アーカイブ - 2014年 12月 3日

欧州図書館(The European Library)、欧州の歴史的新聞が検索・閲覧できるインタフェースを公開:“Europeana Newspapers”の一環として

2014年12月3日、Europeana Newspapersプロジェクトの一環として、欧州図書館(The European Library)が欧州の歴史的な新聞の検索・閲覧が可能なインタフェースを公開したと発表しています。2014年の春にプロトタイプを作成し、フィードバックを受けて、このたび、出版年月日、紙名、出版地の地図から新聞記事を検索できるインタフェースを公開したとのことです。

現在のところ、歴史的新聞記事約180万件の約700万ページの全文検索が可能とのことです。2015年1月末までには、欧州23か国の25の図書館の新聞約3,000万ページについて、以下の検索が可能になるとのことです。

・約1,000万ページの歴史的新聞記事の全文検索
・オランダ、ドイツ、フランスの人名や地名などの固有名詞
・約2,000万ページの新聞記事のメタデータ

また、このコンテンツは、Europeanaでも利用可能になるとのことです。
ウェブサイトでは、2015年1月末までに利用可能となる23か国、25の図書館名が、それぞれが提供したコンテンツへのリンクとともに掲載されています(コンテンツ未掲載の館もあります)。

米国図書館協会(ALA)のデジタルコンテンツ・ワーキンググループ(DGWG)の前委員長が、2014年に最も活躍した出版関係者に選定

Publishers Weeklyが選ぶ、2014年に活躍した出版関係者“Notable Publishing People of 2014”に、米国図書館協会(ALA)のデジタルコンテンツ・ワーキンググループ(DGWG)の前任の共同委員長であったSari Feldman氏とBob Wolven氏の二人が選出されたとのことです。

図書館での電子書籍貸出の公平な実現に寄与したことが評価されたとのことです。出版社とALAおよびDGWGとの議論により、電子書籍のプログラムを進めることができたこと、また、出版社の上層部と図書館の指導者の間に直接コミュニケーションを行うための関係が構築された事等が評価されたとのことです。

Publishers Weekly honors ALA for ebook advocacy(american libraries, 2014/12/1)
http://www.americanlibrariesmagazine.org/blog/publishers-weekly-honors-ala-ebook-advocacy

Notable Publishing People of 2014(Publishers Weekly, 2014/12/28)

ニューヨークの公共図書館のインターネット“貸出”プログラム、Googleの資金援助を受けて拡大へ

2014年12月2日、ニューヨーク市長デブラシオ氏、ニューヨークの3つの図書館システム、Googleが、Googleがニューヨーク在住者にWi-Fiホットスポットの機器を貸し出すプログラムに、100万ドルの寄付を行うと発表しています。

このプログラムは、ニューヨーク公共図書館により、ナイト財団の助成を受けて始められたもので、ニューヨーク在住者に、ポータブルWi-Fiホットスポットの機器を貸し出し、デジタルデバイドの解消を目指すというものとのことです。プログラムの試行では、ブロンクス、スタテン島の4つの分館で、一度に何か月かの貸出しを行ったとのことです。

資金提供を受け、12月からは、ブルックリン公共図書館、ニューヨーク公共図書館、クイーンズ図書館の3つの図書館システムで拡大されたプログラムが開始されるとのことです。提供されるプログラムはそれぞれ異なっており、例えば、ブルックリン公共図書館では家庭にブロードバンドのアクセス環境がなく、図書館の提供する教育プログラムに参加している住民は、1年間機器を借りることができるようです。

このWi-Fi機器への資金提供に加えて、Googleは、図書館システムに対して、子どもやティーンが図書館の放課後プログラムに参加できるよう、500台のノートパソコン“Google Chromebooks”を提供するとのことです。

Bowker社、ONIX2.1のデータにISNIを追加

ProQuest社と提携するBowker社が、書籍流通における出版社のメタデータ標準であるONIX2.1で提供される同社のデータに、創作者等の個人や機関に付与される国際標準名称識別子(ISNI)のデータを追加すると発表しています。Bowker社は、“Books in Print”の刊行元として知られる書誌情報サービスの大手とのことです。これにより、より正確なデータの流通が期待されるとのことです。

Bowker to Include ISNI in ONIX 2.1(ProQuest, 2014/12/2)
http://www.proquest.com/about/news/2014/Bowker-to-Include-ISNI-in-ONIX-21.html

Bowker
http://www.bowker.com/en-US/

Why Bowker Is Using ISNI(ISNI)
http://www.isni.org/content/why-bowker-using-isni

参考:
CA1747 - 動向レビュー:ONIX:書籍流通における出版社のメタデータ標準化 / 吉野知義
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1747

国立国会図書館、企画展示「あの人の直筆」の簡易図録を掲載

2014年12月3日、国立国会図書館は、東京本館において2014年10月18日から11月18日まで開催した企画展示「あの人の直筆」の簡易図録を、ウェブに掲載しました。

企画展示「あの人の直筆」簡易図録を掲載しました(国立国会図書館,2014/12/3)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html

企画展示 「あの人の直筆」(終了しました)(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/1207039_1376.html

簡易図録(全出展資料の解説と一部図版)(PDF:4.7MB)(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/comment1410.pdf

共同研究支援のため、マクミラン・サイエンス・アンド・エデュケーション社が、nature.comに掲載された論文をシェアする機能を公開

マクミラン・サイエンス・アンド・エデュケーション社は、nature.comに掲載されている49誌の購読者が、その雑誌へのアクセス権を持たない同僚や共同研究者と、メールやソーシャルメディア等を使うことで、論文の全文(閲覧のみ)をシェアできる機能を、2014年12月3日に公開したようです。

世界の6,000以上の大学と団体に所属する研究者と学生を対象で、研究論文のシェアは、個人が非営利目的で利用する場合に限られるそうです。

今後は、アノテーション機能が導入される予定で、コメントやテキストのハイライトなどもシェアできるようになるとのことです。

加えて、世界の100の報道機関とブログの読者に対しても同様のコンテンツを公開しているようで、記事のもとになったnature.comの科学論文全文への共有リンクもはることができるようです。

このnature.comの方針には、研究助成機関が研究者に彼らの論文を自由に閲覧、ダウンロード、再利用できるように求めていることが増えてきていることが理由としてあるようです。

情報へのアクセスと開発に関するリヨン宣言への署名、450機関を超える

2014年12月2日、国際図書館連盟(IFLA)は、リヨン宣言に署名した機関が450機関を超えたと発表しています。

署名をした機関の4分の3は図書館界からで、残りの4分の1は図書館界以外からとのことです。

International support for the Lyon Declaration continues to grow
(IFLA, 2014/12/2)
http://www.ifla.org/node/9241

The Lyon Declaration : Signatories(IFLA)
http://www.lyondeclaration.org/signatories/