アーカイブ - 2013年 8月 6日

APTrust、初代ディレクターにSuzanne Thorin氏

デジタル学術情報の保存に取り組む大学等のコンソーシアムであるAcademic Preservation Trust(APTrust)が、初代ディレクターにSuzanne Thorinが着任すると発表してます。Thorin氏はAPTrustの顧問の1人であり、シラキュース大学図書館長(Dean of Libraries and University Librarian at Syracuse University)も務めた経歴がある人物です。

なお、APTrustは、シラキュース大学やスタンフォード大学等11の大学とDuraSpaceが参加するコンソーシアムであり、Degital Presevation Network(DPN)のノードの1つとなるリポジトリの構築を進めています。

Welcome Suzanne Thorin as APTrust Director(Academic Preservation Trust, 2013/8/1付け)
http://aptrust.org/2013/08/01/welcome-suzanne-thorin-as-aptrust-director/

Academic Preservation Trust
http://academicpreservationtrust.org/

APTrustのプロジェクト

デジタル学術情報の長期保存に取り組む“Digital Preservation Network”の概要(記事紹介)

デジタル学術情報の長期的保存への取組みを開始した“Digital Preservation Network”(DPN)について、その概要を紹介する記事がEDUCAUSE Review(オンライン)に掲載されています。James L. Hilton、Tom Cramer、Sebastien Korner、David Minorの4氏によるものです。

現在始動期間にあるDPNが、既存あるいは間もなく構築される5つのレポジトリ、すなわちAcademic Preservation Trust(APTrust)、 Chronopolis、HathiTrust、スタンフォードデジタルリポジトリ(Stanford Digital Repository; SDR)、テキサス大学デジタルリポジトリ(the University of Texas Digital Repository; UTDR)を“DPNノード”として、これらをつなぐデジタル情報保存の屋台骨を構築していることが解説されています。また今後の運用やその利点などが説明されています。

The Case for Building a Digital Preservation Network(EDUCAUSE Review, 2013/8/5付け)

図書館サービスをストリートへ:デンバー公共図書館が自転車を使った“DPL Connect”プログラムを導入

デンバー公共図書館が、2013年8月7日より、自転車を使って図書館サービスを届ける“DPL Connect”というプログラムを開始するとのことです。自転車に取り付けた青いボックスには、料理、都市農業、自転車の修理、サイクリングロードの地図などの貸出用の本を載せ、モールなどに出向くようです。また、タブレット端末も持って行き、電子書籍やオーディオブックなどのダウンロードの支援、読書案内など、通常の図書館サービスを提供し、さらに無料のWi-Fi接続サービスも提供するとのことです。

なお、プログラムは、図書館の“out-of-the box”アイデアコンテストで優勝した図書館員Zac Laugheed氏とJen Morris氏により企画されたものとのことです。

DPL Connect: Denver's very own pedal-powered mobile library!(DPL, 2013/8/5付け)
http://denverlibrary.org/blog/dpl-connect-pedal-powered-mobile-library-here

Facebook
https://www.facebook.com/denverpubliclibrary

カリフォルニア大学、全校でオープンアクセス方針を採択

米カリフォルニア大学が2013年7月24日の評議会で、同大学を構成する全10校の教員による研究論文を対象とするオープンアクセス方針を採択したことを発表しました。

カリフォルニア大学を構成する10校のうち、サンフランシスコ校ではすでに2012年5月に、米国の公立大学で初めてオープンアクセス方針を採択していました。今後は同校に限らず、全教員の論文を同大学の機関リポジトリeScholarshipを通じて利用できるようにするとのことです。同大学の発表によれば、10校すべてを合わせたカリフォルニア大学は世界最大の公立研究大学であり、その教員が獲得している研究費の額は米国全体の約8%を占めるとされています。

Academic Senate approves open access policy(UC Newsroom、2013/8/2付け)
http://www.universityofcalifornia.edu/news/article/29858

University of California Academic Senate approves open access policy(Library Staff、2013/8/5付け)

ワシントンポスト紙、米アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏に売却される

2013年8月6日、米ワシントンポスト紙を発行するWashington Post社が、同紙を売却することを発表しました。売却先はAmazon.com社の創業者で同社CEOのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏で、売却額は2億5千万ドルです。

この買収はAmazon.comではなくベゾス氏個人が行うものであり、Amazon.comは関与していないとのことです。

Washington Post to be sold to Jeff Bezos, the founder of Amazon(The Washington Post、2013/8/6付け)
http://www.washingtonpost.com/national/washington-post-to-be-sold-to-jeff-bezos/2013/08/05/ca537c9e-fe0c-11e2-9711-3708310f6f4d_story.html

Jeff Bezos on Post purchase(ベゾス氏本人による公開書簡。The Washington Post、2013/8/6付け)

成人インターネット利用者の72%はソーシャルネットワーキングサイトを利用、65歳以上でも43%(米国)

2013年8月5日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、成人のソーシャルネットワーキング利用に関するレポート”72% of Online Adults are Social Networking Site Users”を公開しました。この調査は2005年から継続して行われているもので、2013年は4月17日から5月19日にかけて、18歳以上の米国人2,252人を対象に電話調査が行われました。

調査の結果、インターネットを利用している回答者は1,895人で、そのうち72%がソーシャルネットワーキングサイトを利用していたとのことです。年齢が低いほどソーシャルネットワーキングサイト利用者の割合が高い傾向がありますが、65歳以上のインターネット利用者の中でも43%はソーシャルネットワーキングサイトを利用しており、13%だった2009年に比べて大きく伸びているとのことです。

72% of Online Adults are Social Networking Site Users(Pew, 2013/8/5付け)
http://pewinternet.org/Reports/2013/social-networking-sites

参考:

テキストからキータームを抽出しDPLA、Europeana、Flickr Commonsから類似結果を返すウェブアプリ“Serendip-o-matic”

2013年7月28日から8月3日まで、1週間に1つの学術ツールを作るデジタル人文学イベント“One Week | One Tool”が、ジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンターの主催で開催され、そこで作成された“Serendip-o-matic”というウェブアプリケーションが8月2日に発表されました。

“Serendip-o-matic”は、記事や、歌の歌詞、文献目録等のあらゆるテキストからキータームを抽出し、米国デジタル公共図書館(DPLA)、Europeana、Flickr Commonsにあるコレクションの中から類似のものを返してくれるツールです。これにより、利用者自身が今まで気づかなかった新たなつながりを発見できるとのことです。

SERENDIP-O-MATIC
http://serendipomatic.org/

One Week | One Tool
http://oneweekonetool.org/

One Week | One Tool Team Launches Serendip-o-matic (Roy ROsenzweig Center for History and New Media 2013/8/2付けの記事)

「これからの公共図書館の電子化モデルを考える」フォーラムの内容<記事紹介>

2013年8月5日付けのITmediaに「『本が売れなければ図書館の未来もない』――公共図書館電子化モデルの議論」という記事が掲載されています。

記事は、7月30日に開催された公共図書館等への電子書籍配信に係る課題整理研究会による「これからの公共図書館の電子化モデルを考える」フォーラムの内容を紹介しています。

「本が売れなければ図書館の未来もない」――公共図書館電子化モデルの議論 (1/2) (ITmedia 2013/8/5付けの記事)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1308/05/news065.html

参考:
「これからの公共図書館の電子化モデルを考える」フォーラムが7/30に開催、公共図書館等への電子書籍配信に係る課題整理研究会の検討結果まとめも公開
http://current.ndl.go.jp/node/24069

スペイン国立図書館で日西交流400周年記念の書道展を開催 11月から

2013年11月14日から2014年2月2日まで、スペイン国立図書館(BNE)と在スペイン日本国大使館により、BNEのHipostilaホールにおいて、“Caligrafía Japonesa(日本書道)”展が開催されます。これは、慶長遣欧使節に始まる日本とスペインの交流400周年を記念して行われるものです。

この他、6月12日から10月6日までプラド美術館において浮世絵展(“Estampas japonesas en el Museo del Prado”)が、6月13日から9月29日までスペイン国立装飾美術館で「南蛮漆器:スペインに残された『日本』-慶長遣欧使節400周年-」展等が開催されています。日本スペイン交流400周年のウェブサイトでイベント情報がまとめて紹介されています。

La BNE se une al 400 aniversario de la llegada a España de la Embajada Keicho (Biblioteca Nacional de Espana 2013/8/5付けの記事)
http://www.bne.es/es/AreaPrensa/noticias2013/0805_ExpoCaligrafiaJaponesa.html

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第334号を刊行 「研究データ管理サービス」がテーマ

2013年8月5日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第334を刊行しました。今号のテーマは「研究データ管理サービス」となっています。

報告書では、ARLメンバー館に対して研究データ管理に関する調査を行い、各館におけるそのサービス体制や財源、どのようなサービスを誰に提供しているのか等がまとめられているようです。

なお本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

Research Data Management Services, SPEC Kit 334, Published by ARL (ARL 2013/8/5付けの記事)
http://www.arl.org/news/arl-news/2853-research-data-management-services-spec-kit-334-published-by-arl

図書館のFacebookカバー写真をPinterestで集めてみた

Pinterestに図書館のFacebookページのカバー写真を集めたボードが公開されています。作成者はシンガポール国立大学図書館のAaron Tay氏です。ちなみに、Tay氏が作成しているその他のボードには、図書館情報学(Library and Information Science)等図書館関係のものが複数あるようです。

Library Facebook Covers
http://pinterest.com/aarontay/library-facebook-covers/

上記のボードを紹介している(Association for Rural & Small LibrariesのFacebook)
https://www.facebook.com/ARSLpage/posts/397523320349798

7月末の豪雨で須佐歴史民俗資料館が被災

2013年7月末の豪雨の影響により、山口県萩市須佐にある須佐歴史民俗資料館が被災しています。萩博物館がその被災状況・救出活動の様子を8月4日付けのブログで報じています。

須佐歴史民俗資料館資料の救出 (萩博ブログ 2013/8/4付けの記事)
http://hagihaku.exblog.jp/20813078/

参考:
山口大学図書館で約4万冊が水損被害 7月28日の大雨の影響
http://current.ndl.go.jp/node/24071

2013年7月の山口・島根での豪雨 萩市立須佐図書館が当面休館に
http://current.ndl.go.jp/node/24036