ユネスコは科学的な情報や研究へのオープンなアクセスを推進しており、図書館や情報の専門家、研究者の能力向上のため、マニュアルを作成したとのことです。図書館員を対象とした“Open Access for Library Schools”はOAの歴史やそのインパクト、権利管理等の課題等のOAの概要、OAのインフラ、資源の最適化、相互運用性や検索などの4つの課程から構成されているとのことです。研究者を対象した“Open Access for Researchers”は、学術コミュニケーション、オープンであること(openness)やOAのコンセプト、知的財産権、研究評価指標などを取り扱っているとのことです。
現在は、メールでの入手依頼の方法が示されていますが、いずれダウンロード可能になる予定とのことです。
UNESCO launches Open Access Curricula for Researchers and Librarians(UNESCO, 2014/12/19)
2014年11月に刊行された、Dr. Martin Paul Eve氏による著書“Open Access and the Humanities”が、オンライン上で無料で公開されています。特に人文学の領域におけるオープンアクセスの歴史、文脈や議論についてまとめたものとのことです。Dr. Martin Paul Eve氏は、“Open Library of Humanities”の共同創設者の一人とのことです。
2014年12月19日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”の公共図書館イノベーションプログラム(EIFL-PLIP)が、7番目のイノベーション賞の受賞館を公表しました。今回の賞は大人や子どもの教育に貢献した公共図書館を表彰するもので、受賞館は、以下の4つです。
・‘Dr Robert Ouko’ Memorial Community Library(ケニア)
・Pelči Library(ラトビア)
・Public Library ‘Victoria Dorantes’ No. 382(メキシコ)
・‘B. P. Hasdeu’ Municipal Library(モルドバ)
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