アーカイブ - 2014年 11月 21日

日本出版インフラセンター(JPO)、改正著作権法に対応するための出版情報登録センターについての説明会を開催

日本出版インフラセンター(JPO)は、2015年1月から施行される改正著作権法に対応する出版権設定情報を登録できる業界システムとして、出版情報登録センター及びその管理委員会を12月に設立すると発表しています。これについて、2014年12月12日、出版社を対象に説明会を開催するとのことです。

「出版情報登録センター」説明会のご案内(JPO近刊情報センター, 2014/11/18)
http://www.kinkan.info/news/shuppanken-orientation-de.html

関連:
電子出版の発展に向けた著作権法改正に関する見解と今後の対応(出版広報センター, 2014/5/28)
http://www.jpo.or.jp/topics/data/20140528_jpoinfo.pdf

Simon & Schuster社、図書館での電子書籍貸出しに“Buy It Now”プログラムを導入

2014年11月20日、米国出版大手のSimon & Schuster社が、同社の電子書籍の貸出インタフェースに購入を案内する“Buy It Now”プログラムについて、どの図書館でも利用できるようになったと発表しました。Simon & Schuster社は、2014年6月から、全米の図書館に対して電子書籍の貸出サービスを行っているとのことです。

米国図書館協会(ALA)は、これを歓迎するコメントを発表しています。

SIMON & SCHUSTER MODIFIES LIBRARY EBOOK PROGRAM(SIMON & SCHUSTER, 201411/20)
“Buy It Now” Merchandising Program to Be Optional for Libraries
http://d2ikrwcyurm5yv.cloudfront.net/press_releases/%20-%20Press%20Releases/Library%20eBooks%20November%20%2714.pdf

Recent Simon & Schuster News(SIMON & SCHUSTER)
http://www.simonandschuster.biz/press_releases

テキサス州立図書館・公文書館委員会、ディスカバリーサービスに関するホワイトペーパーを公開

テキサス州立図書館・公文書館委員会(Texas State Library and Archives Commission:TSLAC)が、ディスカバリーサービスに関するホワイトペーパーを公開したと、2014年11月21日のTSLACのブログで発表されています。

図書館でディスカバリーサービスの導入を検討すると、ハードルが高い(challenging)ということで合意してしまいがちですが、実際に導入してみると、図書館員は、概ね、利用者にディスカバリーサービスを提供できることに喜びを覚えるとのことです。そこで、TSLACは、Amigos Library Servicesと契約し、ディスカバリーサービスの基本的な情報や、主なディスカバリーサービスのベンダーの概要等をまとめたホワイトペーパーを作成したとのことです。

ディスカバリーサービスの定義、現状、利点、欠点、限界、図書館でディスカバリーサービスによって最も大きなインパクトを受ける部門、ディスカバリーサービスで期待されること、実装のベストプラクティス、評価などを取り扱っているようです。

DISCOVERY SERVICES: A WHITE PAPER FOR THE TEXAS STATE LIBRARY &ARCHIVES COMMISSION(PDF;4ページ)

英国公文書館(TNA)、“A Year in Archives 2013-14”を公開

2014年11月17日、英国公文書館(TNA)が、2013-2014年のTNAのアーカイブ活動をまとめた“A Year in Archives 2013-14”を公開しました。次年度の版に掲載を希望する内容の募集も行われています。

A Year in Archives 2013-14 published(TNA, 2014/11/17)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/975.htm?news=rss

A Year in Archives 2013-14 (PDF:49ページ)
http://www.nationalarchives.gov.uk/documents/archives/a-year-in-archives-2013-14.pdf

スペイン国立図書館の書誌データをLinked Open Data形式で公開する“datos.bne.es”がアップデート

2014年11月19日、スペイン国立図書館が、同館の書誌データをLinked Open Data形式で公開する“datos.bne.es”のアップデートについて発表しています。

主要な改善点として、RDF形式のデータをCC0で提供、インタフェースの改善、電子図書館“Biblioteca Digital Hispánica”へのリンク、書誌データ(4,138,285件)と典拠データ(4,384,132件)の提供件数の増加などが挙げられているようです。

La nueva versión de datos.bne.es mejora el acceso a los datos del catálogo de la Biblioteca(Biblioteca Nacional de España, 2014/11/19)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias2014/1119-portal-datos-bne-es.html

datos.bne.es(beta)
http://datos.bne.es/

参考:
スペイン国立図書館、Linked Data形式で書誌データを提供
Posted 2011年12月19日
http://current.ndl.go.jp/node/19770

IMLS、米国の若者に学習環境を提供する博物館・図書館のLearning Labsについてのレポートを公表

2014年11月20日、米国の博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)が、10代の若者に学習環境を提供する、24館の博物館・図書館によるLearning Labsについてのレポート“ Learning Labs in Libraries and Museums: Transformative Spaces for Teens”を公表しました。Learning Labsの背景、有意義な学習をサポートする実践例、活動による影響等について報告されているとのことです。

Learning Lab Publication Describes Transformative Spaces for Teens (IMLS, 2014/11/20)
http://www.imls.gov/learning_lab_publication_describes_transformative_spaces_for_teens.aspx

研究データリポジトリのレジストリ“re3data.org”に登録されたリポジトリが1,000件を突破

2014年11月20日、研究データリポジトリのレジストリ“re3data.org – the Registry of Research Data Repositories”に登録されたリポジトリが1,000件を超えたと発表されました。

2012年8月に、23件の登録で始まったre3data.orgは、現在では、平均して週に10件程度のリポジトリが登録されているとのことです。2014年3月に“Databib”との統合プロジェクトを開始し、現在ではDatabibのデータは全てre3data.orgに統合済みとのことです。

re3data.orgは、ドイツのGerman Research Foundation、米国の博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)から助成を得ているとのことです。

Over 1,000 research data repositories indexed in re3data.org(re3data.org, 2014/11/20)
http://www.re3data.org/2014/11/over-1000-research-data-repositories-indexed-in-re3data-org/

Search for Repositories(re3data.org)

日本電子書籍出版社協会がEPUB 3.0.1対応のためバージョンアップした「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1.3」を公開

2014年11月13日、日本電子書籍出版社協会(電書協)が「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1.3」を公開しました。2014年6月26日、EPUBの策定団体であるIDPF(International Digital Publishing Forum)より、『EPUB 3』の新バージョン『EPUB 3.0.1』の仕様書が正式公開されました。これを受けて、電書協では、この『EPUB 3.0.1』の仕様に対応した「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1.3」を作成したとのことです。

特に重要な更新内容として、以下の項目が挙げられています。

【1】EPUB 3.0.1 で変更となった仕様の反映
【2】Unicode の日本語の文字の向きが決定したことに伴う、仕様参照先の変更
【3】RS や WEB ブラウザの対応状況を考慮した、リンクと注釈の指定方法の簡素化
【4】本ガイド非推奨項目の【参考情報】として挙げた「縦組み左右中央ページ」の挿入方法の変更
【5】付録・参考情報の追加
【6】その他(記述ミス訂正や、現状に即した表現・記述の一部修正等)

EPUB 3.0.1対応へのバージョンアップ「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1.3」を公開します(日本電子書籍出版社協会, 2014/11/13)

東京大学附属図書館の新しい研究部門、U-PARL(アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門)のウェブサイトを公開

2014年10月14日に、東京大学附属図書館の新しい研究部門、U-PARL(アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門)のウェブサイトが公開されました。

数年後に開館を予定しているアジア研究図書館の準備を主務とする研究部門で、上廣倫理財団の寄付を得て2014年に新設されたとのことです。U-PARLのウェブサイトで、将来アジア研究図書館で閲覧可能となるコレクションの紹介や、アジア研究に携わる専門家たちによるコラム、アジア研究に関わる世界の図書館情報、イベント情報などが発信されるとのことです。

東京大学は、現在、総合図書館の大幅な拡充計画「新図書館計画」を進めており、数多くの課題に応える新図書館の一つの柱として「アジア研究図書館」が構想されているとのことです。その構想と実現のために附属図書館に設立された研究部門がU-PARLとのことです。東京大学では初めて、附属図書館に属する研究組織とのことです。

U-PARL(アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門 Uehiro Project for the Asian Research Library)
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/

U-PARL(アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門)の公式ウェブサイトが公開されました。(東京大学, 2014/10/14)

BitLitを通じて、Elesevier社の紙媒体書籍を購入済の人が電子書籍版も購入可能に

2014年11月20日、バンクーバーを拠点とする新興企業“BitLit”が、Elsevier社の電子書籍をBitLitのプラットフォームから提供できるようになったと発表しています。

BitLitは、既に紙媒体の書籍を所有している人に対し、その電子版を無料もしくはより安価な価格で提供するサービスとのことです。購入済の書籍にインクで自分の名前を書き、スマートフォンのBitLitのアプリで撮影して申し込み、電子版を入手するという仕組みとのことです。

Elsevier社の科学、技術分野の書籍を対象とし、その紙媒体を購入した人が、同社の電子書籍を購入できるようになるとのことです。まずは5,000タイトルで、3種類の価格を設定し、市場の動向を確認するとのことです。

なお、BookSellerの記事では、BitLitの共同創業者であるPeter HudsonがBookSellerに語ったコメントとして、Elesevier社の電子書籍はデジタル著作権管理(DRM)を解除した形でBitLitのプラットフォームから提供されると紹介しています。

BitLit to Offer Ebook Bundles from Elsevier(BitLit, 2014/11/20)

クリエイティブ・コモンズ、ライセンスの付与状況や活動状況のレポート“State of the Commons”を公開

2014年11月20日、クリエイティブ・コモンズ(CC)がライセンスの付与状況や活動状況のレポート“State of the Commons”を公開しました。

レポートによると、CCライセンスが付与された著作物は約8億8,200万件にのぼり、2010年の4億件から大幅に増加したとのことです。また、58%が営利の利用を許可しているなど、以前と比べると、著作者はより制限の少ないCCライセンスを採用しているとのことです。また、CCライセンスは、37%が北米で、34%が欧州で、16%がアジア・太平洋で付与されているとのことです。CCの課題や今後についても触れられています。

State of the Commons(Creative Commons)
https://stateof.creativecommons.org/report/

State of the Commons(Creative Commons)
http://creativecommons.org/weblog/entry/44351
※レポートの発行を紹介する記事

参考:
E1516 - CCライセンスが6年振りに改定,4.0版に
カレントアウェアネス-E No.251 2013.12.26
http://current.ndl.go.jp/e1516