アーカイブ - 2013年 9月 18日

テキサスA&M大学図書館の無料DDS/ILLサービスが10年を機に利用者満足度を調査した結果

最新号のEvidence Based Library and Information Practice(Vol. 8, No.3)に論文のサマリー記事“Follow-Up Study on Free Document Delivery and Interlibrary Loan Service Demonstrates Customer Satisfaction and Generates Improvements”が掲載されています。

紹介元の論文は、Yang, Z. Y. (L.), Hahn, D., & Thornton, E. (2012). Meeting our customers’ expectations: A follow-up customer satisfaction survey after 10 years of free document delivery and interlibrary loan services at Texas A&M University Libraries. Journal of Interlibrary Loan, Document Delivery & Electronic Reserve, 2012, 22(2), p. 95-110. doi:10.1080/1072303X.2012.708390 です。

英国発のMOOCプロバイダFutureLearnがテイクオフ まずは8コースから

2013年9月18日、英国放送大学によるMOOCプロバイダ“FutureLearn”が、MOOCコースの提供を開始しました。FutureLearnのパートナー機関から提供された20コースの提供が予定されており、まずは以下の8つが10月~12月の間に提供されています。

・Begin Programming: Build Your First Mobile Game, from Reading University
・England in the Time of King Richard III, from Leicester University
・Fairness And Nature: When Worlds Collide, from Leeds University
・The Mind Is Flat: The Shocking Shallowness of Human Psychology, from Warwick University
・Improving Your Image: Dental Photography in Practice, from Birmingham University
・Introduction To Ecosystems, from The Open University

今日9月18日は“Ask a Curator”の日

本日2013年9月18日は、ミュージアムやギャラリーのキュレータに美術や歴史、科学に関して何でも質問できる“Ask a Curator”の日とされています。

ハッシュタグ“#AskACurator”を使用し、Twitterでこのイベントへの参加館のアカウントあるいはキュレータコミュニティ一般に対して質問をツイートすると、答えてくれるというイベントです。なお、参加館をまとめた@MarDixonのウェブサイトによると、日本からの参加はない模様です。

Ask a Curator
http://www.askacurator.com/home.html

Who to Ask on September 18th for #askacurator @askacurator (@MarDixon)
http://www.mardixon.com/wordpress/2013/08/who-to-ask-on-september-18th-for-askacurator-askacurator/

Twitterでの#AskACuratorの検索結果
https://twitter.com/search?q=%23AskACurator&src=tyah

ネパール図書館財団とカトマンドゥ大学が図書館員の研修プログラム実施で覚書

2013年9月5日、ネパール図書館財団とカトマンドゥ大学マネジメントスクールが、図書館およびインフォメーションマネジメントのための研修/ワークショッププログラムの運営で覚書を交わしたと発表しました。

MoU Signed between NLF and Kathmandu University (Nepal Library Foundation 2013/9/5付けの記事)
http://www.nepallibrary.org/mou-2013-NLF-Kathmandu-University

ライブラリアンのコアコンピテンシーとデジタル人文学(文献紹介)

2013年9月6日のThe Journal of Creative Library Practiceに、論文“Keeping the “L” in Digital: Applying LIS Core Competencies to Digital Humanities Work”が掲載されています。執筆者は、サウスカロライナ大学ランカスター校の図書館員Kaetrena Davis Kendrick氏です。

この論文では、米国図書館協会の定めるコアコンピテンシーとデジタル人文学プロジェクトの特徴をレビューし、それを踏まえ、エロン大学における韓国のポピュラーカルチャーに関するデジタル人文学プロジェクトを実例として取り上げています。最後に、コアコンピテンシーとデジタル人文学が密接にかかわるものであること結論しています。

Keeping the “L” in Digital: Applying LIS Core Competencies to Digital Humanities Work (The Journal of Creative Library Practice)

日本癌学会の英文誌Cancer Science、2014年からオープンアクセス誌に

日本癌学会の英文誌Cancer Scienceが、2014年1月1日からオープンアクセスに移行するとのことです。

日本癌学会 公式英文誌Cancer Scienceがオープンアクセス誌になります!(ワイリー・ヘルスサイエンスカフェ、2013/9/17付け)
http://www.wiley.co.jp/blog/health/?p=3005

Asia’s Leading Oncology Journal Cancer Science Adopts Open Access(Wiley, 2013/9/9付け)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-109507.html

Cancer Scienceは2014年1月号よりフルオープンアクセスジャーナルになります(日本癌学会)
http://www.jca.gr.jp/researcher/cancer_science/index.html

Cancer Science
http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/%28ISSN%291349-7006

関連:

欧州文化遺産デジタル化統計調査プロジェクトENUMERATE、国別レポート第1弾「オランダ編」を刊行

2013年8月付けで、欧州における文化遺産のデジタル化に関する統計調査プロジェクトENUMERATEが国別レポートの第1弾、オランダ編を刊行しています。2011-2012のコアサーベイと2013年のテーマ調査をまとめたようです。

ENUMERATE / De Digitale Feiten 2011-2013 Resultaten van de Nederlandse inbreng in ENUMERATE Core survey 2011/2012 & Thematic survey 2013 (PDF)
http://www.enumerate.eu/fileadmin/ENUMERATE/documents/2013-08-30-enumerate-core-survey-NL2012-2013-def-CC.pdf

カンザスシティ公共図書館、“ソフトウェア貸出図書館”の実施に向けて準備中

米国ミズーリ州のカンザスシティ公共図書館が、“Software Lending Library”(ソフトウェア貸出図書館)の実施開始に向けて準備を進めていることが、2013年9月13日付けのThe Digital Shiftで報じられています。このサービスは、Photoshopなどのソフトウェアを図書館のサーバにおき、利用者が自分のパソコンから遠隔利用できるようにするものです。

利用方法としては、利用者は図書館のウェブサイトにアクセスし、ソフトウェアの利用の予約をし、電子メールでソフトウェアにアクセスするためのURLを受け取り、利用をする、というの流れとなるようです。またソフトウェア1ライセンスにつき、1度に1人が利用できるようなシステムとするようです。サービスの提供開始時期は、2014年の早い時期を予定しているとのことです。

なお、同館は、このサービスの実施に向けてMozilla Igniteで17,500ドルの資金を得ており、また、カンザスシティでGoogleが現在展開しているGoogle Fiberの通信環境を通じて実現が可能になるものとのことです。

Kansas City PL to Launch Software Lending Library Pilot(The Digital Shift, 2013/9/18付け)

スウェーデンで、図書館の電子書籍貸出サービスに関する製品・サービスを提供する新会社Atingoが設立

スウェーデンで、電子書籍やオンデマンド出版を手掛けるPublit社と、図書館や文書館向けのシステムベンダであるAxiell社が、2013年8月に、図書館に電子書籍貸出に関する製品・サービスを提供する新会社“Atingo”を設立しました。これについて、ALA TechSourceに、ブリーディング(Marshall Breeding)氏の提供として記事が掲載されています。

記事では、スウェーデンの図書館における、利用者への提供実績に応じてそれぞれの図書館が料金を支払うという電子書籍貸出モデルを、米国のモデルとは異なるものとして紹介するとともに、Atingoは、これをさらに前進させる狙いであるとを紹介しています。Publit社側が、出版社から電子書籍タイトルを収集し図書館員向けに提供する目録や、図書館員用の管理インターフェースを提供し、またAxiell社側が、利用者向けのインターフェースを提供しているようです。

Atingo and the Swedish E-Book Lending Model(ALA Techsource, 2013/9/17付け)
http://www.alatechsource.org/blog/2013/09/atingo-and-the-swedish-e-book-lending-model.html

Atingo

個人のデジタル情報保存を支援するニューカナーン公共図書館:LCが担当者へのインタビュー記事を掲載

米国議会図書館(LC)のブログThe Signalに、2013年9月17日付けで、ニューカナーン公共図書館において個人のデジタル情報保存(personal digital archiving)に関するイベントを開催している図書館員Jon Eriksen氏へのインタビュー記事が掲載されています。同館では、2012年から個人のデジタル情報保存に関する取組みを実施しているようです。

記事では、インタビュー本文に先立ち、公共図書館においては、デジタルリテラシーというと、主にコンピュータやインターネットの利用をさすが、その他の面として、デジタル情報がアクセスできなくなりやすいことや、それを防ぐことができることを理解するという側面もあるとの指摘がなされています。

また、インタビューの中では、開始の動機や、プレゼンテーションを作成する時に役立ったLC提供の情報も尋ねられており、情報源としては、“Personal Archiving”のコンテンツはすべて参考にしたこと、また経験を積んだ今でも“Sustainability of Digital Formats”は活用していることが言及されています。