アーカイブ - 2014年 2月 7日

OCLC Research、デジタル人文学研究センターについてのレポートを公表

2014年2月6日、OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchが、“Does Every Research Library Need a Digital Humanities Center?”と題するレポートを公表しています。デジタル人文学研究者のニーズに応える多くの方法を提案し、デジタル人文学研究センターに適する状況は比較的少数であると述べているとのことです。また、デジタル人文学研究者との協力関係の成功例を示していますが、1つの例が全てに当てはまるわけではないと注意を促しています。

レポートの主な点として、以下等が挙げられています。

・デジタル人文学研究者が既に何をしているか観察し、足りない隙間を埋めるように試みることが、ほとんどの状況において最善である。
・デジタル人文学研究者にとって使いやすい環境にすることは、デジタル人文学研究センターよりも効果的である。
・図書館文化は、図書館員がデジタル人文学研究の効果的なパートナーとして見なされるために発展していく必要がある。

Digital Humanities: Options for research libraries covered in new essay(OCLC, 2014/2/6)
http://www.oclc.org/research/news/2014/02-06.html

【イベント】総務省、「第4回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」開催(2/14・沖縄)

総務省、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター、および琉球大学附属図書館が、2014年2月14日に、第4回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」を開催するとのことです。会場は、琉球大学附属図書館です。

発表によると、「今回の開催地である沖縄は太平洋戦争の激戦地となり、戦前の記録が失われたこと等から歴史資料のアーカイブ化に関する取組がなされて」いるとのことから、こうした取組についての意見交換を行うとのことです。また、あわせて「東日本大震災アーカイブ」構築の取組が紹介される予定となっています。

第4回DAN(Digital Archive Network)ワークショップの開催(総務省、2014/2/7付け)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02001000.html

Twitter社、研究機関にデータを提供するテストプロジェクト“Twitter Data Grants”を開始

2014年2月5日、Twitter社が研究機関向けのテストプロジェクト“Twitter Data Grants”を開始することを発表しました。このプログラムは、外部の研究機関にTwitterのデータにアクセスする機会を提供し、研究機関や学術機関と、それらの機関が必要とするデータを結び付けるプロジェクトとのことです。このプロジェクトへの参加を希望する機関には、3月15日までに研究企画案を提出することが求められています。

Introducing Twitter Data Grants (Twitter Engineering Blog, 2014/2/5)
https://blog.twitter.com/2014/introducing-twitter-data-grants

ツイートデータを使われている研究機関の皆さまへ (Twitter Japan Blog, 2014/2/5)
https://blog.twitter.com/ja/2014/tuitodetawoshi-wareteiruyan-jiu-ji-guan-nojie-samahe

Data Grants(Twitter Engineering)
https://engineering.twitter.com/research/data-grants

英国ウェルカム図書館、デジタル化資料のビューアをオープンソースで公開;タイムライン・ソフトウェアも

英国のWellcome Trustのウェルカム図書館(Wellcome Library)が、様々なフォーマットのデジタル化資料を閲覧することのできるビューア(player)をオープンソースで公開しています。開発は、Digirati社とともに行ったとのことです。ソースコードはGitHubで共有されています。

このビューアは、書籍、フォトアルバム、高精細画像、映画など、様々なデジタル化された資料を閲覧することのできるもので、ページ送り、拡大縮小、コンテンツの検索、目次やサムネイルの表示、書誌情報の表示、ダウンロード、SNSへの共有、埋め込みコードの生成等の機能を備えたものとなっています。

また、ウェルカム図書館では、2013年にタイムラインの作成を支援するソフトウェアも開発し、公開していたそうです。

なお、ビューアに独自のデータを入れるためのガイドも公開しています。

Open sourcing the library(Wellcome Library Blog, 2014/2/4付け)
http://blog.wellcomelibrary.org/2014/02/open-sourcing-the-library/

GitHub > Wellcome Library
https://github.com/wellcomelibrary

米国議会図書館、音楽から米国の歴史を知るオンラインコレクション“Songs of America”を公開

2014年2月5日、米国議会図書館(LC)が、米国の作曲家や詩人、演奏家等による作品から米国の歴史を調査できるオンラインコレクション“Songs of America”を公開したことを発表しました。80,000 件以上のデジタル化された音声記録、ビデオ、楽譜等を含む資料、作曲や録音等が行われた州を示す地図、歴史年表等が閲覧できるとのことです。

The Library of Congress Celebrates the Songs of America
www.loc.gov/collection/songs-of-america

Library of Congress Launches “Songs of America” Presentation
Year-long Celebration Includes Concerts, Special Events, Educational Opportunities (LC, 2014/2/6)
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-018.html

世界銀行の“Open Knowledge Repository”、レスポンシブウェブデザインを導入

世界銀行が、その研究成果物等を掲載するオープンアクセス・リポジトリ“Open Knowledge Repository”について、レスポンシブウェブデザインを採用して、モバイル機器への対応をおこなったことを発表しています。発表では、対応の理由に関して、“Open Knowledge Repository”のユーザの半数は発展途上国からの利用であり、その地域では携帯電話によるインターネットアクセスが増加していることを指摘しています。

なお、同サイトでは、現在13,000点以上の出版物がPDF等で利用できるようになっているとのことです。

World Bank Open Knowledge Repository Introduces Mobile-Friendly Design(World Bank, 2014/1/23付け)
http://www.worldbank.org/en/news/feature/2014/01/23/open-knowledge-repository-introduces-mobile-friendly-design

Bank Open Knowledge
http://openknowledge.worldbank.org

参考:
世界のタブレット端末の出荷台数は2017年に4億5,500万台に:NPD予測

世界のタブレット端末の出荷台数は2017年に4億5,500万台に:NPD予測

消費者マーケットリサーチ会社のNPDグループが、2014年2月6日、世界のタブレット端末の出荷台数の予測について、2014年には3億1,500万台となり、モバイルPC市場の65%を占め、また、2017年までには、4億5,500万台となり、75%を占めると発表しています。

また、タブレット端末の世界での平均価格についても、2014年の311ドルから2017年の296ドルへと下落し、PCを初めて購入する人の多い地域での浸透が見込まれることを指摘しています。

米国で最もリテラシーの高い/図書館資源が充実した都市は?(2013年版)

セントラル・コネチカット州立大学から、米国の都市(人口25万人以上)のリテラシー・ランキングの2013年版が発表されていました。今回のランキングでも、上位3市は変わらずワシントンD.C.、シアトル、ミネアポリスとなっています。

このランキングの6の指標の1つに“図書館”もはいっており、人口あたりの分館数、所蔵資料数、貸出数、職員数によって評価されています。その結果は以下のとおりです。

1 Cleveland, OH
2 Pittsburgh, PA
3 St. Louis, MO
4 Milwaukee, WI
5 Kansas City, MO
6 Seattle, WA
7 Cincinnati,OH
8 Denver, CO
9 Tulsa, OK
10 Toledo, OH

America's Most Literate Cities, 2013
http://web.ccsu.edu/americasmostliteratecities/2013/default.asp

Libraries
Library Support, Holdings, and Utilization

米国研究図書館協会(ARL)等、研究成果の共有や公開、保存のためのプロジェクト“SHared Access Research Ecosystem: SHARE”の計画を発表

2014年2月6日、北米研究図書館協会(ARL)、米国大学協会(AAU)、公立ランドグラント大学協会(APLU)の共同プロジェクト“SHared Access Research Ecosystem: SHARE”の計画が公開されました。

“SHARE”は、研究活動を促進するための研究成果の共有や長期保存など、高等教育機関のデジタル資産管理における長期的な課題解決を目的としたプロジェクトとのことです。2013年2月の米国連邦政府による公的助成を受けた研究成果のパブリックアクセス拡大についての指示に応えるものでもあるとのことです。

SHared Access Research Ecosystem (SHARE)(ARL)
http://www.arl.org/focus-areas/public-access-policies/shared-access-research-ecosystem-share

SHARE NOTIFICATION SYSTEM PROJECT PLAN(ARL, 2014/2/6付け)

【イベント】「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備 スキル標準の作成/研修・教育プログラムの作成合同シンポジウム」が開催(3/10・東京)

2014年3月10日、東京大学弥生講堂一条ホールにて、東京大学、早稲田大学が主催する「リサーチ・アドミニストレーターを育成・確保するシステムの整備 スキル標準の作成/研修・教育プログラムの作成合同シンポジウム」が開催されます。

文部科学省によるリサーチ・アドミニストレーター(URA)の育成・定着に向けたシステム整備の一環として、
・「スキル標準の作成」:URAに求められる人材像を明確にし、その業務に必要な能力を標準化し、スキル標準として作成すること
・「研修・教育プログラムの作成」:URAの業務遂行能力向上に資する研修・教育プログラムを作成するとともに実施すること
という2つの事業が推進されてきたとのことです。

今年度で3年間にわたる活動を終了するにあたり、その成果を振り返り、今後の展開を議論するとのことです。

東京大学の渡部俊也氏による「URAスキル標準」の事業報告、早稲田大学の中島一郎氏による「URA研修・教育プログラム」の事業報告の後、「URAシステム整備とスキル標準/研修・教育プログラムの活用(仮題)」をテーマとしたパネルディスカッションが行われるとのことです。

参加は無料ですが、参加登録が必要です。

プログラム概要
http://www.waseda.jp/rps/ura/event/20140310_2.html

開催内容