2014年12月10日、国際図書館連盟(IFLA)は、パン・ギムン国際連合事務総長が発表した統合報告書(synthesis report)“The Road to Dignity by 2030: Ending Poverty, Transforming All Lives and Protecting the Planet”の先行版に対し、情報へのアクセスが報告書に盛り込まれたことを歓迎し、持続可能な開発において、情報へのアクセスやスキルの役割が不可欠な要素であることが認識されるよう、国際連合に働きかけていくとする声明を発表しました。
2014年12月11日、W3CのWeb Annotation Working Group(WAWG)が、“Web Annotation Data Model”の公開草案初版(First Public Working Draft)を発表しました。
アノテーションは、ある情報源や情報源の関係についての情報を伝えるのに使用されるもので、ウェブページへのコメントやタグなどがその事例として挙げられるとのことです。“Web Annotation Data Model”は、異なったハードウェアやソフトウェアのプラットフォームにおいてもアノテーションの共有、再利用を可能とするための構造化モデルとフォーマットの仕様とのことです。
UNESCOのドイツ委員会やWikimedia Deutschland等が、クリエイティブコモンズライセンスの実践ガイド“Open Content – A practical guide to using Creative Commons Licences”を公開しました。関心を持っている個人や団体に、オープンコンテンツライセンスの利用や活用のためのガイドラインを提供することを目的とし、ライセンスの機能の説明や個人の必要にあったライセンスの選び方、オンライン上のオープンコンテンツの見つけ方等が掲載されているとのことです。