アーカイブ - 2013年 9月

9月 10日

【イベント】JLA分類委員会、「日本十進分類法新訂10版」第2回試案説明会を開催(11/12・東京)

2013年11月12日に日本図書館協会(JLA)分類委員会では、「日本十進分類法新訂10版」第2回試案説明会を開催します。内容は、改訂方針の確認、進捗状況、刊行までの予定、公表された試案(1,4,6,8,9類等)の概説、懸案事項に関する意見聴取、意見交換等となっています。

参加は無料ですが、資料は有料です。また、事前に参加申込が必要となっています。

JLA図書館イベントカレンダー
「日本十進分類法(NDC)新訂10版」第2回試案説明会
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx

本としてのゲーム:専門知識に基づいた大学図書館のためのゲーム選書(文献紹介)

このほど刊行されたThe Journal of Academic Librarianshipに“Game as Book: Selecting Video Games for Academic Libraries based on Discipline Specific Knowledge”という論文が掲載されています。執筆者は、カタールのカルガリー大学のChristopher M. Thomasa氏、カナダのカルガリー大学のJerremie Clydeb氏の二人です。

この論文は、近年の学術研究におけるテレビゲームの使用を背景に、大学図書館でのテレビゲームの蔵書構築をテーマとしたものです。論文では、テレビゲームは、主にフォーマットの観点から収集が行われているとし、それを踏まえてテレビゲームが専門分野(ここでは歴史学)の知識にどれほど結びついたものかを評価しています。また最後には、大学図書館がテレビゲームの専門領域に基づいて、テレビゲームを蔵書に加えるべきとしているようです。

Game as Book: Selecting Video Games for Academic Libraries based on Discipline Specific Knowledge (The Journal of Academic Librarianship)

ハーバード大の2011年東日本大震災デジタルアーカイブが新機能・コンテンツを追加 トップページも新調

ハーバード大学が進めている2011年東日本大震災デジタルアーカイブが、トップページを新調し、さらに機能やコンテンツを新たに追加したと発表しました。

トップページには、ユーザがアーカイブの資料から作成した「マイ・コレクション」を更新すると更新される「新しいコレクション」のスライドショーの機能等が追加されています。

その他の新機能には、ユーザが自ら資料の説明の翻訳し、翻訳内容を公開出来る“Translate”ボタンが設置されたほか、今後初秋にも、ブラウザのツールバーから直接資料をアーカイブに投稿するためのブックマークレットと、アーカイブ資料をもとにマルチメディアのスライドショーを簡単に作成出来るプレゼン編集ツールが公開される予定とされています。

さらに、朝日新聞社の“Asahi Asia & Japan Watch”から英語の全文記事が、時事通信や毎日・読売・産経新聞等の報道サイトより日本語のニュース見出しが、NHKより日本語のニュース動画が追加されているとのことです。

2011年東日本大震災デジタルアーカイブ
http://jdarchive.org/en/home

BBC Radio 4で公共図書館に関する番組“Our Libraries: The Next Chapter”を放送

英国放送協会(BBC)のBBC Radio 4で、公共図書館に関する番組が2回にわたって放送されます。この番組は“Our Libraries: The Next Chapter”と題するもので、エピソード1は2013年9月4日にすでに放送されており、アーカイブを聞くことができます。またエピソード2は9月11日に放送される予定となっており、9月3日に開館したバーミンガム公共図書館が取り上げられるようです。

Our Libraries: The Next Chapter(Episode 1)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b038xx7b

Our Libraries: The Next Chapter(Episode 2)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b039q5dv

EBSCO社、ビジネスに関する電子書籍パッケージ“eBook Business Collection”の提供を開始

2013年9月9日、EBSCO社が、ビジネススクールの図書館等向けの電子書籍パッケージ“eBook Business Collection”の提供開始についてニュースリリースを出しています。

このパッケージでは、マーケティング、ファイナンス、サプライチェーン・マネジメント、アントレプレナーシップなどのトピックに関する書籍9,400冊以上を収載しているとのことで、コンテンツは定期的に追加されるとのことです。

EBSCO Information Services Launches eBook Business Collection(EBSCO, 2013/9/9付)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/ebsco-launches-ebook-business-collection

ProQuest社、図書館の支出傾向等に関する調査レポートを公表

ProQuest社とUnisphere Research社が、2013年9月6日、図書館の支出傾向や予算のトレンド・優先順位に関するレポートとして、“Libraries: At the Epicenter of the Digital Disruption”を公表しています。

ProQuest社のブログ等によると、このレポートは、公共図書館、大学図書館等の館長や管理者など796人に対し、2013年及び2014年の支出の予測や傾向を尋ねた調査の結果をまとめたもので、主な結果として以下のようなことが明らかになったとのことです。

・図書館の予算は回復しつつある、あるいは現状維持の状態にある。
・4分の3の図書館で電子情報源への需要が高まっている。
・テクノロジーを基盤としたとしたアクセスを提供することが最も優先すべき事項となっている。

New LRG Library Spending Report Now Available(ProQuest Blog, 2013/9/6付け)
http://corporate.blogs.proquest.com/blog/proquest/new-lrg-library-spending-report-now-available/

携帯電話で図書館の利用をもっと身近に:ロングアイランドの図書館、地元のIT会社の開発したCapiraMobileを採用

米国ニューヨーク州のロングアイランドの公共図書館であるJericho Public Library、Hampton Library、Mattituck-Laurel Libraryが、同地に本拠を置くCapira Technologies社の携帯アプリCapiraMobileを採用し、サービスを提供しているとのことです。The Digital Shiftで、9月6日付けで紹介されています。

CapitalMobileでは、携帯端末から図書館カード登録を行うためのアプリ、携帯端末を図書館カードとして利用するためのアプリ、ISBNをカメラでスキャンして図書館の目録DBを検索することを可能にするアプリなどを提供しています。

The Digital Shiftの記事によると、10代の子どもが、図書館カードを忘れることが多い一方で携帯は忘れず持っていることから、このサービスを開始しようと考えたようです。

Long Island Libraries Roll Out New Custom App(The Digital Shift, 2013/9/6付け)
http://www.thedigitalshift.com/2013/09/mobile/long-island-libraries-roll-out-new-custom-app/

明治大学の米沢嘉博記念図書館と日本SF作家クラブ、展示会「SFと未来像」を開催

明治大学の米沢嘉博記念図書館と、2013年に創立50周年を迎える日本SF作家クラブが、9月1日から29日にかけて、「SFと未来像」展を開催しています。「SFと社会的に流布されてきた未来像との相関に焦点を合わせ、その時代ごとの変遷と、これから造られる現実の未来へのヴィジョンを,原画などにより展示」するとのことです。

なお、この展示会の期間中、明治大学米沢嘉博記念図書館では、「小松左京『日本沈没』‐未来へのヴィジョン‐」も10月6日まで開催しています。

「SFと未来像」展(明治大学米沢嘉博記念図書館)
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-miraizo.html

「SFと未来像」展(2013.09.01~09.29)
http://sfwj50.jp/events/2013/09/sf-miraizo-20130901-0929.html

9月 9日

米国のinfopeopleが、公共図書館とホームレスに関する法律についてウェビナーを開催(9/17)

2013年9月17日に、カリフォルニアの図書館員に研修サービスを行っているInfopeopleが、“Public Libraries and the Homeless: Legal Issues”と題するウェビナーを開催するとのことです。ホームレスの人たちの権利に関する法律や、倫理に関する声明などが説明されるようです。

講師はブログ“LibraryLaw Blog”を運営しているMary Minow氏です。

Public Libraries and the Homeless: Legal Issues
http://infopeople.org/training/public-libraries-and-homeless-legal-issues

LibraryLaw Blog
http://blog.librarylaw.com/

“近所の図書館”に賞を贈ろう:ニューヨークで、NYC Neighborhood Library Awardsが選定中

ニューヨーク市で、“NYC Neighborhood Library Awards”という賞の選定が行われています。

この賞は、Charles H. Revson Foundationが、ニューヨークの公共ラジオWNYCの番組“Brian Lehrer Show”と協力して初めて実施するもので、同市にある3つの図書館システム(ブルックリン公共図書館、ニューヨーク公共図書館、クイーンズ図書館)の分館の中から、地域に重要な役割を果たしている図書館を選ぶ、というもののようです。

その第1段階として、2013年5月20日から7月1日まで、ニューヨーカーからの推薦をウェブで受け付けたところ、4,310件の推薦があったとのことです。この結果、ファイナリストとして10館が選ばれ、9月4日付けでそのリストが公開されています。さらにここから5館が選ばれ、受賞館には10,000ドル、他の5館には5,000ドルが贈られるとのことです。

Finalists announced for first-ever NYC Neighborhood Library Awards on WNYC's Brian Lehrer Show!(Charles H. Revson Foundatio、2013/9/4付け)

「はだしのゲン」の利用制限:全国学校図書館協議会が声明文を発表

2013年9月9日、全国学校図書館協議会は、松江市における「はだしのゲン」の利用制限等に関する問題について声明文を発表しています。声明文は9月2日付けのもので、機関誌『学校図書館速報版』9月15日号にも掲載しているとのことです。

「はだしのゲン」の利用制限等に対する声明 (PDF)
http://www.j-sla.or.jp/pdfs/seimei-hadashinogen.pdf

「はだしのゲン」の利用制限等に対する声明 (全国学校図書館協議会 2013/9/9付けの記事)
http://www.j-sla.or.jp/news/sn/post-3.html

ワシントン州の公文書館の資料が大雨により浸水、資料の復旧作業を実施

米国ワシントン州の公文書館の記録センターで、大雨の影響により、700点ほどの資料が濡れる被害があったとのことです。被害を受けた資料はフリーズドライにより復旧作業が進められており、記録が失われることはないようです。

Archives rescues damaged docs after flooding(Washington Office of the Secretary of States' blog, 2013/9/6付け)
http://blogs.sos.wa.gov/FromOurCorner/index.php/2013/09/archives-rescues-damaged-docs-after-flooding/
※写真付き

Washington State Archives
http://www.sos.wa.gov/archives/

北米研究図書館協会、図書館におけるリエゾンの変化に関するレポートを公開

2013年9月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、“Transforming Liaison Roles in Research Libraries”と題するレポートを公開しています。このレポートは、ARLの研究レポートシリーズ“New Roles for New Times”の第3弾となるものです。

今回のレポートは、ミネソタ大学図書館のM. Jaguszewski 氏と、アリゾナ大学図書館のKaren Williams氏によるもので、図書館におけるリエゾンの新しい役割の発展について、6つのトレンドを示すものとなっているようです。

New Roles for New Times: ARL Publishes Report on Transforming Liaison Roles in Research Libraries(ARL, 2013/9/6付け)
http://www.arl.org/news/arl-news/2896-new-roles-for-new-times-arl-publishes-report-on-transforming-liaison-roles-in-research-libraries

New Roles for New Times (レポート掲載ページ)

日本図書館協会、図書館における指定管理者制度の導入の検討結果についての2013年調査報告書を公表

2013年9月6日、日本図書館協会が、「図書館における指定管理者制度の導入の検討結果について2013年調査」(8月22日付)を公表しました。別表では、2012年度までに指定管理者制度を導入した図書館のリストがまとめられています。

図書館における指定管理者制度の導入の検討結果について2013年調査(報告) (PDF) (2013/8/22付)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/images/committe/torikumi/sitei2013.pdf

別表 (PDF)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/images/committe/torikumi/sitei2013appendix.pdf

9月 6日

オーストラリア政府が設置した書籍産業に関する委員会がファイナルレポートを公表

オーストラリア政府が設置した書籍産業に関する委員会Book Industry Collaborative Council(BICC)が、ファイナルレポートを公表しています。また、これに関して、与党労働党が、プレスリリースを出しています。

Labor to Establish Australian Universities Press(Labor, 2013/9/2付け)
http://www.alp.org.au/cm5_020913

The BICC Report(Book Inderstry Collaborative Council blog, 2013/9/2付け)
http://biccblog.wordpress.com/2013/09/02/the-bicc-report/

Labor offers $12m lifeline to halt decline in Australian publishing(The Guardian, Australian election 2013)
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/02/labor-lifeline-to-halt-publishing-decline

パルプフィクションを救え:米国議会図書館の資料保存活動(記事紹介)

米国議会図書館では、1920年代から50年代の間に刊行された300タイトル以上のパルプマガジン(約14,000冊)を保存しているとのことです。パルプフィクション(大衆小説)を掲載したこれらの雑誌には、質の良くない紙が使用されているため劣化が進んでいるとのことです。その保存活動についての記事がLCのブログに掲載されており、光沢ある表紙の保存などについて紹介しています。

なおこの記事は、LCの職員向けニュースレター“The Gazette”に掲載されたものとのことです。

Saving Pulp Fiction(Library Congress Blog, 2013/9/5)
http://blogs.loc.gov/loc/2013/09/saving-pulp-fiction/

NISOとUKSG、KBART改訂版の原案を公表しパブリックコメントを募集

2013年9月5日、米国情報標準化機構(NISO)と英国逐次刊行物グループ(UKSG)は、2010年に公開した電子リソースのメタデータ交換に関する推奨指針Knowledge Bases and Related Tools (KBART) Recommended Practiceの改訂に関するパブリックコメントを求め、改訂版の原案を公表しました。パブリックコメントは2013年10月4日まで受け付けられているとのことです。

NISO and UKSG Release Draft Revised Recommendations for Knowledge Bases and Related Tools (KBART) for Public Comment (NISO 2013/9/5)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=cdf0874485c7edadb85e38ceb0fb2a393de44d6b

NISO RP-9-201x, KBART Phase II Recommended Practice, Draft for Comments (NISO)

文化庁の文化審議会小委員会、電子書籍に対応した出版権の創設を求める中間まとめ(案)を掲載

2013年9月5日の、文化庁の文化審議会著作権分科会出版関連小委員会の第7回配布資料として、電子書籍に対応した出版権の創設を求める中間まとめ(案)が掲載されています。電子書籍の流通・利用の円滑化、効果的な海賊版対策の観点から、出版者への権利付与等について同委員会が行った検討結果を中間的に取りまとめたものとのことです。

報道によると、今回、小委員会がこの中間まとめを大筋で了承したとのことで、文化庁では近日中にパブリックコメントを募集し、その結果も踏まえ、結論を得るとのことです。

文化審議会著作権分科会出版関連小委員会(第7回)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/shuppan/h25_07/gijishidai.html

文化審議会の小委員会、電子出版権創設を認める中間報告(知財情報局 2013/9/5)
http://news.braina.com/2013/0905/rule_20130905_001____.html

「電子出版権」創設を大筋了承 文化審小委が中間まとめ(朝日新聞デジタル, 2013/9/5付け)
http://www.asahi.com/culture/update/0905/TKY201309050309.html

カリフォルニアデジタル図書館、“Open Access Policy Implementation”プロジェクトを開始

カリフォルニア大学のカリフォルニアデジタル図書館(CDL)が、2013年7月に同大学で決定されたオープンアクセス方針に関し、教員の参加を支援するツールやサービスを構築するプロジェクト“Open Access Policy Implementation”(OAPI)を開始したことをアナウンスしています。また、このプロジェクトの概要や進捗を知らせるThe OAPI project wikiが立ち上げられています。

Introducing the Open Access Policy Implementation (OAPI) project(2013/9/4付け)
http://www.cdlib.org/cdlinfo/2013/09/04/introducing-the-open-access-policy-implementation-oapi-project/

The OAPI project wiki
https://wiki.library.ucsf.edu/display/OAPI/Open+Access+Policy+Implementation+%28OAPI%29+Project

参考:
カリフォルニア大学、全校でオープンアクセス方針を採択 Posted 2013年8月6日

南フロリダ大学のタンパ図書館、24時間開館を再開へ:学生の声が後押し

南フロリダ大学では、週5日間24時間開館の再開を求め学生が署名活動をしていましたが、これについて、大学側が再開決定を公表したとのことです。来週にも再開されるようです。

学生課のInterim Vice PresidentであるTom Miller氏は、図書館の24時間開館が学生の勉強の成功に直接的に結びつくというエビデンスはないものの、学生にとって違いがあることなのは直感的にわかり、私たちはやらなければならい、との趣旨のコメントをしたとのことです。

ただし、その資金をどこから捻出するのかについては、まだ最終決着はしていないとのことです。

24/5 hours to be restored at USF Library, funding to be determined(The Oracle, 2013/9/5付け)
http://www.usforacle.com/24-5-hours-to-be-restored-at-usf-library-funding-to-be-determined-1.2833207#.UilNbXmRmSo

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