アーカイブ - 2013年 8月 7日

ウェールズ国立図書館、14世紀製作の法律書の写本をオンラインで公開

2013年8月2日、ウェールズ国立図書館が、10世紀にウェールズを治めていたHywel Dda王により成文化された法律の概要をまとめた法律書の写本をデジタル化し、オンラインで公開しました。この写本は14世紀に製作され、1700年代にウェールズから米国への移住者により、米国に持ち込まれたものと推測されています。米国のMassachusetts Historical Societyが150年以上所蔵していましたが、2012年にサザビーズのオークションに出され、ウェールズ国立図書館が541,250ポンドで落札したとのことです。

Hywel Dda of Boston goes online (ウェールズ国立図書館 2013/8/2)
http://www.llgc.org.uk/index.php?id=1514&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=5455&cHash=94d91cad29e90617f1e526547e29c5de

Llawysgrif Boston o Gyfraith Hywel Dda (ウェールズ国立図書館)
http://www.llgc.org.uk/drychdigidol/bst/BST00001/index.html

「@ライブラリー いろいろな図書館でアートを楽しもう!」:“あいちトリエンナーレ2013”にあわせ愛知県内の図書館がアートに関するイベントを開催

2013年8月10日から開催されるアートフェスティバル“あいちトリエンナーレ2013”にあわせ、愛知県内の図書館がアートに関するイベントを開催しています。愛知県図書館が「@ライブラリー いろいろな図書館でアートを楽しもう!」としてとりまとめ、一覧をウェブに掲載しています。

なお、あいちトリエンナーレは、3年に一度の国際芸術祭で、2010年に初回が行われ、今回が2回目の開催となります。

@ライブラリー いろいろな図書館でアートを楽しもう!
http://www.aichi-pref-library.jp/atlibrary.html

あいちトリエンナーレ2013
http://aichitriennale.jp/cooperation/index.html

インプレスR&D、電流協による公共図書館の電子図書館・電子書籍サービス検討状況アンケート調査結果をまとめた報告書を刊行

2013年8月2日、インプレスR&Dは、一般社団法人電子出版制作・流通協議会が実施した、全国の公立図書館における電子書籍に関する検討状況についてのアンケート調査結果をまとめた『「電子書籍に関する公立図書館での検討状況のアンケート」実施報告書』を発売したと発表しました。

同社のプレスリリースによると、アンケートは全国の公立図書館360館を対象に実施したもので、報告書には現在の公共図書館における電子書籍サービスをめぐる取り組み、サービスへの期待、課題などを網羅しているとのことです。プレスリリースでは、主に以下の結果が紹介されています。

・電子書籍サービスを実施および検討中図書館は、全体の46%
・電子書籍に期待する機能として、アクセシビリティを重視
・絶版資料への対応は、いまだ低い対応状況

なお、この報告書は有料です。

公共図書館電子書籍サービスをめぐる、今後の期待と課題を分析 『「電子書籍に関する公立図書館での検討状況のアンケート」実施報告書』 8月2日発行 EPUBとプリント・オンデマンドによるNextPublishingメソッドの新刊 (Impress R&D 2013/8/2付けの記事)
http://www.impressrd.jp/news/130802/NP

参考:

ジャパンナレッジのメタデータがEBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”に提供へ

2013年8月6日、EBSCO Information Serviceは、ネットアドバンス(NetAdvance)との間で、ジャパンナレッジのメタデータをEBSCO社のディスカバリサービス“EBSCO Discovery Service”に提供することで合意したと発表しました。

New Agreement Between EBSCO and NetAdvance Provides Japanese-Language Content to EBSCO Discovery Service?
~Extensive Collection of Material for Japanese Studies Now in EDS~(EBSCO 2013/8/6付けの記事)
http://www.ebscohost.com/newsroom/stories/new-agreement-between-ebsco-and-netadvance

New Agreement Between EBSCO and NetAdvance Provides Japanese-Language Content to EBSCO Discovery Service (STM Publishing News 2013/8/6付けの記事)

福島県立図書館、「東日本大震災福島県復興ライブラリー」のブックガイドNo.3を公開

福島県立図書館では、2012年4月に、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故とそれに伴う県内の被災・復興についての関連資料を「東日本大震災福島県復興ライブラリー」として開設し、また2013年2月に、同館の職員がこのライブラリーの資料を実際に読み、感じたことを伝える「ブックガイド」を開始しています。このブックガイドについて、第3号が2013年7月31日付けで公開されています。

東日本大震災福島県復興ライブラリー ブックガイド No.3
http://www.library.fks.ed.jp/guide3.pdf

東日本大震災福島県復興ライブラリー ブックガイド No.1、No.2
http://www.library.fks.ed.jp/guide1-2.pdf
※冒頭にブックガイドの説明あり。

CRLがCLOCKSSの監査を実施へ

北米の研究図書館センター(CRL)が、CLOCKSSの保存アーカイブについて、「信頼できるデジタルリポジトリのための監査及び認証(Trustworthy Repositories Audit & Certification:TRAC)」による監査に着手することを公表しています。監査は、2013年9月に開始し2014年5月に終了する見込みとのことです。

CRL To Audit CLOCKSS(CRL, 2013/8/5付け)
http://www.crl.edu/news/9550

参考;
OCULのScholars Portalがカナダ初の「信頼できるデジタルリポジトリ」として認証される Posted 2013年2月21日
http://current.ndl.go.jp/node/22949

米UPSが、店舗での3Dプリントサービスの提供を開始

米国の貨物運送会社であり、全米に4300店舗以上のビジネスコンビニを展開するUPSが、小事業主向けに3Dプリントサービスを開始したことをアナウンスしています。まずはサンディエゴやワシントンD.C.の店舗で開始されており、今後各地に展開していくとのことです。

なお、infoDOCKETでは、このことを取り上げつつ、図書館が3Dプリントサービスを提供しない理由にはならず、むしろより積極的に取組む理由になる、との趣旨のコメントを付しています。

The UPS Store Makes 3D Printing Accessible to Start-Ups and Small Business Owners(UPS, 2013/7/31付け)
http://www.theupsstore.com/about/media-room/Pages/3D-printing-accessible.aspx

3D Printing Accessible to Start-ups and Small Business Owners
http://www.theupsstore.com/small-business-solutions/Pages/3D-printing.aspx

ウェブスケールディスカバリーの導入はレファレンスサービスにはあまり影響がない?ロイヤル・ローズ大学の事例(文献紹介)

Internet Reference Services Quarterly誌に、ウェブスケールディスカバリーの導入がレファレンスサービスの質問や回答時間にどのような影響があったのかを調べた研究文献が掲載されています。

調査対象は、ウェブスケールディスカバリーのシステムとしてSummon(Serials Solutions社)を導入したロイヤル・ローズ大学(Royal Roads University)で、システム導入前後でレファレンス質問に変化があったのかどうか、図書館員の対応時間に変化があったのかどうかなどが分析されています。なお、レファレンス質問の分析にあたっては、レファレンス質問をREAD Scale(Reference Effort Assessment Data)に基づいてコーディングしたとのことです。

結果としては、レファレンス質問の段階別の件数においては変化はあまりなく、対応時間については15分以下のものの割合が増加、15分-30分のものが減少、30分以上のものは有意な変化はなかったようで、これらの結果にもどづきディスカバリー層によりもたらされる変化について考察しています。

SAGEが途上国における図書館(員)の価値についてのレポートを刊行

2013年8月付けで、SAGE社が“Library Value in the Developing World”というレポートを刊行しています。これは、途上国における大学図書館(員)が、研究やティーチングのスタッフとして果たす意義や役割について、ケーススタディからベストプラクティスを引き出し、大学図書館(員)とステークホルダーとの関係をより高めるために必要な提言を示しているものとのことです。

Report: Library Value in the Developing World (SAGE)
http://www.uk.sagepub.com/librarians/dw.sp#.UgGsdNIj0sc

【イベント】「米国における情報リテラシー・デジタルリテラシーの現状と取り組み」(8/26・東京)

2013年8月26日、東京アメリカンセンター・ホールにおいて、米国大使館レファレンス資料室主催 第7回シンポジウム「米国における情報リテラシー・デジタルリテラシーの現状と取り組み」が開催されます。講師は米国図書館協会(ALA)知的自由部部長、読書の自由財団事務局長のバーバラ・M・ジョーンズ (Barbara M. Jones)氏です。

参加は無料ですが、ウェブサイトからの事前申込が必要となっています。

米国における情報リテラシー・デジタルリテラシーの現状と取り組み (米国大使館レファレンス資料室)
http://japan2.usembassy.gov/j/irc/ircj-signup-20130826.html

Yummy! OCLCが料理本の目録データベース“Cookbook Finder”を公開

OCLCが、目録データベース“OCLC Worldcat Cookbook Finder”を公開しています。世界の図書館に所蔵されている、食べ物や栄養に関係する料理本その他の著作物を検索することのできるデータベースです。

このデータベースの構築はOCLC Researchのプロジェクトとして行われてきたものであり、FRBR(書誌レコードの機能要件)モデルを適用し、体現系(manifestation)レベル以上の書誌情報を統合しているとのことです。また、HathiTrustやProject Gutenbergからフルテキストが利用できる場合には、そこへのリンクもされているとのことです。

OCLC WorldCat Cookbook Finder
http://experimental.worldcat.org/xfinder/cookbookfinder.html

Explore cookbooks and more from libraries around the world with new Cookbook Finder app(OCLC Research, 2013/8/5付け)
http://www.oclc.org/research/news/2013/08-05.html

Cookbook Finder(OCLC Research)