アーカイブ - 2014年 3月 6日

文部科学大臣、図書館での「アンネの日記」被害に関して所見を発表

2014年2月28日に行われた定例記者会見において、下村博文文部科学大臣が、公共図書館での「アンネの日記」被害に関して所見を述べています。

下村博文文部科学大臣記者会見録(平成26年2月28日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1344629.htm

参考:
日本図書館協会、『公立図書館における「アンネの日記」破損事件について(声明)』を発表
Posted 2014年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/25552

参議院の『立法と調査』で「特定秘密保護法の制定と今後の検討課題」が掲載

2014年12月13日に公布された「特定秘密の保護に関する法律」について、参議院の『立法と調査』の第350号(2014年3月3日)に、「特定秘密保護法の制定と今後の検討課題」が掲載されました。「特定秘密保護法の衆議院修正の内容及び施行に向けた検討課題について、国会論議を交えつつ紹介」するものとのことです。

なお、『立法と調査』は1964年に創刊され今年で50年目を迎えたとのことです。

立法と調査 350号(平成26年3月3日) 特集:第186回国会の法律案等の紹介(1)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/20140303.html

OCLCとFamilySearchが系譜研究の向上にむけてデータ共有

2014年3月4日、OCLCが、WorldCatとFamilySearchのカタログのデータ共有を行ったことを発表しています。WorldCatから、100万件以上のFamilySearchのレコードが検索可能となり、またFamilySearchからWorldCatへのリンクも追加されたそうです。

Genealogists can now find FamilySearch and WorldCat records through both online resources(OCLC, 2014/3/4付け)
http://oclc.org/news/releases/2014/201410dublin.en.html

FamilySearch
https://familysearch.org/

オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”が88万ドルの追加助成を獲得: 2014年中にはバージョン2.0に

2014年3月5日、オープンソースの次世代型図書館システムを開発しているKuali Open Library Environment(Kuali OLE)プロジェクトが、アンドリュー・W・メロン財団から88.2万ドルの助成金を獲得したと発表されています。

この助成期間中、2014年の後半にはバージョン2.0をリリースするとのことです。なお、シカゴ大学とリーハイ大学がKuali OLEを導入する件については、2014年の夏とされています。

Kuali OLE System Partners receive $882,000 grant from Andrew W. Mellon Foundation(Indiana University News, 2014/3/5付け)
http://news.iu.edu/releases/iu/2014/03/kuali-library-grant.shtml

Kuali OLE System Partners receive $882,000 grant from Andrew W. Mellon Foundation(Library Technology Guides, 2014/3/5付け)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=18995

英国国立公文書館、“Big Data for Law”プロジェクトを始動

英国国立公文書館(TNA)が実施する“Big Data for Law”プロジェクトについて、legislation.gov.ukにその概要が示されています。また、Internet Newsletter for Lawyersでは、TNAのJohn Sheridan氏による概要紹介記事が掲載されています。

このプロジェクトは、2014年2月に産業・技術革新・技能省のウィレット(David Willetts)大学・科学担当大臣が発表したビッグデータに関するプロジェクトの中に含まれているもので、TNAが55万ポンドの資金を得て、2015年まで実施もされるものです。

記事等では、英国の法令集にはおよそ5,000万語が含まれ毎月10万語が追加・修正されているという規模がありますが、それを使用する人は、そのボリューム、断片的な構造、頻繁な更新等に直面し、法律を理解するのが難しいと感じており、法律分野でのビッグデータのアプローチが求められているとの趣旨が示されています。その上で、このプロジェクトで取り組むのは、「研究者のニーズを把握すること」「クローズドデータから新たなオープンデータを引き出すこと」「法律のパターンランゲージ(の発見)」の3分野について進められることが示されています。

Big Data for Law

コロラド大学ボルダー校にホロコースト関連資料の大規模コレクションが寄贈

コロラド大学ボルダー校に、ホロコーストに関するコレクション“Mazal Holocaust Collection”が寄贈されたとのことです。このコレクションはHarry W. Mazal氏により収集されたもので、2万冊の書籍と50万点のドキュメント、パンフレット、写真等からなるもので、限定版や貴重書も5,000点含まれているとのことです。

Momentous gift of Holocaust archive to CU-Boulder will draw scholars from around world(Be Boulder. 2014/3/4付け)
http://www.colorado.edu/news/releases/2014/03/04/momentous-gift-holocaust-archive-cu-boulder-will-draw-scholars-around-world

【イベント】電子学術書共同利用実験シンポジウム「電子学術書の現在と今後」開催(3/20・東京)

2012年度より実施されてきた「大学図書館電子学術書共同利用実験」について、その2年間の成果報告として、「電子学術書の現在と今後」をテーマとする公開シンポジウムが開催されるとのことです。開催日は2014年3月20日、会場は慶應義塾大学三田キャンパスです。

シンポジウムの前半では、実験の到達点を明らかにするためその成果報告が行われ、後半では、今後への展望をテーマに、電子書籍のシステムベンダー、出版社、大学図書館それぞれの立場からの発表が行われるとのことです。

電子学術書共同利用実験シンポジウム 「電子学術書の現在と今後」開催のご案内(2014/3/20)
http://ebookp2013.blogspot.jp/2014/03/320.html

参考:
慶應義塾大学など8大学、合同で電子書籍の総合的な実証実験の実施へ Posted 2013年9月30日
http://current.ndl.go.jp/node/24476

OERおよびMOOCと図書館の役割についての調査レポート

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、大学・研究図書館界の現状をまとめたレポート“Environmental Scan of OERs, MOOCs, and Libraries”の公開をアナウンスしています。

このレポートはカナダの図書館員Carmen Kazakoff-Lane氏によりまとめられたもので、オープン教育リソース(OER)、大規模公開オンライン講座(MOOC)について、それぞれの直面する課題(効果やサステナビリティなど)を整理し、また、それを踏まえた図書館の役割について検討するものとなっているようです。

Environmental Scan of OERs, MOOCs, and Libraries(ACRL Insider, 2014/3/4付け)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/8377

本文(PDF, 47ページ)
www.ala.org/acrl/sites/ala.org.acrl/files/content/publications/whitepapers/Environmental Scan and Assessment.pdf

via.

幕別町図書館(北海道)で「カメレオンコード」を活用した図書館総合システムを導入

2014年3月4日付の十勝毎日新聞社ニュースで、北海道の幕別町図書館で、「カメレオンコード(二次元カラーコード)」などを活用した新たな図書館総合支援システムが導入され、2014年4月1日から稼働すると報じられています。

このシステムの導入により、書架の本の並びと書籍を結び付けて管理でき、自由な発想による本の配置が可能になるほか、検索機能の向上で、長期閉館による点検作業も不要となるようです。

カメレオンコードは、バーコードや電子タグに代わる基盤技術とのことです。同システムでは、すべての書架と書籍に「カメレオンコード」を貼り付けて管理するということで、パソコンのウェブカメラを書籍と棚のコードにかざすと、書籍があるべき位置を瞬時に画面上で確認できるとのことです。

幕別町図書館で「カメレオンコード」 蔵書管理、瞬時に(十勝毎日新聞社ニュース, 2014/3/4付)
http://www.tokachi.co.jp/news/201403/20140304-0017830.php

文部科学省、「国立大学等の特色ある施設2013」を公開

文部科学省が、2014年3月5日、「国立大学等の特色ある施設2013」を公開しました。国立大学等が最近行った施設整備の中から特色ある施設整備の事例を集めたもので、「キャンパスの創造的再生」につながる知恵やアイデアに焦点を当てて編集したものとのことです。「教育研究活動を支える」、「全人格的な人格形成を促す」、「社会に開く」、「個性・特色を表す」、「交流を育む」、「時代を紡ぐ」のカテゴリーにわけ事例を掲載しています。

なお、ラーニングコモンズについても取り上げられています。

国立大学等の特色ある施設2013
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/shuppan/1344756.htm

東大や京大、国立大学等の施設整備37事例を紹介…文科省(Resemom, 2014/3/6付け)
http://resemom.jp/article/2014/03/06/17444.html

福島県立図書館、「東日本大震災等パネル展」を開催

2014年3月1日から3月16日まで、福島県立図書館で、「東日本大震災等パネル展」が開催されています。

東日本大震災後の福島の歩みを、「東日本大震災と原発事故」、「人的被害と絆」、「ふくしまの復旧と復興に向けて」、「ふくしまからはじめよう」のテーマのもとに、写真をとおしてお伝えするものとのことです。

東日本大震災等パネル展(福島県立図書館)
http://www.library.fks.ed.jp/ippan/gyoji/tenji/26.3fukushimakara.html

県民の震災写真展示 3年で県立図書館(福島民報, 2014/3/4付)
http://www.minpo.jp/pub/topics/odekake/2014/03/post_4133.html

メンテナンス作業のお知らせ(2014年3月18日19時30分~21時頃)

2014年3月18日(火)19時30分~21時頃に、「カレントアウェアネス・ポータル」のメンテナンス作業を実施するため、サイトに接続できなくなります。メンテナンス作業が終了次第お知らせいたします。ご迷惑をおかけしますがどうぞご了承ください。

『カレントアウェアネス-E』255号を発行

E1542 - WIPOで,図書館等に関する著作権の権利制限が議論される

 2013年12月16日から20日まで,第26回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)が開催され,放送機関の保護,教育・研究機関及び視覚障害者等(E1455参照)以外の障害者に関する著作権の権利制限のほかに,図書館及び文書館の利用を促進するための著作権の権利制限が議題とされた。このうち,図書館等に関する著作権の権利制限は2日間にわたって議論されたが,本格的に議論されたのは初めてであった。この議論の背景には,WIPO加盟国の間で著作権の権利制限など図書館等での利用を合法化するための規定が異なるために,国境を越えた図書館等による資料等の複製,交換などの利用が円滑に進まない場合があることから,図書館等に関する著作権の権利制限の国際条約の創設の必要性があった。2008年11月に開催された第17回SCCRで研究発表された,コロンビア大学著作権アドバイザリーオフィスのクルーズ(Kenneth D. Crews)ディレクターの報告によれば,条文の翻訳を入手できたWIPO加盟国149か国のうち,著作権法に図書館に関する何らかの著作権の権利制限の規定がある国は128か国だった。しかし,その権利制限の内容は,図書館による複製一般にわたるものから,研究目的の複製に限定するもの,図書館間貸出しを認めるもの,資料保存目的の複製を認めるものなど,国ごとに様々であった。...

E1541 - 第10回レファレンス協同データベース事業フォーラム<報告>

 2014年2月17日,第10回レファレンス協同データベース事業フォーラムが,「教育と図書館の未来―レファレンス協同データベースと生み出す力」をテーマとして,国立国会図書館(NDL)関西館で開催された。このフォーラムは,専門家の講演,参加館の実践報告等を通じて事業への認識を深め,併せて関係者相互の情報交換,交流の場とすることを目的として毎年開催されているものである。...

E1539 - Europeana Cloud:Europeanaのクラウド化計画

 欧州のデジタル文化遺産ポータルEuropeanaでは,2013年から2015年末までの3か年にわたってクラウド化を進める“Europeana Cloud”プロジェクトが進行中である。2013年1月のプロジェクト開始から1年余りが経過し,興味深い成果も報告され始めている。...

E1538 - 『変えたい』気持ちを形にする:総長賞と講習会“MBC”

 2013年12月20日に石田唯氏(東京大学法学部研究室図書室)が作成した「図書館ひっこしらくらくキット」が業務改革総長賞を受賞した。...