向けURL
http://ecaki-randa.com/tablet/syuwa.html

※URLを修正しました。

慶應義塾大学にアインシュタイン博士の直筆草稿・書簡等が寄贈される

2014年3月3日、慶應義塾大学は、アインシュタイン(Albert Einstein)博士直筆の草稿や書簡等、約20点が寄贈され、同大学図書館に収められたことを発表しました。これらの資料は、アインシュタイン博士と親交が深かった、医師で九州帝国大学教授であった三宅速氏が所蔵していたもので、1月8日に三宅氏の孫である比企寿美子氏により寄贈されたとのことです。アインシュタイン博士が1922年に日本を訪問した際の印象を記した随筆「日本における私の印象」の草稿等を含み、多くが未公開資料とのことです。

アインシュタイン博士の直筆草稿・書簡類が慶應義塾に寄贈される(慶應義塾, 2014/3/3)
http://www.keio.ac.jp/ja/news/2013/kr7a4300000d4gkq.html?tf=140303

アインシュタイン:来日時の未公表書簡など慶大図書館寄贈(毎日新聞, 2014/3/3付記事)
http://mainichi.jp/select/news/20140303k0000e040127000c.html

アインシュタイン「日本における私の印象」など直筆公開 慶応大(MSN産経ニュース, 2014/3/3付記事)

ALA、2012-2013年の年次報告書を公表

2014年2月27日、米国図書館協会(ALA)が、2012-2013年の年次報告を公表しました。前会長のサリヴァン(Maureen Sullivan)氏によるイニシアチブなど、デジタル環境下での図書館及び図書館サービスの変革の取組みを示しているとのことです。

American Library Association (ALA) 2012-13 Annual Report highlights initiatives, milestones(ALA, 2014/2/27付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/02/american-library-association-ala-2012-13-annual-report-highlights-initiatives

本文(110ページ)
http://viewer.zmags.com/publication/a1d29faf#/a1d29faf/1

本文(PDF,110ページ)
http://www.ala.org/aboutala/sites/ala.org.aboutala/files/content/governance/annualreport/annualreport/2012-2013%20Annual%20Report.pdf

EBSCO Discovery Serviceに、カリフォルニア電子図書館(CDL)のeScholarshipが追加

カリフォルニア大学のカリフォルニア電子図書館(California Digital Library:CDL)のオープンアクセス出版プラットフォームeScholarshipに登録された図書等について、その30,000点のコレクションがEBSCO社のEBSCO Discovery Serviceより検索可能になったとのことです。

Agreement between California Digital Library and EBSCO Information Services Adds More Than 30,000 Publications to EBSCO Discovery Service™(EBSCO, 2014/2/25付け)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/agreement-between-california-digital-library-and-ebsco

オーストラリア図書館協会、幼児期のリテラシーにおける公共図書館の役割に関するレポートを公開

オーストラリア図書館協会(ALIA)の公共図書館諮問委員会(Public Libraries Advisory Committee)が、2014年2月28日、“ Early Literacy Framework and Strategy for Australian Public Libraries”と題するレポートを公開しました。幼児期のリテラシーにおける公共図書館の役割を定め、その枠組みと戦略、効果の測定等について示したものとなっているようです。

Early Childhood Literacy Framework and Strategy (ALIA, 2014/2/28付け)
https://www.alia.org.au/earlyliteracyframework

宮城県図書館、東日本大震災文庫展Ⅳ「小松左京が遺したもの-震災の記憶・未来へのことば-」を開催

宮城県図書館が、2014年3月1日から6月27日まで、東日本大震災文庫展Ⅳ「小松左京が遺したもの-震災の記憶・未来へのことば-」を開催します。2013年に開催したプレ展示「小松左京の世界」に続き、「阪神大震災に対する詳細な調査・分析から、将来の震災への対策を提言してきた作家小松左京氏の足跡を紹介」するものとのことです。なお今後構築される宮城県震災アーカイブについても紹介するとのことです。

東日本大震災文庫展Ⅳ「小松左京が遺したもの-震災の記憶・未来へのことば-」
http://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/457-2014-02-28-05-37-45.html

クリントン大統領図書館、新規資料群を公開

2014年2月28日、米国第42代大統領クリントンの大統領図書館において、これまで大統領記録法により公開が差し控えられていた資料群が、退任から12年経過したことにより、一般公開されることとなりました。

クリントン大統領図書館のウェブサイト、及び、アーカンソー州のリトルロックのクリントン大統領図書館の研究室でも閲覧が可能とのことです。

Formerly Withheld Documents(William J Clinton Library)
http://www.clintonlibrary.gov/formerlywithhelddocuments.html

参考:
E1430 - NARA運営の13番目の大統領図書館,ブッシュ大統領図書館開館 カレントアウェアネス-E No.237 2013.05.23
http://current.ndl.go.jp/e1430

京都府立総合資料館、国宝「東寺百合文書」の画像をインターネット公開

2014年3月3日、京都府立総合資料館が、国宝「東寺百合文書」のデジタル画像を掲載するウェブサイト“東寺百合文書WEB”を公開しました。

東寺百合文書は、もとは、教王護国寺(東寺)に伝えられた文書群で、奈良時代から江戸時代初期までのおよそ1000年間にわたる約2万5千通の文書からなるとのことです。内容は、寺院組織の運営に関連して作成されたもので、寺院運営に関する会議議事録、諸仏事、所領を巡る裁判、所領の経営等に関する書類など多岐にわたり、日本中世史研究上、最も優れた文書史料群の一つとのことです。1967年に京都府が文化財保護を目的に購入し、1997年6月に国宝に指定されているとのことです。

3月3日時点の公開数は約4万4千画像で、2014年4月下旬までに全画像(約8万画像)を公開する予定とのことです。

文書の書かれた背景や出来事をコラム形式で解説した読み物ページである「百合百話」、小学校高学年以上を対象とした解説ページである「Kid’s ひゃくごう」などの解説ページも公開されています。

また、公開画像等は「クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンス」(CC-BY)で提供しているとのことです。

国宝「東寺百合文書」のインターネット公開について (京都府総合資料館, 2014/2/28付)

筑波大学附属図書館、ウェブサイトをリニューアルし、Tulips Search(ディスカバリーサービス Summon)を新たに導入

2014年3月3日から、筑波大学附属図書館のウェブサイトがリニューアルしたと発表されています。新しいウェブサイトでは機能をテーマごとにまとめ、よりシンプルなレイアウトになったとのことです。

新しくなった点として、Tulips Search(ディスカバリーサービス Summon)の新たな導入、同学が契約している電子ジャーナル・電子ブック・データベースなどの電子リソースのリストをひとつのページに統合、レスポンシブ・ウェブデザインの導入、画面上部のナビゲーションの整備などが挙げられています。

附属図書館のWebサイトが新しくなりました。(筑波大学附属図書館, 2014/3/3付)
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/notice/new-website

筑波大学附属図書館
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/

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