2014年11月18日、JISCが研究データに関心のある個人や団体と共同で研究データ管理に関する課題を解決するためのプロジェクト“Research data spring”を立ち上げたと発表しています。このプロジェクトでは、研究者の作業を合理化し、データの利用や管理を改善するためのツール、ソフトウェア、サービスの開発を行うとのことです。
2014年12月8日から12日まで、スイスのジュネーブで第29回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)の開催が予定されています。この委員会の資料として、世界各国の著作権法における図書館や文書館に関する権利制限についての調査報告書“STUDY ON COPYRIGHT LIMITATIONS AND EXCEPTIONS FOR LIBRARIES AND ARCHIVES”が、2014年11月5日に公開されました。
この報告書は、クルーズ(Kenneth D. Crews)氏によるもので、2008年の第17回SCCRで発表された報告書の更新版とのことです。2008年には149か国について調査を行ったとのことですが、今回の報告書では、186か国を対象としているとのことです。Part1で2008年には対象とされていなかった37か国を取り上げ、Part2では2008年でも対象とした国について、情報を更新しているとのことです。
STUDY ON COPYRIGHT LIMITATIONS AND EXCEPTIONS FOR LIBRARIES AND ARCHIVES, SCCR/29/3, 2014.11.5.(WIPO, 2014/11/5)