アーカイブ - 2013年 9月

9月 19日

第2回「静岡書店大賞」の投票開始、今回は静岡県内の図書館員にも投票権

2013年9月15日から、第2回の「静岡書店大賞」の投票が開始されています。投票は9月30日までで、大賞の発表は12月5日となっています。2012年の第1回目の静岡書店大賞では、投票権は静岡県内の書店員に限定される形で行われましたが、今回は、県内の書店員に加え、図書館員も投票権を持つとのことです。Facebookに掲載された情報によると、書店員と図書館員の「共演」は、全国初となる試みとなるようです。

なお、2012年の第1回目の静岡書店大賞では、対象発表後に、静岡県立中央図書館などの図書館でも展示が行われました。

静岡書店大賞
http://sstaisyou.eshizuoka.jp/
※ポスターの掲載あり

東京国際ブックフェアで高木前事務局長が講演しました!(静岡書店大賞、2013/7/1付)
http://sstaisyou.eshizuoka.jp/e1104814.html

Facebook
https://www.facebook.com/sstaisyou
※静岡書店大賞を紹介した新聞記事についての情報あり

関連:
静岡の書店員がみんなで選ぶ 静岡書店大賞 発表!(静岡県立中央図書館)

9月 18日

テキサスA&M大学図書館の無料DDS/ILLサービスが10年を機に利用者満足度を調査した結果

最新号のEvidence Based Library and Information Practice(Vol. 8, No.3)に論文のサマリー記事“Follow-Up Study on Free Document Delivery and Interlibrary Loan Service Demonstrates Customer Satisfaction and Generates Improvements”が掲載されています。

紹介元の論文は、Yang, Z. Y. (L.), Hahn, D., & Thornton, E. (2012). Meeting our customers’ expectations: A follow-up customer satisfaction survey after 10 years of free document delivery and interlibrary loan services at Texas A&M University Libraries. Journal of Interlibrary Loan, Document Delivery & Electronic Reserve, 2012, 22(2), p. 95-110. doi:10.1080/1072303X.2012.708390 です。

英国発のMOOCプロバイダFutureLearnがテイクオフ まずは8コースから

2013年9月18日、英国放送大学によるMOOCプロバイダ“FutureLearn”が、MOOCコースの提供を開始しました。FutureLearnのパートナー機関から提供された20コースの提供が予定されており、まずは以下の8つが10月~12月の間に提供されています。

・Begin Programming: Build Your First Mobile Game, from Reading University
・England in the Time of King Richard III, from Leicester University
・Fairness And Nature: When Worlds Collide, from Leeds University
・The Mind Is Flat: The Shocking Shallowness of Human Psychology, from Warwick University
・Improving Your Image: Dental Photography in Practice, from Birmingham University
・Introduction To Ecosystems, from The Open University

今日9月18日は“Ask a Curator”の日

本日2013年9月18日は、ミュージアムやギャラリーのキュレータに美術や歴史、科学に関して何でも質問できる“Ask a Curator”の日とされています。

ハッシュタグ“#AskACurator”を使用し、Twitterでこのイベントへの参加館のアカウントあるいはキュレータコミュニティ一般に対して質問をツイートすると、答えてくれるというイベントです。なお、参加館をまとめた@MarDixonのウェブサイトによると、日本からの参加はない模様です。

Ask a Curator
http://www.askacurator.com/home.html

Who to Ask on September 18th for #askacurator @askacurator (@MarDixon)
http://www.mardixon.com/wordpress/2013/08/who-to-ask-on-september-18th-for-askacurator-askacurator/

Twitterでの#AskACuratorの検索結果
https://twitter.com/search?q=%23AskACurator&src=tyah

ネパール図書館財団とカトマンドゥ大学が図書館員の研修プログラム実施で覚書

2013年9月5日、ネパール図書館財団とカトマンドゥ大学マネジメントスクールが、図書館およびインフォメーションマネジメントのための研修/ワークショッププログラムの運営で覚書を交わしたと発表しました。

MoU Signed between NLF and Kathmandu University (Nepal Library Foundation 2013/9/5付けの記事)
http://www.nepallibrary.org/mou-2013-NLF-Kathmandu-University

ライブラリアンのコアコンピテンシーとデジタル人文学(文献紹介)

2013年9月6日のThe Journal of Creative Library Practiceに、論文“Keeping the “L” in Digital: Applying LIS Core Competencies to Digital Humanities Work”が掲載されています。執筆者は、サウスカロライナ大学ランカスター校の図書館員Kaetrena Davis Kendrick氏です。

この論文では、米国図書館協会の定めるコアコンピテンシーとデジタル人文学プロジェクトの特徴をレビューし、それを踏まえ、エロン大学における韓国のポピュラーカルチャーに関するデジタル人文学プロジェクトを実例として取り上げています。最後に、コアコンピテンシーとデジタル人文学が密接にかかわるものであること結論しています。

Keeping the “L” in Digital: Applying LIS Core Competencies to Digital Humanities Work (The Journal of Creative Library Practice)

日本癌学会の英文誌Cancer Science、2014年からオープンアクセス誌に

日本癌学会の英文誌Cancer Scienceが、2014年1月1日からオープンアクセスに移行するとのことです。

日本癌学会 公式英文誌Cancer Scienceがオープンアクセス誌になります!(ワイリー・ヘルスサイエンスカフェ、2013/9/17付け)
http://www.wiley.co.jp/blog/health/?p=3005

Asia’s Leading Oncology Journal Cancer Science Adopts Open Access(Wiley, 2013/9/9付け)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-109507.html

Cancer Scienceは2014年1月号よりフルオープンアクセスジャーナルになります(日本癌学会)
http://www.jca.gr.jp/researcher/cancer_science/index.html

Cancer Science
http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/%28ISSN%291349-7006

関連:

欧州文化遺産デジタル化統計調査プロジェクトENUMERATE、国別レポート第1弾「オランダ編」を刊行

2013年8月付けで、欧州における文化遺産のデジタル化に関する統計調査プロジェクトENUMERATEが国別レポートの第1弾、オランダ編を刊行しています。2011-2012のコアサーベイと2013年のテーマ調査をまとめたようです。

ENUMERATE / De Digitale Feiten 2011-2013 Resultaten van de Nederlandse inbreng in ENUMERATE Core survey 2011/2012 & Thematic survey 2013 (PDF)
http://www.enumerate.eu/fileadmin/ENUMERATE/documents/2013-08-30-enumerate-core-survey-NL2012-2013-def-CC.pdf

カンザスシティ公共図書館、“ソフトウェア貸出図書館”の実施に向けて準備中

米国ミズーリ州のカンザスシティ公共図書館が、“Software Lending Library”(ソフトウェア貸出図書館)の実施開始に向けて準備を進めていることが、2013年9月13日付けのThe Digital Shiftで報じられています。このサービスは、Photoshopなどのソフトウェアを図書館のサーバにおき、利用者が自分のパソコンから遠隔利用できるようにするものです。

利用方法としては、利用者は図書館のウェブサイトにアクセスし、ソフトウェアの利用の予約をし、電子メールでソフトウェアにアクセスするためのURLを受け取り、利用をする、というの流れとなるようです。またソフトウェア1ライセンスにつき、1度に1人が利用できるようなシステムとするようです。サービスの提供開始時期は、2014年の早い時期を予定しているとのことです。

なお、同館は、このサービスの実施に向けてMozilla Igniteで17,500ドルの資金を得ており、また、カンザスシティでGoogleが現在展開しているGoogle Fiberの通信環境を通じて実現が可能になるものとのことです。

Kansas City PL to Launch Software Lending Library Pilot(The Digital Shift, 2013/9/18付け)

スウェーデンで、図書館の電子書籍貸出サービスに関する製品・サービスを提供する新会社Atingoが設立

スウェーデンで、電子書籍やオンデマンド出版を手掛けるPublit社と、図書館や文書館向けのシステムベンダであるAxiell社が、2013年8月に、図書館に電子書籍貸出に関する製品・サービスを提供する新会社“Atingo”を設立しました。これについて、ALA TechSourceに、ブリーディング(Marshall Breeding)氏の提供として記事が掲載されています。

記事では、スウェーデンの図書館における、利用者への提供実績に応じてそれぞれの図書館が料金を支払うという電子書籍貸出モデルを、米国のモデルとは異なるものとして紹介するとともに、Atingoは、これをさらに前進させる狙いであるとを紹介しています。Publit社側が、出版社から電子書籍タイトルを収集し図書館員向けに提供する目録や、図書館員用の管理インターフェースを提供し、またAxiell社側が、利用者向けのインターフェースを提供しているようです。

Atingo and the Swedish E-Book Lending Model(ALA Techsource, 2013/9/17付け)
http://www.alatechsource.org/blog/2013/09/atingo-and-the-swedish-e-book-lending-model.html

Atingo

個人のデジタル情報保存を支援するニューカナーン公共図書館:LCが担当者へのインタビュー記事を掲載

米国議会図書館(LC)のブログThe Signalに、2013年9月17日付けで、ニューカナーン公共図書館において個人のデジタル情報保存(personal digital archiving)に関するイベントを開催している図書館員Jon Eriksen氏へのインタビュー記事が掲載されています。同館では、2012年から個人のデジタル情報保存に関する取組みを実施しているようです。

記事では、インタビュー本文に先立ち、公共図書館においては、デジタルリテラシーというと、主にコンピュータやインターネットの利用をさすが、その他の面として、デジタル情報がアクセスできなくなりやすいことや、それを防ぐことができることを理解するという側面もあるとの指摘がなされています。

また、インタビューの中では、開始の動機や、プレゼンテーションを作成する時に役立ったLC提供の情報も尋ねられており、情報源としては、“Personal Archiving”のコンテンツはすべて参考にしたこと、また経験を積んだ今でも“Sustainability of Digital Formats”は活用していることが言及されています。

9月 17日

デジタル人文学の最新ニュースをクラウドソーシングで収集・提供するポータルサイト“DHThis”が公開

デジタル人文学のニュースポータルサイト“DHThis”が公開されています。これには、デジタル人文学研究者のAdeline Koh氏のほか、Open Library of HumanitiesのMartin Eve氏も開発チームとして名を連ねています。

このポータルサイトの特色は、ユーザ参加型のSlashdotスタイルを採用し、ニュースの収集と収集後の評価をクラウドソーシング化している点にあります。具体的には、登録ユーザが、デジタル人文学に関するニュースを投稿すると、別の登録ユーザがその投稿されたニュースの「ニュース」としての評価を行い、そこで5回好評価をもらえると、ポータルサイトのトップページに表示されるというものです。

DHThisはまだベータ版の公開であり、開発チームはTwitter(#DHThis)でフィードバッグを求めています。

DHThis
http://www.dhthis.org/

Crowdsourcing the Best Digital Humanities Content: Introducing #DHThis, the Digital Humanities Slashdot (PROFHAKCER 2013/9/10付けの記事)

スペイン著作権管理団体CEDRO、著作物二次利用のための権利処理手続きプラットフォームConlicenciaをリニューアル公開

2013年9月10日、スペインの著作権管理団体CEDRO(Centro Espanol de Derechos Reprograficos)が、著作権で保護されている本・雑誌・新聞・楽譜の二次利用で必要な権利処理手続きを行うことのできるウェブプラットフォーム“Conlicencia”の新バージョンを、スペイン国立図書館へ提供しました。

CEDROの管理している2,000万タイトル以上著作物について、利用・複写・頒布のための年間ライセンスまたは、一時的な利用のための利用回数に応じたライセンス(pago por uso)の購入手続きが可能となっています。

スペイン国立図書館の記事では、Conlicenciaは欧州で唯一の先進的なツールだと紹介されています。

Conlicencia
http://www.conlicencia.com/

CEDRO presenta conlicencia.com, la nueva plataforma de gestion de licencias de derechos de autor (CEDRO 2013/9/10付けの記事)

3Dプリンタを利用した「さわれる検索」 ヤフー株式会社が次世代インターネットサービスに関するコンセプトモデルとプロジェクトを発表

2013年9月17日、ヤフー株式会社は、次世代インターネットサービスに関する新コンセプトモデル「さわれる検索」、ならびに新コンセプトを実際に具現化した「さわれる検索」プロジェクトを発表しました。

同社のプレスリリースによると、「さわれる検索」とは、これまでのインターネット利用のスタイルであった文字・音声入力によって情報を「見る」「聞く」ことから、情報を「さわる」ことに発展させたコンセプトモデルです。3Dデータベースと3Dプリンタを融合させることにより、音声入力によって認識されたキーワードを3Dプリンタからの出力によって実際の「立体物」を生成し、アウトプットするという仕組みになっているとのことです。

Yahoo! JAPANでは、「さわれる検索」プロジェクトとして、筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)への導入を行うとも発表しています。

さわれる検索
http://sawareru.jp/

Yahoo! Japanと筑波大がクラウドソーシングの共同研究を開始

2013年9月13日、ヤフー株式会社と筑波大学が、クラウドソーシングにおけるマイクロタスクの高度化・実用化を目指した共同研究を開始すると発表しました。期間は5年間です。

この共同研究では、Yahoo! Japanがクラウドソーシング事業で得られる「ユーザーがタスクの処理に要した時間」や「ユーザーの属性」等の情報を筑波大学に提供し、筑波大学図書館情報メディア系森嶋厚行教授とYahoo! Japan研究所を中心とした研究チームが、クラウドソーシングでタスクを効率的に処理するための研究やクラウドソーシングで解決できる新たなタスクの検討・実験などを行うというものです。Yahoo! Japanはその成果を活用して、サービス改善等に役立てるとしています。

Yahoo! JAPANと筑波大学、クラウドソーシングの共同研究を開始 (Yahoo! Japan 広報からのお知らせ 2013/9/13付けの記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/yj_pr_blog/24823176.html

アジア経済研究所、「アジア経済地理データセット」を公開

2013年9月11日、日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所が、「アジア経済地理データセット」を公開しました。

これは、東アジア地域(ASEAN10+日本、中国、韓国、台湾、インド、バングラデシュ)の地方レベルでの産業別GDPおよび人口・面積の2005年についてのデータで、各地方のGDPが農林漁業、鉱業、製造業(最大16部門)、サービス業(最大7部門)の最大25部門別に掲載されています。

データセットは、2011-12年度アジア経済研究所「東アジア経済地理データセットの作成と分析」研究会の成果として作成されたものとのことです。

アジア経済地理データセット(Geo-Economic Dataset for Asia)
http://www.ide.go.jp/Japanese/Data/Geda/index.html

図書館ウェブサイトモデル募集―福岡大学図書館

2013年9月17日、福岡大学図書館が、同大学の学生を対象に、図書館ウェブサイトトップページのモデルを募集しています。自薦他薦は問わず、グループでも可とのことです。

図書館ウェブサイトモデル募集 (福岡大学図書館 2013/9/17付けの記事)
http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/news/detail.php?newsid=1604

歴史言語学関係コーパスの研究データリポジトリ“LAUDATIO”がオープンアクセスで公開

ドイツのフンボルト大学ベルリンやフランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)、ベルリン図書館情報学校が共同で進めているプロジェクト“LAUDATIO(Long-term Access and Usage of Deeply Annotated Information)”の研究データリポジトリが公開されました。歴史言語学コーパスのための研究データリポジトリで、オープンアクセスで利用できるものです。

リポジトリでは、コーパスの閲覧・ダウンロード、アノテーションの検索、既存コーパスへの新規アノテーションのアップロード、新コーパスのアップロードが可能とのことです。

LAUDATIO
http://www.laudatio-repository.org/repository/

埼玉県の大野建設、「Little Free Library」を本社前に設置

埼玉県行田市の大野建設株式会社が、本社の掲示板横に、「Little Free Library」を設置したとのことです。

同社のウェブサイトでは、米国の「Little Free Library」の動きを紹介するとともに、同社の設置した「小さな自由な図書館」が、地域の人、近所の子どもたちのために開設したものであることが記されています。また、埼玉新聞に掲載された記事によると、本棚は廃材を使って作ったものであること、本は社長や社員が読み終わった本など80冊を所蔵しており、誰でも自由に借りられ、気にいった本は返却しなくてもいいこと、また自宅で読まなくなった本を入れることもできること、などが紹介されています。

「小さな自由図書館」を開設いたしました(大野建設)
http://www.oono.gr.jp/as_co_visit_idx2/file_name/dg1606135409

「小さな自由図書館」 行田・大野建設の敷地内に登場(埼玉新聞、2013/9/12付け)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/09/12/09.html

参考:
小さな本の貸出ポスト設置プロジェクト「Little Free Library」で初の動画コンテスト開催、優秀作品を発表 Posted 2013年8月28日

英国高等教育機関における研究者識別子ORCIDの利用と将来展望(文献紹介)

英国JISCのJisc ORCID implementationグループが、レポート"Use cases and views on the future use of ORCID in UK Higher Education"(2013年8月付)を公表しました。英国の高等教育機関における研究者識別子ORCIDの利用とその将来展望について、関係者12名、9回のインタビューの記録をまとめています。

Use cases and views on the future use of ORCID in UK Higher Education (PDF)
http://repository.jisc.ac.uk/5377/1/ORCID-for-UKHE-final-report-web.pdf

New Report from JISC: “Use Cases and Views on the Future Use of ORCID in UK Higher Education” (INFOdocket 2013/9/16付けの記事)

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