アーカイブ - 2014年 1月 30日

ReadersFirst、図書館の電子書籍配信プラットフォームを評価するためのガイドを公表

公共図書館における電子書籍サービスの改善を呼びかけるグループである“ReadersFirst”が、“ReadersFirst Guide to Library E-Book Vendors”と題するガイドの初版を公表しています。

このガイドは、図書館の電子書籍配信プラットフォームを評価するためのガイドであり、ReardersFirstのワーキンググループにより作成されたものとのことです。評価自体は、ベンダーが2013年春にReadersFirstに提供した自己報告に基づき行われたものとのことです。

レポートでは以下のベンダーの評価が掲載されています。

• Baker & Taylor Axis 360
• EBSCO eBooks
• Gale Virtual Reference Library
• Ingram MyiLibrary
• OverDrive
• ProQuest ebrary
• 3M Cloud Library

なお、プレスリリースによると、調査期間中、ベンダーの製品の品質が向上することも観察されたとのことです。

The Guide to Library Ebook Vendors(2014/1/29付け)

鎌倉文学館、特別展「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン」を開催

2014年2月1日から14日まで、鎌倉文学館で「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン」と題する特別展が開催されます。与謝野晶子の恋の歌の直筆短冊や、芥川龍之介が婚約者に宛てた恋文全文を紹介するパネルなど、鎌倉ゆかりの16人の文豪の恋にまつわる作品等が展示されるとのことです。

「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン」(鎌倉文学館)
http://www.kamakurabungaku.com/event/index.html#11

「惚れちやつた」…文豪の愛の言葉 鎌倉文学館で2月1日からバレンタイン特別展(MSN産経ニュース, 2014/1/28)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140128/kng14012822180010-n1.htm

米国ミズーリ大学図書館の学外書庫所蔵の資料、約60万冊にカビが発生

米国ミズーリ大学図書館の学外書庫の地下に所蔵されている資料のうち、約60万冊にカビが発生していたことが各紙で報じられています。カビ被害は2013年10月に発見され、調査を行った結果、人間の健康を脅す種類のカビではないことが判明したとのことです。

記事によると、同大学図書館長は、カビの除去には1冊あたり3ドルの費用がかかるため、救出できる資料は被害にあったうちの半分以下となり、1870年以前に刊行された資料を残したいと述べているとのことです。

600,000 University of Missouri library books damaged by mold (Fox News, 2014/1/29付け記事)
http://www.foxnews.com/us/2014/01/29/600000-university-missouri-library-books-damaged-by-mold/?intcmp=latestnews

600,000 University Of Missouri Books Damaged By Mold At Off-Campus Facility (University Herald, 2014/1/29付け記事)

米国図書館協会、“National Impact of Library Public Programs Assessment”(NILPPA)を実施

米国図書館協会(ALA)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの資金提供により、1年間のプロジェクト“National Impact of Library Public Programs Assessment”(NILPPA)を実施すると発表しています。このプロジェクトは、図書館において実施されている各種プログラム(非公式教育の文脈のもの)の性格、利用者、アウトカム、価値について実証するための包括的な研究課題(リサーチアジェンダ)を開発することを目的としたものとのことです。

助成期間中、NILPPAは、2つのフェーズで進めていくとのことです。第1のフェーズは、予備調査で、インパクトのエビデンスを示す既存のデータを分析するもの、第2のフェーズは、図書館により実施されているプログラムの個々のインパクト及び集合的なインパクトを実証することのできるリサーチアジェンダを実行するための優先順位や、モデル、アクションプランを作成する段階で、主要なステークホルダーと協同で進めていくものとのことです。

第2のフェーズについては、既にステークホルダーとの会議が1月24日に開催され、次回は5月に予定しているそうです。

“Europeana 1914-1918”、公開

2014年1月28日、“Europeana 1914-1918”が公開されたことがアナウンスされています。このサイトは欧州における第一次世界大戦に関する資料を公開するもので、欧州20カ国の、約3年間に資料収集等の活動の成果であるとのことです。以下のような資料が公開されているとのことです。

・40万点の貴重資料(Europeana Collections 1914-1918 )
・660時間分の映像資料(European Film Gateway 1914)
・約7,000人、90,000点の個人的な文書や記念品(民間人から収集したもの)(Stories from the public)

Europeana 1914-1918
http://www.europeana1914-1918.eu/

Press Release / The First World War Centenary: the site that brings all sides together launches in Berlin(Europeana, 2014/1/28付け)
http://pro.europeana.eu/pressrelease/29jan

ドイツ語プレスリリース

【イベント】筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター公開シンポジウム「大災害における文化遺産の救出と記憶・記録の継承2014 -被災文化遺産の救出と“その後”-」(3/15・筑波)

日本アーカイブズ学会のウェブサイトによると、2014年3月15日、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターが、「大災害における文化遺産の救出と記憶・記録の継承2014 -被災文化遺産の救出と“その後”-」をテーマにシンポジウムを開催するとのことです。

筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターは、2013年にシンポジウム「大災害における文化遺産の救出と記憶・記録の継承―地域コミュニティの再生のために―」を開催し、文化遺産救出・保全活動の現場における現状と課題を共有したとのことです。今回のシンポジウムは、その第2弾として、救出・保全された被災文化遺産の“その後”、すなわち資料の整理、地元への返還、情報発信等をめぐる活動の現状と課題に関する報告を行い、報告者及び参加者による意見交換を通じて、情報及び課題を共有するとのことです。

シンポジウム 大災害における文化遺産の救出と記憶・記録の継承 2014 — 被災文化遺産の救出と”その後” —(筑波大学)
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/disasterSympo2014/

シンポジウム詳細(筑波大学)
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/disasterSympo2014/sympo2014.pdf

紫波町図書館、「こんびりカフェ」を開催:農業に関係する人が仕事や団体の垣根を超えて気軽にテーマを語り合うサロン

紫波町図書館が、2014年1月29日、「こんびりカフェ-第1回 手にとりたくなる仕掛けって?」を開催したとのことです。

紫波コンシェルジュに掲載された記事によると、こんびりとは、紫波の方言で、農作業の合間の骨休みにお餅などの中間食をとる「小昼(こびる)」という習慣のことだそうです。「こんびりカフェ」は、その「こんびり」のように、仕事、団体の垣根を越えて気軽にテーマを話し合う場として企画されたもので、企画は、紫波町図書館とJAいわて中央企画管理部企画課の職員によるものとのことです。

第1回のテーマは「手にとりたくなる仕掛けって?」で、町内・近隣市町村の就農者や、紫波町の農林課、企画課も参加し、テーマについての意見交換が行われたとのことです。POP広告の書き方についての議論や、図書館で借りることのできる本の紹介などが行われたようです。

手に取りたくなる仕掛け(紫波コンシェルジュ、2014/1/29付け)
http://ogal-info.com/blog/archives/16994

参考:
マルシェでレシピ本との出会いを:紫波町図書館が隣接する紫波マルシェにPOPを提供する試み Posted 2013年10月2日
http://current.ndl.go.jp/node/24497

危機的な状況におけるインターネット情報の評価のためのハンドブック(文献紹介)

European Journalism Centreから、人道主義的な危機的状況が発生した時に、ユーザによって作成されるインターネット上のコンテンツをどのように利用するかについてのハンドブック“Internet Verification Handbook”が刊行されました。

危機的な状況においては、ソーシャルネットワークは、次々に更新される、助けを求める情報、新しい状況のレポート、支援情報などであふれかえります。群衆から提供される情報をどのように評価し、利用するかについてのアドバイス、また、ニュース編集室などに災害時の備えを促す実用的なアドバイスを提示するものとのことです。BBCなど世界の第一級の報道機関の実務者の経験に基づいて作成されているとのことです。

ジャーナリストが主要な対象となっていますが、市民記者、救助対応者、ボランティアなど、また、ソーシャルメディアの学術的な研究者にも価値ある資料であるとのことです。

全文が無料で公開されています。

Verification Handbook -A definitive guide to verifying digital content for emergency coverage
http://verificationhandbook.com/book/

英国の図書館関係のブログに、千葉県浦安市立中央図書館への訪問記が掲載

英国の図書館関係のブログ“Public libraries news”に、Sue Charteris氏が千葉県浦安市立中央図書館を訪問した際の訪問記が掲載されています。同氏は、英国の公共図書館関係者の間で、英国ウィラルの図書館閉鎖に関するレポート“Wirral libraries inquiry report of 2009”で果たした役割がよく知られているとのことです。

エプロンをした職員が利用者を迎える様子や、英国の公共図書館と違って10%以上の公共図書館のサービスが民間企業によってなされていることの指摘など、英国の公共図書館関係者の目にうつった日本の公共図書館の様子が記されています。