アーカイブ - 2014年 12月 5日

図書館でカーシェアリング:米国ブルックリン公共図書館、カーシェアリングサービスを提供するZipcarと連携

2014年11月25日、米国のブルックリン公共図書館が、カーシェアリングサービスを提供するZipcarと提携し、同館の3つの分館(Bay Ridge、Bedford、Park Slope)をカーシェアリングのステーションにすると発表しています。全部で6台が配置されるとのことです。

ブルックリン公共図書館の利用者がZipcarに登録すると、年間の登録料から20ドル値引きされ、さらに25ドル分無料で利用できる特典があるとのことです。

Zipcars Now Available for Reservation at Three Brooklyn Public Library Branches(Brooklyn Public Library, 2014/11/25)
http://www.bklynlibrary.org/media/press/zipcars-now-available-res

Zipcar at Brooklyn Public Library(Brooklyn Public Library)
http://www.bklynlibrary.org/only-bpl/zipcar-brooklyn-public-li

Brooklyn Public Library(Zipcar)
http://www.zipcar.com/nycbpl

米国ダルース公共図書館の種子貸出図書館、州法に違反?

米国ミネソタ州のダルース公共図書館で行われている種子貸出図書館(Duluth Seed Library)について、ミネソタ州農業省から、州法(Seed Law)に違反していると指摘があったとのことで、ダルース公共図書館のウェブサイトでその経緯が紹介されています。

Seed Lawでは、種子の販売だけだなく、同館で行われているような種子の交換も対象としており、ラベルの付与や、種子の発芽の検査等が必要になると規定されているとのことです。同館では、この取組みがSeed Lawに適合するよう、ミネソタ州農務省と検討しているとのことです。同時に、現行のSeed Lawが、種子貸出図書館の価値や目的とは相いれないもので、公益とのバランスを欠いているとも指摘しているようです。

Duluth Seed Library and Minnesota Department of Agriculture (MDA) Seed Law Frequently Asked Questions(Duluth Public Library, 2014/10/20)
http://www.duluth.lib.mn.us/media/252184/duluth-seed-library-and-minnesota-department-of-agriculture.pdf

【イベント】千葉大学アカデミック・リンク・シンポジウム「つながる学び:アカデミック・リンクのこれまでとこれから」(12/22・千葉)

2014年12月22日、千葉大学にて、千葉大学アカデミック・リンク・センターが主催するシンポジウム「つながる学び:アカデミック・リンクのこれまでとこれから」が開催されます。

アカデミック・リンクは「考える学生」を創造しようとする千葉大学の新しい学習環境コンセプトとのことです。シンポジウムでは、アカデミック・リンク・センターの活動と成果を報告するとともに、これからの大学改革の中でどのような役割を担っていくかを検討するとのことです。

参加費は無料ですが、事前に申込みが必要とのことです。

千葉大学アカデミック・リンク・シンポジウム
「つながる学び:アカデミック・リンクのこれまでとこれから」(千葉大学アカデミック・リンク・センター, 2014/11/21)
http://alc.chiba-u.jp/symposium.html

中国科学院文献情報センターとORCIDが提携、中国におけるORCIDの連携プラットフォーム“iAuthor”が公開

2014年10月30日、中国科学院文献情報センターとORCIDが提携し、中国の研究者の“国際的な学術身分証”として、ORDICの識別子を使用すると発表されています。中国科学院文献情報センターは、中国におけるORCIDの連携プラットフォームとして、“iAuthor 中国科学家在线”(在线はオンラインの意)を開発し、2014年10月28日に正式公開されたとのことです。

iAuthor与ORCID: 中国科学院文献情报中心支持中国研究人员获得国际识别号(ORCID, 2014/12/3)

米国の図書館やアーカイブスにおける孤児著作物のフェアユース利用のベストプラクティスをまとめたレポートが公開

2014年12月、アメリカン大学のThe Center for Media & Social Impact(旧名称: Center for Social Media)が、図書館やアーカイブスにおける孤児著作物のフェアユース利用のベストプラクティスをまとめたレポート“Statement of Best Practices in Fair Use of Orphan Works for Libraries & Archives”を公開しました。

このレポートは、米国の図書館やアーカイブズなどの記憶機関が、フェアユースに基づいて、著作権で保護された孤児著作物を含むコレクションのデジタル化と提供を行う際のガイダンスとなるとのことです。150名以上の図書館員、アーキビストが作成に寄与したとのことです。

Statement of Best Practices in Fair Use of Orphan Works for Libraries & Archives(The Center for Media & Social Impact)
http://www.cmsimpact.org/fair-use/best-practices/statement-best-practices-fair-use-orphan-works-libraries-archives

RDA Europe、研究データ共有に関するレポートを公開

2014年12月2日、研究データ同盟(RDA)と欧州をつなぐ“RDA Europe”が、研究データに関するレポート“The Data Harvest: How sharing research data can yield knowledge, jobs and growth”を公開しました。

背景として、2010年10月に、欧州委員会(EC)の「科学データに関するハイレベルグループ」(High-Level Group on Scientific Data)により公開された、報告書“Riding the wave:How Europe can gain from the rising tide of scientific data”があるとのことです。これは、欧州内の大学や研究機関等における研究の過程で生み出される科学データの共有と再利用のために、電子的なインフラ整備に向けたビジョンとそのための課題を指摘したものとのことです。

今回公開されたレポートは、2010年10月の上記の報告書の内容をアップデートし、将来的な研究データ市場における地位を確保するために、欧州が現在どのように行動すべきかを指摘するもので、欧州の政策立案者に対して、研究データ共有の利点や課題を概説し、データ収集、共有に向けて提言を行っているとのことです。

電子情報保存連合(DPC)、OAIS参照モデル入門ガイドの第2版を公開

2014年12月4日、電子情報保存連合(DPC)が、デジタル情報の長期保存システム構築の指針となるOAIS参照モデルについて、入門ガイド“OAIS Introductory Guide (2nd Edition)”を公開しました。DPCの技術動向レポート“Technology Watch Report”のシリーズの一つとのことです。

OAIS参照モデルは、2002年に国際規格化されたのち、“ISO 14721:2012”として、2012年に改訂されています。

OAIS Introductory Guide (2nd Edition)(PDF;33ページ)
http://dx.doi.org/10.7207/TWR14-02

Digital Preservation Coalition publishes ‘OAIS Introductory Guide (2nd Edition)’ Technology Watch Report(DPC, 2014/12/4)

EIFL、マラケシュ条約に関する図書館向けのガイドを発表

2013年6月27日に採択されたマラケシュ条約(Marrakesh Treaty to Facilitate Access to Published Works for Persons who are Blind, Visually Impaired, or otherwise Print Disabled:盲人、視覚障害者およびプリントディスアビリティ(印刷物を読むことが困難)のある人々の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)に関して、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる国際的な非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”が、2014年12月4日、図書館向けのガイド“The Marrakesh Treaty: an EIFL Guide for Libraries”を発表しました。

図書館には、長くプリントディスアビリティのある人々や視覚障害者向けのサービスを提供してきた歴史があり、また、図書館やその他の「公認機関(Authorized Entity)」によってアクセシブルな形式の資料の国際的な交換が可能であるため、マラケシュ条約の成功には図書館が重要な役割を果たすとされています。