2014年1月30日、米国議会図書館(LC)が、"Finding Our Place in the Cosmos: From Galileo to Sagan and Beyond"と題する、宇宙モデルの歴史、地球外生命体のアイデアの歴史、米国の天文学者でSF作家であったカール・セーガンの作品等をテーマとしたオンラインコレクションを公開しました。2013年11月にLCが公開したアーカイブコレクション"Carl Sagan and Ann Druyan Archive"から選ばれた資料及び、LC所蔵の科学関係のコレクションから、貴重書、手稿、天体地図、初期のSF作品等、約300点の資料をオンラインで閲覧できるとのことです。
米国下院の司法委員会の小委員会(Subcommittee on Courts, Intellectual Property, and the Internet)で、2014年1月28日、フェアユースに関する公聴会が行われました。これに関して、図書館著作権同盟(Library Copyright Alliance:LCA)の声明が公表されています。
また、2012年1月に北米研究図書館協会(ARL)が公表した、大学・研究図書館におけるフェアユースに関するベストプラクティスをまとめた文書“Code of Best Practices in Fair Use for Academic and Research Libraries”にも触れられているとのことです。
米Library Journal誌に、2014年の最優秀小規模図書館“Best Small Library in America”が紹介されており、コロラド州のパイン・リバー図書館(Pine River Library )が受賞したとのことです。この賞は、同誌がビル&メリンダゲイツ財団と共同で毎年発表している、人口25,000人以下のコミュニティをサービス対象とする小規模図書館を表彰するというものです。
また、それだけでなく、スペースを建物の外にも拡張し、2013年10月に“The Living Library”と称する広さ1600平米弱のアウトドアスペースを開設したそうです。ここでは、24区画のコミュニティ・ガーデン(菜園)や果樹園、5つの野外学習スペースなどがあり、また貸出用のアウトドア用品も用意しているとのことです。
地域の人達が多くの労力やギフトを提供しており、館長のAmy Dodson氏は、“コミュニティが図書館を建てた”(the community built the library)と表現しています。
米国図書館協会(ALA)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの資金提供により、1年間のプロジェクト“National Impact of Library Public Programs Assessment”(NILPPA)を実施すると発表しています。このプロジェクトは、図書館において実施されている各種プログラム(非公式教育の文脈のもの)の性格、利用者、アウトカム、価値について実証するための包括的な研究課題(リサーチアジェンダ)を開発することを目的としたものとのことです。
・40万点の貴重資料(Europeana Collections 1914-1918 )
・660時間分の映像資料(European Film Gateway 1914)
・約7,000人、90,000点の個人的な文書や記念品(民間人から収集したもの)(Stories from the public)
Press Release / The First World War Centenary: the site that brings all sides together launches in Berlin(Europeana, 2014/1/28付け) http://pro.europeana.eu/pressrelease/29jan