アーカイブ - 2014年 10月

10月 9日

E1618 - 図書館におけるLinked Data:実現させよう!<報告>

 フランスのリヨンにおける世界図書館情報会議(WLIC):第80回国際図書館連盟(IFLA)年次大会に先立ち,2014年8月14日にパリのフランス国立図書館(BnF)において,IFLA情報技術分科会とセマンティックウェブ研究会(Semantic Web SIG)の共催でサテライト・ミーティング「図書館における  Linked Data」が開催された。国立図書館,公共図書館からの参加者のほか,大学等の研究機関やITベンダなどから合わせて188名を超える参加があり,国立国会図書館(NDL)からは関西館図書館協力課の大柴忠彦課長と筆者が参加した。...

『カレントアウェアネス-E』268号を発行

E1617 - 大学図書館版『ホライズン・レポート』,初の刊行

教育技術に関する国際的な専門家コミュニティであるニューメディア・コ ンソーシアムが,大学図書館における今後5年間の技術動向を解説する『ホライズン・レポート2014図書館版』を公開した。ホライズン・レポートは, 各分野の今後5年間の技術動向を解説する年刊のレポートで,これまで高等教育版(2002年~。2009年版からは放送大学による日本語訳が公開),K-12版(幼稚園から高校教育まで。2009年~),博物館版(2010年~)が発行されてきたが,今回初めて図書館版が作成され,2014年8月に開催された世界図書館情報会議(WLIC):第80回国際図書館連盟(IFLA)年次大会において発表された。

E1616 - 公共図書館カードの所有率と図書館満足度(米国)

 米国では,毎年9月を図書館利用カード作成推進月間(Library Card  Sign-Up Month)とし,子どもたちや保護者に図書館カードを所有することの重要性を伝えるキャンペーンが,米国図書館協会(ALA)と図書館により行われている。2014年9月24日,この図書館利用推進月間にあわせて,米国の調査会社であるHarris Interactive社が,米国内の18歳以上を対象として行った公共図書館に関するオンライン調査の結果を公表した。調査は2014年7月16日から21日にかけて実施され,回答数は2,306であった。...

E1615 - 100周年を迎えた国立台湾図書館

2014年8月,国立台湾図書館が開館100周年を迎えた。本稿では,同図書館の沿革や特色ある事業を紹介するとともに,100周年記念行事の様子にも触れたい。...

E1614 - 貴重書デジタル化プロジェクトの計画立案時に考慮すべき事項

 図書館の所蔵資料のデジタル化は,原資料をより良い状態で保存することに資するとともに,これまで資料へのアクセスが容易ではなかった人からの利用をも可能にする。とりわけ貴重書や手稿などの文化財については,研究利用の観点からのデジタル化への期待が高いものと考えられる。この貴重書等のデジタル化に関し,国際図書館連盟(IFLA)が,2014年9月22日,ガイドライン“Guidelines for Planning the Digitization of Rare Book and Manuscript Collections”を公開した。技術面に焦点を充てた既存のガイドラインを踏まえつつ,計画立案のプロセスに焦点をあて,注意を払うべき重要事項を示したものである。...

E1613 - Open Annotation,Web標準へ W3C Annotation WG始動

2014年8月20日,デジタルリソースに付与する注釈などの付加情報の標準化について議論するWeb Annotation Working Group(以下,WAWG)が,W3CのDigital Publishing Activityの下に立ちあげられた。...

科学技術振興機構、「All Analytics Championship~第2回 データサイエンス・アドベンチャー杯~」を開催

科学技術振興機構(JST)による「All Analytics Championship~第2回 データサイエンス・アドベンチャー杯~」が開催されます。実務で統計、データ、言語分析を扱う社会人をはじめ、統計学や情報学、言語処理一般に関心を持つ大学生および高校生らを対象に、分析アイデアやスキルの優劣を競うコンテストとのことです。

このコンテストでは、JSTが保有する科学技術論文書誌データを基軸とした各種データ、日刊工業新聞社が保有する新聞記事データ、日経BP社が保有する主要雑誌記事データ、e-Statなどのオープンデータが参加者に貸与されるとのことです。また、SAS Institute Japan株式会社の無料公開用の分析ツールが利用できるとのことです。これらのデータを活用して分析のアイデアを競いあう「一般部門」と、言語・辞書に焦点を当てたアイデアを競い合う「言語部門」の2つの部門が設けられ、参加者が募集されています。

2014年9月16日から応募者の受付が開始されており、12月12日が申込みの締切、2015年1月30日が応募作品の締切とのことです。予選審査の通過者は、2015年3月7日のプレゼンテーション審査で賞が決定されるとのことです。

【イベント】第19回情報知識学フォーラム「教育とデータ:創造される知識とその利活用」 (12/6・東京)

2014年12月6日、情報知識学会が、国立情報学研究所において、第18回情報知識学フォーラム「教育とデータ:創造される知識とその利活用」を開催します。このフォーラムでは、教育評価の現状やe-ポートフォリオ・MOOCを利用した新たな学習形態、これら新しい形式のデータと教育評価との関連について講演があるとのことです。また、今回は、新たな試みとして、ポスターセッションを設ける予定とのことです。

参加費は無料とのことですが、情報知識学会の非会員は資料代(3,000円。学生は1,500円)がかかるとのことです。

第19回情報知識学フォーラム「教育とデータ:創造される知識とその利活用」(情報知識学会のウェブサイト)
http://www.jsik.jp/?forum2014
※参加および発表申込みのフォームは2014年10月9日現在、作成中のようです。

10月 8日

Elsevier社、米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)と契約、同社のコンテンツの再出版の許諾が容易に

2014年10月2日、米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)が、Elsevier社と契約し、再出版のための許諾処理を容易にする“Republication Service”に同社のコンテンツが追加されたとのことです。

Elsevier Enrolls in Copyright Clearance Center’s Republication Service(CCC, 2014/10/2)
http://www.copyright.com/content/cc3/en/toolbar/aboutUs/newsRoom/pressReleases/press_2014/press-release-14-10-02.html

PLOS、カリフォルニア電子図書館(CDL)、DataONEが共同でデータの評価指標の開発プロジェクトを開始

2014年10月7日、PLOS、カリフォルニア電子図書館(CDL)、DataONEが共同でデータの評価指標の開発プロジェクト “Making Data Count: Developing a Data Metrics Pilot”を開始すると発表しています。米国科学財団(NSF)のEAGERの助成を受けて行われるとのことです。

このプロジェクトでは研究データに関する活動を把握するための指標を検討するとのことです。2009年にPLOSが開始した、記事レベルの評価指標の検討プロジェクト“Lagotto”の成果をベースにするとのことです。

Making Data Count: PLOS, CDL, and DataONE join forces to build incentives for data sharing(PLOS, 2014/10/7)
http://blogs.plos.org/tech/making-data-count-plos-cdl-and-dataone-join-forces-to-build-incentives-for-data-sharing/

Project Summary
http://escholarship.org/uc/item/9kf081vf

Open Definitionのversion 2.0がリリース

2014年10月7日、Open Knowledge FoundationとOpen Definition Advisory Council が、Open Definitionのversion 2.0をリリースしたことを発表しました。新しいバージョンでは、意味を保持しながら原則を書き直し、よりわかりやすい言葉を使い、重要な面を明確にしたとのことです。また、オープンライセンスの定義とオープンワークの定義を明確に分け、Open Definitionにおけるオープンワークが「オープンライセンス」「アクセス」「オープンフォーマット」の3つの原則で定義されるようになったとのことです。

Open Definition Version 2.0
http://opendefinition.org/od/

Open Definition v2.0 Released – Major Update of Essential Standard for Open Data and Open Content (Open Knowledge Foundation Blog, 2014/10/7)

米国デジタル公共図書館(DPLA)、GLAMの文化遺産のデータを活用したハッカソンを企画するためのガイドを公開

2014年10月7日、米国デジタル公共図書館(DPLA)のアウトリーチ活動を行うボランティア“Community Reps”が、GLAM(美術館、図書館、公文書館、博物館)の文化遺産のデータを活用したハッカソンを企画するためのガイドを作成し、公開しました。

ハッカソンの定義から始まり、プログラムの検討、ロジスティクス、ハッカソンの終了後等のトピックを取り扱っており、情報源も示しているようです。

DPLA Community Reps Produce Hackathon Planning Guide, Now Available(DPLA, 2014/10/7)
http://dp.la/info/2014/10/07/dpla-community-reps-produce-hackathon-planning-guide-now-available/

GLAM Hack-in-a-box: A short guide for helping you organize a GLAM hackathon(PDF;18ページ)(DPLA)
http://dp.la/info/wp-content/uploads/2014/10/DPLA_HackathonGuide_ForCommunityReps_9-4-14-1.pdf

参考:

IFLA、国連のポスト2015開発アジェンダにおける情報へのアクセスを図書館等が支援するためのアドボカシーツールを公開

2014年10月6日、国際図書館連盟(IFLA)が、国連のポスト2015開発アジェンダにおける情報へのアクセスの支援にあたって、図書館等が役割を果たすためのアドボカシーのツールキットを公開しました。

リヨン宣言の署名に権限を与えるための各国の政策担当者への働きかけに活用することが求められているようです。

Toolkit: Libraries and the UN post-2015 development agenda
http://www.ifla.org/libraries-development/toolkit

Toolkit: Libraries and the UN post-2015 development agenda(PDF;23ページ)(IFLA, 2014年10月付)
http://www.ifla.org/files/assets/hq/topics/libraries-development/documents/ifla-post-2015-a2i-libraries-toolkit.pdf

Lyon Declaration on Access to Information and Development
http://www.lyondeclaration.org/

参考:

【イベント】日本障害者リハビリテーション協会、シンポジウム「図書館におけるディスレクシアの人への支援」を開催(11/8・東京)

2014年11月8日、日本障害者リハビリテーション協会がシンポジウム「図書館におけるディスレクシアの人への支援」を開催します。

モンタナ大学障害学生支援センターコーディネーターの渡部美香氏による講演「アメリカのディスレクシアの人々への支援について」、同協会情報センター長の野村美佐子氏による講演「スウェーデンにおけるディスレクシアの人々に向けた図書館の取り組み」、国際DAISYコンソーシアム理事/NPO法人支援技術開発機構副理事長の河村宏氏による講演「デイジーとEPUBの動向」のほか、パネルディスカッションが開催されるとのことです。

参加費は無料ですが、事前に申し込みが必要とのことです。要約筆記があり、また、希望に応じて手話通訳・点字プログラム・磁気ループが用意されるとのことです。

[新宿]シンポジウム11/8「図書館におけるディスレクシアの人への支援」(日本障害者リハビリテーション協会, 2014/10/7)
http://www.jsrpd-blog.org/blog-entry-644.html

シンポジウム:図書館におけるディスレクシアの人への支援
http://kokucheese.com/event/index/218356/

参考:

「東京五輪アーカイブ 1964-2020」が公開

首都大学東京 渡邉英徳研究室と朝日新聞社が共同で、報道写真アーカイブ「東京五輪アーカイブ 1964-2020」を制作し、2014年10月8日に公開しました。

1964年大会当時に朝日新聞社が撮影した5000枚超のストックから厳選した写真を、デジタル地球儀「Google Earth」の三次元地形や建物モデルに重ね、この半世紀における日本人の暮らしや東京の街並みの変遷を可視化し、今に伝えるものとのことです。

渡邉英徳研究室が開発した「多元的デジタルアーカイブズ・シリーズ」の技術等が応用されているとのことです。

東京都庁舎で開催されている「1964年東京オリンピック・パラリンピック50周年記念事業:50周年記念パネル展」(東京都庁舎の1階アートワーク台座では10月8日から14日まで、2階中央では10月8日から21日まで)にて、プロモーション映像が上映されているとのことです。

「東京五輪アーカイブ 1964-2020」を公開しました(渡邉英徳研究室×ネットワークデザインスタジオ, 2014/10/8)
http://labo.wtnv.jp/2014/10/1964-2020.html

東京五輪アーカイブ1964-2020(朝日新聞Digital)
http://www.asahi.com/special/tokyo1964/

講談社、品切れとなっているブルーバックス「Q&A 火山噴火」を期間限定で無料配信

講談社が、2001年に刊行し、現在は品切れとなっているブルーバックス『Q&A 火山噴火』を、編者である日本火山学会の賛同を得て、「はじめに」から第9章までの全10ファイルに分け、PDF形式で全文無料配信しています。2014年11月30日までの期間限定の配信とのことです。

『Q&A 火山噴火』全文無料配信のお知らせ(講談社)
http://bluebacks.kodansha.co.jp/bsupport/kazan.html

品切れ中の講談社ブルーバックス「Q&A 火山噴火」、PDFで全文を緊急無料配信(INTERNET Watch, 2014/10/7)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141007_670236.html

米国国立医学図書館(NLM)が、Zepheira社と契約し、医学件名標目表(MeSH)をLinkded Dataで提供へ

2014年10月6日、Zepheira社が、米国国立医学図書館(NLM)の医学件名標目表(MeSH)をLinked Dataで提供するため、同社と契約したと発表しています。Zepheira社は、NLMがMeSHのボキャブラリをRDFで提供するにあたって、データモデリングやアーキテクチャ、関係者との関わりや、利用統計の分析等について、Linked Dataやセマンティックウェブ分野のコンサルティングを担当するようです。

National Library of Medicine Selects Zepheira to Develop Linked Data Architecture(Zepheira, 2014/10/6)
http://zepheira.com/2014/10/national-library-of-medicine-selects-zepheira-to-develop-linked-data-architecture/

NIHLM2014301-Linked Data Consulting(Federal Business Opportunities)

10月 7日

オープンアクセスの査読誌“Weave: Journal of Library User Experience”が創刊

Michigan Publishingから、オープンアクセスの査読誌“Weave: Journal of Library User Experience”が創刊されました。図書館におけるユーザーエクスペリエンス(User Experience:UX)をテーマとした雑誌とのことです。

初号(Volume 1, Issue 1)に掲載されている記事のタイトルは以下の通りです。

Improving Library User Experience with A/B Testing: Principles and Process
Scott W. H. Young
montana state university

Improving the Library Homepage through User Research—Without a Total Redesign
Amy Deschenes
simmons college

Grassroots UXD in the Library: A Review Essay
Monica Rettig, brock university
Dialog Box

Launching a Native App: Lessons Learned in Academic Libraries

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