アーカイブ - 2014年 10月 21日

日立製作所、石英ガラス内部にブルーレイディスク並みの記録密度でデジタルデータの記録・再生成功、3億年以上のデータ保存可能に

2014年10月20日、株式会社日立製作所が、京都大学大学院工学研究科の三浦清貴研究室と共同で、石英ガラスの内部にブルーレイディスク並みの記録密度となる100層のデジタルデータを記録、再生することに成功したと発表しました。石英ガラスは耐熱性、耐水性に優れているため、石英ガラスを用いたアーカイブは3億年を越えるデータ保存に耐えられるとのことです。

また、九州工業大学と鹿児島大学が共同開発した、11月に打ち上げ予定のはやぶさ2相乗り小型副ペイロード「しんえん2」に、画像・文字列を描画した石英ガラスを搭載することが決定したとのことです。

石英ガラスの内部にブルーレイディスク™並みの記録密度でデジタルデータの記録・再生に成功(日立製作所, 2014/10/20)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2014/10/1020a.html

3億年のデータ保存が可能 石英ガラスに100層記録、容量BD並みに(ITmediaニュース 2014/10/20付け記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/20/news112.html

参考:
日立製作所、石英ガラスを用いたデジタルデータ保存の実用化に向けた記録・再生技術を開発 数億年以上の保存が可能に

IMLS、図書館等の専門家のためのトレーニングや専門能力開発の為のプロジェクトに約130万ドルの助成を行うことを発表

2014年10月16日、米国の博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)が、図書館、博物館、文書館の専門家に役立つトレーニングや専門能力開発の為の3つのプロジェクトに、合計約130万ドルの助成を行うことを発表しました。今回助成が行われるのは以下の機関とのことです。

・Foundation of the American Institute for Conservation of Historic and Artistic Works (FAIC)
・Washington State University
・Educopia Institute

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)、 災害・文献データベース、長岡市災害復興文庫と連携

2014年10月21日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)は、災害・文献データベース(中越防災安全推進機構)と連携し、ひなぎくから、長岡震災アーカイブセンターきおくみらいで所蔵する市民復興団体の活動記録等、新潟県中越大震災に関する書誌データが検索できるようになりました。

また、同日、長岡市災害復興文庫(長岡市立中央図書館文書資料室)とも連携し、ひなぎくから、長岡市災害復興文庫で所蔵する災害復興関連資料の書誌データも検索できるようになりました。

災害・文献データベース(中越防災安全推進機構)~ひなぎく新規追加コンテンツからの紹介(19)(国立国会図書館、2014/10/21)
http://kn.ndl.go.jp/information/336

長岡市災害復興文庫(長岡市立中央図書館文書資料室)~ひなぎく新規追加コンテンツからの紹介(20)(国立国会図書館、2014/10/21)
http://kn.ndl.go.jp/information/338

中越防災安全推進機構
http://c-bosai-anzen-kikou.jp/

長岡市立中央図書館文書資料室
https://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/monjo/index.html

参考:

【イベント】「マレガ・プロジェクト」シンポジウム in 臼杵が開催(11/1・臼杵)

2014年11月1日、臼杵市民会館(大分県)で“「マレガ・プロジェクト」シンポジウム in 臼杵”が開催されます。バチカン図書館において近世豊後地域のキリシタン関係史料約1万点が発見され、日本の研究機関とバチカン図書館が合同で調査研究を行う「マレガ・プロジェクト」がスタートしているとのことです。

シンポジウムでは、今西祐一郎氏(人間文化研究機構理事、国文学研究資料館長)、チェーザレ・パシーニ氏(バチカン図書館長)による挨拶のほか、デリオ・ヴァニア・プロヴェールビオ氏 (バチカン図書館)による報告「バチカン図書館とマレガ神父収集文書について」、松井洋子氏(東京大学史料編纂所)による報告「マレガ神父収集文書の魅力を保存し伝える-調査方法の提案」、佐藤晃洋氏(大分県立先哲史料館)による報告「近世豊後のキリシタン禁制史料の発生システムと伝来」が予定されており、フロアーを交えた意見交換も行われるとのことです。

このシンポジウムはマレガ・プロジェクトの人間文化研究機構(国文学研究資料館、国立歴史民俗博物館)、東京大学史料編纂所、大分県立先哲史料館、バチカン図書館が主催するとのことです。

“「マレガ・プロジェクト」シンポジウム in 臼杵” 開催要項(国文学研究資料館)

国立公文書館が『アーカイブズ』第54号を公開、「さまざまな連携のかたち」を特集

国立公文書館が、『アーカイブズ』第54号をウェブサイトで公開しました。

この号では、「さまざまな連携のかたち」という特集が組まれており、アジア歴史資料センターと大英図書館との共同企画、福井県文書館と図書館の連携を取り上げた記事など7件が掲載されています。また、「公文書管理・公文書館をめぐる動き」では、イギリス国立公文書館の連携事業を取り上げた記事など5件が掲載されています。

アーカイブズ:第54号 (平成26年10月)
http://www.archives.go.jp/about/publication/archives/054.html

NPGとPalgrave Macmillan社、約30,000人の執筆者調査の結果を公開

2014年10月20日、Nature Publishing Group(NPG)とPalgrave Macmillan社がオープンアクセスウィークの一環として、執筆者調査のデータを公開しました。オープンアクセスに関する、執筆者、資金提供者、出版者のより深い相互理解のためにデータを公開したとのことです。

調査は2014年の春に、NPG、Palgrave Macmillan社及びFrontiers社等で論文を書いた研究者を対象として行われたもので、24,773人の科学系執筆者と、5,693人の人文社会科学系執筆者の回答が含まれるとのことです。調査結果は、出版ルートとしてオープンアクセスを選んだ理由など、様々なトピックに関する研究者の意見を明らかにしているとのことです。

Open access to survey of 30,000 authors by Nature Publishing Group and Palgrave Macmillan(NPG, 2014/10/20)
http://www.nature.com/press_releases/oa-week.html

Author Insights 2014(データのダウンロードページ)

Publishers Communication Groupがオープンアクセスにおける組織内での図書館の役割に関する報告書を公開

学術出版コンサルタントをつとめるPublishers Communication Group(PCG)が、オープンアクセス(OA)のための資金や支援業務における組織内での図書館の役割について調査した報告書“Open Access Library Survey: An investigation of the role of libraries in open access funding and support within institutions”を公開しています。

OAモデルにおける図書館の役割等を理解するために実施された調査で、2014年7月から8月にかけて30か国149名から寄せられた回答をもとにしているようです。

The Role of Libraries in Open Access(PCG、Fall 2014)
http://www.pcgplus.com/the-role-of-libraries-in-open-access/

Open Access Library Survey(13ページ、pdf)
http://www.pcgplus.com/wp-content/uploads/2014/09/PCG-Open-Access-Library-Survey-2014.pdf

日本図書館協会、「日本図書館協会認定司書」のロゴマークのデザインを発表

2014年10月21日、日本図書館協会が「日本図書館協会認定司書」のロゴマークのデザインを発表しました。172点の応募作品から、最優秀作品1点、優秀作品2点が選定され、今後は最優秀作品のデザインを使用するとのことです。

日本図書館協会「認定司書」ロゴマークデザインの発表 (日本図書館協会、2014/10/21付け)
http://www.jla.or.jp/committees/nintei/tabid/547/Default.aspx

参考:
日本図書館協会、「日本図書館協会認定司書」のロゴマークのデザインを募集
Posted 2014年1月22日
http://current.ndl.go.jp/node/25294

米国国立医学図書館、2014年のエボラ出血熱の流行に関するウェブコンテンツの収集・保存を開始

2014年10月20日、米国国立医学図書館(NLM)は、2014年のエボラ出血熱の流行に関するウェブコンテンツの収集・保存を開始すると発表しています。

2014年10月1日には、米国内外の、政府、非政府、ジャーナル、医療従事者、科学者が発信するエボラ出血熱の流行に関するウェブサイトやソーシャルメディア上の情報の選択を開始しているそうです。

収集コンテンツは、NLMのウェブコレクション“Global Health Events”の一部となり、オンラインで見ることができるようです。

NLM Launches Web Collecting Initiative to Capture and Preserve Selected Ebola-Related Content(NLM、2014/10/20)
http://www.nlm.nih.gov/news/nlm_web_collecting_ebola_resources.html

Global Health Events
https://archive-it.org/collections/4887

参考:
米国国立医学図書館、エボラ出血熱の流行に関する情報を案内するウェブサイトを開設
Posted 2014年8月26日

バチカン図書館、所蔵する手稿をオンラインで順次公開

2014年10月20日、NTTデータは、デジタル化したバチカン図書館所蔵の手稿が同館のウェブサイトで順次公開されると発表しています。

2014年3月20日に、NTTデータとバチカン図書館が契約を締結したバチカン図書館デジタルアーカイブ事業の成果とのことです。

2018年3月末までに3,000点の手稿類の電子化を進め、順次公開点数を増やしていくようです。

バチカン図書館所蔵手書き文献の正式公開開始~デジタル画像化が完了した文献を時間・場所を問わず閲覧可能に~(NTT DATA、2014/10/20)
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2014/102001.html

Vatican's Manuscripts Digital Archive Now Available Online
- NTT DATA-designed system makes high-definition images accessible worldwide -(NTT DATA、2014/10/20)
http://www.nttdata.com/global/en/news-center/pressrelease/2014/102000.html

Vatican Library