アーカイブ - 2014年 2月

2月 4日

「ホライズン・レポート」の2014年高等教育機関版が刊行される

米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)とEDUCAUSE Learning Initiative(ELI)による「ホライズン・レポート」(“Horizon Report”)の2014年高等教育機関版が刊行されました。これは、今後5年間に大学などの高等教育機関での研究・教育活動に影響を与えると考えられるテクノロジーについて解説しているものです。今回のレポートでは、主流となるまでの期間別に、下記の6つのテクノロジーがあげられています。

1年以内:「反転授業」、「学習分析」
2年から3年:「3Dプリンティング」、「ゲームおよびゲーミフィケーション」
4年から5年:「Quantified Self」(自己定量化)、「バーチャルアシスタント」

It's Here! The NMC Horizon Report > 2014 Higher Education Edition (NMC, 2014/1/28付け)
http://www.nmc.org/news/its-here-horizon-report-2014-higher-education-edition

NMC Horizon Report > 2014 Higher Education Edition

2014年にオープンする“目を見張るような新しい建物”10選に、ハリファックス公共図書館(カナダ)

CNN(ウェブ)が、2014年にオープンする“目を見張るような新しい建物”(eye-popping new buildings)を10件選び掲載していますが、この中で、カナダ・ノバスコシア州のハリファックス公共図書館(Halifax Central Library)が取り上げられています。オランダの建築事務所である“schmidt hammer lassen”により設計されたものとのことです。

ハリファックス公共図書館のウェブサイトによると、建物の完成は2014年の4月から5月ごろで、年内に開館するそうです。

Harlifax Central Library.ca
http://www.halifaxcentrallibrary.ca/
※プロジェクトページ:各種ドキュメント、写真・動画等を掲載

Watch the 3D Virtual Tour
http://www.halifaxcentrallibrary.ca/public-consultations/3d-virtual-tour.html
※動画:3分48秒

10 eye-popping new buildings that you'll see in 2014(CNN)

日本出版インフラセンター、雑誌JANコードの“10年サイクル問題”についてプレスリリース

日本出版インフラセンター(JPO)雑誌コード管理委員会が、2014年1月28日付けで、雑誌JANコードの“10年サイクル問題”についてプレスリリースを出しています。

現在の雑誌JANコードでは、年号表記が1ケタであるため、10年が経過するとコードが重複する問題がありますが、これについて議論した結果、「コード体系の変更や予備コードの使用などはせず、現行通りで進める」との結論としたとのことです。雑誌JANコード体系の運用は、2004年6月1日発売(7月号)が開始されたことから、2014年5~6月発売の7月号より、10年前の雑誌とコードが重複する雑誌が発生するとのことです。

プレスリリースでは運用継続の理由等も示されています。

雑誌コードのいわゆる「10年問題」について (日本出版インフラセンター(JPO)プレスリリース, 2014/1/28付け)
http://www.jpo.or.jp/topics/data/20140128_jpoinfo.pdf

国立国会図書館(NDL)、「平成25年度来館利用者アンケート結果」を公開

国立国会図書館(NDL)は「平成25年度来館利用者アンケート結果」を公開しました。同アンケートは、2013年7月から9月にかけて、東京本館、関西館、国際子ども図書館、東京本館の専門室(議会官庁資料室、科学技術・経済情報室)において実施したものです。

国立国会図書館では、利用者の多様なニーズを把握するため、来館利用者を対象としたアンケートと、遠隔利用者を対象としたアンケートを毎年交互に実施しています。

平成25年度来館利用者アンケート結果
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2013_01.html

OCLCの“WorldCat Discovery Services”でProQuest Centralのデータ3億2千万件が検索可能に

2014年2月3日、OCLCの“WorldCat Discovery Services”で、Proquest社のProQuest Centralの88のコレクションの3億2千万件のデータが検索できるようになると、両者がプレスリリースを出しています。両方のサービスの契約をしていることが利用の前提となるとのことです。

このサービスは、2013年に結ばれたOCLC、Proquest社の契約に基づいたものとのことです。

320 million records from ProQuest Central now discoverable through WorldCat Discovery Services(OCLC, 2014/2/3付け)
http://www.oclc.org/en-US/news/releases/2014/201407dublin.html

320 million records from ProQuest Central now discoverable through WorldCat Discovery Services(ProQuest, 2014/2/3付け)
http://www.proquest.com/en-US/aboutus/pressroom/14/20140203.shtml

関連:

NII、学術コンテンツ・ポータル(GeNii ジーニイ)の終了ほかサービスの一部を見直し

2014年2月3日、国立情報学研究所(NII)は、2014年3月から4月にかけて学術コンテンツサービスの終了あるいは一部変更すると発表しました。

サービスの利用状況および昨今の学術情報流通環境を鑑みての対応で、今後はCiNiiを中心に、より質の高い学術コンテンツサービスを提供していくとのことです。

・サービスの終了
 対象サービス:GeNii(ジーニイ NII学術コンテンツ・ポータル)
 終了日時:2014年3月31日(月曜日)17時

・運営担当者の変更
 対象サービス:Webcat Plus
 変更内容:
 2014年3月31日(月曜日)まで
  NII 学術基盤推進部 学術コンテンツ課にて、学術コンテンツサービス事業として運営
 2014年4月1日(火曜日)以降
  NIIの研究事業として運営。同日以降のWebcat Plusに関しての問い合わせは、Webcat Plus「ご感想・データ不具合のご連絡フォーム」から受け付ける

・URLの変更
 対象サービス:オンライン学術用語集(Sciterm)
 変更内容:ソフトウェア不具合のためサービスを停止していましたが、2014年3月中に、学術研究データベース・リポジトリ(NII-DBR)上にてサービスを再開するとのことです。

2月 3日

赤十字原子力災害情報センター、警戒区域での救護活動を写真で紹介するフォトギャラリーを公開

2014年1月29日、赤十字原子力災害情報センターのデジタルアーカイブで、原発事故に関連した日本赤十字社の救護活動を写真で紹介するフォトギャラリーが公開されました。

2011年5月から開始された警戒区域(福島第一原子力発電所から半径20km圏内)への住民の一時立入に際し、日本赤十字社は中継基地に延べ87班の救護班を派遣し救護にあたったとのことです。3月まで3巡に亘った活動の記録が写真で紹介されています。

赤十字原子力災害情報センター フォトギャラリー
http://ndrc.jrc.or.jp/gallery/

参考:
赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ公開
Posted 2013年10月1日
http://current.ndl.go.jp/node/24491

【イベント】日本学術会議、第7回情報学シンポジウム「MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ」を開催(2/26・東京)

2014年2月26日、日本学術会議情報学委員会が第7回情報学シンポジウム『MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ』を東京の日本学術会議講堂にて開催します。

MOOC(大規模公開オンライン講座)をはじめとする、情報通信技術(ICT)を駆使した教育の大きな流れ、その拡がりを支える学術情報基盤の高度化の必要性など、さまざまな
観点からの議論を展開するとのことです。

参加は無料ですが、事前の申し込みが必要とのことです。

日本学術会議 情報学委員会 第7回情報学シンポジウム『MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ』
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/184-s-3-3.pdf

参考:
CA1811 - 動向レビュー:MOOCの現状と図書館の役割 / 重田勝介 カレントアウェアネス
No.318 2013年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1811

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、第一次世界大戦のカナダ海外派遣軍(CEF)の64万人分のファイルのデジタル化を計画

2014年1月29日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、第一次世界大戦の100周年記念の一環として、第一次世界大戦のカナダ海外派遣軍(Canadian Expeditionary Force: CEF)の隊員の64万人分のファイルのデジタル化を行うと発表しました。1ファイルあたり平均で49の画像を含み、計3,200万件以上の画像、情報量は約617TBとなる予定とのことです。

デジタル化作業に伴い、2014年3月から、同コレクションの一部の利用を停止するとのことです。デジタル化は、姓のアルファベット順に行われ、AからDまでのファイルが2014年3月からデジタル化され、2014年の夏にオンラインで公開される予定とのことです。

Library and Archives Canada to Digitize 640,000 First World War Service Files(LAC, 2014/1/29付け)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2014/digitize-first-world-war-files.aspx

Digitization of Canadian Expeditionary Force Service Files

フランス国営MOOCs、17コースが開講中

2014年1月16日から、フランス政府による、高等教育分野におけるこれらのデジタル化推進プロジェクトのポータル“France Universite Numerique: FUN”で、MOOCsのコースが開始されています。2月3日からは、新たに4コースが開始され、現在、あわせて17のコースが公開されています。

なお、25のコースについては2013年10月28日から事前登録が受付られています。

Dès le 3 février, début de 4 nouveaux cours sur la plateforme FUN :(FUN, 2014/1/30付け)
http://www.france-universite-numerique.fr/quatre-nouveaux-cours-vont-commencer-sur-la-plateforme-fun.html

京都の漢学塾跡から平安~明治時代の新史料数万点見つかる

2014年2月3日、京都市にある本草漢学塾「山本読書室」跡の土蔵から、岩倉具視が西南戦争で使用した暗号表や徳川第15代将軍・慶喜の直筆哀訴状など、数万点の史料が見つかったことが、各紙で報じられています。発見された史料の年代は、平安時代から明治時代までと幅広く、古書や書画、手紙、博物標本等、多岐にわたるとのことです。

京都外国語大学教授の松田清氏が2011年から土蔵の調査を行い、目録を刊行したとのことです。

西南戦争の暗号表など発見 平安―明治、新史料数万点(MSN産経ニュース, 2014/2/3付け記事)
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2014/02/03iwakura/

読み解く=明治の情報管理 克明に 西南戦争の暗号表など史料発見 最終決断 岩倉に一任 (西日本新聞, 2014/2/3付け記事)
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/3466

重文級含む史料数万点、京で発見 西南戦争の暗号表など(京都新聞, 2014/2/3付け記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140203000009

山本亡羊読書室旧蹟(京都市歴史資料館, フィールド・ミュージアム京都)

“電子図書館を検証する”(文献紹介)

電子図書館のこれまでの発展の経緯、将来的なインパクト等をまとめた書籍“Exploring Digital Libraries: Foundations, Practice, Prospects”が刊行されています。著者はカレン・カルホーン(Karen Calhoun)氏です。

サンプルとして、目次、用語集、第1章部分(“Emergence and definitions of digital libraries”)までのPDFが公開されています。

目次は以下のとおりです。

1. Emergence and definitions of digital libraries
2. Outcomes of digital libraries’ first decade
3. Key themes and challenges in digital libraries
4. Digital Library Collections: Repositories
5. Hybrid Libraries
6. Social Roles of Digital Libraries
7. Digital Libraries and their Communities
8. The Prospects of Open Access Repositories

歴史あるセントルイス公共図書館中央館の改築、米国建築家協会の賞を受賞

築およそ100年のセントルイス公共図書館中央館の改装プロジェクトが、2014年度の米国建築家協会(AIA)の“Institute Honor Awards for Architecture ”を受賞したとのことです。同プロジェクトがAIAの賞を受賞するのは、AIAと米国図書館協会(ALA)が共催している図書館建築賞(2013年度)での受賞に続いて、2度目とのことです。

ST. LOUIS PUBLIC LIBRARY WINS PRESTIGIOUS AMERICAN INSTITUTE OF ARCHITECTS (AIA) HONOR AWARD FOR CENTRAL LIBRARY TRANSFORMATION(2014/1/15付け)
http://www.slpl.org/pdf/pr/aia_honor_award.pdf

St. Louis Public Library, Central Library Transformation and Restoration | Cannon Design
http://www.aia.org/practicing/awards/2014/architecture/st-louis-public-library/
※写真数点のスライドあり

イェール大学図書館、グーグル・グラスを貸出開始

2014年1月31日、イェール大学図書館が、グーグルグラスを、デバイスのコレクションに追加し、貸出することをアナウンスしています。講義や研究の向上にグーグル・グラスを活かすことを目的とする教員や学生に、貸出が行われるようです。

アナウンスでは、同大学図書館のバス図書館(Bass Library)で提供することから、非公式には“イェール・バス・グラス”と呼ばれており、Instructional Technology Group (ITG) とStudent Technology Collaborative (STC)と共同して行う、としています。なお、グーグル・グラスの教室での利用とともに、図書館特有の利用方法についても検討されるようです。

Google Glass available for faculty and student groups during spring semester(Yale University Library, 2014/1/31)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2014/01/google_glass_available_for_fac.html

Bass Library
http://web.library.yale.edu/bass

参考:

【イベント】インターナショナルオープンデータデイ開催(2/22・全国各地)

オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパンが、2014年2月22日に日本各地でインターナショナルオープンデータデイの開催を呼びかけています。

インターナショナルオープンデータデイとは、世界中の国や都市などの公共機関が取り組んでいるオープンデータ政策をサポートし、公共データ利用を促進するためのイベントを世界で同日開催するものです。

2013年は、世界102地域で、日本国内では8都市(青森・会津若松・千葉・東京・横浜・名古屋・鯖江・福岡)の会場で約400人の方々の参加を得てハッカソンやアイデアソンが行われ、アプリケーションを開発したり、データを発掘して公開したり、わかりやすく可視化したり、分析してその結果を公表したりといった活動が行われたとのことです。

インターナショナルオープンデータデイのウェブサイトでは1月16日現在で、開催を準備している国内の24都市のリストが公開されており、記事の公開後に新たに3都市の登録があったとコメントされています。

インターナショナルオープンデータデイ International Open Data Day
http://odhd14.okfn.jp/

イベントを企画しよう、参加しよう(2014年1月16日現在 開催予定地域一覧)
http://odhd14.okfn.jp/?p=338

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