アーカイブ - 2013年 9月 17日

デジタル人文学の最新ニュースをクラウドソーシングで収集・提供するポータルサイト“DHThis”が公開

デジタル人文学のニュースポータルサイト“DHThis”が公開されています。これには、デジタル人文学研究者のAdeline Koh氏のほか、Open Library of HumanitiesのMartin Eve氏も開発チームとして名を連ねています。

このポータルサイトの特色は、ユーザ参加型のSlashdotスタイルを採用し、ニュースの収集と収集後の評価をクラウドソーシング化している点にあります。具体的には、登録ユーザが、デジタル人文学に関するニュースを投稿すると、別の登録ユーザがその投稿されたニュースの「ニュース」としての評価を行い、そこで5回好評価をもらえると、ポータルサイトのトップページに表示されるというものです。

DHThisはまだベータ版の公開であり、開発チームはTwitter(#DHThis)でフィードバッグを求めています。

DHThis
http://www.dhthis.org/

Crowdsourcing the Best Digital Humanities Content: Introducing #DHThis, the Digital Humanities Slashdot (PROFHAKCER 2013/9/10付けの記事)

スペイン著作権管理団体CEDRO、著作物二次利用のための権利処理手続きプラットフォームConlicenciaをリニューアル公開

2013年9月10日、スペインの著作権管理団体CEDRO(Centro Espanol de Derechos Reprograficos)が、著作権で保護されている本・雑誌・新聞・楽譜の二次利用で必要な権利処理手続きを行うことのできるウェブプラットフォーム“Conlicencia”の新バージョンを、スペイン国立図書館へ提供しました。

CEDROの管理している2,000万タイトル以上著作物について、利用・複写・頒布のための年間ライセンスまたは、一時的な利用のための利用回数に応じたライセンス(pago por uso)の購入手続きが可能となっています。

スペイン国立図書館の記事では、Conlicenciaは欧州で唯一の先進的なツールだと紹介されています。

Conlicencia
http://www.conlicencia.com/

CEDRO presenta conlicencia.com, la nueva plataforma de gestion de licencias de derechos de autor (CEDRO 2013/9/10付けの記事)

3Dプリンタを利用した「さわれる検索」 ヤフー株式会社が次世代インターネットサービスに関するコンセプトモデルとプロジェクトを発表

2013年9月17日、ヤフー株式会社は、次世代インターネットサービスに関する新コンセプトモデル「さわれる検索」、ならびに新コンセプトを実際に具現化した「さわれる検索」プロジェクトを発表しました。

同社のプレスリリースによると、「さわれる検索」とは、これまでのインターネット利用のスタイルであった文字・音声入力によって情報を「見る」「聞く」ことから、情報を「さわる」ことに発展させたコンセプトモデルです。3Dデータベースと3Dプリンタを融合させることにより、音声入力によって認識されたキーワードを3Dプリンタからの出力によって実際の「立体物」を生成し、アウトプットするという仕組みになっているとのことです。

Yahoo! JAPANでは、「さわれる検索」プロジェクトとして、筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)への導入を行うとも発表しています。

さわれる検索
http://sawareru.jp/

Yahoo! Japanと筑波大がクラウドソーシングの共同研究を開始

2013年9月13日、ヤフー株式会社と筑波大学が、クラウドソーシングにおけるマイクロタスクの高度化・実用化を目指した共同研究を開始すると発表しました。期間は5年間です。

この共同研究では、Yahoo! Japanがクラウドソーシング事業で得られる「ユーザーがタスクの処理に要した時間」や「ユーザーの属性」等の情報を筑波大学に提供し、筑波大学図書館情報メディア系森嶋厚行教授とYahoo! Japan研究所を中心とした研究チームが、クラウドソーシングでタスクを効率的に処理するための研究やクラウドソーシングで解決できる新たなタスクの検討・実験などを行うというものです。Yahoo! Japanはその成果を活用して、サービス改善等に役立てるとしています。

Yahoo! JAPANと筑波大学、クラウドソーシングの共同研究を開始 (Yahoo! Japan 広報からのお知らせ 2013/9/13付けの記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/yj_pr_blog/24823176.html

アジア経済研究所、「アジア経済地理データセット」を公開

2013年9月11日、日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所が、「アジア経済地理データセット」を公開しました。

これは、東アジア地域(ASEAN10+日本、中国、韓国、台湾、インド、バングラデシュ)の地方レベルでの産業別GDPおよび人口・面積の2005年についてのデータで、各地方のGDPが農林漁業、鉱業、製造業(最大16部門)、サービス業(最大7部門)の最大25部門別に掲載されています。

データセットは、2011-12年度アジア経済研究所「東アジア経済地理データセットの作成と分析」研究会の成果として作成されたものとのことです。

アジア経済地理データセット(Geo-Economic Dataset for Asia)
http://www.ide.go.jp/Japanese/Data/Geda/index.html

図書館ウェブサイトモデル募集―福岡大学図書館

2013年9月17日、福岡大学図書館が、同大学の学生を対象に、図書館ウェブサイトトップページのモデルを募集しています。自薦他薦は問わず、グループでも可とのことです。

図書館ウェブサイトモデル募集 (福岡大学図書館 2013/9/17付けの記事)
http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/news/detail.php?newsid=1604

歴史言語学関係コーパスの研究データリポジトリ“LAUDATIO”がオープンアクセスで公開

ドイツのフンボルト大学ベルリンやフランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)、ベルリン図書館情報学校が共同で進めているプロジェクト“LAUDATIO(Long-term Access and Usage of Deeply Annotated Information)”の研究データリポジトリが公開されました。歴史言語学コーパスのための研究データリポジトリで、オープンアクセスで利用できるものです。

リポジトリでは、コーパスの閲覧・ダウンロード、アノテーションの検索、既存コーパスへの新規アノテーションのアップロード、新コーパスのアップロードが可能とのことです。

LAUDATIO
http://www.laudatio-repository.org/repository/

埼玉県の大野建設、「Little Free Library」を本社前に設置

埼玉県行田市の大野建設株式会社が、本社の掲示板横に、「Little Free Library」を設置したとのことです。

同社のウェブサイトでは、米国の「Little Free Library」の動きを紹介するとともに、同社の設置した「小さな自由な図書館」が、地域の人、近所の子どもたちのために開設したものであることが記されています。また、埼玉新聞に掲載された記事によると、本棚は廃材を使って作ったものであること、本は社長や社員が読み終わった本など80冊を所蔵しており、誰でも自由に借りられ、気にいった本は返却しなくてもいいこと、また自宅で読まなくなった本を入れることもできること、などが紹介されています。

「小さな自由図書館」を開設いたしました(大野建設)
http://www.oono.gr.jp/as_co_visit_idx2/file_name/dg1606135409

「小さな自由図書館」 行田・大野建設の敷地内に登場(埼玉新聞、2013/9/12付け)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/09/12/09.html

参考:
小さな本の貸出ポスト設置プロジェクト「Little Free Library」で初の動画コンテスト開催、優秀作品を発表 Posted 2013年8月28日

英国高等教育機関における研究者識別子ORCIDの利用と将来展望(文献紹介)

英国JISCのJisc ORCID implementationグループが、レポート"Use cases and views on the future use of ORCID in UK Higher Education"(2013年8月付)を公表しました。英国の高等教育機関における研究者識別子ORCIDの利用とその将来展望について、関係者12名、9回のインタビューの記録をまとめています。

Use cases and views on the future use of ORCID in UK Higher Education (PDF)
http://repository.jisc.ac.uk/5377/1/ORCID-for-UKHE-final-report-web.pdf

New Report from JISC: “Use Cases and Views on the Future Use of ORCID in UK Higher Education” (INFOdocket 2013/9/16付けの記事)

米国テキサス州に、まったく本のない公共図書館「Biblio Tech」が開館

2013年9月14日、米国テキサス州ベア郡(Bexar County)に、米国で公共図書館としては初めてとなる、本のない公共図書館“Biblio Tech”が開館しました。

開館を報じたThe San Antonio Express-Newsに記載された情報によると、同館には、電子書籍リーダー700台、子ども用のコンテンツをプレインストールした電子書籍リーダー200台、iMacのデスクトップコンピュータ48台、Macのノートパソコン9台、iPad40台、インタラクティブテーブル4台、2つの大画面に接続されたXbox1台が導入されているようです。また、電子書籍のコレクションとしては、3M Cloud Libraryの10,000タイトルが導入され、今後増加予定とのことです。

また開館時間は、平日昼から午後8時まで、土日は朝10時~午後6時までであり、施設には、インターネットカフェ、子ども用学習室、グループ学習室、コミュニティルームなどもあるとのことです。

Library visits enter future at BiblioTech(mySA, 2013/9/14付け)