なお2013年の新たな連携先は以下の14機関です。
・Allegheny College
・Brown University
・Colby College
・Temple University
・Tufts University
・University of Alabama
・University of Alberta (カナダ)
・University of British Columbia (カナダ)
・University of Houston
・University of Massachusetts
・University of Oklahoma
・University of Queensland (オーストラリア)
・University of Tennessee, Knoxville
英国研究会議(RCUK)の創造経済における著作権と新たなビジネスモデルに関する研究センターである"Creativity, Regulation, Enterprise and Technology(CREATe)"が、オープンアクセス出版に関するレポートを発表しました。これは、オープンアクセス出版、特に学術出版のオープンアクセスにおける現在の傾向、利点、欠点、問題と解決策等に関する文献レビューとのことです。
カナダの視覚障害者団体であるCNIB(Canadian National Institute for the Blind)の図書館が、DAISY形式のオーディオブックを配信する“Direct to Player”というサービスを2013年12月3日から開始していたようです。
“Direct to Player”は、同館の利用者を対象に、Wi-Fi機能の付いたDAISY形式のプレイヤーにオーディオブックを無料で配信するサービスとのことです。“Direct to Player”には12冊のオーディオブックが納められる仮想的な本棚が準備されており、利用者が指定したジャンルや著者などに基づいて、システムが自動的に選択した本が追加されるということです。不要な本を削除すれば、新しい本が自動的に追加される仕組みみとのことです。本の選択にあたっては、図書館システムによる自動選択のほか、CNIB Libraryの職員にアドバイスを求めることもできるとのことです。
2014年1月23日、Springer社は、同社創立以降の出版書籍全点を電子書籍で提供するSpringer Book Archivesプロジェクトが完了したと発表しました。
Springer Book Archivesとは、1840年代から2004年までに出版された同社の書籍を電子書籍としてSpringerLinkで提供するコレクションとのことです。当初およそ10万点の収録を予定していましたが、今まで絶版のため入手できなかった書籍を含め、最終的に11万点(うち英文書籍5万6,000点)を電子版で復活させたとのことです。
2014年1月19日、ミネソタ大学で行われたデータキュレーションの試験プロジェクトの結果を報告する、"A Workflow Model for Curating Research Data in the University of Minnesota Libraries: Report from the 2013 Data Curation Pilot"が発表されました。このプロジェクトは、大学図書館によるデータキュレーションの作業フローを発展させることを目的とし、様々な分野の研究データを用いて、2013年5月から12月にかけて行われたものとのことです。
A Workflow Model for Curating Research Data in the University of Minnesota Libraries: Report from the 2013 Data Curation Pilot(University Digital of Minnesota Conservancy, 2014/1/19) http://conservancy.umn.edu/handle/11299/162338
公開した17のコース全体について初年度の状況をまとめたレポートが“HarvardX and MITx: The First Year of Open Online Courses, Fall 2012-Summer 2013”です。このサマリーによると、43,196名が修了の認定を受け、35,937名の登録者は半分以上のコースについて修了認定を受けられず、292,852名の登録者は、コンテンツの利用がなかったとのことでした。17のコース全体で841,687名(ユニークユーザは597,692名)の登録があったとのことです
2014年1月22日、ProQuest社が、同社のebraryの“Academic Complete”の提供タイトル数が10万タイトルを超えたと発表しました。“Academic Complete”は学術書の電子書籍コレクションで、今回、著名な出版社であるAshgate、Edinburgh University Press、Harvard University Press、Peter Lang、MIT PressやWileyからの2万タイトルの追加を受け、提供タイトル数が約10万9千点に達したとのことです。2009年以降の出版タイトルが33%以上を占めているとのことです。
“We Need Libraries”のメッセージを、図書館カードを手に持った人達の写真とともに伝える動画(ミュージックビデオ)が、YouTubeに掲載されています。
動画で表示されている“We Need Libraries”のメッセージは、英国等の図書館に関するニュースを紹介するブログ「Public Libraries News」を運営する図書館員Ian Anstice氏が、2011年に図書館縮小の動きに警鐘を鳴らすため著したもののようです。
このメッセージは、“We need libraries / For the preschooler at storytime and the parent to meet others / For the many children who do not have a book at home ……(つづく)”と、図書館の必要性を伝える内容となっています。