アーカイブ - 2014年 1月 10日

東京都立図書館が「資料防災マニュアル」を公開

東京都立図書館が、2013年12月、資料救済に特化した「資料防災マニュアル」を公開しました。「東京都立図書館運営方針」(2002年4月1日)、「東京都立図書館資料保存方針」(2002年7月15日)、及び「東京都立図書館資料保存ガイドライン」(2010年8月1日)に基づき、都立図書館の資料を将来にわたり適切に保存していくことを目的に、地震及び風水害等の災害により図書館資料に被害が発生した場合の対処方針を定めたものとのことです。

下記の7種類のマニュアルが紹介されています。

(1)水濡れ(水損)マニュアル(PDF108KB)
(2)地震による資料落下、ガラス飛散対応マニュアル(PDF101KB)
(3)別紙1 被災資料救済セット(PDF90KB)
(4)別紙2 トリアージフロー図(PDF75KB)
(5)別紙3 自然空気乾燥法(PDF422KB)
(6)別紙4 脱気(脱酸素)処理法(PDF688KB)
(7)別紙5 被災記録票(31KB)

災害対策(資料防災マニュアル)
http://www.library.metro.tokyo.jp/about_us/syusyu_hozon/siryou_hozon/tabid/3814/Default.aspx

東京都立図書館 資料保存ガイドライン 平成22年7月29日(22中図サ資第66号)

デジタル時代の人文学の蔵書構築に向けて:人文学の研究者は紙媒体と電子媒体の資料をどう使い、どう認識しているのか(文献紹介)

大学・研究図書館協会(ACRL)の刊行する“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.75, no.1に、Sarah Buck Kachaluba氏らによる記事“Developing Humanities Collections in the Digital Age: Exploring Humanities Faculty Engagement with Electronic and Print Resources”が掲載されています。

この記事では、人文学分野の研究者が紙媒体と電子媒体の資料をどのように使用し、それぞれの長所と短所をどのように認識しているのかについて量的・質的な側面から行った調査が報告されています。調査の手法としては、人類学、美術史、古典、英語、現代言語、哲学、宗教、歴史の各分野の研究者200人に対してオンライン調査を行い(有効回答数101)、10人を対象にインタビュー調査を行ったとのことです。

Developing Humanities Collections in the Digital Age: Exploring Humanities Faculty Engagement with Electronic and Print Resources

韓国の文化財庁、韓国の文化遺産の情報を提供するポータルサイトを公開

2014年1月1日、韓国の文化財庁が、韓国の文化遺産の情報を提供するポータルサイトを公開しました。文化遺産の写真や動画、調査研究資料、出土遺物の資料等のデータへ統合的にアクセスできるとのことです。

국가문화유산포털 (Korea National Heritage Online)
www.heritage.go.kr

Portico、Knowledge Unlatchedと提携し電子書籍を保存

2014年1月9日、電子リソースのアーカイブサービスを提供しているPorticoが、学術出版物のオープンアクセス出版を支援するKnowledge Unlatchedと提携し、オープンアクセスで出版された“The Knowledge Unlatched Pilot Collection”の電子書籍をPorticoにアーカイブすると発表しました。

“The Knowledge Unlatched Pilot Collection”には、Cambridge University PressやUniversity of Michigan Pressなど13の学術出版社の28冊の新刊が含まれているとのことです。また、Knowledge Unlatchedは、CLOCKSSとも提携して、電子書籍のアーカイブを行っているとのことです。

Knowledge Unlatched to Preserve E-books with Portico(Portico, 2014/1/9付けの記事)
http://www.portico.org/digital-preservation/news-events/news/general-news/knowledge-unlatched-to-preserve-e-books-with-portico

W3C Government Linked Data Working Groupが"Best Practices for Publishing Linked Data"を公表

2014年1月9日、W3C Government Linked Data Working Groupが政府のオープンデータをLinked Open Dataとして開発し、流通を促進するためのベストプラクティス"Best Practices for Publishing Linked Data"を公表しました。

Best Practices for Publishing Linked Data
http://www.w3.org/TR/2014/NOTE-ld-bp-20140109/

参考:
CA1746 - 動向レビュー:Linked Dataの動向 / 武田英明 カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1746

国立国会図書館、図書館向けデジタル化資料送信サービスを2014年1月21日から開始

国立国会図書館は、図書館向けデジタル化資料送信サービスを2014年1月21日から開始します。

2012年の著作権法改正により、国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料について、全国の図書館に送信することが可能となりました。これまで国立国会図書館の施設(東京本館、関西館、国際子ども図書館)内での利用に限られていたデジタル化資料を、今後は最寄りの公共図書館等(国立国会図書館の承認を受けた図書館に限ります。)で利用できるようになります。

利用できる資料は、国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手困難な資料です。サービス開始時点で、約131万点です。

サービスを利用できる図書館は、公共図書館、大学図書館等、著作権法第31条第1項の適用を受ける図書館等のうち、国立国会図書館に利用申請を行い、承認を受けた図書館です。2014年1月10日現在、93館から利用申請があり、これらの図書館で順次利用できるようになる見込みです。

詳しくは、図書館向けデジタル化資料送信サービスのページ、また、2014年1月10日に国立国会図書館が公開した図書館向けデジタル化資料送信サービスの開始のプレスリリースをご覧ください。

図書館向けデジタル化資料送信サービス(国立国会図書館)

【イベント】研究成果報告会「イーリサーチとオープンアクセス環境下における学術コミュニケーションの総合的研究」が開催(2/8・東京)

2014年2月8日に、2011-2013(平成23-平成25)年度科学研究費補助金基盤研究(B)「イーリサーチとオープンアクセス環境下における学術コミュニケーションの総合的研究」の研究成果報告会が、慶應義塾大学三田キャンパスで開催されます。オープンアクセスジャパンに掲載されたプログラムによると、以下の報告が予定されています。

安定期を迎えた生物医学分野のオープンアクセス / 森岡倫子氏(国立音楽大学附属図書館)
東日本震災後の日本人の科学技術医学情報に対するニーズと探索行動 / 松林麻実子氏(筑波大学図書館情報メディア系)
日本における健康医学情報の探索2013:2008年調査との比較 / 酒井由紀子氏(慶應義塾大学文学部)
患者の「医学論文」の読み方 / 國本千裕氏(千葉大学アカデミック・リンク・センター)
なぜエルゼビアはボイコットを受けるのか / 上田修一氏(前慶應義塾大学),横井慶子氏(東京工業大学附属図書館)
電子ジャーナルのビッグディールの功罪 / 加藤信哉氏(筑波大学附属図書館)
Nature,Science信仰は存在するのか / 林和弘氏(科学技術・学術政策研究所)
研究者にとってデータ共有とは何を意味するのか / 倉田敬子氏(慶應義塾大学文学部)
研究者による研究データ共有の動向 / 三根慎二氏(三重大学人文学部)(資料のみ)

【イベント】国際シンポジウム「ビッグデータ時代の図書館の挑戦 ―研究データの保存と共有」(2/5・東京)

2014年2月5日、国立国会図書館東京本館において、国際シンポジウム「ビッグデータ時代の図書館の挑戦 ―研究データの保存と共有」を開催します。

ペーター・レーヴェ氏(ドイツ国立科学技術図書館・ハノーファー大学図書館研究開発部門長)の基調講演「ドイツ国立科学技術図書館の戦略:研究データの保存と共有」のほか、レーヴェ氏と喜連川優氏(国立情報学研究所長・東京大学生産技術研究所教授)、村山泰啓氏(情報通信研究機構統合データシステム研究開発室長・京都大学生存圏研究所客員教授)による鼎談「研究データ・マネージメントの将来像:図書館ができること」などを開催します。

国内における研究データの共有化の実際の事例報告などもあり、学術情報流通における研究データのアーカイブと共有化について広くとりあげるシンポジウムです。

参加は無料ですが、事前に申し込みが必要です。

国際シンポジウム「ビッグデータ時代の図書館の挑戦 ―研究データの保存と共有」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20140205sympo.html

関連:
German National Library of Science and Technology University Library Hannover