アーカイブ - 2014年 2月

2月 25日

日本図書館協会、『公立図書館における「アンネの日記」破損事件について(声明)』を発表

2014年2月25日、日本図書館協会が『公立図書館における「アンネの日記」破損事件について(声明)』を、日本図書館協会理事長名で発表しました。

公立図書館における「アンネの日記」破損事件について(声明)(日本図書館協会, 2014/2/25)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=2240

オープンアクセス出版社BQFJが査読サービスRubriqと連携、査読の委託へ

2014年2月18日、査読実施サービスRubriqが、オープンアクセス誌プラットフォームQScience.comを運営するカタールのオープンアクセス出版社Bloomsbury Qatar Foundation Journals(BQFJ)と連携することを発表しました。

Rubriqは研究者から依頼を受け、雑誌への投稿前に論文を独自に査読し、査読者からの点数とコメント、おすすめの投稿先雑誌の情報等を伝えるサービスを有料で実施している企業です。今回の連携により、QScience.comの各オープンアクセス雑誌は査読をRubriqに直接委託することになります。なお論文の掲載可否については、Rubriqから送られる査読コメントや点数に基づいてQScience.comの各誌の編集委員が決定するとのことです。

QScience selects Rubriq to provide peer review for its 15+ journals(Rubriq Blog、2014/2/18付け)
http://blog.rubriq.com/2014/02/18/qscience-selects-rubriq-to-provide-peer-review/

QSceince.com
http://www.qscience.com/

2月 24日

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は"歴史文書"-ニュージーランド国立図書館の地震後の対応などを紹介

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第79号が公開されています。“歴史文書”についての特集の第2号として、ニュージーランドのクライストチャーチでの地震後の国立図書館の対応についての記事など、以下の記事が掲載されています。

オーストラリア: To read in the libraries of dreams
ニュージーランド: Documenting unexpected events
フィリピン: NLP Leaves Its Mark: The Official Repository of the Written Cultural Heritage of the Philippines

CDNLAOニュースレター 第79号
http://www.ndl.go.jp/en/cdnlao/newsletter/index.html

参考:
CDNLAOニュースレター、最新号の特集は"歴史文書"-中国国家図書館の歴史文書などを紹介 Posted 2013年11月27日
http://current.ndl.go.jp/node/24956

静岡県立中央図書館、「富士山の日」に合わせ所蔵する富士山資料をデジタルライブラリーで公開

静岡県立中央図書館が、2月23日の「富士山の日」に合わせ、所蔵する江戸時代以降の富士山関係の絵画や地図等を、同館のデジタルライブラリーにおいて、以前から公開していた33タイトルに加え、20タイトル追加公開しました。各紙の記事によると、3月14日までには更に46タイトルを追加し、計99タイトルが公開予定とのことです。

当館所蔵の富士山関係資料をデジタル化しました!(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2014/fujisan_dl_news.html

富士山:江戸時代以降の絵画など、図書館HPで公開 静岡 (毎日新聞, 2014/2/21付け記事)
http://mainichi.jp/feature/news/20140222k0000m040053000c.html

総務省が「電子自治体の取組みを加速するための10の指針」(案)に対する意見を募集 指針の中には地方公共団体におけるオープンデータに関する記述も

2014年2月20日から、総務省自治行政局地域情報政策室が「電子自治体の取組みを加速するための10の指針」(案)に関する意見募集を行っています。

この指針は自治体クラウドの導入をはじめとした地方公共団体の電子自治体に係る取組みを一層促進することを目的として作成されたものです。「指針7」として、「オープンデータの推進に向けて、地方公共団体が保有するデータに対するニーズの精査及び推進体制の整備」も取り上げられています。

意見募集の締め切りは2014年3月5日17時です。

「電子自治体の取組みを加速するための10の指針」(案)に対する意見募集(総務省、2014/2/19付け)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei07_02000016.html

電子書籍のILLパイロットプロジェクト”Occam’s Reader Project”の実施を発表(米国)

2014年1月31日、テキサス工科大学、ハワイ大学Mānoa校、米国中西部の31大学図書館によるコンソーシアムである“Greater Western Library Alliance(GWLA)”と、Springerが協力して、電子書籍のILLに関するパイロットプロジェクト、”Occam’s Reader Project”を行うことを発表していました。

このプロジェクトではテキサス工科大学のデザイン開発チームと、ハワイ大学Mānoa校のウェブインタフェース開発チームが、GWLAと協力しつつ電子書籍のILLのための新たなソフトウェアを開発するとのことです。また、ILLの対象となるのはSpringerの電子書籍ライセンスの条件の下で提供されるもののみとなるとのことです。

プロジェクトは2014年3月から1年間にわたって実施される予定です。

GWLA and Springer Launch eBooks Interlibrary Loan Pilot with Occam’s Reader Project(GWLA、2014/1/31付け)
http://www.gwla.org/Home/Announcements/OccamsReader

Occam’s Reader(Texas Tech University)

成蹊大学図書館が「貴重書画像データベース」を公開

2014年2月20日、成蹊大学図書館が所蔵する貴重書の画像をWeb上で閲覧することができる「貴重書画像データベース」を公開しました。たけとり物語の古活字版や奈良絵本版をはじめ、2014年2月24日現在で13タイトルの資料を閲覧することができます。今後、公開資料を増やしていく予定とのことです。

成蹊大学図書館 貴重書画像データベース
http://www.seikei.ac.jp/university/library/kichou/index.html

貴重書画像データベース公開のお知らせ(成蹊大学図書館、2014/2/20付け)
http://www.seikei.ac.jp/university/library/news/2013.html#anc20140220

米国University of Idaho、ジャズミュージシャンへのインタビュー記録“Leonard Feather Blindfold Tests Collection”を公開

2014年2月19日、米国のUniversity of Idahoが、米国の太平洋岸北西部における歴史的なジャズ資料のアーカイブ“International Jazz Collections”の一部として、ジャズ・ジャーナリストであったLeonard Featherによるジャズミュージシャンへのインタビュー記録のコレクション“Leonard Feather Blindfold Tests Collection”を公開しました。このコレクションは、Featherがおこなった、インタビュー対象者に別のアーティストによる音楽を聞かせ、そのパフォーマスンスのスタイルや質について述べてもらう"Blindfold Tests"とよばれるインタビューを中心に扱ったものとのことです。2月19日から22日かけて開催されたLionel Hampton Jazz Festivalにあわせて公開されました。

UI Library Releases ‘Blindfold Test’ Collection as part of Lionel Hampton Jazz Festival (University of Idaho, 2014/2/19)

世界の森林の状況をほぼリアルタイムで観察できる"Global Forest Watch "公開

2014年2月19日、World Resources Institute (WRI)は、世界の森林の状況をほぼリアルタイムで観察できるシステム"Global Forest Watch (GFW)"を公開しました。GFWはWRI、Google及び40以上の組織の協力により制作されたとのことです。

Global Forrest Watch
http://www.globalforestwatch.org/

RELEASE: Global Forest Watch: Dynamic New Platform to Protect Forests Worldwide (WRI, 2014/2/19)
http://www.wri.org/news/release-global-forest-watch-dynamic-new-platform-protect-forests-worldwide

Monitoring the World's Forests with Global Forest Watch (Google Maps Blog, 2014/2/20)
http://google-latlong.blogspot.jp/2014/02/monitoring-worlds-forests-with-global.html

1996年版から17年間の「インターネット白書」のバックナンバーを無料公開する「インターネット白書ARCHIVES」がオープン

2014年2月14日、インプレスR&Dは、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)と共同で、過去17年分の『インターネット白書』のバックナンバーを無料で閲覧できるWebサイト「インターネット白書ARCHIVES」を、2月21日にオープンしたとのことです。

1996年版から2012年度までの『インターネット白書』の記事(PDF)が公開されており、キーワードによる全文検索、また、発売号による絞込みも可能とのことです。

インターネット白書ARCHIVES
http://iwparchives.jp/

2月 21日

米国ロチェスター大学、 Seward Family Archiveデジタル化プロジェクトに Fred L. Emerson財団から助成金を受けたことを発表

2014年2月12日、米国ロチェスター大学が、Seward Family Archiveをデジタル化するプロジェクトに Fred L. Emerson財団から360,000ドルの助成金を受けたことを発表しました。米国の第16代大統領リンカーンと第17代大統領ジョンソンの下で国務長官を務めた19世紀の政治家であるWilliam Henry Sewardとその家族の写真、日記、書簡等、150,000点以上の資料をデジタル化し、オンラインで提供する予定とのことです。これらの資料の多くは、Sewardの孫により、1945年から1951年の間に、同大学の図書館に寄贈されたものとのことです。

$360,000 Grant Helps Put One of the Nation's Most Important 19th Century Archives Online (University of Rochester, 2014/2/12)
http://www.rochester.edu/news/show.php?id=8142

Seward Family Archive to be digitized, made available to public (Auburn Citizen, 2014/2/14付記事)

経済産業省と総務省が開催した「オープンデータ ユースケースコンテスト」の受賞結果と受賞作品の概要等が公開

2014年2月19日、経済産業省と総務省が開催したオープンデータ ユースケースコンテストの受賞作品の概要、及び表彰式開催レポートが公開されています。

コンテストには合計48作品(アプリケーション作成部門:30作品、オープン化推進部門:18作品)の応募があり、アプリケーション作成部門で8作品、オープン化推進部門で4作品が受賞しています。

オープンデータ ユースケースコンテスト 受賞結果一覧
http://opendata-contest.jp/usecase/winners.htm

オープンデータ ユースケースコンテスト 結果報告
http://opendata-contest.jp/usecase/products_report.htm

米国の大学トップ100の図書館におけるWeb2.0ツールの利用状況

Library Hi Tech誌のEarlyCite Articleとして、“Web 2.0 applications’ usage and trends in top U. S. academic libraries”と題する記事が採録されています(2014, Volume 32, Issue 1)。

アブストラクトによると、U.S. News & Wold Report 2013のリストに示されたトップ100の大学の図書館を対象にして、Web2.0ツールの利用状況を調査したとのことです。調査結果のうち、それぞれの利用率については、SNS(100%)、ブログ(99%)、RSS(97%)、Wiki(91%)、vodcast(47%)、podcast(46%)、ソーシャルブックマーク(39%)となっていたとのことです。

記事本文によると、データの収集は2013年4月23日から5月8日に行われたとのことです。

EarlyCite Article
Web 2.0 applications’ usage and trends in top U. S. academic libraries(Emerald)

ゲティ財団、Art and Architecture Thesaurus(AAT)をLinked Open Dataとして公開

2014年2月20日、米国のゲティ財団がゲティ研究所のArt and Architecture Thesaurus(AAT)をLinked Open Dataとして公開したことを公表しました。AATは、建築の歴史、様式、技術等に関する250,000以上の単語のシソーラスで、ゲティ研究所の4つの用語データベース(Getty Vocabularies)のうちの一つとのことです。他の3つのデータベースであるThe Getty Thesaurus of Geographic Names (TGN)、The Union List of Artist Names(ULAN)、The Cultural Objects Name Authority (CONA)も、今後18か月の間にLinked Open Dataとして公開される予定とのことです。

Art & Architecture Thesaurus Now Available as Linked Open Data (Getty Iris, 2014/2/20)
http://blogs.getty.edu/iris/art-architecture-thesaurus-now-available-as-linked-open-data/

Art & Architecture Thesaurus® Online

ノースカロライナ州立大学図書館、グーグル・グラスを貸出開始

ノースカロライナ州立大学図書館が、グーグル・グラスの貸出を開始すると発表しましています。対象者は、当面はこの技術についての研究ニーズのある教員や大学院生に限定され、3月中旬からは、その他の研究者等にも拡大されるとのことです。

なお、同大学図書館では、デジタル一眼レフカメラや電子書籍リーダー、ArduinoやMaKey MaKeyなどの作製キットなどの技術系のアイテムの貸出を行っており、その貸出件数は一年間あたり20万件以上であるとのことです。

NCSU Libraries Now Lending Google Glass for Research Projects(NCSU Libraries News, 2014/2/20付け)
http://news.lib.ncsu.edu/2014/02/20/ncsu-libraries-now-lending-google-glass-for-research-projects/

2月14日からの大雪に関し、甲州史料調査会等が歴史資料保全について声明

2014年2月14日未明からの関東甲信越、東北地方の大雪に関連して、甲州史料調査会、歴史資料継承機構が、歴史資料保全についてのアナウンスメントを出しています。大雪の影響による歴史資料の被害(カビ等)があった場合に、救済のサポートをするとのことです。

なお、saveMLAKでも被害の状況等の入力が呼びかけられています。

歴史資料保全に関する声明‏(甲州史料調査会、2014/2/20付け)
http://blog.goo.ne.jp/koshushiryo

雪害における歴史資料の保存に向けて(NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん、2014/2/20付け)
http://rekishishiryo.com/html/other/20140220.html
※リンク元は以下
http://rekishishiryo.com/

関東甲信地方の大雪について甲州史料調査会が声明を発表しました (歴史資料ネットワークBlog, 2014/2/20付け)
http://siryo-net.jp/disaster/ohyuki-koshuseimei/

関連:
saveMLAK

東京都立多摩図書館、2020東京オリンピック・パラリンピック応援映画会「所蔵フィルムに見る東京オリンピック1964への道」を開催

東京都立多摩図書館において、2014年3月2日に、2020東京オリンピック・パラリンピック応援映画会「所蔵フィルムに見る東京オリンピック1964への道」が開催されるとのことです。1964年の東京オリンピックに向けた選手の練習風景や競技施設の建設工事などをとらえた記録映画の上映がおこなわわれます。

『2020東京オリンピック・パラリンピック応援 所蔵フィルムに見る東京オリンピック1964への道』 (東京都立多摩図書館、2014/2/19付け)
http://www.library.metro.tokyo.jp/guide/tama_library/tabid/1227/Default.aspx

チラシ
http://www.library.metro.tokyo.jp/Portals/0/event/25/pdf/H25movie_fes.pdf

2月 20日

キューバ“Finca Vigia”のヘミングウェイ関連資料、米国のジョン・F・ケネディ図書館で公開される

2014年2月11日、米国のジョン・F・ケネディ図書館のヘミングウェイコレクションに、ヘミングウェイのキューバでの邸宅“Finca Vigia”に保管されているヘミングウェイ関連文書をスキャンした約2500点の資料が追加され、公開が開始されたことが報じられています。これらの資料がキューバ外で公開されるのは初めてとのことです。

New Hemingway Materials from Cuba Made Available for First Time at JFK Library(JFK Library, 2014/2/11)
http://www.jfklibrary.org/About-Us/News-and-Press/Press-Releases/2014-Hemingway-Cuba-Documents.aspx

Ernest Hemingway Collection (JFK Library)
http://www.jfklibrary.org/Research/The-Ernest-Hemingway-Collection.aspx

ヘミングウェー関連の資料2000点、キューバ博物館が米に提供 (AFP BBnews, 2014/2/20)
http://www.afpbb.com/articles/-/3008828

参考:

英国王立協会、オープンアクセス誌“Royal Society Open Science”を創刊

英国王立協会(The Royal Society)が、2014年2月18日、同協会からは初めてのオープンアクセス誌となる“Royal Society Open Science”の創刊を発表しました。

生命科学、物理化学、数学、工学、コンピュータ科学を扱う査読誌で、オープン・ピアレビューもオプションとして提供する予定であるとのことです。2014年に正式公開されるとのことです。

また、ScienceInsiderの記事によると、AAASの“Science Advances”と同様、著者支払い型のオープンアクセス雑誌となるとのことです。

World’s first scientific publisher launches new open access journal(The Royal Society, 2014/2/18付)
http://royalsociety.org/news/2014/royal-society-open-science

Royal Society Open Science
http://royalsocietypublishing.org/royal-society-open-science

英国図書館、展示“Beautiful Science”を開催

2014年2月20日から5月26日まで、英国図書館のThe Folio Society Galleryで、展示“Beautiful Science”が開催されるとのことです。

公衆衛生、気象、進化という3つのテーマを設け、図書館の科学コレクションと新しい技術を利用して、科学者や統計学者による研究成果を展示するということです。

宇宙の秩序を表現したロバート・フラッドの“Great Chain of Being” やクリミア戦争における死因が病院の不衛生な環境によるものであることを示したフローレンス・ナイチンゲールの鶏頭図(rose diagram)などから、NASAの海洋状況を示すインフォグラフィックまで、世界を理解するためのデータのビジュアル化の変遷を紹介するものとのことです。

The importance of data visualisation is explored in the British Library’s first science exhibition, Beautiful Science: Picturing Data, Inspiring Insight

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