2014年11月24日、米国自然史博物館がケンブリッジ大学図書館等と共同で進める“Darwin Manuscripts Project”のプロジェクトサイトと、ケンブリッジ大学図書館の電子図書館“Cambridge Digital Library”において、12,000以上のチャールズ・ダーウィンの手稿資料等が、高解像度のカラー画像で同時に公開されたことが発表されました。1859年11月24日にダーウィンが『種の起源』を出版してから155年になることを記念して公開したとのことです。
2014年11月20日、欧州原子核研究機構(CERN)が、オープンデータのポータルサイト“CERN Open Data Portal”を公開しました。大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider)の実験データを初めて公開するものとのことです。現在は、2010年のCompact Muon Solenoid(CMS)実験のデータが、データ分析のためのオープンソースのソフトウェアや関連文書等とともに公開されているようです。データはクリエイティブ・コモンズのCC0で公開されるとのことです。また、共同プロジェクトである、ALICE、ATLAS、LHCbについても、教育目的に加工したデータが公開されているとのことです。
International Journal of Advanced Computer Technology(IJACT)というコンピュータ科学分野のオープンアクセス(OA)雑誌が、“Get me off Your Fucking Mailing List”と題し、本文にも同じ内容が繰り返されているだけの論文を受理したことが、米コロラド大学デンバー校図書館のJeffrey Beall氏のブログで報じられています。Beall氏は著者の支払う論文投稿料(APC)を得ることだけを目的としている、いわゆるハゲタカ出版のリストを公開している人物です。