2013年9月17日、バチカンの広報評議会(Pontifical Council for Social Communication)は、「世界広報の日」(2006年から2013年まで)における、前教皇のベネディクト16世による8つのメッセージを納めた電子書籍を無料公開しました。評議会にとっては初の電子出版とのことで、今後のためのテストケースとしての位置付けのようです。電子書籍はEPUB版とKindle版が提供されています。
2013年9月13日、官民連携イニシアティブ”The Clearinghouse for the Open Research of the United States”(CHORUS)が、コンセプトデザインレポートを公表しました(8月30日付)。併せて、CHORUSがどのような仕組みとなるのかを解説したインフォグラフィックも公開しています。
米国情報標準化機構(NISO)が2013年9月11日及び18日に開催した研究データキュレーションに関するウェビナーのスライドや、質疑応答部分の記録が公開されています。9月11日は、e-サイエンス・ライブラリアンシップ(E-Science Librarianship)と題して、9月18日は、図書館とビッグデータ(Libraries and Big Data)と題して開催されたものです。
2013年9月16日、オープンアクセスジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)は、今年6月に発表した収録ジャーナルの選択基準案に関し、寄せられたコメントに対するDOAJからの回答をまとめた文書と今後のロードマップを発表しました。寄せられたコメントは、概して変化を歓迎する向きではあったものの、基準についてはさらに練り上げる必要があるとのことです。
2013年9月18日、全米人文科学基金(NEH)がウェブサイト“Created Equal: America’s Civil Rights Struggle”を公開しました。今年2013年はキング牧師の演説で有名なワシントン大行進から50年です。“Created Equal”では、奴隷解放や公民権運動に関わる4つのドキュメンタリーフィルム(“The Abolitionists”、“Slavery by Another Name”、“The Loving Story”、“Freedom Riders”)を提供しており、NEHはそれらを見て公共図書館や学校、あるいはソーシャルネットワーク等で人種差別について話し合ってほしいとしています。
Mary Ann Liebert社が、MOOC(Massive Open Online Courses)をテーマにした査読誌“MOOCs Forum”のPreview Issueをウェブに公開しています。編集長のNish Sonwalkar氏による“Why the MOOCs Forum Now?”等の記事が掲載されています。