アーカイブ - 2014年 2月

2月 19日

東京大学、MOOCコンソーシアムedXに参加:2014年秋に講座提供へ

東京大学が、2014年2月18日、MOOCコンソーシアム“edX”に参加し、英語でのコンテンツを公開することを発表しています。最初の講座としては、2014年秋から「Visualizing Postwar Tokyo」を提供する予定とのことです。

東京大学では、2013年秋から“Coursera”において講座を2本提供していますが、利用者は80,000人を超え、そのうち約5,400人に修了証を発行したとのことです。

The University of Tokyo to offer an online course through edX in cooperation with Harvard University and MIT (Public Relations Office)(東京大学、2014/2/18付け)
http://www.u-tokyo.ac.jp/en/news/notices/1936/

報道:
東京大学がedXに参加、MOOCを用いた「反転授業」も実施(PC online, 2014/2/18付け)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20140218/1121543/

カナダ図書館協会、政府図書館の統合・閉鎖に関して政府に声明を発表

2014年2月18日、カナダ図書館協会(CLA)は、政府機関の図書館の統合・閉鎖について、政府との対話を望んでいると声明を発表しています。声明では、カナダの図書館業界の声を代表して、図書館やアーカイブ、政府図書館サービスへの政府からの予算削減について、もっと議論が必要であること、また、政府から今後の方針について提示される情報が少ないことが指摘されているようです。

Statement regarding Federal Government Library Consolidation and Closure(CLA, 2014/2/18付)
http://www.cla.ca/AM/Template.cfm?Section=News1&CONTENTID=14956&TEMPLATE=/CM/ContentDisplay.cfm

参考:
カナダ市民権・移民省でも図書館閉鎖:行政機関での縮小実施は2012年以降12機関
Posted 2014年1月28日
http://current.ndl.go.jp/node/25355

カナダ研究図書館協会、水産海洋省図書館の閉鎖に関して同省に公開書簡
Posted 2014年1月22日
http://current.ndl.go.jp/node/25302

EBSCO社、EBSCO Discovery Serviceに丸善の日本語電子書籍のメタデータの追加を発表

2014年2月18日、EBSCO社のEBSCO Discovery Serviceに丸善株式会社の学術機関向けの電子書籍Maruzen eBook Libraryのメタデータを追加することを発表しました。

Agreement between EBSCO Information Services and Maruzen Adds Japanese eBooks to EBSCO Discovery Service(EBSCO, 2014/2/18付)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/agreement-between-ebsco-and-maruzen-adds-japanese-ebooks-to-eds

2月 18日

欧州の宗教音楽資料の目録データベース“Printed Sacred Music in Europe 1500-1750”が公開

欧州の宗教音楽資料の総合目録データベース“Printed Sacred Music in Europe 1500-1750”が、スイスのフリブール大学(University of Fribourg)、Giorgio Cini Foundation(Fondazione Giorgio Cini)等によりウェブで公開されています。16世紀から18世紀にかけての欧州の宗教音楽の印刷物を収録するデータベースとのことです。

New database: Printed Sacred Music in Europe, 1500-1750 (国際音楽資料情報協会IAML、2014/2/17付け)
http://www.iaml.info/en/node/1043

Printed Sacred Music Database
http://www.printed-sacred-music.org/pages/home

国立教育政策研究所、「生涯学習の学習需要の実態とその長期的変化に関する調査研究」報告書を公開

2014年2月18日に、国立教育政策研究所が、「生涯学習の学習需要の実態とその長期的変化に関する調査研究」報告書をウェブサイトで公開しました。

この研究は、国民の生涯学習のニーズの把握と実証的根拠に基づく生涯学習政策の課題の探求を目標としているということです。今回の報告書は、2010年度から2012年度にかけて行われた学習需要の調査研究をまとめたもので、これまでの研究の継続としての「職業人の学習」、「情報テクノロジーがもたらす学習の変化」、「高齢者の社会参加」の3つに加えて、特に重要な生涯学習の重要な政策課題として「家庭教育の支援」の研究が新たに追加されているとのことです。

平成24年度研究成果 5 生涯学習(国立教育政策研究所)
http://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/seika_digest_h24.html#h24_5_2

芸術・人文学における英国ドメインのウェブアーカイブの研究プロジェクト“BUDDAH”が開始

2014年2月7日の英国図書館のブログで、芸術・人文学分野において英国ドメインのウェブアーカイブを研究するプロジェクト“Big UK Domain Data for the Arts and Humanities: BUDDAH”の開始が紹介されています。

英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council)が助成するビッグデータに関する21のプロジェクトの一つで、ロンドン大学のInstitute of Historical Researchが主導し、英国図書館、Oxford Internet Institute、オーフス大学が協力して実施するということです。1996年から2013年までにアーカイブされた英国ドメインのウェブ情報を対象とし、このデータをどのように研究するのかといった理論的、方法論的な枠組みの構築などを目的とし、芸術・人文学分野の研究者がウェブアーカイブを分析するためのツールを作成することなどを目指しているとのことです。

New research project: BUDDAH(BL, 2014/2/7付)
http://britishlibrary.typepad.co.uk/webarchive/2014/02/new-research-project-buddah-.html

ジンバブエ共和国におけるオープンアクセスの現況(文献紹介)

“Library Hi Tech”誌の第32巻第1号(2014年)にジンバブエ大学のLovemore Kusekwa氏、Aston Mushowani氏による“The Open Access Landscape in Zimbabwe: the case of university libraries in ZULC”という記事が掲載されています。

ジンバブエ共和国の大学におけるオープンアクセス(OA)の現況について、OAを推進する機関リポジトリの質的調査を行った結果をまとめたものとのことです。

ジンバブエ共和国の大学図書館コンソーシアムに参加する12の大学を対象に、OAの機関リポジトリの状態、コンテンツの見つけやすさ、OA方針、OAの利点、機関リポジトリの将来計画などについて尋ね、8校から回答があったとのことです。調査に協力した大学の大半でOAを推進するための機関リポジトリの構築が進められているとのことです。

Lovemore Kusekwa, Aston Mushowani, (2014) "The Open Access Landscape in Zimbabwe: the case of university libraries in ZULC", Library Hi Tech, Vol. 32 Iss: 1

ルワンダ、公文書館及び図書館サービスの所管部局(RALSA)を設置する法案が可決

ルワンダにおいて、公文書館及び図書館サービスを所管する部局(Rwanda Archives and Library Services Authority:RALSA)を設置する法案が上院において可決したとのことです。

報道等によるとRALSAは、政府の文書館及び図書館サービスの管理に関する政策や戦略についてアドバイスを行うとともに、公共の文書館、図書館を設立する役割を担うとのことです。また、同分野についての調査研究等も行うとのことです。

Senate okays Bill setting up archives, library body(NewTimes, 2014/2/17付け)
http://www.newtimes.co.rw/news/index.php?i=15636&a=74589&icon=Results&id=2

Rwanda: Senate Okays Bill Setting Up Archives, Library Body(AllAfrica, 2014/2/17付け)
http://allafrica.com/stories/201402170113.html

法案(上院)
RWANDA ARCHIVES AND LIBRARY SERVICES(Republic of Rwanda Parliament Senate)

図書館におけるオープンソースソフトウェアに関する文献レビュー(文献紹介)

“Library Hi Tech”誌の第32巻第1号(2014年)に、ケンタッキー大学のAaron Palme氏、Namjoo Choi氏による、 "The Current State of Library Open Source Software Research: A Descriptive Literature Review and Classification"と題した記事が掲載されています。

図書館におけるオープンソースソフトウェアについての研究文献をレビューしたもので、出版年、出版形態、取り上げているソフトウェアの種別、記事の種別、図書館の種類や文献のトピックなどで分類しているとのことです。

調査の結果、リポジトリ用ソフトウェア、OPACと統合図書館システム(ILS)に関する記事が多く、記事の種別としては大部分がケーススタディなどであったとのことです。文献のトピックは、OSSの適応や開発、基礎的な機能、入門的な情報、パフォーマンスに関するものであったということです。

ユネスコ、機関リポジトリソフトウェアの比較レポートを公開

2014年2月14日、ユネスコが、機関リポジトリの主要なソフトウェアを比較したレポート“Institutional Repository Software Comparison”を公開しています。Digital Commons、Dspace、Eprints、Fedora、Islandoraの5つについて、11のカテゴリーで比較表を提示しています。

2月 17日

“Dictionary of American Regional English”がデジタル化

米国の地域英語の辞典である“Dictionary of American Regional English”(DARE)が、デジタル化されたとのことです(有料)。2014年2月10日付けでSafari Books Onlineが発表しています。

Safari Books Online and Harvard University Press Successfully Launch Daredictionary.com(2014/2/10付け)
http://www.safaribooksonline.com/press-release/safari-books-online-and-harvard-university-press-successfully-launch-daredictionarycom

図書館におけるInstagramの利用状況に関する調査

ボンド大学(オーストラリア)の研究グループが、“The perfect storm: The convergence of social, mobile and photo technologies in libraries”と題するペーパーを公表しています。アブストラクトによると、携帯端末とカメラ技術とソーシャルネットワークの交差点に誕生したInstagramのようなプラットフォームについて、図書館がどのように活用しているのかはまだ深く調査されていないことから、Instagramの活用のトレンドを発見することを目的に実施された調査にまとめたものとのことです。

調査では、Instagramを利用している図書館で電子メールアカウントの判明したた65機関に対して、使用状況等についての調査を送付したとのことです。このうち回答のあった29機関に対して、追加調査への協力を要請し、15機関から合意を得、追加の調査を行ったとのことです。また分析ツールであるNitrogramを使用した分析も合わせて行ったそうです。

目的、管理、共有している写真のタイプ、他のソーシャルメディアの使用等がまとめられています。

【イベント】国際子ども図書館、講演会「私が子ども時代に出会った本―浅田次郎」を開催(4/19・東京)

2014年4月19日、国立国会図書館国際子ども図書館は、一般社団法人日本ペンクラブとの共催で、浅田次郎氏(日本ペンクラブ会長、作家)に「読書と私」をテーマに、子ども時代の読書や出会った本に関する体験談を伺う講演会を開催します。この講演会は、4月23日の「子ども読書の日」にちなんだ講演会シリーズ、「私が子ども時代に出会った本」の第2回にあたります。

講演会「私が子ども時代に出会った本―浅田次郎」を開催
http://www.kodomo.go.jp/event/event/event2014-02.html

国際電子出版フォーラム(IDPF)、EPUBに関してIBMとの協力を発表

IBMは、近年、EPUBを同社の主要なパッケージ・ポータブル・ドキュメント・フォーマットと位置づけており、そこから得られた事項について国際電子出版フォーラム(IDPF)と協力してホワイト・ペーパーを作成すると2014年2月13日に発表しました。

IBMは、オープンソースのEPUB形式の電子書籍ビューワの開発を行うコンソーシアムであるReadium Foundationにも参加したとのことです。また、同社は、イーラーニングや教育出版におけるITソリューションにEPUBをベースとしたワークフローの普及を目指す予定とのことです。

IBM standardizing on EPUB to reduce digital barriers and increase mobile support(IDPF, 2014/2/13付)
http://idpf.org/news/ibm_adopts_epub

IBM Accessibility(IBM)
http://www-03.ibm.com/able/

IBM EPUB Adoption Quote Sheet(IDPF)
http://idpf.org/news/ibm_adopts_epub-supporter-quotes

HighWire、Altmetric社の論文単位の評価指標の提供で合意

2014年2月13日、HighWire PressとAltmetric社がHighWireのプラットフォームで、Altmetric社のサービスを利用することで合意したと公表しました。

これにより、HighWireで公開される研究文献に論文単位の評価指標であるAltmetricのデータが追加されて表示されるとのことです。

HighWire offers Altmetric Integrated Article Level Metrics to Publishers(HighWire, 2014/2/13付)
http://highwire.stanford.edu/PR/Altmetric_HighWire.pdf

HighWire offers Altmetric Integrated Article Level Metrics to Publishers、Altmetric, 2014/2/13付)
http://www.altmetric.com/pressreleases/highwire-offers-altmetrics.php

参考:
E1504 - SPARC Japanセミナー2013「再利用とAltmetricsの現在」 カレントアウェアネス-E No.249 2013.11.21

スウェーデン王立図書館、書誌データをWorldcatを通じてCC0で公開することでOCLCと合意

2014年2月14日、スウェーデン王立図書館は、WorldCatを通じて提供される、同館が運営する総合目録Librisのデータを、CC0(パブリックドメイン)で公開することでOCLCと合意したと発表しました。

KB tecknar avtal om oppen licens(Kungliga Biblioteket, 2014/2/14付)
http://www.kb.se/aktuellt/nyheter/2014/KB-tecknar-avtal-om-oppen-licens/

The National Library of Sweden signs agreement on CC0 license with OCLC(Librisbloggen, 2014/2/14付)
https://5609apfgfd.appspot.com/librisbloggen.kb.se/2014/02/14/the-national-library-of-sweden-signs-agreement-on-cco-license-with-oclc/

via:

埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2013が公開

2014年2月14日、埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2013が発表されました。2012年12月から2013年10月までに刊行された237タイトルの中から、埼玉県の高校司書93名が投票によりベスト10を選んだとのことです。

2011年から2013年6月までの3年間、埼玉県では、高校図書館の楽しさを伝えるイベント「埼玉県高校図書館フェスティバル」が開催されていました。同フェスティバル自体は終了しましたが、その中で開催されていた「埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本」は継続するとのことです。

埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2013
http://shelf2011.net/htdocs/?page_id=112

埼玉県高校図書館フェスティバル
http://www.ustream.tv/recorded/43842755
※ustreamで中継されたイチオシ本2013発表の録画が公開されています。

埼玉県高校図書館フェスティバル
http://shelf2011.net/

イチオシ本:発表、きょうネットで生中継 高校司書のバレンタイン贈り物 /埼玉(毎日新聞, 2014/2/14付け)
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20140214ddlk11040319000c.html

参考:

全米教育統計センター(NCES)、米国大学図書館統計の2012年版を公開

2014年1月、米国教育省の全米教育統計センター(National Center for Education Statistics:NCES)が、“Academic Libraries: 2012 First Look”を公表しました。この統計は、2012年秋に、全米の大学等3,793機関の図書館を対象として行った調査の結果をまとめたもので、サービス、コレクション、スタッフ、支出、電子的なサービス、情報リテラシー、ヴァーチャルレファレンスに関するデータが含まれているようです。

主な数字は以下の通りです。

○サービス
・2012年度中に、大学図書館は他の図書館に全体で1,050万件の資料を貸し出し、他の図書館や商業サービスから980万件の資料を借りた。
・大多数の図書館である2,417館は、2012年秋の特定の週に、60~99時間開館していた。595館は、100時間以上開館しており、67館は、40時間以下であった。
・2012会計年度において、大学図書館は約2,890万件の情報サービスを個人に対して行った。

○コレクション
・2012会計年度末には、847館の大学図書館では図書および雑誌のバックナンバーの所蔵が10,000冊以下であった。223館の大学図書館では、100万冊以上所蔵している。

2月 14日

Europeanaを人文学分野の研究でどう使う?

Europeanaの人文学の研究における利用について検討したレポートが公開され、2014年2月6日のEuropeana Cloudのブログで紹介されています。このレポートは、2013年11月11日、12日にアムステルダムで開催された専門家のフォーラムでの検討をまとめたものとのことです。

フォーラムは、“Europeana Cloud: Unlocking Europe’s Research via The Cloud”プロジェクトの一つとして位置づけられており、Europeana Cloudのメンバーと人文学の専門家19名が参加し、下記の点について検討したようです。

・Europeanaのコンテンツを利用した人文学の研究では、どのような種類のツールが有用、あるいは、今後開発が期待されるのか。
・Europeanaにおいて、現状で有用なコンテンツは何で、将来的に人文学の研究での活用を促進するためにEuropeanaが追加すべきものは何で、その間にはどのようなギャップが存在するのか。

レポートでは、検討の結果、下記の点が推奨されているようです。

・利用者によるコメントの追加や利用者志向のメタデータへの適応
・インポートとエクスポート機能の強化
・検索機能とフィルタリング機能の向上
・探索や発見から、詳細な記述や相関性への展開

OCLC WorldCatの所蔵データでみるラブストーリー・トップ10

OCLC Researchが、2014年2月13日時点のOCLC WorldCatの登録データに基づき、図書館で最も広く所蔵されているラブストーリーのトップ10のリストを作成し公開しています。

図書部門のトップは、ジェイン・オースティンの『Pride and Prejudice』、映像部門のトップは、『Jane Eyre』(テレビシリーズ)となっています。

Top 10 Love Stories in Libraries
http://www.oclc.org/research/lists/toplovestories.html
※リスト(OCLC WorldCatのデータへのリンクあり)

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