2014年12月、アメリカン大学のThe Center for Media & Social Impact(旧名称: Center for Social Media)が、図書館やアーカイブスにおける孤児著作物のフェアユース利用のベストプラクティスをまとめたレポート“Statement of Best Practices in Fair Use of Orphan Works for Libraries & Archives”を公開しました。
2014年12月2日、研究データ同盟(RDA)と欧州をつなぐ“RDA Europe”が、研究データに関するレポート“The Data Harvest: How sharing research data can yield knowledge, jobs and growth”を公開しました。
背景として、2010年10月に、欧州委員会(EC)の「科学データに関するハイレベルグループ」(High-Level Group on Scientific Data)により公開された、報告書“Riding the wave:How Europe can gain from the rising tide of scientific data”があるとのことです。これは、欧州内の大学や研究機関等における研究の過程で生み出される科学データの共有と再利用のために、電子的なインフラ整備に向けたビジョンとそのための課題を指摘したものとのことです。
2013年6月27日に採択されたマラケシュ条約(Marrakesh Treaty to Facilitate Access to Published Works for Persons who are Blind, Visually Impaired, or otherwise Print Disabled:盲人、視覚障害者およびプリントディスアビリティ(印刷物を読むことが困難)のある人々の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)に関して、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる国際的な非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”が、2014年12月4日、図書館向けのガイド“The Marrakesh Treaty: an EIFL Guide for Libraries”を発表しました。