アーカイブ - 2014年 1月 27日

カイロの自動車爆発事件で、エジプト国立図書館・公文書館に被害

エジプトのカイロ中心部にある警察本部前で、2014年1月24日朝、爆弾を積んだ自動車が爆発し、エジプト国立図書館・公文書館が被害を受けたと報道されています。

同館の照明や換気システム、イスラム建築様式のファサードなどが破壊され、貴重なマニュスクリプト7点、パピルス写本3点なども被害を受けたとのことです。

Bomb damages Egypt's National Library and Archives(Ahram, 2014/1/24付け)
http://english.ahram.org.eg/News/92430.aspx

ProQuest社、“South China Morning Post”を創刊号からデジタル化し“Historical Newspapers”コレクションに追加

2014年1月24日、ProQuest社がデジタル化した“South China Morning Post”を“Historical Newspapers”に追加したと発表しました。

“South China Morning Post”は、1903年創刊で、香港、中国、アジア全体に影響を与えた主要紙とのことです。1903年の創刊から1991年までのフルテキスト及び、広告や社説、風刺画や写真などの新聞全体も検索できるとのことです。

ProQuest Unlocks the Archives of South China Morning Post for Researchers
http://www.proquest.com/en-US/aboutus/pressroom/14/20140124b.shtml

数値で見る2013年の米国議会図書館

2014年1月23日、米国議会図書館(LC)が2013年会計年度の統計数値を公表しました。以下のような数値等が紹介されています。

2013年会計年度にLCは、
・議会からの636,000件以上のレファレンス質問に答え、議会に対して図書館蔵書から約23,000冊をデリバリーした。
・496,599件の著作権の申し立てを登録した。
・513,946件の個人に対するレファレンスサービスを行った。

The Library of Congress by the Numbers in 2013
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-009.html

参考:
米国議会図書館(LC)、2012会計年度の年報を公開
Posted 2013年5月27日
http://current.ndl.go.jp/node/23579

米国議会図書館(LC)、2011会計年度の年報をウェブで公開
Posted 2012年8月27日
http://current.ndl.go.jp/node/21690

米国議会図書館(LC)、2010会計年度の年報をウェブで公開
Posted 2011年9月22日
http://current.ndl.go.jp/node/19143

LC、2008会計年度の年報をウェブで公開

【イベント】シンポジウム「脚本アーカイブズ 一般公開へ向けて - アーカイブの現在と未来」開催(2/11・東京)

2014年2月11日に、脚本アーカイブズ・シンポジウムの第4弾として、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが主催する「脚本アーカイブズ 一般公開へ向けて -アーカイブの現在と未来」と題するシンポジウムが開催されます(入場無料)。会場は東京大学本郷校舎福武ホールです。開会にあたっては、脚本家であり、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム代表の山田太一氏の挨拶、ついで、青柳正規文化庁長官、大滝則忠国立国会図書館長よりそれぞれ挨拶があるとのことです。

第1部では基調講演として、上滝徹也氏の『脚本文化を子どもたちへ』、福井健策氏の『アーカイブ公開に関わる法的諸問題と解決の方向性』が予定されています。また第2部は、『脚本アーカイブの未来に向けた方向性』をテーマとし、吉見俊哉氏を司会に、岡室美奈子氏、重村一氏、西村与志木氏、福井健策氏をパネリストしたシンポジウムが予定されています。

脚本アーカイブズシンポジウム 第四弾!(日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム)
http://www.nkac.jp/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0-new/

参考:
【イベント】脚本アーカイブズ・シンポジウム-脚本アーカイブズは「誰のため」「何のため」?『記憶』を『記録』し、構想する(2/14・東京)

図書館とウィキペディアのこれからの関係(記事紹介)

The Digital Shift(Library Journal誌)で、2014年1月25日、“Librarypedia: The Future of Libraries and Wikipedia”と題する記事が掲載されています。記事は、Jake Orlowitz氏(Wikimedia Foundation Grantee and Lead Coordinator of The Wikipedia Library)らによるものです。

図書館がWikipediaの使用を避けるように推奨していた状況は変わってきたとしつつ、Wikipediaの編集者と図書館やオープンアクセスの情報源、有料のデータベース等とを結びつけることを掲げ各種の活動を行っているWikipedia Libraryや、Wikipedia Visiting Scholarプログラム、WorldCat KnowledgeBase APIについて紹介しつつ、Wikipedia Libraryが今後模索していく活動領域がFuture Focusとして列挙されています。

Future Focusに列挙されているものには、以下のようなものが含まれています。
・Wikipedia編集者からの質問に答えることにおいて、レファレンスライブラリアンをかかわらせること

英国図書館(BL)、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)、学術図書の将来をテーマとした研究プロジェクトの開始へ

2014年1月24日、英国図書館(BL)は、英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council: AHRC)の支援を受け、“The Academic Book of the Future”という研究プロジェクトを開始するとのことです。

このプロジェクトは、オープンアクセス出版と変化するデジタル環境の文脈において、学術図書の将来についての研究ということです。ケンブリッジ大学のAnne Jarvis氏を中心とし、2014年10月から2年間で実施されるとのことです。

このプロジェクトでは、下記のような分野での、研究プロセスにおける主要な変化についての知識を広めるというニーズに応えることを目的としています。

・技術的なプラットフォームと学術著作の著者との関わり
・成果物のフォーマットの変化
・デジタル環境下における連携のあり方
・出版前後のソーシャルメディアの利用
・品質、価値体系とそのあり方(ピアレビュー、引用など)
・グローバルな研究の生態系への示唆

このプロジェクトでは、「モノグラフ」などの伝統的な学術書だけでなく、校訂版なども対象とすること、また、人文学領域のテキストベースの成果物に限らず、舞台芸術研究におけるビデオや音声なども検討の対象とするということです。

米国議会図書館、読書を薦めるオンラインゲーム“Readers to the Rescue”を発表

2014年1月24日、米国議会図書館(LC)が、読書を薦めるオンラインゲーム“Readers to the Rescue”を公開しました。このゲームはLCとBrigham Young University(BYU)及び米国公共広告機構(Ad Council)の共同プロジェクトにより作成されたもので、ゲームをプレイすることにより、「赤毛のアン」や「不思議の国のアリス」等、児童向けの古典作品36点をオンラインブックで読むことができるようになるとのことです。

“Readers to the Rescue” Online Game Encourages Young People to Read Classic Books
Now Available on Read.gov (LC, 2014/1/24)
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-011.html?loclr=rssloc

ギリシャの国営放送局(ERT)がウェブアーカイブを公開

2014年1月24日、ギリシャの国営放送局(ERT)がウェブアーカイブを公開したことが報じられています。ドキュメンタリー、報道番組、ラジオ放送の音声ファイル等のアーカイブが利用できるとのことです。

Greek Public TV Archives Go Online(Greek Repoter,2014/1/24付け記事)
http://greece.greekreporter.com/2014/01/24/greek-public-tv-archives-go-online/

Η ραδιοτηλεοπτική μας κληρονομιά(ERT)(ギリシャ語)
http://www.hprt-archives.gr

日本原子力研究開発機構、NDL、IAEAと連携し、東京電力福島第一原子力発電所事故関連情報アーカイブ化への取組みを本格化

2014年1月24日、独立行政法人日本原子力研究開発機構は国立国会図書館(NDL)と国際原子力機関(IAEA)と連携し、東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故関連情報アーカイブ化への取組みを本格化すると発表しました。

発表のポイントは以下のように示されていました。

・散逸・消失等が懸念される福島第一原発事故関連情報アーカイブ化への取組みを本格化。
・国立国会図書館との連携によるインターネット情報の恒久的なアクセス確保。
・国際原子力機関が作成した分類(タクソノミー)の活用による情報整理。
・国立国会図書館、国際原子力機関との連携による情報発信の拡大。

また、以下のとおり、想定されている具体的な実施内容が示されています。

(1)福島第一原発事故に係る調査研究等に有用なインターネット情報の恒久的なアクセスを確保するため、国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)を活用します。
収集した情報は、(2)IAEAが策定した原子力事故情報に関する分類(タクソノミー)を活用し体系的に整理、メタデータ化します。
そして、(3)国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)やIAEAの国際原子力情報システム(INIS)等の国内外情報データベースと連携させ、情報発信の拡大を図ります。

国立国会図書館、1月27日から「視覚障害者等用データ送信サービス」を開始

国立国会図書館は、2014年1月27日から、視覚障害者等の方を対象とした「視覚障害者等用データ送信サービス」を開始しました。

ご利用いただけるデータは、次の通りです。
・国立国会図書館が製作した「学術文献録音図書DAISY資料」のデータ(約840点)
・公共図書館が製作し国立国会図書館が収集した音声DAISYデータ・点字データ

ご利用いただけるのは、視覚障害者その他視覚による表現の認識に障害のある方です。利用方法は、お近くの図書館で利用する方法、個人でお持ちの機器で利用する方法の2種類があります。

「視覚障害者等用データ送信サービス」開始のお知らせ
http://www.ndl.go.jp/jp/service/support_news.html

オープンアクセス学術出版協会(OASPA)にProQuest社が加盟

2014年1月24日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)に ProQuest社が加盟しました。2014年1月27日現在、商業出版社、学術出版社や関連機関など81機関がOASPAに加盟しているようです。

ProQuest Joins Open Access Scholarly Publishers Association (ProQuest)
http://www.proquest.com/en-US/aboutus/pressroom/14/20140124a.shtml

Open Access Scholarly Publishers Association:Members(OASPA)
http://oaspa.org/membership/members/

HathiTrust、2013年の年次活動報告をウェブに掲載

2014年1月24日、HathiTrustが2013年の年次活動報告をウェブに掲載しています。米国デジタル公共図書館(DPLA)や,デジタル保存ネットワーク(DPN)との共同のほか、新たにカナダやオーストラリアを含む14機関との連携があったことなどが紹介されています。また、連携機関は278,766件をリポジトリに登録し、そのうち、263,525件はパブリックドメインであったとのことです。

なお2013年の新たな連携先は以下の14機関です。
・Allegheny College
・Brown University
・Colby College
・Temple University
・Tufts University
・University of Alabama
・University of Alberta (カナダ)
・University of British Columbia (カナダ)
・University of Houston
・University of Massachusetts
・University of Oklahoma
・University of Queensland (オーストラリア)
・University of Tennessee, Knoxville