アーカイブ - 2014年 2月 20日

キューバ“Finca Vigia”のヘミングウェイ関連資料、米国のジョン・F・ケネディ図書館で公開される

2014年2月11日、米国のジョン・F・ケネディ図書館のヘミングウェイコレクションに、ヘミングウェイのキューバでの邸宅“Finca Vigia”に保管されているヘミングウェイ関連文書をスキャンした約2500点の資料が追加され、公開が開始されたことが報じられています。これらの資料がキューバ外で公開されるのは初めてとのことです。

New Hemingway Materials from Cuba Made Available for First Time at JFK Library(JFK Library, 2014/2/11)
http://www.jfklibrary.org/About-Us/News-and-Press/Press-Releases/2014-Hemingway-Cuba-Documents.aspx

Ernest Hemingway Collection (JFK Library)
http://www.jfklibrary.org/Research/The-Ernest-Hemingway-Collection.aspx

ヘミングウェー関連の資料2000点、キューバ博物館が米に提供 (AFP BBnews, 2014/2/20)
http://www.afpbb.com/articles/-/3008828

参考:

英国王立協会、オープンアクセス誌“Royal Society Open Science”を創刊

英国王立協会(The Royal Society)が、2014年2月18日、同協会からは初めてのオープンアクセス誌となる“Royal Society Open Science”の創刊を発表しました。

生命科学、物理化学、数学、工学、コンピュータ科学を扱う査読誌で、オープン・ピアレビューもオプションとして提供する予定であるとのことです。2014年に正式公開されるとのことです。

また、ScienceInsiderの記事によると、AAASの“Science Advances”と同様、著者支払い型のオープンアクセス雑誌となるとのことです。

World’s first scientific publisher launches new open access journal(The Royal Society, 2014/2/18付)
http://royalsociety.org/news/2014/royal-society-open-science

Royal Society Open Science
http://royalsocietypublishing.org/royal-society-open-science

英国図書館、展示“Beautiful Science”を開催

2014年2月20日から5月26日まで、英国図書館のThe Folio Society Galleryで、展示“Beautiful Science”が開催されるとのことです。

公衆衛生、気象、進化という3つのテーマを設け、図書館の科学コレクションと新しい技術を利用して、科学者や統計学者による研究成果を展示するということです。

宇宙の秩序を表現したロバート・フラッドの“Great Chain of Being” やクリミア戦争における死因が病院の不衛生な環境によるものであることを示したフローレンス・ナイチンゲールの鶏頭図(rose diagram)などから、NASAの海洋状況を示すインフォグラフィックまで、世界を理解するためのデータのビジュアル化の変遷を紹介するものとのことです。

The importance of data visualisation is explored in the British Library’s first science exhibition, Beautiful Science: Picturing Data, Inspiring Insight

国立国会図書館の“雑誌記事索引”データがOCLCのWorldCatから検索可能に

国立国会図書館の雑誌記事索引がOCLCのWorldCatを通じて利用できるようになりました。2013年12月5日から検索可能となっており、開始時点のデータ数は約1,000万件です。

国立国会図書館月報 635(2014年2月)号(p.34)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8424694_po_geppo1402.pdf?contentNo=1

WorldCat
http//www.worldcat.org/

学術文献を読むのはPDF派?HTML派?Wiley社が“Anywhere Article”を導入

Wiley社が、レスポンシブウェブデザインを採用した“Anywhere Article”の導入についてアナウンスしています。これは、HTML5の技術を用いて学術文献を提供するもので、「読みやすいさ」、「機能性」、タブレットやモバイル端末への対応する「持ち運び安さ」をコンセプトにして作られたものとのことです。 Wiley Online Libraryの学術雑誌のうちこれに賛同するものから適用するようです。

なお、65%は、HTMLの記事を使うよりも、PDFのダウンロードを好むとの調査結果もあるとのことです。

The “Anywhere Article” Launched Across Wiley Online Library(Wiley、2014/2/19付け)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-110325.html
※デモ動画あり

サンプル
http://onlinelibrary.wiley.com/enhanced/doi/10.1111/nph.12453/

関連:
“Can Scholarly Publishing evolve beyond the PDF”(2013/11/11付け)

Nature Publishing Group、フランスのナショナルライセンスプロジェクトISTEXと契約

2014年2月17日、Nature Publishing GroupがフランスのナショナルライセンスプロジェクトISTEXと契約したと発表しました。

これにより、フランスの200以上の機関の190万人以上の学生、研究者、科学者がnature.comのサイトを通じて、1869年から2012年までの“Nature”にアクセスできるようになるとのことです。免疫学、生物学、化学、神経科学分野の7タイトル、合計で40万件の記事のアーカイブも契約範囲に含まれているとのことです。

Nature Publishing Group sign French national license agreement with ISTEX
http://www.nature.com/press_releases/istex.html

ISTEX
http://www.istex.fr/

【イベント】大阪府立中央図書館、第6回府民講座「鎮魂と復興のきずな―東日本大震災と民俗芸能―」を開催(3/1・大阪)

2014年3月1日、大阪府立中央図書館が主催する第6回府民講座「鎮魂と復興のきずな―東日本大震災と民俗芸能―」が開催されるとのことです。

国立民族学博物館准教授の林勲男氏が講師を担当し、民族学の視点から、震災復興に人々の心のつながりがどうかかわるか、なぜ心の復興に伝統芸能が必要なのかについて講演を行うとのことです。

受講にあたっては、事前の申し込み、また、経費として500円が必要とのことです。

【講演会】大阪府立中央図書館主催第6回府民講座 「鎮魂と復興のきずな―東日本大震災と民俗芸能―」(大阪府立図書館, 2014/1/7付)
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/25kouza6.html
 
 
※E1532 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/2/14現在) カレントアウェアネス-E No.254 2014.02.20で、上記の講演会について、誤った記述がありました。訂正してお詫び申し上げます。

インディアナポリス公共図書館、銃の安全錠を提供(米国)

インディアナポリス公共図書館(インディアナ州マリオン郡)が、無料の銃の安全錠を提供することを発表しています。マリオン郡の保安官とのパートナーシップにより行うもので、銃の不慮の事故等を抑制することを目的に実施するものとのことです。

インディアナポリス公共図書館のウェブサイトに掲載されたアナウンスメントによると、銃安全錠は、中央図書館と5つの分館において、要望に応じて提供されるとのことです。インディアナポリス公共図書館のChief Executive OfficerであるJackie Nytes氏は、アナウンスメントにおいて、同館は、家族が回避可能な被害を恐れることなく生活し、学習し、働くことができるよう支援すること、銃の安全や紛争解決等に関する資料へのアクセスを提供する場であること等を伝えるコメントを出しています。

なお、マリオン郡の保安官は、2011年以来、5,000以上の銃安全錠を無料配布するプログラムを実施してきたようです。

Indy Library & Sheriff Layton Announce Gun Lock Giveaway Partnership

E1537 - 研究データへの識別子付与と引用可能性向上:DataCiteの活動

 研究データのインターネット上での公開が進む中,それらが発見され,適切に活用されるためには,識別子やメタデータが適切に付与され,引用可能(Citable)な状態になることが肝要である。この,研究データの共有と活用の向上にむけて活動を行っている国際コンソーシアムとして“DataCite”がある。そのメンバーや連携機関,主要な活動,そして研究データの引用可能性向上に向けた関連動向を紹介する。...

E1536 - ミャンマーの図書館事情:アジア財団レポートより

2014年2月,ミャンマーの公共図書館と情報ニーズについての調査レポートが公表された。米国に本部を置くアジア財団(The Asia Foundation)とミャンマーのMyanmar Book Aid and Preservation Foundation(MBAPF)によるものである。調査では,2013年10月から11月にかけて調査員が全国の図書館を訪問し,図書館員や住民等にインタビュー調査を行っている。レポートは,ミャンマーの図書館の歴史・現況(第3章),関係団体(第4章)を整理した上で,その調査結果が示されており,全体状況が明らかになっている。...

E1535 - Europeana 1914-1918:第一次世界大戦の記憶を共有する試み

 2014年1月28日,欧州のデジタル文化遺産のポータルサイトであるEuropeanaが,“Europeana 1914-1918”を公開した。第一次世界大戦の開戦から100年を機に,国立図書館等のコレクションに加え,これまで国立図書館等の蔵書にはされてこなかった,第一次世界大戦に関するさまざまな資料を公開し,新たな観点を提示するものである。...

E1534 - 公共図書館で学術文献を:英国の試み“Access to Research”

  2014年2月3日,英国の公共図書館で,オンラインの学術雑誌記事150万件を無料で提供する2年間のプロジェクト“Access to Research”が始まった。...

E1533 - 学生主体の憩いの場―山口大学総合図書館「りぶカフェ」

 山口大学総合図書館の入口を右に進むと,「りぶカフェ」がある。エプロンを着けた学生が笑顔で出迎えてくれる。L字型のスペース(108平方メートル)に,テーブル席とカウンター席あわせて65席が設けられている。天気のいい日には,オープンテラスも利用できる。...

「第3回大学図書館学生協働交流シンポジウム」-発表資料・動画が公開

2013年9月に島根大学を会場として開催された「第3回大学図書館学生協働交流シンポジウム - 私たちの手でつくり出す図書館の形 ~人を惹きつける空間を目指して~」の発表資料と動画が公開されました。

第3回大学図書館学生協働交流シンポジウム 私たちの手でつくり出す図書館の形
http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/LA/sympo2013/
※発表資料と動画

山口大学図書館学生協働
http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/blog/
※リンク元

関連:
第3回大学図書館学生協働交流シンポジウム 私たちの手でつくり出す図書館の形
http://www.lib.shimane-u.ac.jp/9/sympo/2013.html

『カレントアウェアネス-E』254号を発行