アーカイブ - 2014年 12月 9日

ATACカンファレンスが開催、デジタル教科書提供サイト「AccessReading」を紹介するセッションも

2014年12月5日から7日にかけて、京都で「ATACカンファレンス2014」が開催されました。障害のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に1996年以来毎年開催されている会議とのことです。専門家のセミナー、実践紹介、ユーザ自身による発表、障害疑似体験、世界の最新動向紹介など多数のセッションを自由に選択して学べるカンファレンスとのことです。

カンファレンスでは、「合理的配慮を提供するツールたち」と題して、近藤武夫氏(東京大学)から、デジタル教科書提供サイト「AccessReading」について紹介するセッションがあったとのことです。

AccessReadingは、障害により読むことに困難のある児童生徒に向けた教科書・教材の電子データや、同じく読むことに障害のある人々に向けた書籍データを提供しているサイトとのことです。配信は、著作権法第37条および教科書バリアフリー法に基づいて、東京大学先端科学技術研究センター内の大学図書室および人間支援工学分野が共同で運営しているとのことです。

ATACカンファレンス 2014 京都 プログラム
http://www.e-at.org/atac/2014_12/program/index.html

AccessReading

リポート笠間57号、全文PDF公開

2014年11月付けで発行された笠間書院のPR誌、『リポート笠間』の第57号のPDFが同社のウェブサイトで公開されています。『週刊読書人』からの転載記事を除いて、全文を閲覧することができるとのことです。

同誌第57号では特集「古典を伝えるということ それぞれの現場から」が組まれているほか、図書館・図書館情報学関連の記事としては早稲田大学の和田敦彦教授によるエッセイ「学会誌電子化・公開の明暗―NII-ELSの事業終了を視野に」が掲載されています。

リポート笠間57号、全文PDF公開します(笠間書院 kasamashoin online、2014/12/3付け)
http://kasamashoin.jp/2014/12/57pdf.html

リポート笠間 No.57
http://kasamashoin.jp/shoten/report57_all.pdf

クローズアップ現代で”読書ゼロ”が取り上げられる

2014年12月10日の午後7時30分から午後7時56分にかけて放映されるNHK「クローズアップ現代」で、「もう本は要らない? 広がる”読書ゼロ”」と題した内容が取り上げられる予定とのことです。

小中高校生・教員向けにお勧め番組等の情報を提供するNHK for Schoolブログによれば、同番組では文化庁による読書調査等の結果のほか、筑波大学で行われている大学生の情報検索行動等の研究についても紹介されるようです。

クローズアップ現代「"読書ゼロ"急増の衝撃」(仮) (12/10ほか)(NHK for Schoolブログ、2014/12/4付け)
http://www.nhk.or.jp/school-blog/300/204703.html

もう本は要らない? 広がる“読書ゼロ”(放送予定 - NHKクローズアップ現代)
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3592

【イベント】2014年度同志社大学図書館司書課程講演会”「見たことのない図書館」を考える”(2015年1/10・京都)

2015年1月10日、同志社大学にて同大学図書館司書課程が主催する講演会”「見たことのない図書館」を考える”が開催されます。

同志社大学の村田晃嗣学長と長尾真前国立国会図書館長が「今までに見た最高の図書館像」「見たことのない図書館像」を語る講演が行われるとともに、長尾前館長と同志社大学学習支援・教育開発センターの井上真琴氏、国立国会図書館の中山正樹氏によるシンポジウムも開催されるとのことです。

2014年度同志社大学図書館司書課程講演会 「見たことのない図書館」を考える(同志社大学)
http://www.slis.doshisha.ac.jp/20150110.pdf

参考:
同志社大学大学院、図書館情報学コースを設置
Posted 2014年11月27日
http://current.ndl.go.jp/node/27526

香川県立図書館、『香川県立図書館デジタルライブラリー』を公開

2014年12月9日、香川県立図書館で、『香川県立図書館デジタルライブラリー』が公開されました。江戸時代や明治時代に作成された古地図や古文書など、県立図書館が所蔵する郷土資料をデジタル化し、公開したものとのことです。資料は、「四国遍路」、「空海」、「金毘羅」、「その他讃岐(香川)の歴史」の4分野に分けられています。

香川県立図書館デジタルライブラリー
http://kagawa.digilib.jp/index.html

香川県立図書館
http://www.library.pref.kagawa.jp/index.html

カナダのエドモントン公共図書館、ホームレスへのサービスを5つの分館に拡大する試行を予定(記事紹介)

2014年12月4日付の米Library Journal誌オンライン版に、カナダのアルバータ州のエドモントン公共図書館のホームレスへのアウトリーチサービスの試みを紹介する記事が掲載されています。

エドモントン公共図書館は、そのコミュニティへのサービスが評価され、Library Journal誌とGale社による2014年の“Library of the Year”に選ばれているとのことです。

エドモントンは人口がカナダ第5位の都市で、11月から3月にかけては気温が氷点下を下回り、ホームレスの支援プログラムが必要なものとなっているとのことです。州からの補助金がないにも関わらず、同館は自身で費用を負担し、今年の冬には、ホームレスへのアウトリーチサービスを5つの分館に拡大する試行を行うとのことです。

同館の中でも中心的な分館である“ Stanley A. Milner Library”でアウトリーチの活動を行うスタッフは、危機に瀕した個人に対して、医療保障の補助や住居の紹介、雇用相談、自殺防止ためのサービスなどやそのほかのサービスのため、2013年で6,000回以上ものやりとりを行ったとのことです。

米国図書館協会(ALA)が図書館のプログラムの効果に関する報告書を公表

2014年12月8日、米国図書館協会(ALA)が、図書館のプログラムの効果に関する報告書を公表しています。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの資金提供により1年計画で実施された本調査では、図書館において実施されている各種プログラム(非公式教育の文脈のもの)の性格、利用者、アウトカム、価値について実証するための包括的な研究課題(リサーチアジェンダ)を開発することを目的としたプロジェクト、National Impact of Library Public Programs Assessment(NILPPA)が、米国の図書館のプログラムの特徴、利用者、成果を推測し、定量化するための調査の課題を提示しており、報告書は図書館のプログラムの成長分野の調査とプログラムが図書館利用者にどのように伝わり、またコミュニティに影響を与えるかを調査する意欲的なもので、また、8年間の調査計画も提案しているようです。

ALA releases report on library programming impact, calls for feedback from the field(American Library Association, 2014/12/8)

東京文化財研究所、黒田清輝日記をリニューアル公開

2014年12月8日、東京文化財研究所が、明治・大正期の洋画家である黒田清輝の日記をリニューアル公開したようです。

黒田記念館WEBサイトにて公開していた『黒田清輝日記』(中央公論美術出版、全四巻)のテキストに検索等の機能を加えてリニューアルしたもののようで、現在のところ、1884年から1895年分を閲覧できるようです。

黒田清輝日記 をリニューアル公開しました(2014/12/18,東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html

更新履歴(2014/12/8,黒田清輝日記)
http://www.tobunken.go.jp/materials/historykd

黒田清輝日記
http://www.tobunken.go.jp/materials/kuroda_diary