アーカイブ - 2013年 9月 4日

文学研究のためのモバイルアプリ(文献紹介)

このほど刊行された“College & Research Libraries News”のvol.74, no.8に、“Mobile applications for literary study:There’s an app for that”という論文が掲載されています。執筆者は、ニューヨーク大学Elmer Holmes Bobst図書館のAmanda Watson氏です。

サブジェクトライブラリアンとして文学研究で使えるモバイルアプリをレビューしたとのことで、論文には、本の推薦機能をもつ“Goodreads”やスイスの中世写本を見ることのできる“E-codices”、ニューヨーク公共図書館の“Biblion”の一部として公開されている“Frankenstein: The Afterlife of Shelley’s Circle”等、13のアプリがカテゴリに分けられて紹介されています。

米ヴァッサー大学図書館、アインシュタインの書簡等のコレクションのデジタル化に着手

米国のヴァッサー大学図書館では、アインシュタイン(Albert Einstein)に関する書簡や手稿、写真などのコレクションを有していますが、このコレクションのデジタル化に着手するとのことです。このコレクションには、友人であるオットー・ネーサン(Otto Nathan)との間でやり取りされた書簡130通が含まれており、ここには社会・政治への懸念などが記述されているとのことです。公開は2014年の早い時期に予定されているとのことです。

Vassar’s prized Einstein papers to be digitized for public online access with grant from alumna Dr. Georgette Bennett (Vassar info, 2013/8/5付け)
http://info.vassar.edu/news/announcements/2013-2014/130805-einstein-papers.html

via. infoDOCKET
Grant Will Allow Vassar College Libraries To Digitize Their Collection of Papers by Albert Einstein(infoDOCKET, 2013/9/3付け)

米国国立医学図書館、がんに関する最初の教育映画の復元に成功

米国国立医学図書館(NLM)が、がんに関する最初の教育映画の復元に成功し、デジタル化したものをウェブに公開しています。

この映画は、American Cancer Societyの前身であるAmerican Society for the Control of Cancer (ASCC) により作成された“The Reward of Courage”というタイトルの無声映画で、メロドラマ的なストーリの中でがんの定期検診の大切さなどを伝えるもののようです。

1921年に作成されたこの映画は、がんに関する数ある教育映画の中でも最初のものであり、最近まで観賞は不可能とされてきたものですが、米国議会図書館(LC)のコレクションの中で発見され、NLMとLCの協力により修復されたとのことです。

デジタル版は、無声のものと、伴奏音楽が付されたものとが作成され、共にウェブに公開されています。

NLM Announces Digital Release of "The Reward of Courage"(NLM, 2013/9/3付け)
http://www.nlm.nih.gov/news/reward_of_courage.html

The Reward of Courage(Library of Congress Blog, 2013/9/3付け)

「はだしのゲン」の利用制限:中国新聞社が市内小中学校へのアンケート調査結果を紹介(記事紹介)

松江市教育委員会が漫画「はだしのゲン」の利用制限を市立小中学校に要請し、その後撤回した問題に関し、2013年9月4日、中国新聞社は、図書館を持つ市内の全49小中学校のアンケート結果を紹介する記事を掲載しています。

記事によると、「ゲン」を置く43校のうち約9割の38校が、要請撤回を受け、自由に閲覧できる開架としたか、近く開架するとのことです。

「ゲン」9割38校が開架に (中国新聞 2013/9/4付けの記事)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201309040013.html

参考:
「はだしのゲン」の利用制限:日本図書館協会、松江市教育委員会に利用制限措置について再考を求める要望書を送付
http://current.ndl.go.jp/node/24225

『名勝負!!』 国立国会図書館が、野球・サッカー・相撲などの「名勝負」を伝える企画展示を開催(東京10/22~、関西11/28~)

国立国会図書館が、所蔵するスポーツ新聞やスポーツ専門誌等から、20世紀を彩る「名勝負」を伝える資料を集めた企画展示『名勝負!!』を開催します。

野球、サッカー、相撲、柔道、テニス、ラグビー、ゴルフ、競馬、ボクシング、プロレス等のスポーツ競技やオリンピック、さらに、囲碁、将棋の世界から、約90の「名勝負」について、今では貴重となった、昔のスポーツ新聞や懐かしいスポーツ専門誌等々、珍しい資料約160点を展示します。

展示担当職員によるフロアレクチャー(無料・予約不要)も予定しています。

展示会の開催期間は、以下の通りです。
東京本館:2013年 10月22日から11月22日
関西館:2013年11月28日から12月16日

企画展示 「名勝負!!」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/1202372_1376.html

文献アノテーションアプリ“PaperShip”、文献管理ツールZotero登録データとの同期が可能に

生物学研究のためのプラットフォームやアプリを提供するShizinoが、2013年9月2日、提供しているiOS用アプリPaperShip(ver.2.0)で、文献管理ツールZoteroの登録データの利用が可能になったと発表しました。

PaperShipは、iPadやiPhone向けに作成されたもので、PDFの文献にアノテーションやハイライトを付けることができ、ソーシャルメディアやメールでの共有が可能なアプリです。今回のバージョンアップで、これまでのMendeleyに加えて、Zoteroのユーザライブラリデータと同期させることが可能となり、Zoteroユーザであれば、それに登録した文献を利用することができるようになっています。

また、PaperShipは、Altmetricsを元にした文献の重要度を表示させることも可能とのことです。

米国デジタル公共図書館、HathiTrustのコンテンツ170万タイトルを提供開始

2013年9月3日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、今年6月18日に発表したHathiTrustとの連携(コンテンツハブ)の結果、HathiTrustが無料で公開している図書や雑誌、政府資料等170万タイトルをDPLAで提供を開始したと発表しています。これにより、DPLAの提供レコード数は4月の240万点から、450万点へと倍増したとのことです。

1.7 million titles from HathiTrust now live on DPLA homepage (Digital Public Library of America 2013/9/3付けの記事)
http://dp.la/info/2013/09/03/1-7-million-titles-from-hathitrust-now-live-on-dpla-homepage/