アーカイブ - 2014年 2月

2月 27日

宮城県東松島市、東日本大震災を語り継ぐ事業を拡充

2014年2月26日付けの河北新報において、宮城県東松島市が新年度、東日本大震災を語り継ぐ事業を拡充すると報じられています。地域の被害や復興の取り組みを映像化するほか、QRコードを活用し被災状況を伝える試みなどを始め、多様な形で震災を記録・伝承して風化を防ぎ、防災対策や教育に役立てるとのことです。

映像は、市が所有したり住民から提供を受けたりする写真や動画を組み合わせ、全体で1時間程度に編集し、DVDやインターネットで公開する方針とのことです。

QRコードは公共施設や商店などに用意し、携帯電話などで読み取ると、その場所の浸水高や震災時の様子などが見られるようにするとのことです。また、QRコードの設置場所と浸水域などを示す「震災訪ね歩き案内パンフレット」も作成し、地図情報も盛り込み、被災地視察や防災教育などで市内で訪れた人が自由に見て回れるようにするとのことです。

震災を語り継ぐ事業は東松島市図書館が担ってきており、被災者の体験談を動画で記録したり、新聞や書籍などを収集したりしているとのことです。

携帯でピッ震災記録パッと 東松島市、伝承事業を拡充(河北新報社, 2014/2/26付けの記事)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20140226_05.htm

2月 26日

Oxford University Press、『オクスフォード英語辞典』(OED)の第一次世界大戦に関する語彙についての情報提供を呼びかけ

2014年1月31日から、Oxford University Pressが『オックスフォード英語辞典』(Oxford English Dictionary: OED)の第一次世界大戦に関する語彙について情報提供を呼びかけています。

OEDは、150年以上の歴史を誇る辞書で、現在使用されている意味だけでなく、文献での初出年代や多くの用例を収録しており、創刊時に民衆からの情報提供を得て、辞書を編纂したとのことです。

開戦から100年を機に第一次世界大戦に関する語彙の改定を予定しているとのことです。第一弾として、それぞれの語彙のより古い文例や追加の文例についての情報提供を呼びかけているようです。これまで新聞や雑誌などから用例を採録してきたとのことですが、英国公文書館のデジタルアーカイブでの第一次世界大戦の日記の公開など、手紙や日記、政府文書といった、これまでアクセスしづらかった情報源にアクセスできるようになってきたため、新たに情報提供を呼びかけているとのことです。

Appeals News: Words from the First World War(Oxford English Dictionary, 2014/1/31付)
http://public.oed.com/appeals-news-wwi/

京都の図書館司書が作成「京都が出てくる本のデータ」公開

京都の図書館で働く図書館司書による学習グループが作成した「京都が出てくる本のデータ」が、オープンデータを加工して共有するウェブサイト"Link Data"で公開されています。小説やマンガ、ライトノベル等に登場する京都の地名の位置データ、また同グループによるオススメ度や内容紹介が含まれており、各作品に登場する場所をGoogleマップで表示することもできるとのことです。

京都が出てくる本のデータ (ししょまろはんラボ)
http://libmaro.kyoto.jp/?p=72

京都が出てくる本のデータ(Link Data)
http://linkdata.org/work/rdf1s1294i

赤十字原子力災害情報センター、企画展「福島原発事故 救援者への認識調査から」を公開

2014年2月26日、赤十字原子力災害情報センターのデジタルアーカイブで、企画展「福島原発事故 救援者への認識調査から」が公開されました。

東日本大震災に伴う福島原発事故において、救護活動に従事した職員に対し実施された聞き取り調査を整理した「東日本大震災に伴う原子力災害における救護活動時の認識調査報告書」と、職員のインタビューコメントが掲載されています。

福島原発事故 救援者への認識調査から(赤十字原子力災害情報センター)
http://ndrc.jrc.or.jp/relief/#/

赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ
http://ndrc.jrc.or.jp/

参考:
赤十字原子力災害情報センター、警戒区域での救護活動を写真で紹介するフォトギャラリーを公開
Posted 2014年2月3日
http://current.ndl.go.jp/node/25403

東京都立図書館、「TOKYOアーカイブ」をリニューアル

2014年2月26日、東京都立図書館が、江戸・東京関係のデジタル化資料を検索できるデータベース「東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ)」(2014年5月開設)に、画像のカテゴリ追加と、巻物表示等の機能の追加を行ったと発表しました。

カテゴリには、「江戸図」、「番付」、「建築図面」、「書簡」、「その他の貴重資料」の5つが追加され、全部で13カテゴリとなったとのことです。

追加された4つの機能は以下の通りです。
・巻物表示機能
 長い巻物資料の画像が、横スクロールで流れるように展開表示されます。
・翻刻文表示機能
 くずし字で書かれた資料について、画像上の本文にマウスポインタを当てると、該当部分を活字になおした文が表示されます。
・地図表示機能
 地図上のポイントをクリックすると、その地点に関連する資料が表示されます。
・画像使用管理機能(申請機能)
 出版、テレビ番組等での画像使用の申請を、Web上で行うことができます。

「東京都立図書館デジタルアーカイブ(TOKYOアーカイブ)」をリニューアルしました。 (東京都立図書館, 2014/2/26日付)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=851

米国アナーバー地域図書館、地元の音楽会社と協力し利用者に音楽を提供

米国ミシガン州のアナーバー地域図書館(Ann Arbor District Library:AADL)が、地元の音楽会社"Ghostly International"と協力し、同館の利用者カードを持つ利用者に対して、同社の250以上のアルバム等の無料でのダウンロード提供を開始したことが報じられています。

Now Available Through AADL: 250+ Downloadable & Streaming Albums from Ghostly International & Spectral Sound (AADL, 2014/2/3)
http://www.aadl.org/node/253790

Ann Arbor District Library partners with local music label to offer free downloads (MLive.com, 2014/2/25)
http://www.mlive.com/entertainment/ann-arbor/index.ssf/2014/02/ann_arbor_district_library_par.html

参考:
シンセサイザーを貸し出す図書館(米国)
Posted 2012年8月13日

Google、展示イベント「震災から 3 年、キオクと復興の今」を開催

Googleは、2014年3月5日から3月11日まで、「震災から 3 年、キオクと復興の今」と題し、東日本大震災の災害対応から復興支援に至る 3 年間をたどる展示イベントを六本木ヒルズ 大屋根プラザにて開催すると発表しています。

パーソンファインダーに始まり、被災を記録したストリートビュー、そしてインターネットを通じた復興支援へと3年間で移り変わった東日本大震災とGoogleの関わりが展示で紹介されるとのことです。

また、東北のお酒を片手に、ストリートビュー撮影の舞台裏や津田大介氏による新しい東北との関わり方、東北の明日を変える若者たちの挑戦などを紹介するトークイベントも開催するとのことです。

「震災から 3 年、キオクと復興の今」開催のお知らせ(Google, 2014/2/25付)
http://googlejapan.blogspot.jp/2014_02_01_archive.html

震災から 3 年、キオクと復興の今 ~ 写真とストリートビューでたどる震災と復興の 3 年間。
http://www.miraikioku.com/exhibit2014.html

Google、東日本震災からの3年間をたどる展示イベントを3月5日~11日に開催(INTERNET Watch, 2014/2/25付)

国立国会図書館データベース・ナビゲーション・サービス(Dnavi)、2014年3月31日に終了

2014年2月26日、国立国会図書館は、国立国会図書館データベース・ナビゲーション・サービス(Dnavi)を2014年3月31日に終了することを発表しました。

サービス終了後、Dnaviに収録されていたデータ(データベースのメタデータ)のリストを国立国会図書館デジタルコレクションで公開する予定です。

2014年2月26日 国立国会図書館データベース・ナビゲーション・サービス(Dnavi)は2014年3月31日にサービスを終了します(国立国会図書館, 2014/2/26日付け)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1204553_1828.html

国立国会図書館データベース・ナビゲーション・サービス(Dnavi)
http://dnavi.ndl.go.jp/

国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/

EPUB3.0の適合状況を確認できるウェブサイト“EPUBTest.org”が公開

2014年2月、DAISYコンソーシアム、米国書籍産業研究グループ(BISG)、 国際電子出版フォーラム(IDPF)は共同で、EPUBリーダーのEPUB適合状況を確認できるウェブサイト“EPUBTest.org”の公開を発表しました。

EPUBTest.orgは、電子書籍のリーディングシステムがEPUB3に適合しているかどうかを確認するためのテストケースを集めたテストスイートを提供しているとのことです。このテストスイートは、もともとはIDPFによって作成されたものとのことです。

また、EPUB3のSupport Gridも公開されています。EPUB3のテストスイートを用いて、機器やアプリケーション、リーディングシステムなどのEPUB3.0の各機能への対応状況をまとめたものとのことです。EPUB3.0の機能毎、あるいは、リーディングシステム毎に対応状況を確認できます。

現在、“Readium Chrome Extension 2.12.4”、“VitalSource Bookshelf Desktop Mac 6.2 ”、“Kobo iOS App 6.2”、“VitalSource Bookshelf IOS 2.5”などが比較的適合率の高いリーダーのようです。

EPUBTEST
http://epubtest.org/

米国政府印刷局(GPO)、電子書籍プログラムを拡大

2014年2月25日、米国政府印刷局(GPO)は、連邦政府の情報へのアクセスを増加させるため、連邦寄託図書館制度(FDLP)を通じて図書館、一般公衆への電子書籍プログラムを拡大すると発表しました。米国連邦政府の出版物カタログ(Catalog of U.S. Government Publications: CGP)を通じて、本文の情報をmobi、EPUBフォーマット等で提供するもののようです。最初に公開されたのは約100タイトルで、GPOは連邦政府と協力し、今後、毎月新しいタイトルを公開するとのことです。GPOは、FDLPを通じて、米国全土の1,200の図書館に紙媒体および電子媒体の政府情報を提供しています。

GPO Expands eBook Program for Libraries and Public(GPO, 2014/2/25付)
http://gpo.gov/newsroom-media/presspage/14presspage04.htm

Catalog of U.S. Government Publications(CGP)
http://catalog.gpo.gov/

New Titles(CGP)

国立国会図書館、「国立国会図書館書誌データ対応システム一覧」を公開

国立国会図書館は、2014年2月21日、国立国会図書館が提供する書誌データの取込機能を実装している図書館システムの一覧をウェブサイトに公開しました。この一覧は、2013年11月に図書館システムベンダーを対象に行ったアンケートの結果をもとに作成したものです。今後、3か月に1回程度更新する予定です。

国立国会図書館について-書誌データの作成および提供-書誌情報提供サービス
7.書誌データの利用について
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/syoshiservice.html#data

「国立国会図書館書誌データ対応システム一覧(2014年1月現在)」 [PDF file:
192KB]
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/system_list.pdf

奥州市立胆沢図書館(岩手県)で企画展「3・11-あの日から3年。私たちができること」を開催

岩手日日新聞の記事によると、奥州市胆沢図書館(岩手県)で企画展「3・11-あの日から3年。私たちができること」が開催されているとのことです。東日本大震災の風化防止と防災意識高揚を目的に開催するもので、同館に設置されている「震災コーナー」の図書や雑誌、検証本、報道写真集など約350冊が展示されているとのことです。2014年3月28日まで開催されるとのことです。

3.11風化防止へ 胆沢図書館(岩手日日新聞, 2014/2/25日付)
http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_38244.html

胆沢図書館企画展『3.11-あの日から3年 私たちができること』開催中(胆沢まるごと案内所, 2014/3/11付)
http://maru510.blog23.fc2.com/blog-entry-1041.html

※2014年4月22日、情報を追記しました。

2月 25日

【イベント】JCPO音楽資料・情報担当者ワークショップ(第2回)「日本の出版楽譜・・・目録作成を中心に」開催(3/26・東京)

2014年3月26日、JCPO(一般社団法人次世代コンテンツ推進機構)が「日本の出版楽譜・・・目録作成を中心に」をテーマとした音楽資料・情報担当者ワークショップを、東京音楽大学附属図書館で開催するとのことです。申し込み期間は2月26日9時から3月20日17時まで、募集人数は30名(先着順)となっています。

JCPO音楽資料・情報担当者ワークショップ(第2回)「日本の出版楽譜・・・目録作成を中心に」(次世代コンテンツ推進機構)
http://www.jcpo.org/news.html

JCPO音楽資料・情報担当者ワークショップ(第2回)「日本の出版楽譜~目録作成を中心に」 (コクチーズ)
http://kokucheese.com/event/index/146909/

PASTEUR4OAプロジェクトのキックオフミーティング開催

2014年2月20日から21日、PASTEUR4OA(Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research)プロジェクトのキックオフミーティングがポルトガルで開催されました。PASTEUR4OAは、欧州におけるオープンアクセスとオープンデータの政策の発展促進をサポートするプロジェクトで、欧州研究図書館協会(LIBER)やEIFL等、欧州全体から15の組織が参加しているとのことです。また、今回のミーティングは、FOSTER(Foster Open Science Training for European Research)プロジェクトとの合同開催だったとのことです。

PASTEUR4OA/PASTEUR4OA Kick-off meeting (PASTEUR4OA)
http://www.pasteur4oa.eu/news/25

PASTEUR4OA kicks-off in Guimaraes, Portugal (LIBER, 2014/2/21)
http://www.libereurope.eu/blog/pasteur4oa-kicks-off-in-guimaraes-portugal

FOSTER

国家デジタル管理連盟(NDSA)、アーカイブ機関でのPDF/A-3フォーマット普及のコストと便益に関するレポートを公開(米国)

米国の国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance;NDSA)が2014年2月付けで、”The Benefits and Risks of the PDF/A-3 File Format for Archival Institutions”と題するレポートを公表しています。

このレポートはNDSAのStandards and Practices Working Groupが取りまとめたものです。2012年10月に制定されたPDF/A-3ファイルフォーマットの普及が、アーカイブ機関にもたらすコストと便益について扱っています。

New NDSA Report: The Benefits and Risks of the PDF/A-3 File Format for Archival Institutions(LC, The Signal, 2014/2/20付け)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2014/02/new-ndsa-report-the-benefits-and-risks-of-the-pdfa-3-file-format-for-archival-institutions/

デトロイト公共図書館、子どもにランチやおやつを提供

2014年2月24日付けのAmerican Libraries Magazineオンライン版で、子どもにランチやおやつを提供するデトロイト公共図書館の取り組みが紹介されています。

デトロイト公共図書館では夏の読書プログラムの中で、空腹のまま参加する子どもが多く、集中が妨げられていることを課題と捉えていました。そこでデトロイト市内で飢餓問題に取り組んでいたChrysler Foundation、Forgotten Harvestなどの団体と協力し、2012年から夏の読書プログラムにおいてランチを提供する取り組みを始めたとのことです。

2012年には26,000ドルの支援を受け、夏の読書プログラム中にランチが提供されました。2013年には74,000ドルの支援の下、引き続き夏の読書プログラムでランチが提供されたほか、放課後に訪れた子どもに果物やヨーグルトなどのおやつを提供する試みもされています。

これまで参加者数が停滞していた夏休みのプログラムの参加者が2013年には23%増加し、放課後向けのプログラムに参加する子どもも20%増えたとのことです。2014年もこれらの試みは継続される予定です。

米連邦通信委員会、新たな「ネットの中立性」規則の制定を計画

2014年2月19日、米連邦通信委員会(FCC)のTom Wheeler委員長が、新たな「ネットの中立性」規則を策定する計画を明らかにしました。

「ネットの中立性」とは、ユーザーやコンテンツなどによって差別することなく、インターネットサービスプロバイダ等がすべてのデータを平等に扱うべき、とする考え方です。FCCはこのネットの中立性を守るようプロバイダを規制していましたが、2014年1月に規制は無効との判決を米コロンビア特別区巡回控訴裁判所から受けていました。ただし、判決ではFCCにブロードバンドサービスを規制する権限があることも認めていたため、FCCは透明性の確保や一部のサービス等を優遇しないよう求める新たな規則を作成する見通しであるとのことです。

なお、2014年2月13日には米ARL、ALA、EDUCAUSEからFCCに対し、新たな「ネットの中立性」規則を作成するよう呼びかける公開書簡も提出されていました。この中では高等教育や図書館についても注意を払うようFCC委員長に対して求めています。

Net Neutrality: FCC Will Not Appeal Recent Court Ruling, Plan to Rewrite Open Internet Rules Announced(LJ INFOdocket、2014/2/19付け)

国立公文書館、「国立公文書館デジタルアーカイブ等システムに係る業務・システム最適化計画案」について意見募集

V2014年2月21日から3月3日まで、国立公文書館が、「国立公文書館デジタルアーカイブ等システムに係る業務・システム最適化計画案」について意見を募集しています。

国立公文書館では、「国立公文書館デジタルアーカイブに関する業務・システム最適化計画」及び「アジア歴史資料センター資料提供システムに関する業務・システム最適化計画」に基づき各システムを開発・運用し、最適化の取組を行っているところとのことです。この度、より一層の最適化を図るため、新たな業務・システム最適化計画を定めることとなったとのことです。

「国立公文書館デジタルアーカイブ等システムに係る業務・システム最適化計画案」の意見の募集について(国立公文書館, 2014/2/21日付)
http://www.archives.go.jp/news/20140221111350.html

国立公文書館デジタルアーカイブに関する業務・システム最適化計画の本文案
http://www.archives.go.jp/news/pdf/saitekika_2014_01.pdf

別紙1 現行体系案 (PDF)
http://www.archives.go.jp/news/pdf/saitekika_2014_02.pdf

別紙2 将来体系案 (PDF)

PLOSが新たなデータ公開方針へ 論文に関わる全てのデータの公開を要求

2014年2月24日付けの米PLOS ONEのブログで、2014年3月3日からPLOS発行雑誌は新たなデータ公開方針を施行することが発表されました。新方針では、著者に対して研究上の発見に関わるすべてのデータを、論文公開後すぐに、誰もが制限なく利用できるようにすることを求めています。著者は論文の冒頭に、データがどこで、どのようにして利用可能かを示した”Data Availability Statement”を書くように求められるとのことです。なお患者情報等のプライバシーに関わるデータや絶滅危惧種に関するデータ、第三者が保有するデータなど、データ公開の例外を認める場合もあるとされています。

このデータ公開方針は2013年12月に案が示され、コメントが受け付けられていたものです。最終的な方針は2014年3月1日に公開予定とされています。

PLOS’ New Data Policy: Public Access to Data(EveryONE The PLOS ONE Community Blog、2014/2/24付け)
http://blogs.plos.org/everyone/2014/02/24/plos-new-data-policy-public-access-data/

SpringerとIEEE、機械生成されたでたらめな論文120本以上をプラットフォームから削除

2014年2月24日付けのNature誌の記事で、SpringerとIEEEの商用プラットフォームに収録されている会議録論文の中に、機械生成されたでたらめな論文120本以上が含まれていたことが報じられています。現在はこれらの論文は削除されているとのことです。

これらの論文はコンピュータサイエンス分野の、文法等は正しいものの中身はでたらめな論文を作成するソフト、SCIgenによって作成されたものでした。SCIgenにより作られた論文を発見する技術を開発したフランスの研究者、Cyril Labbé氏の指摘により、今回の問題は発覚したとのことです。

Labbé氏はNatureの取材に答え、なぜSCIgenで作成された論文が投稿されたのかはわからないとしています。SCIgenによる論文が掲載されていたものの多くは中国で開催された会議の会議録で、著者の所属も中国の機関であるものが多かったとのことです。

なお、Labbé氏はある論文がSCIgenで作成されたものかどうかをチェックできるツールも公開しています。

Publishers withdraw more than 120 gibberish papers(Nature News、2014/2/24付け)

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