アーカイブ - 2014年 2月 12日

マンハッタン計画に関するレオ・シラードのドキュメント等、デジタル化へ(米国)

カリフォルニア大学サンディエゴ校が、マンハッタン計画に関するレオ・シラードのドキュメント等のデジタル化を進めることを発表しています。

このデジタル化は、国立歴史的出版物・記録委員会(NHPRC)からの9万3,000ドルの助成金により実施されるもので、2年間ほどの期間をかけて、5万点以上の資料をデジタル化するとのことです。ここには、レオ・シラードとアルバート・アインシュタインやエンリコ・フェルミ、エドワード・テラーらとの書簡、550点の写真、録音・録画資料などが含まれるそうです。

Materials Documenting Birth of Nuclear Age to Be Digitized(UC San Diego News Center, 2014/2/6付け)
http://ucsdnews.ucsd.edu/feature/materials_documenting_birth_of_nuclear_age_to_be_digitized

世界リポジトリランキングの2014年1月版が公開

スペイン高等科学研究院(CSIC)が作成する世界リポジトリランキングの2014年1月版が公開されています。今回のランキングからは、従来の指標に加え新たにFacebookやMendeley、Twitter、Wikipedia等での言及数も”Altmetrics”として、可視性(”Visibility”)に関する評価の中に取り入れているとのことです。

機関リポジトリのランキング(Top Institutional Repositories)では、京都大学のリポジトリが48位、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)のリポジトリが57位、北海道大学のリポジトリが100位となっています。

Top Institutionals (Ranking Web of Repositories)
http://repositories.webometrics.info/en/top_Inst

米国図書館協会(ALA)の評議会、政府機関閉鎖中の各政府機関のウェブサイトへの継続アクセスを求める決議

米国図書館協会(ALA)は、ALAの冬季大会の評議会において、大統領に対して、政府機関の閉鎖期間中の公的な情報についてのウェブサイトでの公開継続を求める決議を採択したと発表しました。

決議では、行政管理予算局(OMB)や司法省(Department of Justice)から、各政府機関に政府機関閉鎖やその他の緊急時に、ウェブサイトを通じての国民への重要な情報提供を継続して行うため、予算の裏付けが必要な業務から除外するよう、ガイドラインの提示を行うことが求められているようです。

また、OMBから各政府機関に対して、どのウェブサイトが維持、更新あるいは閉鎖されているのかといった情報を米国政府印刷局(GPO)等に伝え、国民に公表するよう指示すべきであること、また、どの情報が重要であり公開し続けるべきなのかについて、緊急時の対応計画で定めるよう指示すべきであることなどが指摘されているとのことです。

2013年10月1日から16日までの政府機関閉鎖中、アクセスできなくなるウェブサイトもあり、各機関のウェブサイトの対応状況については、国民に知らされなかったとのことです。

ALA urges open access to government websites during government shutdowns(ALA, 2014/2/11付け)

広がる学歴による格差 学歴と収入・雇用の関係(米国)

2014年2月11日、米国の調査機関Pew Research Centerが学歴と収入や雇用の関係に関する調査レポート”The Rising Cost of Not Going to College”を公開しました。同レポートは米国の労働市場に関する調査と、Pew Research Centerが2013年10月に実施した電話調査の結果に基づくものです。

調査の結果、2013年時点で25~32歳の若者でフルタイムで働いているもののうち、学士号以上の学位を有する者の年収(中央値)は45,500ドルであるのに対し、2年制大学等卒の者は30,000ドル、高等学校卒の者は28,000ドルでした。失職者の割合は学士号以上を有する者は3.8%であったのに対し、2年生大学等卒では8.1%、高等学校卒では12.2%であったこと、貧困状態に置かれている者の割合は学士号以上を有する者では5.8%、2年生大学等卒では14.7%、高等学校卒では21.8%であったことも報告されています。

Europeanaのコンテンツを活用してアプリを作ろう Europeana Creative Challenge開催

2014年2月11日、Europeanaがそのコンテンツを活用したアプリ開発のコンテスト、Europeana Creative Challengeを開催することを発表しました。

このコンテストでは自然史教育、歴史教育、観光、デザイン、ソーシャルメディアの5つのテーマを対象に、民間・公的セクター、営利・非営利を問わずヨーロッパからの参加を呼び掛けています。第1回ではこのうち自然史教育と歴史教育を対象とし、2014年2月12日から2014年3月31日にかけてアプリケーションを募集しています。

各テーマの優秀作品については2014年4月29日にブリュッセルで開催される第1回Challenge Eventで表彰されます。第2回(ソーシャルメディア、観光)、第3回(デザイン)についても順次開催予定とのことです。

Use Europeana's content to create an app, game or website(Europeana Professional、2014/2/11付け)
http://pro.europeana.eu/web/guest/pro-blog/-/blogs/use-europeana-s-content-to-create-an-app-game-or-website

紙の本のない公共図書館の図書館員に一問一答(記事紹介)

2014年2月11日付けの米Library Journal誌オンライン版に、米テキサス州ベア郡サンアントニオの公共図書館“BiblioTech”のHead Librarian、Ashley Eklof氏へのインタビュー記事が掲載されています。BiblioTechは電子書籍端末等のみを備え、紙の本を所蔵しない公共図書館として注目を集めています。

インタビューは一問一答形式で構成されています。はじめ開館から数カ月経っての利用者の反応について尋ねられたEklof氏は、当初は完全にデジタルな図書館は人々にあまり受け入れられないのではないかと思っていたものの、実際には予想外に好評であったとしています。その理由として、Eklof氏はタブレット端末や電子書籍端末は既に人々の間で受けられており、BiblioTechのような図書館が受けいられる下地もできていたのではないか、としています。

記事ではそのほかに「BinlioTechにもっともよく寄せられる疑問は?」など、7つの質問に対する受け答えが掲載されています。

Who Needs Books? A Q&A with the ‘Bookless Library’ Head Librarian(Library Journal、2014/2/11付け)

カンザス州の少年、図書館のメイカースペースを通じて新たな手を手に入れる(記事紹介)

The Digital Shift(Library Journal誌)の2014年2月11日付けの記事で、図書館のメイカースペースを通じて義手を手に入れたカンザス州のMatthew少年のエピソードが紹介されています。

Matthew少年は生まれつき右手の指の一部が欠けていたものの、家計が厳しく、一般に販売されている義手を購入することはできずにいました。そこである教員がMatthew少年の母親にRobohandという、3Dプリンタで作製できる義手を紹介し、Johnson County’s Central Resource Libraryに新たに設置されたメイカースペースの3DプリンタによってMatthew少年はRobohandを手に入れることができたとのことです。現在、Matthew少年はこの義手を使ってペンを握り、文字を書くこともできるそうです。

Kansas Boy Gets New Hand, Created at a Library Makerspace(The Digital Shift、2014/2/11付け)
http://www.thedigitalshift.com/2014/02/k-12/library-innovation-leads-new-hand-kansas-boy/

Robohand

デジタルテクノロジーがカップルに与える影響(米国)

2014年2月11日、米国の調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、米国のカップルはインターネットや携帯端末、ソーシャルメディア等のデジタルテクノロジーをどのように使い、それが二人の関係にどのような影響を与えているかに関する調査レポート”How American couples use digital technology to manage life, logistics, and emotional intimacy within their relationships”を公開しました。このレポートは2013年4月17日から5月19日にかけて、18歳以上の米国在住者2,252人を対象にして行われたアメリカ人のインターネット利用に関する電話調査の中から、既婚ないし交際相手のいる成人1,428人を抽出して分析した結果に基づいています。

ワールド・ブックナイト、米国で参加拡大中(記事紹介)

2014年2月10日付けの米Library Journalオンライン版記事で、ワールド・ブックナイトに参加する図書館が増加中であると報じられています。

ワールド・ブックナイトは2011年に英国とアイルランドではじめられた、世界図書・著作権の日である4月23日に、ボランティアによる図書配布など大人のための読書振興イベントを行う試みです。米国では2012年から行われています。2013年には全米50州、5,200の街からボランティアが参加したほか、1,055の図書館・書店も参加していたとのことです。

2014年のワールド・ブックナイトでは、ニューヨーク公共図書館が2014年に配布される予定の図書の著者を招いたトークイベントの開催を企画しています。同館が公式にワールド・ブックナイトに関わるイベントを主催するのは今年がはじめてとのことです。また、カリフォルニア州のHayward Public Libraryではワールド・ブックナイトにあわせて利用者向けに読書振興企画を行うほか、参加するボランティアにコミュニティ・サービス・プロジェクトへの参加も促すなど、一夜だけにとどまらない活動につなげていく動きも出ているそうです。

Libraries Expand Support for World Book Night(Library Journal、2014/2/10付け)

図書館員ってこんな感じ(米国)

フィラデルフィアの写真家、Kyle Cassidy氏が撮影した米国の図書館員のポートレート集がウェブマガジンSlate紙に掲載されています。

Cassidy氏は2014年1月にフィラデルフィアで開催された米国図書館協会(ALA)2014年冬季大会の会期中、会場に臨時スタジオを設置し、立ち寄った図書館員のポートレートを撮影しました。Slate紙の記事中でCassidy氏は、これまで図書館員と言えば自分の地域や出身校の図書館員のような人々を想像しがちだったものの、今回のプロジェクトによって実際は多様な図書館員がいることを知ることができた、とコメントしています。

【再掲】メンテナンス作業のお知らせ(2014年2月12日19時30分~21時頃)

2014年2月12日(水)19時30分~21時頃に、「カレントアウェアネス・ポータル」のメンテナンス作業を実施するため、サイトに接続できなくなります。メンテナンス作業が終了次第お知らせいたします。ご迷惑をおかけしますがどうぞご了承ください。