アーカイブ - 2014年 1月

1月 22日

日本図書館協会、公益社団法人へ移行

日本図書館協会が、内閣府の認定を受け、公益社団法人への移行登記を行いました。2014年1月21日をもって、「公益社団法人日本図書館協会」となりました。

公益社団法人への移行のお知らせ(日本図書館協会、2014/1/22付け)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=2208

調査研究報告会「公共図書館における地域活性化サービスの創造-あのサービスはいかにして生み出されたのか」の開催について

国立国会図書館では、2002年度から毎年度、図書館・図書館情報学に関する調査研究を実施しています。

2013年度については、「地域活性化志向の公共図書館における経営」を研究テーマとして実施しています。実施にあたっては、株式会社浜銀総合研究所に委託し、同社の研究員、および同社の編成する調査研究チームの図書館情報学研究者が調査研究にあたっています。この調査研究では、地域活性化を志向して新しいサービスに取り組んでいる公共図書館を複数館取り上げ、これらの図書館の方に調査にご協力いただきながら、サービスの形成プロセスに着目してそのサービスの成立条件の分析等を行い、考察を行っています。

この調査研究について、「公共図書館における地域活性化サービスの創造-あのサービスはいかにして生み出されたのか」と題し、事例報告とディスカッションからなる報告会を開催します。是非ご参加ください。

開催日時・場所、申込先等は以下のとおりです。

チラシ (pdf

青森県内の東日本大震災の被災地域が『青森震災アーカイブシステム』の構築を計画

東日本大震災の記録と記憶を風化させることなく、災害の恐ろしさと防災対策の重要性を次世代に継承していくため、青森県内の被災した地域(八戸市、三沢市、おいらせ町、階上町)が共同して写真や映像などの震災資料をデジタル化して保存する『青森震災アーカイブシステム』の構築が進められています。

この事業は総務省「震災関連デジタルアーカイブ 構築・運用のためのガイドライン」に沿って、構築・運用する震災アーカイブとのことです。

2014年1月20日に、インフォコム株式会社がこの震災関連資料の収集・デジタル化およびアーカイブシステムの構築を受託したと公表しています。

インフォコム株式会社の発表資料によると、この事業において八戸市、三沢市、おいらせ町、階上町の自治体、民間企業、地元住民から6万件の被災資料・復興資料および体験談を収集・記録し、保存・蓄積するとのことです。収集した震災関連資料はデジタル化・個人情報等のマスキング処理・メタデータ付与を行うとともに、青森震災アーカイブシステムを構築して、2014年4月にインターネット公開される予定とのことです。

また、2014年4月には国立国会図書館東日本大震災アーカイブとのデータ交換を予定しているとのことです。

1月 21日

米国で新たなパブリックアクセス方針成立 研究に費やされる税金のうち半額以上分がパブリックアクセスの対象に

2014年1月16日、政府助成研究のパブリックアクセス方針に関する文言を含む2014年統合予算法修正案(Consolidated Appropriations Act of 2014、HR 3547)が米国議会上院で可決されました。同法案は2014年1月15日に米国議会下院で提案・可決されていたもので、1月17日にオバマ大統領により署名されました。

2014年統合予算法修正案では、米国教育省、労働省、健康・人的サービス省に属し、年間の研究予算が1億ドルを超える機関に対し、パブリックアクセス方針を定めるよう求めています。また、そのパブリックアクセス方針には、助成研究の成果に基づく査読付き雑誌論文について、著者最終稿もしくは出版者版を、出版後12カ月以内にオンラインで誰でもアクセスできるようにする、という内容を含むように、ともしています。

米SPARCによれば、現在米国では年総額600億ドルの税金が研究のために使用されているとのことです。2014年統合予算法修正案が成立したことで、そのうち半額を超える310億ドル以上が、その助成研究の成果がパブリックアクセスの対象となる範囲に含まれることになりました。

経済学分野の論文アーカイブ“RePEc”、検索対象論文数が150万件を突破

経済学分野の論文アーカイブサイトである“RePEc”(Research Papers in Economics)の検索対象論文数が150万件を超えていたことが、2014年1月17日付けのRePEcブログ記事で発表されています。

このうち約90万件が雑誌論文、約56万件がワーキングペーパーで、残りは図書全体や図書の一部の章等であるとのことです。また、150万件のうち140万件近くがオンラインで本文を入手することができます。

1.5 million documents in RePEc(The RePEc Blog、2014/1/17付け)
http://blog.repec.org/2014/01/17/1-5-million-documents-in-repec/

Microsoft Researchがオープンアクセス方針を公表

2014年1月20日、マイクロソフト社の基礎研究部門のMicrosoft Research(MSR)が所属する研究者の研究成果に関するオープンアクセス方針を公表しました。

この方針では、MSRに所属する研究者がその成果を学会や出版者に投稿した場合でも、MSRは自身のオープンアクセスリポジトリを通じてそれらの成果を研究コミュニティに公開する権利を保持し続ける、等としています。また、出版者の許諾を得られない場合を除き、MSRの研究成果はオープンアクセスリポジトリによってできる限り公開する、とのことです。

Microsoft Research Open Access Policy
http://research.microsoft.com/en-us/help/openaccess.aspx

Microsoft Research adopts Open Access policy for publications(Microsoft Research Connections Blog、2014/1/20付け)
http://blogs.msdn.com/b/msr_er/archive/2014/01/20/microsoft-research-adopts-open-access-for-publications.aspx

CBC、カナダ保健省の図書館の変化により科学者が資料入手に苦慮していることを伝える報道(記事紹介)

カナダのCBC Newsが、2014年1月20日付けで、保健省の図書館の状況について“Health Canada library changes leave scientists scrambling”と題して報じています。報道によると、保健省の図書館では、昨年、紙資料等、カナダ国家研究会議(National Research Council)のNational Scinece Library(オタワ)に移送し、相互貸借機能も業務委託され、それに応じて研究者の利用も大幅に減少しているようです。また図書館員については2007年に40人であったものが現在は6人へと人員削減が行われたようです。

報道は、同省の雇ったコンサルタントが作成したドラフト版のリポートの内容や、利用者である科学者のコメントを交えつつ、科学者が資料集めに苦慮している状況等を伝えています。なお、ドラフト版リポートについては、同省は不正確な情報があることなどから、著者に修正のため返却している段階のようです。

Health Canada library changes leave scientists scrambling(CBC News, 2014/1/20付け)

EIFL、6つめの公共図書館イノベーション賞の受賞館を公表:ICTの創造的な利用

EIFLの公共図書館イノベーションプログラム(EIFL-PLIP)が、6番目のイノベーションアワードの受賞館をアナウンスしています。今回の賞は公共図書館におけるICTの創造的な利用に関するもので、受賞館は、以下の図書館となっており、アナウンスではそれぞれ事業の概要が紹介されています。

Biblioteca Publica San Javier-La Loma(コロンビア)
Rijeka City Library(クロアチア)
Tallinn Central Library(エストニア)
kenya national library service(ケニア)
Olsztyn Municipal Public Library(ポーランド)
Pietrari Local Public Library(ルーマニア)

Award 6: Creative use of ICT in public libraries
http://www.eifl.net/eifl-plip-innovation-award/award-6-winners

Winners EIFL-PLIP Innovation Award(IFLA Public Library Section blog, 2014/1/20付け)

サラエボにガジ・フスレブベグ図書館の新しい建物が開館-1537年に設立された図書館

2014年1月15日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに、ガジ・フスレブベグ図書館(Gazi Husrev-Beg Library、Gazi Husrev-begove biblioteke)の新しい建物が開館しました。

報道等によると、この図書館は、オスマン帝国時代の1537年に、その武官であるガジ・フスレブベグにより設立されたもので、1990年代の紛争の際にはその資料は8か所に分散して保管されていたとのことです。今回開館した新図書館では、10万点を超える資料を所蔵しており、またオスマン帝国の手稿のコレクションはトルコ以外の地域では最大のものとのことです。

Svečano otvorena nova zgrada Gazi Husrev-begove biblioteke (Gazi Husrev-Beg Library, 2013/1/15付け)
http://www.ghb.ba/index.php/kategorija-novosti/278-svecano-otvorena-nova-zgrada-gazi-husrev-begove-biblioteke

Historic Islamic Library Reopens In Sarajevo (Radio Free Europe Radio Liberty, 2014/1/15付け)

Serials Solutionsがブランド名をProQuestに統一

2014年1月20日、ProQuest社が、同社傘下のSerials Solutionsのブランド名を“ProQuest”に統一すると発表しました。ディスカバリーサービスの“Summon”、図書館業務管理システム“Intota”などは、今後、“ProQuest”ブランドとして提供されるとのことです。Serials Solutions社は、1999年に創立され、2004年からProQuest社の傘下に入っています。

Serials Solutions is Now Called ProQuest(ProQuest, 2014/1/20)
http://www.proquest.com/en-US/aboutus/pressroom/14/20140120.shtml

国立国会図書館、図書館向けデジタル化資料送信サービスを開始

国立国会図書館は、図書館向けデジタル化資料送信サービスを2014年1月21日から開始しました。

国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な約131万点の資料について、最寄りの公共図書館等(国立国会図書館の承認を受けた図書館に限ります)で利用できるようになります。

図書館向けデジタル化資料送信サービスについて(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/ja/about_soshin.html

このサービスで利用できる資料
http://dl.ndl.go.jp/ja/about_soshin.html#idx2

図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館一覧
http://dl.ndl.go.jp/ja/soshin_librarylist.html

2014年1月のお知らせ(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/information

2014年1月21日 図書館向けデジタル化資料送信サービスを開始しました
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2013/1204154_1828.html

図書館向けデジタル化資料送信サービス(※図書館職員向け)

NDL、デジタル化資料を提供するウェブサイトを「国立国会図書館デジタルコレクション」としてリニューアル

2014年1月21日から、国立国会図書館がデジタル化した資料を提供するウェブサイトの名称を「国立国会図書館デジタル化資料」から「国立国会図書館デジタルコレクション」に変更し、トップページのデザインを一新しました。

あわせて、「インターネット資料」のコレクション名称を「電子書籍・電子雑誌」に変更しました。国立国会図書館が収集したインターネット上の刊行物(ウェブサイトに掲載された白書、年鑑、報告書、広報誌、雑誌論文など)を収録しています。

また、新規コレクションとして、科学映像約100点について、国立国会図書館内での提供を開始しました。科学映像は、NPO法人科学映像館を支える会がフィルムからデジタル化した科学映像、記録映像です。1950年代から1990年代に製作された、科学分野の記録映画を中心としています。

ウェブサイトおよび収録資料のURLは変わりません。

国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/

2014年1月のお知らせ(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/information

「国立国会図書館デジタルコレクション」にリニューアルします(国立国会図書館月報634(2014年1月)号 p.32)

1月 20日

ALA、オバマ大統領のNSA改革案について声明を発表

オバマ大統領が2014年1月17日に、国家安全保障局(NSA)による監視活動に関する改革案を発表したことについて、米国図書館協会(ALA)会長が声明を発表しています。

NSAによる通話・通信記録などの監視活動の縮小方針等に支持を表明するとともに、今後も今回の改革案に関するオバマ政権の活動を注視していくこと等を表明するものとなっています。

American Library Association president responds to Obama surveillance speech (ALA, 2014/1/17)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/01/american-library-association-president-responds-obama-surveillance-speech

NSA改革案、オバマ米大統領が発表(AFP BBnews, 2014/1/18)
http://www.afpbb.com/articles/-/3006754

オバマ大統領がNSA改革案 主要活動変わらずとの批判も (CNN Japan, 2014/1/18)
http://www.cnn.co.jp/tech/35042727.html

ブッシュ大統領図書館、前大統領文書の情報開示請求の受付開始を発表

ブッシュ大統領図書館が、ブッシュ前大統領退任から5年が経過したことにより、情報自由法(Freedom of Information Act:FOIA)が適用され、2014年1月20日から前大統領文書の情報開示請求の受け付けを開始することを発表しました。

Bush Library to Begin Accepting FOIA Requests January 20 (George W. Bush Presidential Library and Museum, 2014/1/14)
http://www.georgewbushlibrary.smu.edu/en/News-and-Events/News/Bush%20Library%20to%20Begin%20Accepting%20FOIA%20Requests%20January%2020.aspx

博物館・図書館サービス機構(IMLS)、“21st Century Librarian Program”の評価レポートを公表(米国)

2014年1月17日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、図書館情報学専門家養成等のため助成プログラム“Laura Bush 21st Century Librarian Program”(LB21)の評価レポートの公開をアナウンスしています。この評価レポートはICF Internationalにより独立的に実施されIMLSに提出されたもので、LB21の短期的・長期的影響を評価することを目的に、2003年から2009年の間の助成事業(109件)にフォーカスして調査を行った結果をまとめたもののようです。

レポートは本編(VolumeI, 180ページ)、付録(VolumeII, 88ページ)から構成されています。

Results Released: Assessment of the Laura Bush 21st Century Librarian Program(IMLS, 2014/1/17付け)
http://www.imls.gov/results_released_assessment_of_the_laura_bush_21st_century_librarian_program.aspx

Laura Bush 21st Century Librarian Program Evaluation

大阪府立中央図書館、企画展示「歴史地震に学ぶ『震災と復興』展」を開催中

2014年1月10日から3月12日まで、大阪府立中央図書館で、企画展示「歴史地震に学ぶ『震災と復興』展」が開催されます。

大坂の歴史地震の記録、児童書にみる関東大震災、過去の地震を知る資料、阪神大震災からの復興、東日本大震災、震災の記録と復興、復興と絆という7つのテーマで資料を紹介しています。なお、この展示の開催にあたっては、兵庫県立図書館、福島県立図書館をはじめ、他機関からの資料提供も受けているとのことです。

歴史地震に学ぶ「震災と復興」展(大阪府立中央図書館, 2014/1/10付け)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/rekishijishin.html

国際図書館連盟(IFLA)の国立図書館部会、2014IFLA年次大会の発表を募集

国際図書館連盟(IFLA)の国立図書館部会が、2014年8月にフランスのリヨンで開催されるIFLA年次大会の発表募集を開始しています。デジタル出版の成長により法定納本図書館は新たな課題に直面しているとの認識のもと、テーマ“National Libraries and the Cultural Heritage in the Digital Age”に関する発表を募集しています。期限は2014年3月1日です。

National Libraries and the cultural heritage in the digital age
http://conference.ifla.org/ifla/calls-for-papers/national-libraries-and-cultural-heritage-digital-age

マケドニアに新しい公共図書館協会が設立

マケドニアに、新しい公共図書館協会“Innova LIB”が設立されたとのことです。この協会設立は、2013年2月に、EIFLの公共図書館イノベーションプログラム(EIFL-PLIP)の支援のもとで開催されたカンファレンスにおいて、そのアイデアが共有されたものとのことです。

Macedonian public library association formed(IFLA Public Library, 2014/1/17付け)
http://blogs.ifla.org/public-libraries/2014/01/17/macedonian-public-library-association-formed/

Macedonian public library association formed(EIFL, 2013/12/16付け)
http://www.eifl.net/news/macedonian-public-library-association-formed

Innova LIB
https://www.facebook.com/InnovaLIB?ref=stream

参考:
CA1800 - EIFL:その組織と活動 / 井上奈智 カレントアウェアネス No.317 2013年9月20日

図書館に関する28の名言

BuzzFeedというサイトに、“28 Beautiful Quotes About Libraries”というポストが1月4日に掲載されていました。世界の荘厳な図書館の写真とともに、28の引用句(名言)を紹介しているものです。

例えば、1件目には、トリニティ・カレッジ・ダブリン図書館の写真をバックに、“Libraries are the thin red line between civilisation and barbarism.”というニール・ゲイマンの言葉が紹介されています。

28 Beautiful Quotes About Libraries(BuzzFeed Community, 2014/1/2)
http://www.buzzfeed.com/wordsbydan/28-quotes-about-libraries-on-photos-of-beautiful-l-b6bd

ラトビア国立図書館、新しい建物へと人びとの手で図書を運ぶイベント"Chain of Booklovers"を開催

2014年1月18日、ラトビアの首都リガにおいて、ラトビア国立図書館の旧建物から、2013年12月20日に完成が報じられた新しい建物へと、人びとの手で図書を移動させるイベント"Chain of Booklovers"が開催されました。リガが2014年の欧州文化首都(Europe's culture capital)となったことを記念する行事の一環で、1万4000人の参加者が2000冊の図書を手渡しで運んだとのことです。

Campaign "The Chain of Book Lovers – Path of Light" (National Library of Latvia, 2014/1/8)
http://www.lnb.lv/en/campaign-chain-book-lovers-path-light

Latvians pass books along human chain to kick off culture capital year (Reuters, 2014/1/19)
http://www.reuters.com/article/2014/01/19/us-latvia-culturecapital-idUSBREA0I0DW20140119

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