アーカイブ - 2014年 12月

12月 10日

神戸市による震災写真オープンデータサイト「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」が公開

2014年12月9日、神戸市(兵庫県)による震災写真オープンデータサイト「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」が公開されました。阪神・淡路大震災の発災直後や復旧・復興の様子など約1,000枚の記録写真が閲覧できます。データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示2.1 日本(CC BY 2.1 JP)で公開されており、この規約に従った二次利用が可能とのことです。

阪神・淡路大震災「1.17の記録」
http://kobe117shinsai.jp/

「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」を公開しました(神戸市, 2014/12/9)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2014/12/20141209070301.html

利用規約(阪神・淡路大震災「1.17の記録」)
http://kobe117shinsai.jp/terms/

参考:
神戸市、阪神・淡路大震災に関連する全公文書を保存・活用へ
Posted 2010年3月2日
http://current.ndl.go.jp/node/15864

阪神・淡路大震災資料の公開に関する課題、経験を伝える語り部への要望の高まり(記事紹介)
Posted 2012年12月25日

英国の35の学術機関や文化機関等、新しいパートナーシップ“Knowledge Quarter”の設立を発表

2014年12月4日、英国のキングス・クロス地域に拠点を置く35の学術機関や文化機関等による、コレクションや専門知識を共有する新しいパートナーシップ“Knowledge Quarter”の設立が発表されました。参加機関には英国図書館(BL)や大英博物館、ウェルカム財団、Google London等が含まれ、施設やコレクション、専門知識を研究者や学生、地域コミュニティなどの利益のために広く利用できるようにすることを目的とし、情報やアイデア、研究等を共有し、協力するとのことです。

Knowledge Quarter launched at British Library (Knowledge Quarter, 2014/12/4)
http://www.knowledgequarter.london/knowledge-quarter-launched-at-british-library/

“OpenAIRE”が新しいフェーズ“OpenAIRE2020”へ

欧州の新しい研究開発・イノベーション政策“Horizon2020”の開始から1年を経た2015年1月より、EUが助成した研究成果をオープンアクセスで提供するリポジトリを連携させる“OpenAIRE”が、“OpenAIRE2020”という新しいフェーズへと移行するとのことです。“OpenAIRE2020”は、“Horizon2020”の研究成果の監視を支援し、欧州委員会のITのバックエンドシステムと緩やかに連携して、研究成果公開をレポートするインフラとなるとのことです。

OpenAIRE2020には、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)等も参加を表明しているようです。

OpenAIRE2020: A new horizon for open science(OpenAIRE, 2014/12/2)
https://www.openaire.eu/news-events/openaire2020-press-release

Open Access in Horizon 2020(OpenAIRE)
https://www.openaire.eu/oa-publications/h2020/open-access-in-horizon-2020

Research data management(JISC, 2014/12/5)

紙の本の購入者を対象に、同じ本の電子版を半額や無料で提供するサービスが登場へ

大日本印刷株式会社(DNP)と同社グループでネット書店「honto」を展開する株式会社トゥ・ディファクト(2Dfacto)が、紙の本の購入者を対象に、同じ本の電子版を半額で提供するサービス「読割50」を開始することが報じられています。

読割50は、紙の本を購入した会員を対象に、同じ本の電子版を半額で購入できる権利を付与するというもので、ISBNをもとに紙と電子で同一商品が存在するかどうか照合し、半額で購入できる電子書籍を各会員に対して提示する仕組みであるとのことです。2015年春の提供開始を目標としているとのことです。

また、2014年12月1日より、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と株式会社BookLiveが、全国のTSUTAYAの店舗で対象雑誌を購入した会員に、その電子版を無料でダウンロード提供するサービス「Airbook」を開始したとのことです。雑誌となる雑誌は現在53誌とのことです。

丸善や文教堂で紙の本を購入→将来、電子版を買う時に5割引~ISBNで照合(INTERNET Watch, 2014/12/8)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141208_679297.html

honto
http://honto.jp/

九州大学附属図書館、九大コレクションで同学の授業・講演会・フォーラムなどの動画が検索できるようになったことを発表

2014年12月10日、九州大学附属図書館が、同学の授業や、講演会・フォーラムなどのイベントの動画が九大コレクションで検索できるようになったことを発表しました。九州大学オープンコースウェア(九大OCW)やiTunes U、YouTubeで公開済みの109件の動画データが登録され、今後更に追加予定とのことです。

登録済みの動画の例として、2009年の若田光一宇宙飛行士帰国報告会や、ビブリオバトル首都決戦2013 九州北部ブロック地区決戦&九州大学予選会の動画等が紹介されています。

九大コレクションで授業やイベントの動画が検索できるようになりました (九州大学附属図書館, 2014/12/10)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/1547

九大コレクション(九州大学附属図書館)
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/

デジタル化した新聞の1,500万ページ目がオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”で公開

2014年12月8日、オーストラリア国立図書館が、デジタル化した新聞の1,500万ページ目を情報探索システム“Trove”を通じて公開したと発表しています。1,500万ページ目の見出しは“For King and Country”で、“The St George Call”の1917年12月8日刊行分であったとのことです。

オーストラリアの新聞のデジタル化プロジェクトは、オーストラリアの国立図書館及び州立図書館の連合であるNSLA(National and State Libraries Australia)によって、2008年から開始されているとのことです。デジタル化された新聞はテキストで検索可能とのことです。

15 million newspaper pages digitised(medianet, 2014/12/8)
http://medianet.com.au/releases/release-details?id=817241

Digitised newspaper and more(Trove)
http://trove.nla.gov.au/newspaper?q=

参考:
ニューサウスウェールズ州立図書館、新聞のデジタルデータ450万ページ分の公開を知らせるプレスリリース
Posted 2014年5月19日

図書館情報資源振興財団(CLIR)、アンドリュー・メロン財団からの資金援助を受け、”隠れた”特別コレクションのデジタル化プログラムを予定

2014年12月9日、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、アンドリュー・メロン財団からの資金援助を受け、文化資源の記憶機関の、貴重でユニークなコレクションのデジタル化の助成プログラムを行う予定であると発表しています。このプログラムは、“隠れた”特別コレクションの目録作成とアーカイブのプロジェクトをモデルとしたもので、デジタルの研究環境における新しい研究方法を可能とするようなデジタル化の促進や、一部の選択ではなく、コレクション全体のデジタル化の支援、戦略的な関係の促進、デジタル化されたコンテンツの可能な限り容易で完全な公開等を目指すとのことです。2015年からの開始が予定されているようです。

Mellon Funds New CLIR Program to Digitize Hidden Collections(CLIR, 2014/12/9)
http://www.clir.org/about/news/pressrelease/mellonHCdigitize

12月 9日

ATACカンファレンスが開催、デジタル教科書提供サイト「AccessReading」を紹介するセッションも

2014年12月5日から7日にかけて、京都で「ATACカンファレンス2014」が開催されました。障害のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に1996年以来毎年開催されている会議とのことです。専門家のセミナー、実践紹介、ユーザ自身による発表、障害疑似体験、世界の最新動向紹介など多数のセッションを自由に選択して学べるカンファレンスとのことです。

カンファレンスでは、「合理的配慮を提供するツールたち」と題して、近藤武夫氏(東京大学)から、デジタル教科書提供サイト「AccessReading」について紹介するセッションがあったとのことです。

AccessReadingは、障害により読むことに困難のある児童生徒に向けた教科書・教材の電子データや、同じく読むことに障害のある人々に向けた書籍データを提供しているサイトとのことです。配信は、著作権法第37条および教科書バリアフリー法に基づいて、東京大学先端科学技術研究センター内の大学図書室および人間支援工学分野が共同で運営しているとのことです。

ATACカンファレンス 2014 京都 プログラム
http://www.e-at.org/atac/2014_12/program/index.html

AccessReading

リポート笠間57号、全文PDF公開

2014年11月付けで発行された笠間書院のPR誌、『リポート笠間』の第57号のPDFが同社のウェブサイトで公開されています。『週刊読書人』からの転載記事を除いて、全文を閲覧することができるとのことです。

同誌第57号では特集「古典を伝えるということ それぞれの現場から」が組まれているほか、図書館・図書館情報学関連の記事としては早稲田大学の和田敦彦教授によるエッセイ「学会誌電子化・公開の明暗―NII-ELSの事業終了を視野に」が掲載されています。

リポート笠間57号、全文PDF公開します(笠間書院 kasamashoin online、2014/12/3付け)
http://kasamashoin.jp/2014/12/57pdf.html

リポート笠間 No.57
http://kasamashoin.jp/shoten/report57_all.pdf

クローズアップ現代で”読書ゼロ”が取り上げられる

2014年12月10日の午後7時30分から午後7時56分にかけて放映されるNHK「クローズアップ現代」で、「もう本は要らない? 広がる”読書ゼロ”」と題した内容が取り上げられる予定とのことです。

小中高校生・教員向けにお勧め番組等の情報を提供するNHK for Schoolブログによれば、同番組では文化庁による読書調査等の結果のほか、筑波大学で行われている大学生の情報検索行動等の研究についても紹介されるようです。

クローズアップ現代「"読書ゼロ"急増の衝撃」(仮) (12/10ほか)(NHK for Schoolブログ、2014/12/4付け)
http://www.nhk.or.jp/school-blog/300/204703.html

もう本は要らない? 広がる“読書ゼロ”(放送予定 - NHKクローズアップ現代)
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3592

【イベント】2014年度同志社大学図書館司書課程講演会”「見たことのない図書館」を考える”(2015年1/10・京都)

2015年1月10日、同志社大学にて同大学図書館司書課程が主催する講演会”「見たことのない図書館」を考える”が開催されます。

同志社大学の村田晃嗣学長と長尾真前国立国会図書館長が「今までに見た最高の図書館像」「見たことのない図書館像」を語る講演が行われるとともに、長尾前館長と同志社大学学習支援・教育開発センターの井上真琴氏、国立国会図書館の中山正樹氏によるシンポジウムも開催されるとのことです。

2014年度同志社大学図書館司書課程講演会 「見たことのない図書館」を考える(同志社大学)
http://www.slis.doshisha.ac.jp/20150110.pdf

参考:
同志社大学大学院、図書館情報学コースを設置
Posted 2014年11月27日
http://current.ndl.go.jp/node/27526

香川県立図書館、『香川県立図書館デジタルライブラリー』を公開

2014年12月9日、香川県立図書館で、『香川県立図書館デジタルライブラリー』が公開されました。江戸時代や明治時代に作成された古地図や古文書など、県立図書館が所蔵する郷土資料をデジタル化し、公開したものとのことです。資料は、「四国遍路」、「空海」、「金毘羅」、「その他讃岐(香川)の歴史」の4分野に分けられています。

香川県立図書館デジタルライブラリー
http://kagawa.digilib.jp/index.html

香川県立図書館
http://www.library.pref.kagawa.jp/index.html

カナダのエドモントン公共図書館、ホームレスへのサービスを5つの分館に拡大する試行を予定(記事紹介)

2014年12月4日付の米Library Journal誌オンライン版に、カナダのアルバータ州のエドモントン公共図書館のホームレスへのアウトリーチサービスの試みを紹介する記事が掲載されています。

エドモントン公共図書館は、そのコミュニティへのサービスが評価され、Library Journal誌とGale社による2014年の“Library of the Year”に選ばれているとのことです。

エドモントンは人口がカナダ第5位の都市で、11月から3月にかけては気温が氷点下を下回り、ホームレスの支援プログラムが必要なものとなっているとのことです。州からの補助金がないにも関わらず、同館は自身で費用を負担し、今年の冬には、ホームレスへのアウトリーチサービスを5つの分館に拡大する試行を行うとのことです。

同館の中でも中心的な分館である“ Stanley A. Milner Library”でアウトリーチの活動を行うスタッフは、危機に瀕した個人に対して、医療保障の補助や住居の紹介、雇用相談、自殺防止ためのサービスなどやそのほかのサービスのため、2013年で6,000回以上ものやりとりを行ったとのことです。

米国図書館協会(ALA)が図書館のプログラムの効果に関する報告書を公表

2014年12月8日、米国図書館協会(ALA)が、図書館のプログラムの効果に関する報告書を公表しています。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの資金提供により1年計画で実施された本調査では、図書館において実施されている各種プログラム(非公式教育の文脈のもの)の性格、利用者、アウトカム、価値について実証するための包括的な研究課題(リサーチアジェンダ)を開発することを目的としたプロジェクト、National Impact of Library Public Programs Assessment(NILPPA)が、米国の図書館のプログラムの特徴、利用者、成果を推測し、定量化するための調査の課題を提示しており、報告書は図書館のプログラムの成長分野の調査とプログラムが図書館利用者にどのように伝わり、またコミュニティに影響を与えるかを調査する意欲的なもので、また、8年間の調査計画も提案しているようです。

ALA releases report on library programming impact, calls for feedback from the field(American Library Association, 2014/12/8)

東京文化財研究所、黒田清輝日記をリニューアル公開

2014年12月8日、東京文化財研究所が、明治・大正期の洋画家である黒田清輝の日記をリニューアル公開したようです。

黒田記念館WEBサイトにて公開していた『黒田清輝日記』(中央公論美術出版、全四巻)のテキストに検索等の機能を加えてリニューアルしたもののようで、現在のところ、1884年から1895年分を閲覧できるようです。

黒田清輝日記 をリニューアル公開しました(2014/12/18,東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html

更新履歴(2014/12/8,黒田清輝日記)
http://www.tobunken.go.jp/materials/historykd

黒田清輝日記
http://www.tobunken.go.jp/materials/kuroda_diary

12月 8日

Princeton University Press、アインシュタイン論文集をオープンアクセスで公開

米国のPrinceton University Pressが出版しているアインシュタイン(Albert Einstein)の論文集"The Collected Papers of Albert Einstein"をオープンアクセスで公開するウェブサイト“The Digital Einstein Papers”が、2014年12月5日に公開されました。この論文集は現在13巻まで出版されており、25巻以上のシリーズになる予定のものとのことです。今回公開されたのは、1巻から13巻に収録されている、1923年までのアインシュタインによる文書で、今後新たに出版される巻は、出版後約18か月でウェブサイトに追加される予定とのことです。

The Collected Papers of Albert Einstein
http://einsteinpapers.press.princeton.edu/

The Digital Einstein Papers Website (Princeton University Press, 2014/12/5)
http://press.princeton.edu/einstein/digital/

Einstein Papers Project
http://www.einstein.caltech.edu/

参考:

研究図書館センター(CRL)等、“LIBLICENSE Model License Agreement”の改訂版を発表

北米の研究図書館センター(CRL)が、北米研究図書館協会(ARL)や図書館情報資源振興財団(CLIR)等と協力し、図書館の電子リソースのライセンス契約モデルである“LIBLICENSE Model License Agreement”の改訂版を発表しました。1997年に開始されたLIBLICENSE Projectは、電子リソースのライセンスについて情報が必要な図書館や研究機関に、情報やガイダンスを提供するプロジェクトで、2001年にはオリジナルのライセンス契約モデルを公表したとのことです。ライセンス契約モデルは、図書館の電子リソースのライセンスが含むべき主な条件を説明し、図書館がライセンス契約での交渉に使用できるテンプレート等を提供しているとのことです。

CRL and Partners Publish New e-Resources Model License
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/news/12%2003%202014PM%20FINAL%20Model%20License_announce.pdf

LIBLICENSE: Licensing Digital Content

北海道の図書館職員が、Hokkaido Active Librarian Union(HALU)を結成

北海道で、館種を問わず、若手・中堅の図書館職員を中心に色々と繋がるためのコミュニティ、Hokkaido Active Librarian Union(HALU)が結成されているようです。2014年10月27日には、Facebookが公開されています。

Hokkaido Active Librarian Union - HALU
https://www.facebook.com/hokkaidoactivelibrarian

【イベント】みちのく図書館員連合(MULU)、「現役図書館員がお話しします!図書館で働きたい人のための図書館業界研究講座~就活から実際の仕事~」を開催(12/21・宮城)

2014年12月21日、東北大学附属図書館において、みちのく図書館員連合(MULU)が、図書館就職応援セミナー「現役図書館員がお話しします!図書館で働きたい人のための図書館業界研究講座~就活から実際の仕事~」を開催するようです。

定員は100名で、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要のようです。

第54回MULU茶話会「現役図書館員がお話しします!図書館で働きたい人のための図書館業界研究講座~就活から実際の仕事~」
http://mulus.wiki.fc2.com/wiki/第4回

■ 第54回定例茶話会「現役図書館員がお話しします!図書館で働きたい人のための図書館業界研究講座~就活から実際の仕事~」のご案内♪
(じむきょく日記-MULU:みちのく図書館員連合,2014/11/21)
http://mulu.g.hatena.ne.jp/michinoku_librarian/20141121/1416558097

ニュージーランドの公共図書館における2013年の電子書籍利用、2012年の2倍以上に

2014年12月8日、ニュージーランドの公共図書館管理者協会(the Association of Public Library Managers Inc: APLM)のウェブサイト“Public Libraries of New Zealand ”において、ニュージーランドの図書館データベースからの電子書籍の貸出が、2013年は800,000件以上であったことが発表されました。この数値は、2012年の貸出数であるおよそ350,000件の2倍以上とのことです。また、冊子体に関しては、4%減少し、4800万強だったとのことです。

Ebook issues more than double in NZ libraries (Public Libraries of New Zealand)
http://www.publiclibrariesofnewzealand.org.nz/ebook-issues-more-than-double-in-nz-libraries/

Public Library Statistics (Public Libraries of New Zealand)
http://www.publiclibrariesofnewzealand.org.nz/about-us/public-library-statistics/

参考:

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