アーカイブ - 2014年 3月 5日

二次創作者(Remixers)はオンライン上でのフェアユースについてどのように理解しているのか?(記事紹介)

2014年2月19日に、ジョージア工業大学のブログで、同学のCasey Fiesler氏らによる“Remixers’ Understandings of Fair Use Online”と題する記事が紹介されています。オンラインで二次創作を行っている11名のクリエイターを対象に、半構造化インタビューを行い、米国の著作権法、特にフェアユースの規定についての理解を調査したものとのことです。二次創作を行うコミュニティにおいては、著作物を利用して創作を行う際に、多くの法的な誤解があることが明らかになったとのことです。また、彼らのコミュニティにおいて、現行法とは無関係に適応されている、著作物の利用についてのオンライン上の社会的通念を浮き彫りにする調査でもあるとのことです。

2014年2月15日から19日までボルチモアで開催された、“Computing Machinery Conference on Computer Supported Cooperative Work and Social Computing (CSCW 2014) ”において発表されたものとのことです。

Remixers’ Understandings of Fair Use Online(Georgia College of Tech Computing)

“National Map”と“National Atlas”が統合へ(米国)

2014年2月28日、米国地質調査所(USGS)が“National Atlas”と“National Map”を統合し、地理空間情報と地図情報についての単一の情報源へと移行することを発表しました。統合の結果、“National Atlas”は2014年9月30日で終了することを予定しているとのことです。現在“National Atlas”で提供されている9つの製品・サービスの終了や継続に関する情報がウェブサイトに掲載されています。

The National Map and National Atlas Merge(USGS, 2014/2/28)
http://www.usgs.gov/newsroom/article.asp?ID=3814#.UxbjoKyHgYI

Announcement - The National Atlas Will Be Removed from Service September 30, 2014 (National Atlas)
http://nationalatlas.gov/

What's going to happen to the products and services of the National Atlas? (National Atlas)

公的助成を受けた研究データを可視化するコンテスト"Visualising Research"開催(英国)

2014年2月27日、英国図書館(BL)がバイオテクノロジー・生物学研究会議(Biotechnology and Biological Sciences Research Council:BBSRC)、及び英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council:AHRC)とともに、英国の公的資金を得ている研究データを国民に分かりやすく魅力的に可視化するコンテスト“Visualising Research”の開催を発表しました。BLで開催されている展示“Beautiful Science”から着想を得たコンテストとのことです。

参加者は、英国研究会議(RCUK)が運営している“Gateway to Research (GtR)”が提供するデータを使用し、誰もが理解できる説得力のあるストーリーを示すことが求められています。デザイナーや、グラフィックアーティスト、ソフトウェア開発者、プログラマー等、データの可視化に興味があれば、誰でも参加可能で、優勝賞金は2,000ポンドとのことです。

Visualising Research
http://datasets.org.uk/compo/compo.html

Rowman & Littlefield社、ダグラス郡図書館のプラットフォームに電子書籍を直接提供することで合意

米国の人文学・社会科学分野の出版を手掛けるRowman & Littlefield社が、自社の電子書籍について、ダグラス郡図書館(CDL)の電子書籍プラットフォームに直接、提供することで合意した旨が、Publishers Weeklyにおいて2014年3月4日付で報じられています。CDLが電子書籍を所有し、その上で貸出のためにその電子書籍をホスティングするとされています。

なお、ダグラス郡図書館において電子書籍貸出サービスを牽引してきた館長のラルー(Jamie LaRue)氏は退官しており、5月から新館長が着任することがアナウンスされています。

Rowman & Littlefield Signs Library E-Book Deal(Publishers Weekly, 2014/3/4付け)
http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/61283-rowman-littlefield-signs-library-e-book-deal.html

関連;
Give ’em What They Want? (Publishers Weekly, 2013/5/29付け)

UNESCOがメディアリテラシー・情報リテラシーの政策・戦略についてのガイドラインを発表

2014年3月4日、UNESCOがメディアリテラシー・情報リテラシー(MIL)の政策・戦略についてのガイドライン“Media and Information Literacy Policy and Strategy Guidelines”を発表しました。ガイドラインは二部にわかれており、第一部の“MIL Policy Brief”はガイドラインの要約となっており、第二部はいくつかの総合的な章に分かれ、以下のようなトピックを含んでいるとのことです。

・どうやってMILを開発ツールとして取り入れるか、
・MILの政策・戦略の概念的な枠組み
・世界の国々に適応できるMILの政策・戦略モデル

UNESCO Releases Media and Information Literacy Policy and Strategy Guidelines (UNESCO, 2014/3/4)

C&RL誌を代表する記事は?大学・研究図書館協会の75周年記念として投票受付へ

大学・研究図書館協会(ACRL)の75周年を記念し、同協会の刊行するCollege & Research Libraries(C&RL)誌において、2015年3月に記念号を刊行するとのことです。これにむけ、同誌の代表的な記事を選ぶ投票が、2014年3月17日から4月13日にかけて受け付けられると、ACRLのウェブサイトにおいてアナウンスされています。

“セミ・ファイナリスト”として現在及び過去の編集委員が選んだ30件の記事リストが示されており、投票者はその中から選ぶとともに、リストに掲載されていないものでも “people’s choice” 枠として投票することできるそうです。

C&RL 75th Anniversary Issue(ACRL Insider, 2014/3/4付け)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/8379

C&RL 75th Anniversary Special Issue
http://www.ala.org/acrl/publications/crl75

関連;
Archive of All Online Issues(C&RL)
http://crl.acrl.org/content/by/year

本に恋に落ちる19の名言

全米教育協会(National Education Association)主催の“Read Across America”に合わせ、Huffington Postに、“19 Quotes That Will Make You Fall in Love With Books All Over Again”と題する記事が掲載されています。“Read Across America”はドクター・スース(Dr. Seuss)の誕生日(3月2日)及びその前後に読書推進活動を行うものです。

名言として、ドクター・スースの"The more that you read, the more things you will know. The more that you learn, the more places you'll go." などが紹介されています。

19 Quotes That Will Make You Fall in Love With Books All Over Again(Huff Post, 2014/3/3付け)

“The Transparent Library”と題する電子書籍が公開:Michael Casey氏とMichael Stephens氏

“Library2.0”という用語を最初に使用したとされるMichael Casey氏と、Tame The Webというブログサイトを運営するブロガーMichael Stephens氏が、“The Transparent Library”と題する電子書籍を公開しています。2007年から2009年までにLibrary Journal誌に掲載した、透明性、ソーシャルメディア、戦略的計画等に関するコラムをまとめたものとのことです。この電子書籍では、新たに“The Transparent Library Revisited”と題し、その後の変化について両氏の対話をまとめたコンテンツも掲載しています。

News: Download “The Transparent Library” e-book here!(Tame The Web, 2014/3/3付け)
http://tametheweb.com/2014/03/03/news-download-the-transparent-library-e-book-here/

PDF版
http://tametheweb.com/wp-content/uploads/2014/03/TheTransparentLibrary2.pdf

Kindle版

“5th International m-libraries Conference 2014”が香港で開催へ:アジアで初めての開催

International m-libraries Conferenceの第5回が、2014年5月27日から30日にかけて、香港の香港中文大学で開催されるとのことで、その情報が公開されています。

この国際会議は、英国の放送大学(Open University)等が主催しているものです。今回の会議では、図書館におけるモバイル技術の活用のベストプラクティス、モバイル技術とオープン教材(Open Educational Resources: OER)、ユビキタス技術・ウェアラブル技術の図書館へのインパクト等についての情報交換・アイデアの創出を目的に行われるようです。

5th International m-libraries Conference 2014(The Open University (UK) & The Chinese University of Hong Kong)
http://www.m-libraries.org/

5th International m-libraries Conference 2014
http://m-lib5.lib.cuhk.edu.hk/

Conference Registration is NOW Open
http://www.m-libraries.org/news/registrationopen

米国図書館協会を参加型に:ストリプリング会長によるコラム

米国図書館協会(ALA)会長のストリプリング(Barabara Stripling)氏が、American Libraries誌(オンライン)に“Creating a Participatory ALA”と題するコラム(会長メッセージ)を掲載しています。

同協会には参加型文化(participatory culture)が必要であるものの、57,000人以上の会員を抱える同協会にとってはかなりの難題であり、実際、会員が同協会への関わり方を理解するのが難しいとの不満が聞かれることを紹介しています。その上で、2011年にオーストリアのザルツブルグで開催された“Libraries and Museums in an Era of Participatory Culture”(ザルツブルグ・カリキュラム)などの議論から示唆がえられることを指摘しています。

米国The Alliance for Excellent Educationが、学校図書館の役割に関するレポートを公表

米国ワシントンD.C.を本拠として、高校の変革の促進に関するアドボカシー活動を行っているThe Alliance for Excellent Educationが、2014年1月に、“Leading In and Beyond the Library”と題するレポートを公開していました。このレポートでは、学習でのデジタル技術の効果的な活用における学校図書館及び図書館員の役割が示され、また、地域のリーダーや政策立案者等に対する提言が示されています。

このドキュメントについて、School Library Journal(The Digital Shift)でも、2014年3月3日付けで取り上げられています。

New Report Hails Librarians as Drivers of Digital Transition(School Library Journal, 2014/3/3付け)
http://www.thedigitalshift.com/2014/03/research/new-report-hails-librarians-vital-drivers-digital-transition/

Leading In and Beyond the Library(The Alliance for Excellent Education)